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第5章 冥獣使いメルト編〜リスタート〜
第二十八話 冥門の番犬 ザンドル
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ショウはザギルを担ぎながら歩いた。オーツ達も予想以上に傷ついていた。
「はぁ…はぁ…皆さん大丈夫ですか?」
「俺は平気…と言いたいが…大分やられちまった。」
「奴等は、儂の予想を遥か上であった。」
「そうですね…これは、そう簡単にはいけませんね。」
と各々感じたことを言った。ショウは、
「そういえば、ザギルの『魔眼』に奇妙な紋様が出てたな。」
と呟いた。それを聴いたレンカは、
「それは恐らく、『魔眼が覚醒したんです。』」
とショウに答えた。
「『魔眼の覚醒』ですか?」
「はい、ショウ様の御父上サタン様も魔眼を覚醒させておりました。その特徴は、『魔眼に六芒星が宿る』事です。」
「確かに、ザギルの『魔眼』には、なんか変な星が描かれてましたね。」
「はい、きっと覚醒したんだと思います。」
とショウにレンカは答えた。
1時間ほど歩いた所で、
「ん……ん?あれ?何で俺、ショウに担がれてんだ?」
とザギルが目を覚ました。
「おはよう、よく眠れたか?」
「お陰様でな。こっからは歩くから下ろしてくれ。」
「はいよ。」
とショウは言われた通り、ザギルを背中から下ろした。そしてショウは、
「ザギル、助けてくれてありがとう。」
と正面から頭を下げて言った。
「気にするな。それが、『俺の選んだ方角だからさ。』」
「それでも、助かったよ。」
とショウとザギルが話していると、
「ようやく見えてきたぞ。冥門~バンジュラ~」
とオーツが指さして言った。それは、薄気味の悪い雰囲気を醸し出している。門は10メートル程の高さがあり、その上から烏が眼を紅くしショウ達をただじっと見ていた。すると、門から巨大な鹿と牛の頭蓋骨を被っている男が出てきた。
「貴様ら、何者だ?」
と問いかけてきた。アルキは、
「久方ぶりじゃのぉ、メルトとザンドル」
と鹿と牛の頭蓋骨を被っている男に言った。
「アルキのおっちゃん、知り合いか?」
「あぁ、メルトはユーズの息子だ。そして跨がってる鹿の魔物は、ザンドルというバンジュラの番犬でありメルトの相棒じゃな。」
「そうか、でもあんまし強そうには見えねぇけど?」
「要件は何だ!」
とアルキとオーツの話を遮り、聴いてきた。ショウは、
「あなたの親父さん、ユーズさんに用があってきました。」
と真っ直ぐな瞳で言った。メルトは、ザンドルから飛び降りて、
「そうか…なら、帰れ!」
それを言うのと同時に、
「ガァァ!!」
とザンドルがショウに飛び込んで来た。それをアルキ、レンカ、オーツとザギルが止めた。しかし、
「グゥゥゥ!」
とザンドルは4人をモノともせず、振り払いショウに再び飛び込んで来た。ショウは、もろに食らってしまった。
「ガハァ!」
「グゥゥゥ!グゥゥゥ!」
「はぁ…はぁ…何とか防げたが…」
と左腕を見た。ショウの左腕は、へしゃげ曲がっていた。ザンドルが追撃しようとしたのを、
「待ち…やがれ…!」
とザンドルに斬撃を放った。ザンドルは、ザギルの弱い斬撃を自身の角で振り払った。そして、ザギルに容赦なく後ろ脚蹴りをくらわせた。
「ガハッ…」
ザギルは血を吐き、地面に転がった。ザンドルは、ザギルにトドメを刺そうとした。すると、
「待てよ…まだ俺が……動けんぞ!」
とふらつかせながら立ち上がって、剣を構えていた。それをショウが、
「オーツ」
とオーツの肩に手をやり止めた。そして、
「あの魔物は、僕がやる。」
「お前の方こそ、ボロボロだろーが…」
「まだ皆よりマシだ。それに、『僕だけ』足手纏なんて絶対に駄目だから。」
「……」
「これは『強がりじゃなくて、僕の我がままだ。』」
とザンドルに向かって構えた。ザンドルは、ショウに真っ向から飛び込んで来た。それをショウは、
「ファイヤーアロー」
と魔法を使い、応戦した。しかしザンドルには火の矢は通じず、やむを得ず避けた。
