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緑川、人類の運命を背負う
俺と俺
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わらわら人が寄ってきて、心配そうにこちらを見る。
「頭を動かさない方が…。」
どうやらビルから転落したように思われているらしい。「血がでてないぞ」不思議そうにのぞき込んでる人もいる。「なあんだ」「生きてるw」
「ち、違うんだ、俺…」
きっとゼウスの攻撃でポータルの穴が開いてそこから出てきたんだよ。
ドラえもんのタイムマシンでよく見るだろ?
「救急車呼んでくれてるみたいだから、じっとしてろよ。俺付き添いするわ」
高広が言ってくれた。
彼は九条会長の弟で、元の世界では行方不明だったはず。
それが、ここに存在しているってことは…。この世界は元のとはまた違う世界?
「あ、純の会社に電話入れた方がいいよな。」
軽快にスマホで連絡してる。
会社に電話…ってことは、そこには俺がいるんじゃないだろうか。
「え、い、いや、高広、ところで今何年? 西暦で」
「え? 20××だけど」
はい? 元の世界から数えて○年未来だ。
俺、未来に飛ばされたのか?
それとも…ここは高広が家出しなかった世界線なのか?
「あのぅ…高広、お前、いつ戻ってきたんだ?」
「え? ここに? 純、何言ってるんだよ、知ってるじゃん」
「あ、ああ…」
なら、やっぱり家に戻ってきたんだな。
ひとまず安心だ。
弟がいなくなって、友人はとても悲しんでいたからな。
「はい、通らせてください――。お怪我の具合は」
救急車のサイレンとともに隊員が担架を押してやってきた。緑川を見るなり、
「大丈夫ですか、ビルから転落された…んですよね?」
いや、違うんだけど。まわりの目撃者は微妙に首をかしげる。
「このビル、20階くらいありますよね…。オフィスビルで、ガラスの破片もなかったし…ということは屋上から…」
不思議そうにつぶやいてる隊員もいる。
「首を固定して。CT通すまで油断ならないぞ」
「はい」
「いや、俺は大丈夫…」違うんだって、ビルから落ちたんじゃないぞー。
「喋らないでください。」強く止められ言葉を発する隙が無い。
ああ…唯一高広ならゼウスだのタイムマシンだのと言っても信じてくれそうなのに…。すぐ近くにいるのになあ。涙が出そう。
会長弟は緑川に負けず劣らず自由な科学者だった。負けず劣らずラボで何かを発明することもあった。それは物質に限らず多岐に及んだ。
佐伯ちゃんに知らせる…って言ってたけど。やばい、俺に遭遇ってことはないよな?
『え? 社長ならここにいますけど?』って返ってきたらどうなるんだ、俺。
だが、そんなこともなく、病院の集中治療室に運ばれ、目立った外傷がないことから真っ先にCTスキャンに通された。
どうもここは元の世界より数年先の世界のようだ。
この世界の俺はどうしてる…?
ドキドキなんだが…。
バッティングしたらやばいよな?
「頭を動かさない方が…。」
どうやらビルから転落したように思われているらしい。「血がでてないぞ」不思議そうにのぞき込んでる人もいる。「なあんだ」「生きてるw」
「ち、違うんだ、俺…」
きっとゼウスの攻撃でポータルの穴が開いてそこから出てきたんだよ。
ドラえもんのタイムマシンでよく見るだろ?
「救急車呼んでくれてるみたいだから、じっとしてろよ。俺付き添いするわ」
高広が言ってくれた。
彼は九条会長の弟で、元の世界では行方不明だったはず。
それが、ここに存在しているってことは…。この世界は元のとはまた違う世界?
「あ、純の会社に電話入れた方がいいよな。」
軽快にスマホで連絡してる。
会社に電話…ってことは、そこには俺がいるんじゃないだろうか。
「え、い、いや、高広、ところで今何年? 西暦で」
「え? 20××だけど」
はい? 元の世界から数えて○年未来だ。
俺、未来に飛ばされたのか?
それとも…ここは高広が家出しなかった世界線なのか?
「あのぅ…高広、お前、いつ戻ってきたんだ?」
「え? ここに? 純、何言ってるんだよ、知ってるじゃん」
「あ、ああ…」
なら、やっぱり家に戻ってきたんだな。
ひとまず安心だ。
弟がいなくなって、友人はとても悲しんでいたからな。
「はい、通らせてください――。お怪我の具合は」
救急車のサイレンとともに隊員が担架を押してやってきた。緑川を見るなり、
「大丈夫ですか、ビルから転落された…んですよね?」
いや、違うんだけど。まわりの目撃者は微妙に首をかしげる。
「このビル、20階くらいありますよね…。オフィスビルで、ガラスの破片もなかったし…ということは屋上から…」
不思議そうにつぶやいてる隊員もいる。
「首を固定して。CT通すまで油断ならないぞ」
「はい」
「いや、俺は大丈夫…」違うんだって、ビルから落ちたんじゃないぞー。
「喋らないでください。」強く止められ言葉を発する隙が無い。
ああ…唯一高広ならゼウスだのタイムマシンだのと言っても信じてくれそうなのに…。すぐ近くにいるのになあ。涙が出そう。
会長弟は緑川に負けず劣らず自由な科学者だった。負けず劣らずラボで何かを発明することもあった。それは物質に限らず多岐に及んだ。
佐伯ちゃんに知らせる…って言ってたけど。やばい、俺に遭遇ってことはないよな?
『え? 社長ならここにいますけど?』って返ってきたらどうなるんだ、俺。
だが、そんなこともなく、病院の集中治療室に運ばれ、目立った外傷がないことから真っ先にCTスキャンに通された。
どうもここは元の世界より数年先の世界のようだ。
この世界の俺はどうしてる…?
ドキドキなんだが…。
バッティングしたらやばいよな?
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