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4 恋のレッスン、開始
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それからというもの、僕とリョウちゃんの物理的な距離は、かなり近くなった。
ハッカ飴を渡してくれる時、わざとらしいくらい手が触れ合う。指先で手の甲を優しく撫でられると、なんでか肩まで痺れるみたいに、ぞくぞくした。
ボディタッチが、こんな感じで増えている。リョウちゃんは元々よくじゃれてきたけど、肩を組む回数が増えた。指先が触れることが増えた。さらにはわざわざ僕を手繰り寄せて膝に乗せたり、たぶん僕らは「いちゃいちゃ」していた。
お陰で、僕の心臓は、長く保たないかもしれない。
でもそれ以外は、拍子抜けするくらい変わらなかった。
水曜日。部活のない日。
今日も一緒に、リョウちゃんと帰っていた。こっそりリョウちゃんを見上げて、考え込む。
休み時間にはよく話すし、帰る時も一緒。時間があればお互いの家で勉強会をして、時々はどちらかの家で一緒にご飯を食べる。いつも通りだ。
つまり僕は、ここに追加された、やたらと近い距離やボディタッチのためだけに、ここまで動揺している。
今日はこれから、リョウちゃんの家で勉強会だ。僕が俯き加減に歩いていると、リョウちゃんが肩を叩いて、駅の近くのコンビニを指さす。
「ハルくん、お菓子は大丈夫?」
「ん……買う」
果たして僕は、ずっと平静でいられるんだろうか。クッキーの小袋と、ミルクティーのパックを買う。ストローもつけてもらった。
その間、リョウちゃんは、じっと僕の背中を見ていた。その視線が、熱くて、身体がひりひりしそうだ。
リョウちゃんの家は、駅近くのマンションの一室だ。リョウちゃんがカードキーを使って、玄関ドアを開ける。家はしんとしていて、誰もいない。おじさんとおばさんは忙しい人だから、まだ仕事の時間なんだろう。八歳下の弟の樹くんも、学童の時間で帰ってきていない。
それでも、一言声をかけてあがる。
「お邪魔します」
リョウちゃんは、「いらっしゃい」と柔らかい声で返事をした。
リョウちゃんに連れられて、彼の部屋に入る。二人きりだと思うと、余計にどきどきしてしまった。
そそくさとリュックを開けて、教科書とノートを取り出す。リョウちゃんも問題集とノートを出して、一緒にローテーブルの上に広げた。
二人して、黙々と机へ向かう。時々分からないところは、リョウちゃんへ質問した。
「ここはこの公式を使えば解けるよ。類題は、こっちの四十六ページ辺りに載ってる」
「ありがとう」
問題を解きながら、ちらちらとリョウちゃんを見てしまった。何度目かでふと視線が合って、「なに?」とやわらかく尋ねられる。
「う、ううん。なんでも」
咄嗟に、消しゴムをかけるふりをした。リョウちゃんは頷いて、自分の手元へ視線を戻す。
気まずい。僕はミルクティーのパックを開けて、ストローをさした。視線をうろうろとさ迷わせながら、意を決して、リョウちゃんを呼ぶ。
「その、……リョウちゃんは、なんで僕に、恋を教えてくれるの?」
リョウちゃんは顔をあげて、僕をまじまじと見た。伏し目がちになって、考え込むみたいに唇へ指を当てる。それがやたらと美しく、かっこよく見えて、余計にドキドキした。
そして顔をあげて、にこりと悪戯に微笑む。
「ハルくんが、俺にいろいろ教えてくれたから、かな?」
「いろいろ、教えた……?」
そんな覚えは、一切ない。むしろ、勉強なんかは、僕が教えてもらってばかりだ。
首を傾げていると、「いろいろね」とリョウちゃんは呟く。
「俺がハルくんに恋を教えるのは、俺のためなんだ」
どういうことなのか、よく分からない。首を傾げると、リョウちゃんは「気にしないで」とノートのページをめくった。
「ハルくん、嫌になっちゃった? やめる?」
上目遣いにそんなことを尋ねられて、ぶんぶん首を横に振る。驚くことはたくさんあるけど、嫌なんかじゃない。やめてほしい、ってわけでもなかった。
「ううん。これからも、教えてほしい」
もしかして今、僕はちょっと、変なことを言ったんじゃないだろうか。だって僕がリョウちゃんから、恋を教わってそれを理解すると、どうなるか……。
だけどリョウちゃんはとろけるくらい甘い声で、「よかった」と呟いた。
「これからも、一緒にがんばろうね」
「う、うん」
誤魔化すために、ミルクティーへ口をつける。クッキーをかじって、口の中をいっぱいにした。
たしかに僕は、恋について学ぼうとしている。それをリョウちゃんと「恋人」になって、一緒にがんばるということは、つまり……。
かっと顔が熱くなって、俯いた。リョウちゃんは目を細めて、僕の手の甲に指を伸ばす。そっと指の根元の出っ張りを撫でて、低くて甘い声で囁いた。