『魔法を簡単に振り払った?いや、ザンドルは「ただ突っ込んできた。」それなのに、「どこか焼けてる痕もない。」』
と考えていると、メルトはショウに向かって、
「不思議そうにしているな~教えてやろうか?」
と言った。ショウは、
「その必要はありませんよ。『魔眼:模倣 情報開示』」
と「魔眼:模倣」を使用して、ザンドルについて全て調べ上げた。
「なるほど、冥獣使いの『固有スキル:アウェーキング・オブ・ザ・ビースト』ですか。」
「その通り、使役している冥獣を覚醒させ、ありとあらゆる効果を付与することが出来る。」
「それ相当ズルくないですか?」
「そうでもないさ。その証拠に俺自身は、『四等級程の力しかない。』」
「なるほど、それはいい帳尻合わせですね。」
「俺と呑気に話していていいのか?」
と言うとザンドルは、ショウに突っ込んできた。ショウは、右腕と左脚で何とか踏ん張り、ザンドルを止めた。そして、
「ハァァ!」
と思いっきり殴り飛ばした。ザンドルは、起き上がり身構え、
「∀∃∷√∝∞」
と聴いたことのない言葉を唱えた。すると、ザンドルは先程より小柄になり二足歩行になった。ザンドルは口開き、
「この姿になるのは、久方ぶりだな。」
「さっきより氣が増えた。こっからは、お互いに本気で行きましょうか!」
と「終の拳」の型に構えた。
アルキはレンカに近付き、
「レンカよ。」
「何ですか?」
「ショウには、『治癒魔法』を教えてないのか?」
と聴いた。レンカは、
「勿論、教えてるよ。でも、ショウ樣は一向に使おうとしないんだよ。」
とアルキに答えた。アルキは、
「理由は聞いたのか?」
とまた質問をした。レンカは、
「聴いてない。だけど…」
「だけど?」
「想像はつくよ。」
とショウを温かな目で見て言った。アルキは、
「その理由とは何だ?」
とレンカを見て言った。レンカは、
「恐らく、『サタン様を越えたいんだよ。』」
と嬉しそうに言った。
「はぁ?そんな根拠も何も無いというのに言い切れるのか?」
「言えるよ。だって、ショウ様だから。」
とアルキに微笑んで言った。そこからアルキ達は、ショウを信じてただ見守った。
ザンドルの攻撃は、動きが一直線と単調ではあるが、とても速くそして重かった。
『何とか受け流せて入るけど、反撃する隙がない。』
「どうした?防戦一方ではないか!」
「ぐっ…!」
「ほら、もう一発!」
と蹴りをショウの脇腹に決めた。ショウは、右腕でガードした。そこから上手く受け身を取ったが、
「右腕も折れたかな…」
と右腕を動かそうとするも、途轍もない痛みが襲いそう察した。ザンドルは、
「俺にやられる1番手は、お前だな。」
と拳を下ろした。ショウはそれを避けて、隙かさず跳び上がり、
「終の拳:楽胴牙 改」
とザンドルの胴に両足で挟んだ。
「ぐっ…まだこんな力があったのか…!」
と言いながら、無理矢理脱出し体勢を整えた。
「さぁ、反撃だ…」
と立ち上がろうとするも、うまく立てなかった。そして、目の前の「ショウの両腕が治っていた。」
「治癒魔法を使えるのか。」
「使えないなんて言ってませんよ。まぁ、『使う気はなかった』んですけどね。」
「何故だ?」
「それじゃあ、追い付けないから。それじゃあ、『父さんを越えられないから。』」
と言ってザンドルに突っ込んでいった。ザンドルは、無理矢理骨をもどしてショウに応戦した。
「魔眼:未来観測」
「ハァッ!」
「終の拳:反射鏡」
「まだまだ!」
「さっきから同じ動きですね。貴方には『スキルはないんですか?』」
とザンドルに聴いた。ザンドルは、
「それは…!」
となにか言いかけた所で、
「そこまでだ。」
とメルトが前に現れてから言った。そこからショウに向かって、
「潜りたければ、付いてくるがいい。親父に会わせてやる。」
とメルトはバンジュラに向かって歩き始めた。ザンドル、ショウ達は、メルトに続いてバンジュラを潜った。
バンジュラを潜って暫く歩くと、
「メルト、冥獣の数が減っているが、何かあったのか?」
とアルキはメルトに質問をした。メルトは、
「着いてから話す。」
とだけ言って歩いた。
