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第四話 優しさと揺れる心
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春斗は使い魔の体をそっと抱え、急いで中庭を離れた。目指すはミレセスが「治療師が常駐している」と言っていた離れの治癒室だ。重くはないが、体温の低さが気になって、春斗の足取りは自然と早くなった。
「お願い、もう少しだけ頑張って……!」
治癒室の扉を肩で開けて中に入ると、驚いたような治療師がすぐに駆け寄り、春斗から魔物を受け取った。
「この子は……フラム様の使い魔ですね」
「えっ?」
春斗は思わず聞き返した。
「この子、確かガルゥという名前だったはずです。昔からフラム様に仕えていて……」
「そっか、フラムさんの……。ガルゥ、大丈夫だよ」
胸の奥がぎゅっと締め付けられた。使い魔の瞳はもう閉じかけていたが、ほんの僅かに春斗の声に反応するように、小さくしっぽが揺れた。
──しばらくして、治癒室の外。
春斗がドアの前で肩を落としていると、ドカドカと地響きのような足音が廊下に響いた。
「人間!貴様か……!」
「うわっ!?」
反射的に体を強張らせる春斗。そこには、怒りに目を見開いたフラムが立っていた。
「俺のガルゥに何をした……!」
「ま、待ってください!助けようとしたんです!中庭で倒れてて、足を怪我しててそれで……!」
「嘘だ!お前みたいな軟弱な奴に、あの子が懐くわけ──」
「……ガウって鳴いたんです。小さく、でもちゃんと、助けてって言ってるようで……」
春斗の声は震えていたが、まっすぐにフラムを見返していた。ふと、フラムの顔から怒りが抜ける。
「……ガルゥが……?」
春斗は黙って頷いた。重苦しい沈黙が二人の間に流れた後、治癒室の扉が静かに開いた。
「フラム様。命に別状はありません。ただ、心身ともにかなりの負担があったようで……しばらく静養が必要です」
「そうか……」
フラムはようやく春斗の方を向き直り、しばし無言のまま見つめた。
「……礼は言わん。だが……借りはできたな」
そう言って踵を返すと、赤いマントを翻して歩き去っていった。
その背中を見送った春斗は、安堵と共にふっと小さく笑った。
「良かった……あの子がちゃんと大事にされてて」
その呟きは、誰に届くわけでもなく、静かに廊下に吸い込まれていった。
*
夜が更けても、春斗はなかなか眠れずにいた。
自室の窓から見える月は大きく、魔界の空にどこか幻想的な光を落としていた。ガルゥは無事だった。けれど、あの時見たフラムの怒りと悲しみの入り混じった顔が、どうしても頭から離れなかった。
「フラムさん、あんな風に怒鳴るくらい……本当に大切なんだな」
春斗は小さく呟いた。
そこへ、控えめにドアを叩く音がする。
「はい、どなたですか」
扉を開けると、そこにはフラムが立っていた。昼間とは違って、その表情はどこか気まずそうで、目元の険しさも和らいでいる。
「……話がある。少し、いいか」
「はい、どうぞ」
部屋に招き入れると、フラムは少しの間黙って立ち尽くしたまま、やがてぽつりと口を開いた。
「昼間は悪かった」
「え?」
「お前を疑った。怒鳴った。礼を言うどころか俺は……」
「そんな、気にしてませんよ。あの時は仕方ないって思ったし……」
春斗が微笑むと、つられるようにフラムの頰もほんの少し緩んだ。
「やっぱりお前はおかしな奴だ。こんなとこに来たばかりで、魔族に囲まれてんのに……怖くないのか?」
「怖いですよ、まだ少し……」
春斗のその言葉に、フラムは目を細めた。そして、小さく息をついてから、ふいに春斗の頭に大きな手を乗せた。
「ありがとな」
「いえ……とにかくあの子が無事でよかったです」
フラムは目を伏せるとおもむろに口を開いた。
