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愚かなる刺繍と庭園の共犯者
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昼下がり。
マルタさんが、突然言い出した。
「今日はお庭でお茶にいたしましょう」
私は、思わず瞬きした。
いつもは部屋に籠もらせるのに。
人目につく場所を、わざわざ選ぶ。
おかしい。
何かが、おかしい。
「に、庭で、ですか」
「ええ、お天気がいいですもの」
マルタさんは、にっこりと微笑んだ。
でも、その目が笑っていない。
品定めをするような、冷たい光。
これは、見定めだ。
「あの方」が来る前に、私を試そうとしている。
昨日の焦りが、嘘のように消えている。
いや、隠しているだけだ。
「は、はい」
私は従うしかなかった。
中庭の東屋に、椅子が用意されていた。
周りを、使用人たちが行き交っている。
庭師が花壇の手入れをしている。
見張りの兵士が、遠くを歩いている。
人の目が、たくさんある。
わざとだ。
「お嬢様、今日はこちらをお持ちしましたの」
マルタさんが、布と針を差し出した。
刺繍の道具だ。
図案は、複雑な薔薇の花。
五歳児には、難しすぎる。
わかっている。これが罠だと。
「できますわよね、お嬢様」
その声に、甘い棘が混じっている。
「賢い」と証明されれば、報告される。
「愚か」と証明されれば、見逃される。
私は、震える手で針を受け取った。
「や、やってみます」
前世の記憶が、頭をよぎる。
刺繍は、得意じゃなかった。
でも、本当に下手なのと、下手なふりは違う。
丁寧に縫えば、もう少しマシにはなる。
だから、わざと崩さなければ。
私は、針先で指をつついた。
痛い。
血が、小さく滲む。
「い、痛いよぉ」
涙をにじませて、泣きべそをかいた。
演技じゃない。
本当に痛い。
でも、この痛みが必要だった。
「まあまあ、不器用ですこと」
マルタさんの声に、安堵が混じった。
目の奥から、鋭い光が消える。
ほっとしたように、息を吐いている。
でも、まだ私の手元を見ている。
完全には、信じていない。
騙せた、と思うのは早い。
糸を絡ませた。
縫い目を曲げた。
何度も針を落とした。
手が、勝手に正しい動きをしようとする。
止めなければ。
わざと間違えなければ。
一瞬、手が滑った。
綺麗な縫い目が、三つほどできてしまう。
慌てて、その上から乱雑に縫い直した。
マルタさんの目が、ちらりと動いた。
見られた?
心臓が、跳ねる。
でも、マルタさんは何も言わなかった。
三つの縫い目は、乱雑な糸の下に隠れている。
気づかなかったのか。
それとも、見逃したのか。
薔薇の図案は、ぐちゃぐちゃになった。
見るに堪えない出来栄え。
見事な失敗作。
「お嬢様は、やはり幼いですわね」
マルタさんが、微笑んだ。
今度は、本当の笑顔だった。
これで「あの方」に報告できる、という安堵の笑み。
足音が近づいてきた。
「おい、何やってんだ」
義兄様だった。
訓練の帰りだろう。
木剣を肩に担いで、こちらを見ている。
目の下に、まだ隈が残っていた。
まずい。
義兄様が、私の刺繍を見てしまう。
マルタさんの目が、すっと細くなった。
義兄様の反応を、観察している。
「妹が不出来なこと」を、どう思うか。
心臓が、早鳴りした。
お願い、義兄様。
余計なことを、言わないで。
義兄様が、私の刺繍を覗き込んだ。
一瞬、目が見開かれた。
すぐに、元に戻る。
義兄様は、鼻で笑った。
「なんだこれ、下手くそだな」
その声は、軽蔑に満ちていた。
少なくとも、そう聞こえた。
「まあ、チビにはこんなもんか」
義兄様の手が、私の頭に乗った。
乱暴に、髪をぐしゃぐしゃにされる。
でも、痛くない。
力の入れ方が、優しかった。
その目が、一瞬だけ私を見た。
何かを伝えようとしている。
怒り? 心配? それとも。
私にはわからない。
