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42話 ルータスの研究室では
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一方のルータスはガゼルに連れられて自分の研究室に戻っていた。
「ルータス先生、研究室に戻りましたよ。」
ガゼルはルータスを研究室のソファーへと寝かしたのだった。
「ルータス先生、もう試合は終わりましたよ。」
だがルータスはなかなか起きてこなかった。
「よほどクリード先生の魔法がすごかったみたいですね。ルータス先生がここまで伸びてるところを見ると。」
「ふーん。」
ガゼルは少し考えた後で近くに置かれていたコップを手に取るとポットからコップに水を注いだ。
そしてそのコップの水をルータスの顔にかけたのだった。
「うあっ、冷たい」
ルータスが起き出してきた。
「やっと起きましたか。」
「ここは研究室か、なんで俺はここにいるんだ?」
「忘れたんですか、クリード先生と第二試験で対決をしてたじゃないですか。」
「そうだ第二試験でクリードのカス野郎と対決をしていたはずだ。なのになんでここにいる?」
「そんなのルータス先生がクリード先生に負けたからに決まってるじゃないですか。」
「このルータスが負けたというのか?」
「ええルータス先生、クリード先生のサンダースパークで伸びてしまったんですよ。きっと雷系の超級魔法インフィニティ・サンダーストームや上級魔法のエレクトリック・ボルテックスを使わなかったのは、使ってしまったらルータス先生が死んでしまうとクリード先生は判断したんでしょうね。だからあえて中級魔法のサンダースパークを使ったんだと思います。クリード先生はなかなかいい判断力を持っていますよね。」
「このルータスは本当に負けたのか?」
「はい、ルータス先生はクリード先生に完敗でした。魔法防御の為にマジックシールドまで張ってたのに、ルータス先生はクリード先生の中級魔法にやられてしまったんですよ。いやー本当にルータス先生の気絶した姿は最高にかっこ悪かったです。」
「ふざけやがって!!クリードのカス野郎のぶんざいで!!」
ルータスは研究室の中で荒れ狂っていたのだった。
ルータスが両腕を自分の部屋の壁を叩きつけた。
「ええい!!クソクソ!!クリードのカス野郎が!!役立たずのクリードが!!あんなカス野郎ごときがこのルータスの邪魔をしやがって!!」
「ルータス先生、たぶん実力的にはクリード先生の方がはるかに上だと思いますよ!!」
「ええいクリードのカス野郎なんかよりもこのルータスの方がよほど誠実な人間だろうが!!」
「ルータス先生の方がクリード先生よりもよっぽどクズで誠実ではないと思いますけど、もしかして冗談を言ってるんですか?」
「おいガゼル、クリードのカス野郎を持ち上げるな。あんな野郎には持ち上げるところは何もない。」
「目の前の現実すら見ようとしないルータス先生のために、わざわざ現実を教えてあげてるんじゃないですか。いいですかルータス先生はクリード先生にものの見事に完敗したんです。クリード先生の魔法で一発ノックダウンしてましたよ。いいですか一発ノックダウンです!そしてルータス先生はぶざまな姿でのびていたんです。理解してくれましたか。」
ルータスは怒りに震えてガゼルを睨みつけた。
「ガゼル!!いつも言っているだろうが!!このルータスを敬えとな!!お前からは敬意が全く感じられない。」
「これでもルータス先生を心配してるんですよ。」
「本当か?ならばこのルータスに敬意を払いながら言い直せ。このルータスを気遣う言葉をかけろ。」
「分かりましたそれじゃあ。ルータス先生、クリード先生の中級魔法で一発ノックダウンさせられてましたけど、大丈夫ですか?」
ルータスがガゼルをどなりつける。
「ガゼル!!それのどこが気を使っているんだ!!それとあんなカス野郎に先生なんて敬称をつけるんじゃない!!」
だがガゼルはひょうひょうとしていて笑みを浮かべていたのだった。
「分かりました、敬愛するルータス先生、クリードの野郎の魔法でぶざまに気絶されておりましたけど、お加減は良くなりましたか?」
「ガゼル、それのどこがこのルータスに敬意を払っていると言うんだ!!このルータスををおちょくってるようにしか見えんぞ。」