「かわいいなぁ」
何の話なんだろうか。でも僕は、その手を振りほどけもしない。それどころか、もっと触ってほしいとすら思う。リョウちゃんの指先がゆっくり離れて、彼は僕の顔をのぞきこんだ。
「顔、真っ赤だよ」
思わず、手のひらで頬を挟んだ。リョウちゃんは面白そうに喉を鳴らして笑う。くつくつという低い音のせいで、余計にドキドキした。
「ところでハルくん。俺たち、デートをしようよ」
「デート」
ものすごい破壊力の言葉が、突然飛び込んできた。思わず固まる僕をよそに、リョウちゃんはいそいそとスマホの画面を開く。表示されているのは、ここから電車で一時間くらいかかる、大きな水族館のホームページ。
「水族館、一緒に行きたいんだ」
水族館デート。その言葉に、僕はすっかりどぎまぎしてしまった。
頬がますます熱い。ため息まで熱っぽくなったみたいで、慌てて唇を閉じる。
リョウちゃんは僕としっかり目を合わせて、小首を傾げた。右目の下に並んだ二連の泣き黒子が、いつにも増して艶っぽい。
「俺たちは付き合ってるんだから、デートに行かなくちゃ。ハルくん、水族館好きだよね?」
「うん。好き……」
「最近暑いし、涼みに行こう。来週から夏休みだし、一緒に行かない?」
うん、と頷いた。いや、水族館は好きだし、最近の外は暑いし、夏休みなのもそう。だけど、そうじゃない。
デートだなんて、なんだかくらくらする。僕が生唾を飲み込む音が、やたら耳についた。
リョウちゃんが立ち上がる。彼はふっと微笑んで、僕の肩を叩いた。
「ちょっと、喉乾いちゃった。お茶とってくるね」
「う、うん」
リョウちゃんは、部屋を出ていった。僕はぼんやり、その背中を見送る。
デートをすることになってしまった。これまでリョウちゃんと一緒に出かけることはあったけど、デートなんて初めてだ。
こうしてはいられない。僕はスマホを取り出して、SNSのDMで鈴木くんへメッセージを送った。
ぽちぽち文面を打つ。
どうしよう。リョウちゃんとデートすることになった。
どうすればいいと思う?
鈴木くんの既読がつくのをやきもきしながら待っていると、先にリョウちゃんが帰ってくる。
お盆にコップを二個乗せて、ドアを手で開けて、足で締めた。ちょっとお行儀が悪いのに、長い脚にまたドキドキする。テーブルにコップを置いて、お盆も天板の上に置いた。
いつも通りの麦茶だ。それこそ小学生の頃から、何度も、こんな時間を過ごしてきた。
なのに、今の僕ときたら、リョウちゃんへドキドキしっぱなし。これから僕たちは、どうなってしまうんだろう。
ハッカ飴を渡してくれる時、わざとらしいくらい手が触れ合う。指先で手の甲を優しく撫でられると、なんでか肩まで痺れるみたいに、ぞくぞくした。
ボディタッチが、こんな感じで増えている。リョウちゃんは元々よくじゃれてきたけど、肩を組む回数が増えた。指先が触れることが増えた。さらにはわざわざ僕を手繰り寄せて膝に乗せたり、たぶん僕らは「いちゃいちゃ」していた。
お陰で、僕の心臓は、長く保たないかもしれない。
でもそれ以外は、拍子抜けするくらい変わらなかった。
水曜日。部活のない日。
今日も一緒に、リョウちゃんと帰っていた。こっそりリョウちゃんを見上げて、考え込む。
休み時間にはよく話すし、帰る時も一緒。時間があればお互いの家で勉強会をして、時々はどちらかの家で一緒にご飯を食べる。いつも通りだ。
つまり僕は、ここに追加された、やたらと近い距離やボディタッチのためだけに、ここまで動揺している。
今日はこれから、リョウちゃんの家で勉強会だ。僕が俯き加減に歩いていると、リョウちゃんが肩を叩いて、駅の近くのコンビニを指さす。
「ハルくん、お菓子は大丈夫?」
「ん……買う」
果たして僕は、ずっと平静でいられるんだろうか。クッキーの小袋と、ミルクティーのパックを買う。ストローもつけてもらった。
その間、リョウちゃんは、じっと僕の背中を見ていた。その視線が、熱くて、身体がひりひりしそうだ。
リョウちゃんの家は、駅近くのマンションの一室だ。リョウちゃんがカードキーを使って、玄関ドアを開ける。家はしんとしていて、誰もいない。おじさんとおばさんは忙しい人だから、まだ仕事の時間なんだろう。八歳下の弟の樹くんも、学童の時間で帰ってきていない。
それでも、一言声をかけてあがる。
「お邪魔します」
リョウちゃんは、「いらっしゃい」と柔らかい声で返事をした。
リョウちゃんに連れられて、彼の部屋に入る。二人きりだと思うと、余計にどきどきしてしまった。
そそくさとリュックを開けて、教科書とノートを取り出す。リョウちゃんも問題集とノートを出して、一緒にローテーブルの上に広げた。
二人して、黙々と机へ向かう。時々分からないところは、リョウちゃんへ質問した。