「ぼ、坊ちゃま」
マルタさんが、何か言いかけた。
でも、義兄様はもう背を向けていた。
「じゃあな」
そう言い残して、去っていく。
喉を押さえて激しく咳き込む。
すぐに姿勢を正して歩き去ったが、その足取りは、前日よりも明らかに不安定だった。
その背中を見送りながら、私は小さく息を吐いた。
義兄様は、何を思っただろう。
私が萎縮していると、思っただろうか。
マルタさんを警戒して、庇ってくれたのだろうか。
考えても、仕方ない。
でも、結果的に助けられた。
マルタさんの表情が、緩んだ。
信じ込んでいる。
「この子は無害だ」と。
「兄にも疎まれている」と。
切り抜けた。
私は、見定めを乗り越えた。
夕方。
お父様の書斎。
文字の授業、十一日目。
お父様は、いつものように私を膝に乗せた。
大きな手。温かい背中。
この重みに、少し慣れてきた。
「今日は四つ」
お父様が本を開いた。
指が、最初の文字をなぞる。
「敵」
てき。
害をなす者。味方の反対。
「てき」
私は小さく繰り返した。
マルタさんの顔が、頭をよぎる。
「味方」
みかた。
助けてくれる者。敵の反対。
「みかた」
義兄様の手のひらを、思い出す。
乱暴で、でも優しかった、あの感触。
「信」
しん。
信じること。疑わないこと。
「しん」
「疑」
うたがう。
信じないこと。怪しむこと。
「うたがう」
お父様が本を閉じた。
私を見下ろす。
灰色の瞳が、静かに問いかけている。
「敵は、どこにいる」
私は、少し考えた。
マルタさんは、敵だろうか。
それとも、敵の手先だろうか。
「あの方」は、どこにいるのだろう。
「見えない、場所に」
私は答えた。
「味方は」
義兄様。執事さん。バルバロスさん。
そして、お父様。
「すぐ、そばに」
お父様が、深く頷いた。
その目に、何かが宿っていた。
承認。あるいは、信頼。
「いい」
短い言葉。
でも、その一言が、私の胸に響いた。
「見える敵は、恐れるな」
お父様が、静かに言った。
「見えぬ敵こそ、警戒しろ」
見えぬ敵。
「あの方」という存在。
王家の紋章。
冤罪事件の黒幕。
「は、はい」
「だが」
お父様の手が、私の頭を撫でた。
「味方を、疑うな」
その言葉に、私は息を呑んだ。
味方を、疑うな。
義兄様を、疑うな。
この家族を、疑うな。
「信じたら、最後まで」
お父様の声は、低く、静かだった。
でも、その言葉には、重みがあった。
長い年月をかけて培われた、信念の重み。
「は、はい」
「復習しろ」
「は、はい」
私は机に向かった。
紙に文字を書く。
敵。味方。信。疑。
四つの文字が、並んでいる。
敵を見極め、味方を信じる。
それが、生き残るための術。
「終わったか」
「は、はい」
私は紙を差し出した。
お父様は無言でそれを見た。
小さく、頷いた。
「また明日」
「は、はい」
「ありがとう、ございました」
部屋に戻った。
今日は、疲れた。
演技をし続けるのは、身を削るようだ。
でも、乗り越えた。
マルタさんは、私を「愚かな子供」だと信じた。
義兄様も、結果的に助けてくれた。
ベッドに座って、手を見つめた。
指先に、まだ小さな傷がある。
自分でつけた傷。
生き延びるための傷。
痛かった。
でも、仕方ない。
引き出しに、手をかけた。
革張りの本。
確認したい衝動が、湧き上がる。
でも、やめた。
毎日開けていたら、いつか見つかる。
今日は、やめておこう。
窓の外を見た。
夕焼けが、空を染めている。
明日も、演じ続けなければ。
愚かな五歳児を。
遠くで、足音が聞こえた。
重く、慎重な足音。
義兄様の、不寝番。
今夜も、見守ってくれている。
あの人は、何を思っているのだろう。
私のことを、どう見ているのだろう。
わからない。
でも、味方だと信じる。
お父様が、そう言ったから。
目を閉じた。
明日も、生き延びよう。
味方を信じて。
敵の目を欺いて。
冤罪の日まで、あと十一日。
でも、その前に。
「あの方」が、来る。
