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41話 余裕で合格
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ルータスが二次試験の説明を始めた。
「二次試験はこのルータスとの直接対決だ。魔法を使ってこの私を地面に倒せば合格となり、逆にカス野郎お前が地面に倒れたらお前の失格だ。ただしいくら物理的に相手を倒してもそれは倒したのはみなさない。」
「物理的な行動、つまり足を引っかけたり殴ったりするのは禁止という事か。」
「そうだあくまで魔法を使ってこのルータスを地面に倒さなければならない。当然このルータスに触れるのも禁止だ。全ての行動は魔法によって行う事。」
「ルールは了解した。」
「さっきはマグレで一次試験を通過できたが、この二次試験はそうはいかない。なにせカス野郎、お前の前に立ちはだかるのがこのルータスなのだからな。クリードのようなカス野郎では勝利する事はできんぞ。」
「どうださすがに心配になってきたんじゃないのか?」
「ああちょっと心配だな。」
ルータスは自信満々に俺に言ってきた。
「やはり自信がないようだな。まあ無理もないな。このルータスを相手にしなければならないからな。」
「ちがう、そういう意味じゃない。」
「お前を気絶させないか心配なんだ。」
「なに?」
「お前みたいな弱い奴だと手加減が難しいんだよ。だからそのままルータスを気絶させないか心配なんだよ。なあルータスを気絶させて地面に倒してしまっても問題ないか?」
これを聞いたルータスは激怒していた。
「ふざけんな!!舐めてるんじゃねえぞカス野郎が!!このルータスを気絶させられるものならさせてみやがれ!!」
観客エリアでは俺とルータスとの対決をたくさんの生徒が見守っていたのだった。
ルータスが大きな声で宣言する。
「二次試験始だ!!」
ルータスはすぐに加護魔法のマジックシールドを発動したのだった。
「今ここに魔力の守りを与えたまえ!マジックシールド!!」
マジックシールドは上位の加護魔法の一つだった。
魔法を防ぐ光のオーラがルータスを包んだのだった。
「ほらこのルータスが誇る鉄壁の壁だ。これを突破できる魔法使いなどどこにもいないぞ!!」
「どうしたクズ野郎、このルータスに攻撃しなければ勝てないぞ。」
俺はルータスの様子を少しうかがったあとで、雷系の中級魔法サンダー・スパークを唱える事にした。
「閃光の輝きによってその身を貫け、サンダースパーク!!」
俺の前に大きな雷でできた玉が現れるとそれがルータスめがけて飛んでいったのだった。
「馬鹿め!!サンダースパークは中級魔法、そんな低級魔法でやられわけが・・・」
だが俺のサンダースパークは軽々とルータスが展開したマジックシールドを貫くとそのままルータスの体も貫いたのだった。
「う、うぎゃああああ!!」
ルータスは苦痛に顔を歪めながら苦しそうにのたうち回った後でそのまま気絶してしまった。
またしても会場にどよめきが起こったのだった。
「中級魔法のサンダースパークであの威力なのか。」
「中級魔法でルータス先生の鉄壁のマッジクシールドを易々と貫いてしまうなんて!!すごすぎるぜ!!」
「やっぱりクリード先生はすげえ!!」
「クリード先生!!最高だぜ!!」
ルータスはマヌケな格好で伸びていたのだった。
「試験官が気絶してしまったら、結果が言えないだろうが。」
「なら代わりにワシが発表しよう。」
「第二試験の勝者はクリード!!よって第二試験も通過、クリードの採用試験は合格とする。」
会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こったのだった。
俺は気絶しているルータスに言った。
「それじゃあルータス、俺は今日からここの講師になった。ちゃんと約束は守れよ!!」
そしてまたイゼッタが抱き着いてきたのだった。
「クリード先生、おめでとうございます。私信じていました。」
「ありがとう、イゼッタ。ルータスから君を守るから安心して。」
「クリード先生、私クリード先生が大好きです!!だからとっても嬉しいんです。」
イゼッタにまで告白されてしまったのだった。
イゼッタは俺を強く抱きついたままだった。