「ここはこの公式を使えば解けるよ。類題は、こっちの四十六ページ辺りに載ってる」
「ありがとう」
問題を解きながら、ちらちらとリョウちゃんを見てしまった。何度目かでふと視線が合って、「なに?」とやわらかく尋ねられる。
「う、ううん。なんでも」
咄嗟に、消しゴムをかけるふりをした。リョウちゃんは頷いて、自分の手元へ視線を戻す。
気まずい。僕はミルクティーのパックを開けて、ストローをさした。視線をうろうろとさ迷わせながら、意を決して、リョウちゃんを呼ぶ。
「その、……リョウちゃんは、なんで僕に、恋を教えてくれるの?」
リョウちゃんは顔をあげて、僕をまじまじと見た。伏し目がちになって、考え込むみたいに唇へ指を当てる。それがやたらと美しく、かっこよく見えて、余計にドキドキした。
そして顔をあげて、にこりと悪戯に微笑む。
「ハルくんが、俺にいろいろ教えてくれたから、かな?」
「いろいろ、教えた……?」
そんな覚えは、一切ない。むしろ、勉強なんかは、僕が教えてもらってばかりだ。
首を傾げていると、「いろいろね」とリョウちゃんは呟く。
「俺がハルくんに恋を教えるのは、俺のためなんだ」
どういうことなのか、よく分からない。首を傾げると、リョウちゃんは「気にしないで」とノートのページをめくった。
「ハルくん、嫌になっちゃった? やめる?」
上目遣いにそんなことを尋ねられて、ぶんぶん首を横に振る。驚くことはたくさんあるけど、嫌なんかじゃない。やめてほしい、ってわけでもなかった。
「ううん。これからも、教えてほしい」
もしかして今、僕はちょっと、変なことを言ったんじゃないだろうか。だって僕がリョウちゃんから、恋を教わってそれを理解すると、どうなるか……。
だけどリョウちゃんはとろけるくらい甘い声で、「よかった」と呟いた。
「これからも、一緒にがんばろうね」
「う、うん」
誤魔化すために、ミルクティーへ口をつける。クッキーをかじって、口の中をいっぱいにした。
たしかに僕は、恋について学ぼうとしている。それをリョウちゃんと「恋人」になって、一緒にがんばるということは、つまり……。
かっと顔が熱くなって、俯いた。リョウちゃんは目を細めて、僕の手の甲に指を伸ばす。そっと指の根元の出っ張りを撫でて、低くて甘い声で囁いた。
「かわいいなぁ」
何の話なんだろうか。でも僕は、その手を振りほどけもしない。それどころか、もっと触ってほしいとすら思う。リョウちゃんの指先がゆっくり離れて、彼は僕の顔をのぞきこんだ。
「顔、真っ赤だよ」
思わず、手のひらで頬を挟んだ。リョウちゃんは面白そうに喉を鳴らして笑う。くつくつという低い音のせいで、余計にドキドキした。
「ところでハルくん。俺たち、デートをしようよ」
「デート」
ものすごい破壊力の言葉が、突然飛び込んできた。思わず固まる僕をよそに、リョウちゃんはいそいそとスマホの画面を開く。表示されているのは、ここから電車で一時間くらいかかる、大きな水族館のホームページ。
「水族館、一緒に行きたいんだ」
水族館デート。その言葉に、僕はすっかりどぎまぎしてしまった。
頬がますます熱い。ため息まで熱っぽくなったみたいで、慌てて唇を閉じる。
リョウちゃんは僕としっかり目を合わせて、小首を傾げた。右目の下に並んだ二連の泣き黒子が、いつにも増して艶っぽい。
「俺たちは付き合ってるんだから、デートに行かなくちゃ。ハルくん、水族館好きだよね?」
「うん。好き……」
「最近暑いし、涼みに行こう。来週から夏休みだし、一緒に行かない?」
うん、と頷いた。いや、水族館は好きだし、最近の外は暑いし、夏休みなのもそう。だけど、そうじゃない。
デートだなんて、なんだかくらくらする。僕が生唾を飲み込む音が、やたら耳についた。
リョウちゃんが立ち上がる。彼はふっと微笑んで、僕の肩を叩いた。
「ちょっと、喉乾いちゃった。お茶とってくるね」
「う、うん」
リョウちゃんは、部屋を出ていった。僕はぼんやり、その背中を見送る。
デートをすることになってしまった。これまでリョウちゃんと一緒に出かけることはあったけど、デートなんて初めてだ。
こうしてはいられない。僕はスマホを取り出して、SNSのDMで鈴木くんへメッセージを送った。
ぽちぽち文面を打つ。
どうしよう。リョウちゃんとデートすることになった。
どうすればいいと思う?
鈴木くんの既読がつくのをやきもきしながら待っていると、先にリョウちゃんが帰ってくる。
お盆にコップを二個乗せて、ドアを手で開けて、足で締めた。ちょっとお行儀が悪いのに、長い脚にまたドキドキする。テーブルにコップを置いて、お盆も天板の上に置いた。
いつも通りの麦茶だ。それこそ小学生の頃から、何度も、こんな時間を過ごしてきた。
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