毛布に包まれながら、私は眠りに落ちた。
義兄様の足音を、子守唄のように聞きながら。
マルタさんが、突然言い出した。
「今日はお庭でお茶にいたしましょう」
私は、思わず瞬きした。
いつもは部屋に籠もらせるのに。
人目につく場所を、わざわざ選ぶ。
おかしい。
何かが、おかしい。
「に、庭で、ですか」
「ええ、お天気がいいですもの」
マルタさんは、にっこりと微笑んだ。
でも、その目が笑っていない。
品定めをするような、冷たい光。
これは、見定めだ。
「あの方」が来る前に、私を試そうとしている。
昨日の焦りが、嘘のように消えている。
いや、隠しているだけだ。
「は、はい」
私は従うしかなかった。
中庭の東屋に、椅子が用意されていた。
周りを、使用人たちが行き交っている。
庭師が花壇の手入れをしている。
見張りの兵士が、遠くを歩いている。
人の目が、たくさんある。
わざとだ。
「お嬢様、今日はこちらをお持ちしましたの」
マルタさんが、布と針を差し出した。
刺繍の道具だ。
図案は、複雑な薔薇の花。
五歳児には、難しすぎる。
わかっている。これが罠だと。
「できますわよね、お嬢様」
その声に、甘い棘が混じっている。
「賢い」と証明されれば、報告される。
「愚か」と証明されれば、見逃される。
私は、震える手で針を受け取った。
「や、やってみます」
前世の記憶が、頭をよぎる。
刺繍は、得意じゃなかった。
でも、本当に下手なのと、下手なふりは違う。
丁寧に縫えば、もう少しマシにはなる。
だから、わざと崩さなければ。
私は、針先で指をつついた。
痛い。
血が、小さく滲む。
「い、痛いよぉ」
涙をにじませて、泣きべそをかいた。
演技じゃない。
本当に痛い。
でも、この痛みが必要だった。
「まあまあ、不器用ですこと」
マルタさんの声に、安堵が混じった。
目の奥から、鋭い光が消える。
ほっとしたように、息を吐いている。
でも、まだ私の手元を見ている。
完全には、信じていない。
騙せた、と思うのは早い。
糸を絡ませた。
縫い目を曲げた。
何度も針を落とした。
手が、勝手に正しい動きをしようとする。
止めなければ。
わざと間違えなければ。
一瞬、手が滑った。
綺麗な縫い目が、三つほどできてしまう。
慌てて、その上から乱雑に縫い直した。
マルタさんの目が、ちらりと動いた。
見られた?
心臓が、跳ねる。
でも、マルタさんは何も言わなかった。
三つの縫い目は、乱雑な糸の下に隠れている。
気づかなかったのか。
それとも、見逃したのか。
薔薇の図案は、ぐちゃぐちゃになった。
見るに堪えない出来栄え。
見事な失敗作。
「お嬢様は、やはり幼いですわね」
マルタさんが、微笑んだ。
今度は、本当の笑顔だった。
これで「あの方」に報告できる、という安堵の笑み。
足音が近づいてきた。
「おい、何やってんだ」
義兄様だった。
訓練の帰りだろう。
木剣を肩に担いで、こちらを見ている。
目の下に、まだ隈が残っていた。
まずい。
義兄様が、私の刺繍を見てしまう。
マルタさんの目が、すっと細くなった。
義兄様の反応を、観察している。
「妹が不出来なこと」を、どう思うか。
心臓が、早鳴りした。
お願い、義兄様。
余計なことを、言わないで。
義兄様が、私の刺繍を覗き込んだ。
一瞬、目が見開かれた。
すぐに、元に戻る。
義兄様は、鼻で笑った。
「なんだこれ、下手くそだな」
その声は、軽蔑に満ちていた。
少なくとも、そう聞こえた。
「まあ、チビにはこんなもんか」
義兄様の手が、私の頭に乗った。
乱暴に、髪をぐしゃぐしゃにされる。
でも、痛くない。
力の入れ方が、優しかった。
その目が、一瞬だけ私を見た。
何かを伝えようとしている。
怒り? 心配? それとも。
私にはわからない。
「ぼ、坊ちゃま」
マルタさんが、何か言いかけた。
でも、義兄様はもう背を向けていた。
「じゃあな」
そう言い残して、去っていく。
喉を押さえて激しく咳き込む。