「ガルゥはあまり戦闘能力が高い方じゃないんだ。普通の魔物たちと違って言葉も話せないし、体も小さい。……魔物たちを問い詰めたら白状したぜ、弱いくせに俺の隣にいることが気に食わなかったってな」
「そんな……酷い、それじゃあガルゥは仲間に……」
「ああ、あいつをイジメた魔物たちは一週間地下牢行きだ。それでも足りないくらいだがな」
「……そうですか」
「酷いと思うか?俺が」
春斗はフラムの言葉に、少し考えるように目を伏せた。
「酷いかどうかは……分かりません。この世界の法律やルールをまだ知らないので……」
冷静なその答えに、フラムは一瞬だけ驚いたようにまばたきをした。
「……けど、フラムさんがガルゥを大事に思ってるってことはちゃんと伝わりました。だから……安心しました」
春斗がそう微笑むと、フラムは思わず目を逸らした。だがすぐに視線を戻すと、何かを思い切ったように低く呟いた。
「お前、本当に……変な人間だな」
その声音にはもう敵意も警戒心もなかった。春斗は苦笑を浮かべながら、ベッドの端に腰を下ろす。
「変ですかね?」
へらりと笑う春斗にフラムの口元がふっと緩む。
「だが……嫌いじゃない」
その一言に春斗の目がわずかに見開かれた。
「えっ?」
「気にするな。今のは聞き流せ」
フラムは慌てたようにそっぽを向いたが、耳がわずかに赤く染まっているのを春斗は見逃さなかった。
なんだか、少しだけ心が温かくなる。
二人の距離はまだ近くもなく、遠くもない。けれどそれはきっと確かな一歩だった。
*
翌日、春斗はひとりで治療室を訪れていた。
ベッドの上には、まだ眠るガルゥの小さな体。昨日より呼吸が安定していて、春斗はほっと胸を撫で下ろした。
「……ちゃんとご飯食べて元気にならなきゃダメだよ」
そう呟いてずれていた毛布を直していると、背後から低い声が聞こえた。
「おい、人間。何をしている」
「わっ……!フラムさん」
振り向くと、フラムが腕を組んで立っていた。だが昨日より険しい顔ではなく、どこか柔らかさが残っていた。
「ふん……見舞いか。悪くない心がけだな」
「はい、ちゃんと眠れてるみたいで、良かったです」
「……ガルゥのやつ、お前の声に反応してたらしいな。治療師が言ってた」
春斗が照れくさそうに笑うと、フラムは少しだけ口元を緩めた。
「こいつが元気になったら遊んでやってくれ」
「もちろん!へへ、楽しみだなぁ」
フラムが微笑む春斗の頭を無でた、そのときだった。
「春斗」
不意に、治癒室の空気が張り詰める。
低く冷たい声がした方を見ると、そこにはバロンが立っていた。アメジストの瞳が春斗とフラムを射抜くように見つめている。
「バロンさん……?」
春斗が声をかけるが、バロンは一歩も動かず、じっとフラムの手元──春斗の頭に置かれた手を見ていた。
フラムは一瞬だけ表情を引き締めると、春斗の頭からそっと手を引いた。だがバロンの視線が和らぐことはない。
「随分と仲が良くなったな、フラム」
「な、俺が人間と仲良くなんて……少し話をしていただけですよ。ガルゥの事が心配で……それじゃ、俺はもう行きますんで」
良くない雰囲気を察知したフラムが、そそくさと治癒室を出て行くと、バロンの視線が春斗に移る。その瞳には怒りではなく、嫉妬に似た感情が揺れていた。
「助けてくれたんだってな、こいつのこと」
バロンはガルゥを一瞥してから春斗を見る。
「ありがとう、優しいんだな」
バロンはゆっくりと春斗に近づくと、そのまま目線を合わせて、静かに言った。
「……頼む春斗、俺以外のやつとあまり仲良くするな」
「なっ!」
春斗の心臓が跳ね上がる。思考が真っ白になるのを感じた。目の前のバロンは、いつもと変わらぬ顔で、けれどその瞳だけが、何かを強く訴えかけていた。
「……分かったか?」
そっと耳元で囁かれた瞬間、春斗の息が止まりそうになる。距離が、近い。心臓の音がうるさくて、彼に聞こえてしまいそうで──
「……う、うん」