「まさか、もちろんルータス先生を心配してるに決まってますよ。さっきルータス先生を研究室まで運んだじゃないですか。それがルータス先生を心配しているって証拠になりますよ。」
「ふんそんなもん証拠になるか。他の連中にはいい顔をしているくせに、このルータスにはいつも悪態をつきやがって!!」
「いいじゃないですかルータス先生とは親しい間柄なんですから。」
「なにが親しい間柄だ。考えてみればガゼルお前みたいな心の腐った奴が人の心配するわけないか。」
「その言い方はひどいな、こうやってルータス先生を運んであげたのに。」
「ふんこのルータスを笑うために運んだんだろう。本当に心の腐った奴だよお前は。」
「ルータス先生にだけは心が腐った奴とか言われたくないな。」
ルータスはガゼルを睨みつけながら大声を張り上げた。
「いいかガゼル、お前はこの私のおかげで退学を免れているのを忘れるんじゃないぞ!!お前がやっている不法行為を見逃しているうえに、学院会議でお前が処罰されないように待ったをかけているんだからな。俺が学院会議で待ったをかけなければお前はとっくに退学なっているぞ!」
「分かっていますよルータス先生、先生が味方をしてくれて感謝してます。」
「ガゼル、改めて言っておくがお前なんかには興味はない!だがお前のバッグにはとても興味を持っているし、恩を売っておきたいと考えている。だからお前みたいな奴を使ってやってるんだぞ!!」
「お前が手駒として使えるなら使ってやるが、使えないと分かったら遠慮なく見切りをつけるからな。お前が連絡員だから切り捨てられないなんて甘く考えるんじゃないぞ!!いいかガゼルお前を生かすも殺すもこのルータス次第なんだからな!!その事を絶対に忘れるなよ!!」
「もちろん忘れていませんよルータス先生。ルータス先生と我々の利害は一致しているんですよ、それなら一緒に協力していった方が得策でしょう。」
「ふざけるな、すでにこのルータスはお前達に大きな恩を売っているんだ。今度がお前達がこのルータスに恩返しをする番だろうが!!」
「ですから、ちゃんとわかっていますからルータス先生。ルータス先生の考えはちゃんと伝えておきますからもう少しお待ちください。」
ガゼルはそう言うとルータスの研究室を後にしたのだった。
「ルータス先生、研究室に戻りましたよ。」
ガゼルはルータスを研究室のソファーへと寝かしたのだった。
「ルータス先生、もう試合は終わりましたよ。」
だがルータスはなかなか起きてこなかった。
「よほどクリード先生の魔法がすごかったみたいですね。ルータス先生がここまで伸びてるところを見ると。」
「ふーん。」
ガゼルは少し考えた後で近くに置かれていたコップを手に取るとポットからコップに水を注いだ。
そしてそのコップの水をルータスの顔にかけたのだった。
「うあっ、冷たい」
ルータスが起き出してきた。
「やっと起きましたか。」
「ここは研究室か、なんで俺はここにいるんだ?」
「忘れたんですか、クリード先生と第二試験で対決をしてたじゃないですか。」
「そうだ第二試験でクリードのカス野郎と対決をしていたはずだ。なのになんでここにいる?」
「そんなのルータス先生がクリード先生に負けたからに決まってるじゃないですか。」
「このルータスが負けたというのか?」
「ええルータス先生、クリード先生のサンダースパークで伸びてしまったんですよ。きっと雷系の超級魔法インフィニティ・サンダーストームや上級魔法のエレクトリック・ボルテックスを使わなかったのは、使ってしまったらルータス先生が死んでしまうとクリード先生は判断したんでしょうね。だからあえて中級魔法のサンダースパークを使ったんだと思います。クリード先生はなかなかいい判断力を持っていますよね。」
「このルータスは本当に負けたのか?」
「はい、ルータス先生はクリード先生に完敗でした。魔法防御の為にマジックシールドまで張ってたのに、ルータス先生はクリード先生の中級魔法にやられてしまったんですよ。いやー本当にルータス先生の気絶した姿は最高にかっこ悪かったです。」
「ふざけやがって!!クリードのカス野郎のぶんざいで!!」
ルータスは研究室の中で荒れ狂っていたのだった。
ルータスが両腕を自分の部屋の壁を叩きつけた。
「ええい!!クソクソ!!クリードのカス野郎が!!役立たずのクリードが!!あんなカス野郎ごときがこのルータスの邪魔をしやがって!!」