そして、メルトが足を止めて、
「ここだ。」
と言うとそこには、墓石が置かれていた。そこに「ユーズ」の名前が刻まれていた。
「はぁ…はぁ…皆さん大丈夫ですか?」
「俺は平気…と言いたいが…大分やられちまった。」
「奴等は、儂の予想を遥か上であった。」
「そうですね…これは、そう簡単にはいけませんね。」
と各々感じたことを言った。ショウは、
「そういえば、ザギルの『魔眼』に奇妙な紋様が出てたな。」
と呟いた。それを聴いたレンカは、
「それは恐らく、『魔眼が覚醒したんです。』」
とショウに答えた。
「『魔眼の覚醒』ですか?」
「はい、ショウ様の御父上サタン様も魔眼を覚醒させておりました。その特徴は、『魔眼に六芒星が宿る』事です。」
「確かに、ザギルの『魔眼』には、なんか変な星が描かれてましたね。」
「はい、きっと覚醒したんだと思います。」
とショウにレンカは答えた。
1時間ほど歩いた所で、
「ん……ん?あれ?何で俺、ショウに担がれてんだ?」
とザギルが目を覚ました。
「おはよう、よく眠れたか?」
「お陰様でな。こっからは歩くから下ろしてくれ。」
「はいよ。」
とショウは言われた通り、ザギルを背中から下ろした。そしてショウは、
「ザギル、助けてくれてありがとう。」
と正面から頭を下げて言った。
「気にするな。それが、『俺の選んだ方角だからさ。』」
「それでも、助かったよ。」
とショウとザギルが話していると、
「ようやく見えてきたぞ。冥門~バンジュラ~」
とオーツが指さして言った。それは、薄気味の悪い雰囲気を醸し出している。門は10メートル程の高さがあり、その上から烏が眼を紅くしショウ達をただじっと見ていた。すると、門から巨大な鹿と牛の頭蓋骨を被っている男が出てきた。
「貴様ら、何者だ?」
と問いかけてきた。アルキは、
「久方ぶりじゃのぉ、メルトとザンドル」
と鹿と牛の頭蓋骨を被っている男に言った。
「アルキのおっちゃん、知り合いか?」
「あぁ、メルトはユーズの息子だ。そして跨がってる鹿の魔物は、ザンドルというバンジュラの番犬でありメルトの相棒じゃな。」
「そうか、でもあんまし強そうには見えねぇけど?」
「要件は何だ!」
とアルキとオーツの話を遮り、聴いてきた。ショウは、
「あなたの親父さん、ユーズさんに用があってきました。」
と真っ直ぐな瞳で言った。メルトは、ザンドルから飛び降りて、
「そうか…なら、帰れ!」
それを言うのと同時に、
「ガァァ!!」
とザンドルがショウに飛び込んで来た。それをアルキ、レンカ、オーツとザギルが止めた。しかし、
「グゥゥゥ!」
とザンドルは4人をモノともせず、振り払いショウに再び飛び込んで来た。ショウは、もろに食らってしまった。
「ガハァ!」
「グゥゥゥ!グゥゥゥ!」
「はぁ…はぁ…何とか防げたが…」
と左腕を見た。ショウの左腕は、へしゃげ曲がっていた。ザンドルが追撃しようとしたのを、
「待ち…やがれ…!」
とザンドルに斬撃を放った。ザンドルは、ザギルの弱い斬撃を自身の角で振り払った。そして、ザギルに容赦なく後ろ脚蹴りをくらわせた。
「ガハッ…」
ザギルは血を吐き、地面に転がった。ザンドルは、ザギルにトドメを刺そうとした。すると、
「待てよ…まだ俺が……動けんぞ!」
とふらつかせながら立ち上がって、剣を構えていた。それをショウが、
「オーツ」
とオーツの肩に手をやり止めた。そして、
「あの魔物は、僕がやる。」
「お前の方こそ、ボロボロだろーが…」
「まだ皆よりマシだ。それに、『僕だけ』足手纏なんて絶対に駄目だから。」
「……」
「これは『強がりじゃなくて、僕の我がままだ。』」
とザンドルに向かって構えた。ザンドルは、ショウに真っ向から飛び込んで来た。それをショウは、
「ファイヤーアロー」
と魔法を使い、応戦した。しかしザンドルには火の矢は通じず、やむを得ず避けた。
『魔法を簡単に振り払った?いや、ザンドルは「ただ突っ込んできた。」それなのに、「どこか焼けてる痕もない。」』
と考えていると、メルトはショウに向かって、
「不思議そうにしているな~教えてやろうか?」
と言った。ショウは、
