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しおりを挟む地球にモンスターが現れ、周りから人も動物も建物も沢山失われ、明けて翌日。皆の心を表すかの様に外はどんよりとした曇り空だった。雨は降っていないが、いつ降り出してもおかしくない程黒い雲が重く垂れ込めている。
「皆さーん、ご飯ですよーー!」
この重苦しい天気とは裏腹に、のほほんとした声が響いた。今までと変わらない事もあると思うと何だかホッとした。 現金なもので母の声を聞いた途端に‘’‘グウウウッ‘’っとお腹が存在感を主張してきた。
母がいるキッチンからは笑い声が聞こえてくる、それと良い匂いも。母と一緒に朝食の支度をしてくれている女性陣。私は、まあ、ね?
今日は、どうやら洋風らしくたまご料理とトーストそれにスープ、サラダだった。皆の気持ちを上げる為かこんな時にしては中々豪華な朝食だ。コーヒー、紅茶、子供達はオレンジジュース、牛乳と美味しく頂いた。
しっかり朝ご飯を頂いてから、ペット達のお世話をする。そしてルーム内を子供達が遊べるように、お昼寝もできる様に整えてから大人組は探策に出掛ける事になった。ペット達とも遊べる区画も作ってある、ずっとケージ内じゃペット達もストレスたまるもんね。ただ、ペット達もまだ子供だ静かに休める場所も作って子供達にも無理に遊ぼうとしない様に言い聞かせてある。
そんな子供とペット達のことを杉崎さんご夫婦、(杉崎さんは足怪我してるかね。)と落合さんの奥さんの悠希さんが見ていてくださる事に。
こうして私達は今日の予定通り落合さんのお宅へ向かった。私のインベントリに自宅を入れると私達7人はワンボックスに乗り込み出発した。途中車が走行出来ない所は自転車や徒歩で向かう事15分、落合さんのお宅に着いた。
途中、犬や猫、フェレット、インコ等の動物や鳥もいたので保護出来る子は保護して行った。人には出会わず・・・不思議だ
落合さんの奥さんにも出て来て貰い、落合さん宅をインベントリに入れてからご近所を一緒に見て回った。 無人の家、等もインベントリへ。家人が逃げたような痕跡はあるけれど戻って来た痕跡は無い。亡くなっている方は一旦母インベントリへ、時間が停止しているからそのままで保てるはずだ。
と、母と目が合った。何だか変な感じがする・・・危険というかザワザワする感じだ酷くざわつく感じでは無いけれど・・・私達は頷き合い皆んなに伝えた、
「ここから先は変な感じがするから気をつけた方が良い。何がって言えないけれど昨日の揺らぎみたいな何だか嫌な感じ・・・」と私が言うと
「うん、ここより先に進む前にもしかしてこの辺りに戻ってくる人がいた時に何も無くて避難出来なければ困るから、この家を安全な辺りに置いていくね。そして私のルームから様子見れる様にドアの‘’‘マーク‘’‘しとく。それと食べ物と水、毛布とかはここの家にあった物を使って貰おう。」と母が言った、 ‘’‘マーク‘’‘って、ドアってなに?と思ったけれどまあ、母が様子見れると言っているからそうなんだろう・・・
「・・・分かった、‘’‘マーク‘’‘しといてくれ。じゃ、次は安斉さんのご主人を探しに行こう。」
「はい、よろしくお願いします。それと、方向的にはあちらになりますが大丈夫でしょうか?」と安斉さんが言うと、大山さんご夫婦も頷く
「危険な感じはするけれど昨日程強くは無いし、今いる場所が青色ゾーンとすれば中立から薄黄色って感じだから気をつけて進めって感じかな。いずれにせよもっと情報が欲しい、ですよね? 行ってみる価値はあると思います。赤くなる様ならお伝えしますね。」
「どうしますか?折角青いゾーンに居ます。残る組と別れても良いと思いますが。お任せします。」と父が言うと
ルーム内に残った皆さんとも相談し、全員行く事になった。 変化を感じた場合は少しの事と躊躇わず、お互い直ぐに伝える事に。あと、母もMAPに変化が有れば直ぐ言う事になった。
また車に乗り込み進む事10分、
「中間の緑ゾーンと言うか、過ぎて・・黄色ゾーンに入ったよ。もしかして、モンスターもいるかもしれないから気を付けよう。皆んな武器を持ってね。」と母が真剣な顔で言った
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