「イゼッタ、君をルータスから守ると誓うよ。」
「はい、クリード先生。」
イゼッタが満面の笑みで笑ってくれたのだった。
すると師匠が咳払いをしながら言った。
「オホン、じゃからイゼッタ、ほいほい抱きつくでない。」
するとイゼッタはまた顔を赤くして俺から離れたのだった。
するとルータスの元に一人の男子生徒が近づいてきたのだった。
「あらあらルータス先生、完敗じゃないですか。ルータス先生もう試験は終わったんですから、研究室に戻りましょう。」
するとその男子生徒がルータス先生を負ぶったのだった。
ルータスはその生徒におぶわれながらうめき声をあげていたのだった。
「ううう・・・」
「いやすごいな、あのルータス先生でものびちゃう事なんてあるんですね。」
するとその男子生徒は俺の方を見ながらこう言ったのだった。
「クリード先生、採用おめでとうございます。それにしてもクリード先生の実力が半端ないですね。」
「ありがとう。君は?」
「ガゼルと言います。お身知りおきを。」
この生徒が話に出てきたガゼルか。
「そういえばライオス様の勇者パーティーにもクリードって人がいましたよね?もしかして勇者パーティーのクリードなんですか?」
俺はガゼルには正体を隠しておく事にした。
「ああ、たまに言われるんだよね。勇者パーティーのクリードなのかって。すまないけど別人だよ。」
「ああ同じ名前ってだけでしたか。それは失礼しましたクリード先生。」
「別にいいよ。」
「それじゃあクリード先生ここで失礼します。」
そういうとガゼルはルータスを軽々と担いで去っていったのだった。
「イゼッタ、彼が話に出てきたガゼルって生徒かい?」
「はいそうです。みんなにフランクに話しかけて愛想はいい人なんですけど。」
そう言うとイゼッタは口ごもってしまった。
「当のガゼル自身が恫喝や違法薬物ペブロイの売買を学院内でしておったと認めておるからのう。間違いなく問題児ではあるんじゃが。」
「ガゼル君そんなに悪い人に見えないんですけどね。」
「そこはワシも解せんのじゃ。あやつは人当たりがいいから余計に悪い噂ばかりというのが理解できん。」
確かにガゼルは人当たりがいい感じがするが。
すると師匠が俺に言った。
「まあともかくクリード、これで晴れてこのブリテスク魔法学院の先生になったわけじゃ。これからよろしく頼むぞ。」
「ええ任せてください。」
「二次試験はこのルータスとの直接対決だ。魔法を使ってこの私を地面に倒せば合格となり、逆にカス野郎お前が地面に倒れたらお前の失格だ。ただしいくら物理的に相手を倒してもそれは倒したのはみなさない。」
「物理的な行動、つまり足を引っかけたり殴ったりするのは禁止という事か。」
「そうだあくまで魔法を使ってこのルータスを地面に倒さなければならない。当然このルータスに触れるのも禁止だ。全ての行動は魔法によって行う事。」
「ルールは了解した。」
「さっきはマグレで一次試験を通過できたが、この二次試験はそうはいかない。なにせカス野郎、お前の前に立ちはだかるのがこのルータスなのだからな。クリードのようなカス野郎では勝利する事はできんぞ。」
「どうださすがに心配になってきたんじゃないのか?」
「ああちょっと心配だな。」
ルータスは自信満々に俺に言ってきた。
「やはり自信がないようだな。まあ無理もないな。このルータスを相手にしなければならないからな。」
「ちがう、そういう意味じゃない。」
「お前を気絶させないか心配なんだ。」
「なに?」
「お前みたいな弱い奴だと手加減が難しいんだよ。だからそのままルータスを気絶させないか心配なんだよ。なあルータスを気絶させて地面に倒してしまっても問題ないか?」
これを聞いたルータスは激怒していた。
「ふざけんな!!舐めてるんじゃねえぞカス野郎が!!このルータスを気絶させられるものならさせてみやがれ!!」
観客エリアでは俺とルータスとの対決をたくさんの生徒が見守っていたのだった。
ルータスが大きな声で宣言する。
「二次試験始だ!!」
ルータスはすぐに加護魔法のマジックシールドを発動したのだった。
「今ここに魔力の守りを与えたまえ!マジックシールド!!」
マジックシールドは上位の加護魔法の一つだった。
魔法を防ぐ光のオーラがルータスを包んだのだった。
「ほらこのルータスが誇る鉄壁の壁だ。これを突破できる魔法使いなどどこにもいないぞ!!」
