美形案内係と巡る無様敗北勇者展

桜羽根ねね

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⑩お幸せに

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「ん゛っほぉぉぉぉんんんっ♡♡♡イぐイぐイぎゅうぅっ♡♡♡きしゅはめでイぐ、ううぅぅっっ♡♡♡ラブイキすり゛ゅうううぅっ♡♡んお゛おぉっっッッ♡♡♡」

 プショオオオォッ♡♡

「は、へぇ……♡♡イっだ♡クリちんぽから潮射精しだぁ♡♡お゛っ♡旦那様ちんぽうれ゛しぃ♡♡もっどぉ♡♡おれさまのっ、ゆーしゃのおまんこに種付けしろっ♡♡孕ませろよっ……♡♡しゅき♡すきすき旦那様っっ♡♡♡」
「ふ……、ねだるのはいいが、よいのか?客に見られておるぞ」
「は……」

 小さなおちんぽから大量に潮吹きして、魔王様にいちゃいちゃを仕掛けていた勇者が、僕達の方を振り返る。
 汗や涙や涎でぐちゃぐちゃな顔は酷く蕩けきっていて、綺麗な黒髪にはザーメンがいっぱい付着している。口の端にはチン毛もついてるみたいだけど、気づいてないようだ。
 でも、そんな見た目でも彼は本物の勇者。僕なんて指先だけで殺してしまえる力を持っているはずで……。

「大丈夫ですよ」
「っ」
「もし何かあったとしても、私がスロウ様をお守りします」
「オリウス様……」

 守るように抱きしめてくれるオリウス様にキュンキュンしてしまう。心臓どころか、おまんこまで。だめだめ、勘違いするな僕。オリウス様は『客』を守ろうとしてくれてるだけなんだから。

「は……あああぁぁ!?っ、て、てめぇら、いつから……っ!おっ、俺様とアスターのラブハメを邪魔すんな……!!」
「ふむ、そう来るとは……。実に愛いな、我が嫁よ」
「ん゛ぎゅっっ♡♡♡」

 勇者は怒ったみたいだけど、魔王様のおちんぽでズコバコされてまた喘ぎ続けるターンに入ってしまった。攻撃されなくてよかったとホッとしながら、身体を包み込むオリウス様の腕をとんとんと叩く。

「オリウス様、僕、もう満足です。おふたりのお邪魔もしたくないですし……」
「……そうですか。ご満足いただけたのなら何よりです。では、出口へ向かいましょう」
「はい」

 完全敗北して魔王様のお嫁さんになった勇者は、幸せそうにミルクを溢れさせている。そんな彼の姿は、壁に浮かんでは消えていくたくさんの映像の中にも映っていた。触手に負けた後、ゴブリンに負けた後、シルフに負けた後、どこからともなく現れた魔王様が満身創痍な勇者のおまんこを愛していく映像だ。……なるほど、勇者は敗北する度に魔王様からの寵愛を受けていたんだね。最終決戦で敗北する前から、とっくの昔におまんこが負けてた……ってことかな。

 本物の魔王様と勇者の睦み合いにはびっくりしたけど……、こんな機会は二度とないだろうし、見れてよかった。魔王様がご結婚された話は広まっていたけど、相手が誰かは知らなかったしね。
 勇者の敗北の歴史を見た上で、魔王様とのラブハメを見せられたら……、誰だっておめでとうって思っちゃうよ。

 僕が言うのもおこがましいかな、と思いつつ、お幸せにと呟いた言葉に、魔王様の触手がぴょこんと揺れてくれた。


*****
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