「その必要はありませんよ。『魔眼:模倣 情報開示』」
と「魔眼:模倣」を使用して、ザンドルについて全て調べ上げた。
「なるほど、冥獣使いの『固有スキル:アウェーキング・オブ・ザ・ビースト』ですか。」
「その通り、使役している冥獣を覚醒させ、ありとあらゆる効果を付与することが出来る。」
「それ相当ズルくないですか?」
「そうでもないさ。その証拠に俺自身は、『四等級程の力しかない。』」
「なるほど、それはいい帳尻合わせですね。」
「俺と呑気に話していていいのか?」
と言うとザンドルは、ショウに突っ込んできた。ショウは、右腕と左脚で何とか踏ん張り、ザンドルを止めた。そして、
「ハァァ!」
と思いっきり殴り飛ばした。ザンドルは、起き上がり身構え、
「∀∃∷√∝∞」
と聴いたことのない言葉を唱えた。すると、ザンドルは先程より小柄になり二足歩行になった。ザンドルは口開き、
「この姿になるのは、久方ぶりだな。」
「さっきより氣が増えた。こっからは、お互いに本気で行きましょうか!」
と「終の拳」の型に構えた。
アルキはレンカに近付き、
「レンカよ。」
「何ですか?」
「ショウには、『治癒魔法』を教えてないのか?」
と聴いた。レンカは、
「勿論、教えてるよ。でも、ショウ樣は一向に使おうとしないんだよ。」
とアルキに答えた。アルキは、
「理由は聞いたのか?」
とまた質問をした。レンカは、
「聴いてない。だけど…」
「だけど?」
「想像はつくよ。」
とショウを温かな目で見て言った。アルキは、
「その理由とは何だ?」
とレンカを見て言った。レンカは、
「恐らく、『サタン様を越えたいんだよ。』」
と嬉しそうに言った。
「はぁ?そんな根拠も何も無いというのに言い切れるのか?」
「言えるよ。だって、ショウ様だから。」
とアルキに微笑んで言った。そこからアルキ達は、ショウを信じてただ見守った。
ザンドルの攻撃は、動きが一直線と単調ではあるが、とても速くそして重かった。
『何とか受け流せて入るけど、反撃する隙がない。』
「どうした?防戦一方ではないか!」
「ぐっ…!」
「ほら、もう一発!」
と蹴りをショウの脇腹に決めた。ショウは、右腕でガードした。そこから上手く受け身を取ったが、
「右腕も折れたかな…」
と右腕を動かそうとするも、途轍もない痛みが襲いそう察した。ザンドルは、
「俺にやられる1番手は、お前だな。」
と拳を下ろした。ショウはそれを避けて、隙かさず跳び上がり、
「終の拳:楽胴牙 改」
とザンドルの胴に両足で挟んだ。
「ぐっ…まだこんな力があったのか…!」
と言いながら、無理矢理脱出し体勢を整えた。
「さぁ、反撃だ…」
と立ち上がろうとするも、うまく立てなかった。そして、目の前の「ショウの両腕が治っていた。」
「治癒魔法を使えるのか。」
「使えないなんて言ってませんよ。まぁ、『使う気はなかった』んですけどね。」
「何故だ?」
「それじゃあ、追い付けないから。それじゃあ、『父さんを越えられないから。』」
と言ってザンドルに突っ込んでいった。ザンドルは、無理矢理骨をもどしてショウに応戦した。
「魔眼:未来観測」
「ハァッ!」
「終の拳:反射鏡」
「まだまだ!」
「さっきから同じ動きですね。貴方には『スキルはないんですか?』」
とザンドルに聴いた。ザンドルは、
「それは…!」
となにか言いかけた所で、
「そこまでだ。」
とメルトが前に現れてから言った。そこからショウに向かって、
「潜りたければ、付いてくるがいい。親父に会わせてやる。」
とメルトはバンジュラに向かって歩き始めた。ザンドル、ショウ達は、メルトに続いてバンジュラを潜った。
バンジュラを潜って暫く歩くと、
「メルト、冥獣の数が減っているが、何かあったのか?」
とアルキはメルトに質問をした。メルトは、
「着いてから話す。」
とだけ言って歩いた。
そして、メルトが足を止めて、
「ここだ。」
と言うとそこには、墓石が置かれていた。そこに「ユーズ」の名前が刻まれていた。
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