「ルータス先生、たぶん実力的にはクリード先生の方がはるかに上だと思いますよ!!」
「ええいクリードのカス野郎なんかよりもこのルータスの方がよほど誠実な人間だろうが!!」
「ルータス先生の方がクリード先生よりもよっぽどクズで誠実ではないと思いますけど、もしかして冗談を言ってるんですか?」
「おいガゼル、クリードのカス野郎を持ち上げるな。あんな野郎には持ち上げるところは何もない。」
「目の前の現実すら見ようとしないルータス先生のために、わざわざ現実を教えてあげてるんじゃないですか。いいですかルータス先生はクリード先生にものの見事に完敗したんです。クリード先生の魔法で一発ノックダウンしてましたよ。いいですか一発ノックダウンです!そしてルータス先生はぶざまな姿でのびていたんです。理解してくれましたか。」
ルータスは怒りに震えてガゼルを睨みつけた。
「ガゼル!!いつも言っているだろうが!!このルータスを敬えとな!!お前からは敬意が全く感じられない。」
「これでもルータス先生を心配してるんですよ。」
「本当か?ならばこのルータスに敬意を払いながら言い直せ。このルータスを気遣う言葉をかけろ。」
「分かりましたそれじゃあ。ルータス先生、クリード先生の中級魔法で一発ノックダウンさせられてましたけど、大丈夫ですか?」
ルータスがガゼルをどなりつける。
「ガゼル!!それのどこが気を使っているんだ!!それとあんなカス野郎に先生なんて敬称をつけるんじゃない!!」
だがガゼルはひょうひょうとしていて笑みを浮かべていたのだった。
「分かりました、敬愛するルータス先生、クリードの野郎の魔法でぶざまに気絶されておりましたけど、お加減は良くなりましたか?」
「ガゼル、それのどこがこのルータスに敬意を払っていると言うんだ!!このルータスををおちょくってるようにしか見えんぞ。」
「まさか、もちろんルータス先生を心配してるに決まってますよ。さっきルータス先生を研究室まで運んだじゃないですか。それがルータス先生を心配しているって証拠になりますよ。」
「ふんそんなもん証拠になるか。他の連中にはいい顔をしているくせに、このルータスにはいつも悪態をつきやがって!!」
「いいじゃないですかルータス先生とは親しい間柄なんですから。」
「なにが親しい間柄だ。考えてみればガゼルお前みたいな心の腐った奴が人の心配するわけないか。」
「その言い方はひどいな、こうやってルータス先生を運んであげたのに。」
「ふんこのルータスを笑うために運んだんだろう。本当に心の腐った奴だよお前は。」
「ルータス先生にだけは心が腐った奴とか言われたくないな。」
ルータスはガゼルを睨みつけながら大声を張り上げた。
「いいかガゼル、お前はこの私のおかげで退学を免れているのを忘れるんじゃないぞ!!お前がやっている不法行為を見逃しているうえに、学院会議でお前が処罰されないように待ったをかけているんだからな。俺が学院会議で待ったをかけなければお前はとっくに退学なっているぞ!」
「分かっていますよルータス先生、先生が味方をしてくれて感謝してます。」
「ガゼル、改めて言っておくがお前なんかには興味はない!だがお前のバッグにはとても興味を持っているし、恩を売っておきたいと考えている。だからお前みたいな奴を使ってやってるんだぞ!!」
「お前が手駒として使えるなら使ってやるが、使えないと分かったら遠慮なく見切りをつけるからな。お前が連絡員だから切り捨てられないなんて甘く考えるんじゃないぞ!!いいかガゼルお前を生かすも殺すもこのルータス次第なんだからな!!その事を絶対に忘れるなよ!!」
「もちろん忘れていませんよルータス先生。ルータス先生と我々の利害は一致しているんですよ、それなら一緒に協力していった方が得策でしょう。」
「ふざけるな、すでにこのルータスはお前達に大きな恩を売っているんだ。今度がお前達がこのルータスに恩返しをする番だろうが!!」
「ですから、ちゃんとわかっていますからルータス先生。ルータス先生の考えはちゃんと伝えておきますからもう少しお待ちください。」
ガゼルはそう言うとルータスの研究室を後にしたのだった。
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