恥ずかしさに耐えかねて、小さく頷くとバロンの唇がわずかにほころんだ。たったそれだけで、春斗の胸の奥がずきんと痛むほど熱くなった。この感情は何だろう──。
「お願い、もう少しだけ頑張って……!」
治癒室の扉を肩で開けて中に入ると、驚いたような治療師がすぐに駆け寄り、春斗から魔物を受け取った。
「この子は……フラム様の使い魔ですね」
「えっ?」
春斗は思わず聞き返した。
「この子、確かガルゥという名前だったはずです。昔からフラム様に仕えていて……」
「そっか、フラムさんの……。ガルゥ、大丈夫だよ」
胸の奥がぎゅっと締め付けられた。使い魔の瞳はもう閉じかけていたが、ほんの僅かに春斗の声に反応するように、小さくしっぽが揺れた。
──しばらくして、治癒室の外。
春斗がドアの前で肩を落としていると、ドカドカと地響きのような足音が廊下に響いた。
「人間!貴様か……!」
「うわっ!?」
反射的に体を強張らせる春斗。そこには、怒りに目を見開いたフラムが立っていた。
「俺のガルゥに何をした……!」
「ま、待ってください!助けようとしたんです!中庭で倒れてて、足を怪我しててそれで……!」
「嘘だ!お前みたいな軟弱な奴に、あの子が懐くわけ──」
「……ガウって鳴いたんです。小さく、でもちゃんと、助けてって言ってるようで……」
春斗の声は震えていたが、まっすぐにフラムを見返していた。ふと、フラムの顔から怒りが抜ける。
「……ガルゥが……?」
春斗は黙って頷いた。重苦しい沈黙が二人の間に流れた後、治癒室の扉が静かに開いた。
「フラム様。命に別状はありません。ただ、心身ともにかなりの負担があったようで……しばらく静養が必要です」
「そうか……」
フラムはようやく春斗の方を向き直り、しばし無言のまま見つめた。
「……礼は言わん。だが……借りはできたな」
そう言って踵を返すと、赤いマントを翻して歩き去っていった。
その背中を見送った春斗は、安堵と共にふっと小さく笑った。
「良かった……あの子がちゃんと大事にされてて」
その呟きは、誰に届くわけでもなく、静かに廊下に吸い込まれていった。
*
夜が更けても、春斗はなかなか眠れずにいた。
自室の窓から見える月は大きく、魔界の空にどこか幻想的な光を落としていた。ガルゥは無事だった。けれど、あの時見たフラムの怒りと悲しみの入り混じった顔が、どうしても頭から離れなかった。
「フラムさん、あんな風に怒鳴るくらい……本当に大切なんだな」
春斗は小さく呟いた。
そこへ、控えめにドアを叩く音がする。
「はい、どなたですか」
扉を開けると、そこにはフラムが立っていた。昼間とは違って、その表情はどこか気まずそうで、目元の険しさも和らいでいる。
「……話がある。少し、いいか」
「はい、どうぞ」
部屋に招き入れると、フラムは少しの間黙って立ち尽くしたまま、やがてぽつりと口を開いた。
「昼間は悪かった」
「え?」
「お前を疑った。怒鳴った。礼を言うどころか俺は……」
「そんな、気にしてませんよ。あの時は仕方ないって思ったし……」
春斗が微笑むと、つられるようにフラムの頰もほんの少し緩んだ。
「やっぱりお前はおかしな奴だ。こんなとこに来たばかりで、魔族に囲まれてんのに……怖くないのか?」
「怖いですよ、まだ少し……」
春斗のその言葉に、フラムは目を細めた。そして、小さく息をついてから、ふいに春斗の頭に大きな手を乗せた。
「ありがとな」
「いえ……とにかくあの子が無事でよかったです」
フラムは目を伏せるとおもむろに口を開いた。
「ガルゥはあまり戦闘能力が高い方じゃないんだ。普通の魔物たちと違って言葉も話せないし、体も小さい。……魔物たちを問い詰めたら白状したぜ、弱いくせに俺の隣にいることが気に食わなかったってな」
「そんな……酷い、それじゃあガルゥは仲間に……」
「ああ、あいつをイジメた魔物たちは一週間地下牢行きだ。それでも足りないくらいだがな」