すぐに姿勢を正して歩き去ったが、その足取りは、前日よりも明らかに不安定だった。
その背中を見送りながら、私は小さく息を吐いた。
義兄様は、何を思っただろう。
私が萎縮していると、思っただろうか。
マルタさんを警戒して、庇ってくれたのだろうか。
考えても、仕方ない。
でも、結果的に助けられた。
マルタさんの表情が、緩んだ。
信じ込んでいる。
「この子は無害だ」と。
「兄にも疎まれている」と。
切り抜けた。
私は、見定めを乗り越えた。
夕方。
お父様の書斎。
文字の授業、十一日目。
お父様は、いつものように私を膝に乗せた。
大きな手。温かい背中。
この重みに、少し慣れてきた。
「今日は四つ」
お父様が本を開いた。
指が、最初の文字をなぞる。
「敵」
てき。
害をなす者。味方の反対。
「てき」
私は小さく繰り返した。
マルタさんの顔が、頭をよぎる。
「味方」
みかた。
助けてくれる者。敵の反対。
「みかた」
義兄様の手のひらを、思い出す。
乱暴で、でも優しかった、あの感触。
「信」
しん。
信じること。疑わないこと。
「しん」
「疑」
うたがう。
信じないこと。怪しむこと。
「うたがう」
お父様が本を閉じた。
私を見下ろす。
灰色の瞳が、静かに問いかけている。
「敵は、どこにいる」
私は、少し考えた。
マルタさんは、敵だろうか。
それとも、敵の手先だろうか。
「あの方」は、どこにいるのだろう。
「見えない、場所に」
私は答えた。
「味方は」
義兄様。執事さん。バルバロスさん。
そして、お父様。
「すぐ、そばに」
お父様が、深く頷いた。
その目に、何かが宿っていた。
承認。あるいは、信頼。
「いい」
短い言葉。
でも、その一言が、私の胸に響いた。
「見える敵は、恐れるな」
お父様が、静かに言った。
「見えぬ敵こそ、警戒しろ」
見えぬ敵。
「あの方」という存在。
王家の紋章。
冤罪事件の黒幕。
「は、はい」
「だが」
お父様の手が、私の頭を撫でた。
「味方を、疑うな」
その言葉に、私は息を呑んだ。
味方を、疑うな。
義兄様を、疑うな。
この家族を、疑うな。
「信じたら、最後まで」
お父様の声は、低く、静かだった。
でも、その言葉には、重みがあった。
長い年月をかけて培われた、信念の重み。
「は、はい」
「復習しろ」
「は、はい」
私は机に向かった。
紙に文字を書く。
敵。味方。信。疑。
四つの文字が、並んでいる。
敵を見極め、味方を信じる。
それが、生き残るための術。
「終わったか」
「は、はい」
私は紙を差し出した。
お父様は無言でそれを見た。
小さく、頷いた。
「また明日」
「は、はい」
「ありがとう、ございました」
部屋に戻った。
今日は、疲れた。
演技をし続けるのは、身を削るようだ。
でも、乗り越えた。
マルタさんは、私を「愚かな子供」だと信じた。
義兄様も、結果的に助けてくれた。
ベッドに座って、手を見つめた。
指先に、まだ小さな傷がある。
自分でつけた傷。
生き延びるための傷。
痛かった。
でも、仕方ない。
引き出しに、手をかけた。
革張りの本。
確認したい衝動が、湧き上がる。
でも、やめた。
毎日開けていたら、いつか見つかる。
今日は、やめておこう。
窓の外を見た。
夕焼けが、空を染めている。
明日も、演じ続けなければ。
愚かな五歳児を。
遠くで、足音が聞こえた。
重く、慎重な足音。
義兄様の、不寝番。
今夜も、見守ってくれている。
あの人は、何を思っているのだろう。
私のことを、どう見ているのだろう。
わからない。
でも、味方だと信じる。
お父様が、そう言ったから。
目を閉じた。
明日も、生き延びよう。
味方を信じて。
敵の目を欺いて。
冤罪の日まで、あと十一日。
でも、その前に。
「あの方」が、来る。
毛布に包まれながら、私は眠りに落ちた。
義兄様の足音を、子守唄のように聞きながら。
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