「どうしたクズ野郎、このルータスに攻撃しなければ勝てないぞ。」
俺はルータスの様子を少しうかがったあとで、雷系の中級魔法サンダー・スパークを唱える事にした。
「閃光の輝きによってその身を貫け、サンダースパーク!!」
俺の前に大きな雷でできた玉が現れるとそれがルータスめがけて飛んでいったのだった。
「馬鹿め!!サンダースパークは中級魔法、そんな低級魔法でやられわけが・・・」
だが俺のサンダースパークは軽々とルータスが展開したマジックシールドを貫くとそのままルータスの体も貫いたのだった。
「う、うぎゃああああ!!」
ルータスは苦痛に顔を歪めながら苦しそうにのたうち回った後でそのまま気絶してしまった。
またしても会場にどよめきが起こったのだった。
「中級魔法のサンダースパークであの威力なのか。」
「中級魔法でルータス先生の鉄壁のマッジクシールドを易々と貫いてしまうなんて!!すごすぎるぜ!!」
「やっぱりクリード先生はすげえ!!」
「クリード先生!!最高だぜ!!」
ルータスはマヌケな格好で伸びていたのだった。
「試験官が気絶してしまったら、結果が言えないだろうが。」
「なら代わりにワシが発表しよう。」
「第二試験の勝者はクリード!!よって第二試験も通過、クリードの採用試験は合格とする。」
会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こったのだった。
俺は気絶しているルータスに言った。
「それじゃあルータス、俺は今日からここの講師になった。ちゃんと約束は守れよ!!」
そしてまたイゼッタが抱き着いてきたのだった。
「クリード先生、おめでとうございます。私信じていました。」
「ありがとう、イゼッタ。ルータスから君を守るから安心して。」
「クリード先生、私クリード先生が大好きです!!だからとっても嬉しいんです。」
イゼッタにまで告白されてしまったのだった。
イゼッタは俺を強く抱きついたままだった。
「イゼッタ、君をルータスから守ると誓うよ。」
「はい、クリード先生。」
イゼッタが満面の笑みで笑ってくれたのだった。
すると師匠が咳払いをしながら言った。
「オホン、じゃからイゼッタ、ほいほい抱きつくでない。」
するとイゼッタはまた顔を赤くして俺から離れたのだった。
するとルータスの元に一人の男子生徒が近づいてきたのだった。
「あらあらルータス先生、完敗じゃないですか。ルータス先生もう試験は終わったんですから、研究室に戻りましょう。」
するとその男子生徒がルータス先生を負ぶったのだった。
ルータスはその生徒におぶわれながらうめき声をあげていたのだった。
「ううう・・・」
「いやすごいな、あのルータス先生でものびちゃう事なんてあるんですね。」
するとその男子生徒は俺の方を見ながらこう言ったのだった。
「クリード先生、採用おめでとうございます。それにしてもクリード先生の実力が半端ないですね。」
「ありがとう。君は?」
「ガゼルと言います。お身知りおきを。」
この生徒が話に出てきたガゼルか。
「そういえばライオス様の勇者パーティーにもクリードって人がいましたよね?もしかして勇者パーティーのクリードなんですか?」
俺はガゼルには正体を隠しておく事にした。
「ああ、たまに言われるんだよね。勇者パーティーのクリードなのかって。すまないけど別人だよ。」
「ああ同じ名前ってだけでしたか。それは失礼しましたクリード先生。」
「別にいいよ。」
「それじゃあクリード先生ここで失礼します。」
そういうとガゼルはルータスを軽々と担いで去っていったのだった。
「イゼッタ、彼が話に出てきたガゼルって生徒かい?」
「はいそうです。みんなにフランクに話しかけて愛想はいい人なんですけど。」
そう言うとイゼッタは口ごもってしまった。
「当のガゼル自身が恫喝や違法薬物ペブロイの売買を学院内でしておったと認めておるからのう。間違いなく問題児ではあるんじゃが。」
「ガゼル君そんなに悪い人に見えないんですけどね。」
「そこはワシも解せんのじゃ。あやつは人当たりがいいから余計に悪い噂ばかりというのが理解できん。」
確かにガゼルは人当たりがいい感じがするが。
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