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卒業の夜会で
しおりを挟む一緒に会場入りした私達。
私は、一年程前よりいつも護衛して貰っている騎士にエスコートして貰った。
彼は、艶やかな黒髪に美しいサファイアの瞳の持ち主だった。凛々しくも甘い彼の顔立ちが髪を整えた為際立っており、黒の夜会服が逞しくもスラリとした彼を引き立たてていた。
美しく太陽の様に周りまで輝かせるエレーナ達。ルンダー様以外にエスコートされた私。会場内は、騒めいていた
そこに、前から近づいて来た2人。
「アーシャ。今日は護衛騎士のエスコートかい?」
「はい。」
貴方がリリーをエスコートしているから。
「悪かったね、僕は大切なリリーをエスコートしているから。君は、エスコート出来なくて」
「・・・・」
「それと、ちょうど良いから今日、皆んなの前で言っておくね。アーシャとの事なんだけどねちょっと、申し訳ないんだけど」
「やだぁ、ルンダーさま。こんな人にまで優しく為さらなくても私の事を打つ様な方ですのよ?」
「まぁ、そうなんだけど、僕は、アーシャも愛しているから辛いんだよ。」と、2人見つめ合う。
「そんな優しいルンダー様も愛してますわ。」
「僕もだよ。」
静まり返っている周りを気にする事もなく2人の世界を作る。
2人を目の前にして奈落の底に落ちていく様な。そんな気がしていた。その続きの言葉は、予想できるからでも、公爵子息であるルンダー様は政略結婚だからとこのまま結婚し、今のままの関係が続いていくのだと思っていた。胸の痛みを抱えたまま。それでも、続きを言わないで欲しいそう、思った
「・・シャ。君との婚約を破棄する。僕は、やっぱりリリーの事が心配なんだ。君より、リリーの事を
愛している
ごめんね?アーシャ。でも、君は美しいし、強いから大丈夫だよ」
え・・・目の前が真っ暗になって、何も考えられなくなった
あ・・頭が割れる・・・おかしくなりそうな頭の痛みに蹲りそうになった。
あ、ルンダー様の香り。抱きしめられていた
「アーシャ、、ごめんね?
でも、君は強いから直ぐに立ち直るよ!小さな頃からずっと公爵令嬢として君は、完璧だったから独りでも、大丈夫」
「ルンダーさまぁ、もう、良いでしょ?行きましょう」
「ああ、リリー行こう
アーシャ婚約破棄の手続きはこちらでしてあるから君の父上にも了承頂いた、事業提携はそのままだから大丈夫だと言ってくれたよ。」
「あ、そうですわ!!!アーシャ様?公爵と公爵夫人にお幸せに!!って、言って頂いたわ!素敵なご両親ね。
それと、今夜、エレーナ様のお屋敷に泊まるのでしょう?
そちらに、アーシャの荷物送るからもう、帰って来なくて良いらしいですわよ?
ふふふふふ、、アハハハハ」
勝ち誇ったリリーの歪んで悦に入った顔が滲みながら視界に入った。
本当に、頭割れたのかしら。痛すぎるわ・・・
「ああ、ごめんね?
言い忘れるところだったけど。
アーシャ、君勘当されちゃったんだ。だから、もう、オーヴェルグ公爵家には入れないから気をつけてね?そちらも手続きは済んでるから。
あ、僕からの最後のプレゼントに荷物に金貨を入れて置いたから受け取ってね?」
と、最後に蕩けるような笑みを向けたルンダー様。
すうっと、痛みが引いていったまだ混乱しているけれど。ハッキリしてきた??
うち、なんばしよっと??ここ、どこやろか、、???
あっ、、また頭の痛か。。。
いや、もういとうなか、?(痛くない)
てか、何してんのさ、私ワタクシ、どうしたの?てんでバラバラな自分に戸惑う。
「まぁちゃん・・・?」そっと、声がかけられた。
「み、みか???うち、どうしたん??」
「こちらへ参りましょう。アーシャ様」とエスコートの手が差し出された。自然にエスコートを受ける。
ハッ!!!!!
「ワタクシ!!!!アーシャ!!婚約破棄されて。勘当された!!!!!
みか!!!!貴女なの?」
「シッ、声が大きい・・・ほら、行くばい!!」
「いや!!!まだ行かん!!」
エスコートの騎士に
「ルンダー様の所へ、、お願い」
と、白々しくも可愛く?お願いしてみた・・・つづく
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