「……そうですか」
「酷いと思うか?俺が」
春斗はフラムの言葉に、少し考えるように目を伏せた。
「酷いかどうかは……分かりません。この世界の法律やルールをまだ知らないので……」
冷静なその答えに、フラムは一瞬だけ驚いたようにまばたきをした。
「……けど、フラムさんがガルゥを大事に思ってるってことはちゃんと伝わりました。だから……安心しました」
春斗がそう微笑むと、フラムは思わず目を逸らした。だがすぐに視線を戻すと、何かを思い切ったように低く呟いた。
「お前、本当に……変な人間だな」
その声音にはもう敵意も警戒心もなかった。春斗は苦笑を浮かべながら、ベッドの端に腰を下ろす。
「変ですかね?」
へらりと笑う春斗にフラムの口元がふっと緩む。
「だが……嫌いじゃない」
その一言に春斗の目がわずかに見開かれた。
「えっ?」
「気にするな。今のは聞き流せ」
フラムは慌てたようにそっぽを向いたが、耳がわずかに赤く染まっているのを春斗は見逃さなかった。
なんだか、少しだけ心が温かくなる。
二人の距離はまだ近くもなく、遠くもない。けれどそれはきっと確かな一歩だった。
*
翌日、春斗はひとりで治療室を訪れていた。
ベッドの上には、まだ眠るガルゥの小さな体。昨日より呼吸が安定していて、春斗はほっと胸を撫で下ろした。
「……ちゃんとご飯食べて元気にならなきゃダメだよ」
そう呟いてずれていた毛布を直していると、背後から低い声が聞こえた。
「おい、人間。何をしている」
「わっ……!フラムさん」
振り向くと、フラムが腕を組んで立っていた。だが昨日より険しい顔ではなく、どこか柔らかさが残っていた。
「ふん……見舞いか。悪くない心がけだな」
「はい、ちゃんと眠れてるみたいで、良かったです」
「……ガルゥのやつ、お前の声に反応してたらしいな。治療師が言ってた」
春斗が照れくさそうに笑うと、フラムは少しだけ口元を緩めた。
「こいつが元気になったら遊んでやってくれ」
「もちろん!へへ、楽しみだなぁ」
フラムが微笑む春斗の頭を無でた、そのときだった。
「春斗」
不意に、治癒室の空気が張り詰める。
低く冷たい声がした方を見ると、そこにはバロンが立っていた。アメジストの瞳が春斗とフラムを射抜くように見つめている。
「バロンさん……?」
春斗が声をかけるが、バロンは一歩も動かず、じっとフラムの手元──春斗の頭に置かれた手を見ていた。
フラムは一瞬だけ表情を引き締めると、春斗の頭からそっと手を引いた。だがバロンの視線が和らぐことはない。
「随分と仲が良くなったな、フラム」
「な、俺が人間と仲良くなんて……少し話をしていただけですよ。ガルゥの事が心配で……それじゃ、俺はもう行きますんで」
良くない雰囲気を察知したフラムが、そそくさと治癒室を出て行くと、バロンの視線が春斗に移る。その瞳には怒りではなく、嫉妬に似た感情が揺れていた。
「助けてくれたんだってな、こいつのこと」
バロンはガルゥを一瞥してから春斗を見る。
「ありがとう、優しいんだな」
バロンはゆっくりと春斗に近づくと、そのまま目線を合わせて、静かに言った。
「……頼む春斗、俺以外のやつとあまり仲良くするな」
「なっ!」
春斗の心臓が跳ね上がる。思考が真っ白になるのを感じた。目の前のバロンは、いつもと変わらぬ顔で、けれどその瞳だけが、何かを強く訴えかけていた。
「……分かったか?」
そっと耳元で囁かれた瞬間、春斗の息が止まりそうになる。距離が、近い。心臓の音がうるさくて、彼に聞こえてしまいそうで──
「……う、うん」
恥ずかしさに耐えかねて、小さく頷くとバロンの唇がわずかにほころんだ。たったそれだけで、春斗の胸の奥がずきんと痛むほど熱くなった。この感情は何だろう──。
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