闇の獣人 女神の加護で強く生き抜きます(18禁)

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第1話 闇の獣人、局長に倒したドラゴンを見せる

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 俺の名はラフィアス・ゾルトロンド。獣人だ。獣人というとかわいらしいのやいかついのもいるが、俺はその中間といったところだろうか。狼族と犬族との混血らしい。体毛は全身真っ黒で目は金色という獣人としては珍しいといえるタイプだ。身長は167cm。まだ16歳だからな。20歳になれば180cm近くまでいくだろう。

 俺は獣人という種族の特性で毛むくじゃらだ。夏は暑くて仕方ないので魔法でしのいでいる。子供の頃はうまく魔法が使えなかったので暑さのあまり眠れない日々を過ごしたものだ。

 俺の両親が狼族と犬族らしいと言ったのは俺が捨て子だったからだ。孤児院の前に捨てられていたそうだ。ま、大方子供が沢山できて世話しきれなかったんだろうな。よくある話だ。

 俺は国家公認の暗殺者ギルドに拾われてそこでさまざまな教育を受けた。どうやら俺は闇の魔法が桁外れに強いらしい。逆を言えば光魔法や聖属性の魔法は全く使えないし、それらの魔法を受けたら他の属性魔法を受けた時の倍以上のダメージを受けるんだけどな。他の属性魔法? それも適性はそこそこといった所か。教官が言うには闇魔法メインで鍛えた方がよっぽどお前の為になると言われたんで、闇魔法を極めた後に他の魔法の鍛錬をしようと思っている。
 
 さて聖属性や光属性の魔法だが…あれはすごく痛い。痛くて苦しい。あんな思いはもう沢山だ。大体、光魔法はともかく、何でアンデッドでもないのに聖属性の魔法を受けたらダメージ受けるんだよ!? おかしいだろ! それで俺は必死に魔法や体術や暗殺や性技を学んだ。おかげで15歳になる頃には戦闘担当の教官をほぼ全員、ぶちのめしてやるほどの実力を身に着けることができた。ギルドマスターは大いに喜んで俺を国家特別総合調査局の局員になるように推薦してくれた。

 国家特別総合調査局員…簡単に言うと国家公務員の中でもエリートの部類に入るのだが…実際にやっている事は暗殺者と変わりない。

 国の法律に反する貴族-主に脱税とか麻薬の取引とか他の国と共謀してこの国の乗っ取りを企む馬鹿やこの国の重要な情報を他国に横流ししているスパイ疑惑のある連中が暗殺の対象になる。

 ところが貴族というのは大抵、非常にずる賢くて容易には尻尾をつかませない。大抵、暗殺の対象となるのは下っ端かその上役だ。いかに国家組織といえど貴族本人を抹殺することはよほどの証拠が揃わない限り、実行できないのだ。

 他に強姦の仕事がある。これは主に問題のある女性を懲らしめる為にやる。だが最近では夫と離婚した貴婦人やいろんな理由で別居していて夫と寝ることができなくて、欲求不満の貴婦人が依頼を出すことが多くなっている。

 そういう場合は娼館に行っていい男をゲットしてこいよ、と言いたくなるが…他国のスパイが紛れていることもあるので、国家特別総合調査局に調査依頼を出すのが安全だからな。外見が良くても性病をもっているなんて奴も多いし。さらに調査局で専門の訓練を受けた人材であれば、尚更いいらしい。

 ではなぜ強姦なのかというと…どうも調査局が安全を保障した男と楽しくセックスするというのは、貴族の女性にとっては飽き飽きしていてマンネリで刺激に欠けるらしい。だから強姦、すなわち犯されることに激しく興奮するんだと。貴族というのは訳のわからん生物だとつくづく思うが、これが現実なのだから仕方ない。王国内でも金と暇を持て余した貴婦人は沢山いるようで、この手の依頼は四季が変わっても絶えることがないのだ。調査局でもいい稼ぎ相手になるので、男性の調査局員は全員、強姦に関する知識や技術を習得させられている。

 もちろん強姦の対象を殺すのは絶対に禁止。軽く叩くのは許容範囲だが両手に手錠をかける時も乱暴にしてはいけない。さらに妊娠させたらいけないので、強姦する局員はマジックアイテムを使って妊娠できないようにする。小型のハンコでその名は「子孫断絶の印」という。

 その名のとおりこのハンコを押されたら、少なくとも三ヶ月は妊娠できないという。このハンコを押された瞬間に子宮内の幕がかなり薄くなってしまい、精子が卵子と結合しても妊娠できない状態になるのだという。強力な解呪のアイテムや魔法でも無効化できない強力無比なシロモノだ。3ヶ月経つと印は薄れて半年もすれば完全に消えるという。もちろんどんな洗剤で洗っても落ちることはない。時間経過でのみ効力が薄れていくタイプだ。

 これを使って対象の女性を強姦して射精する。その時もすぐに逝ってはいけないので、通常、男性局員は強姦の任務の時は事前に己の生殖器に特殊なクリームを塗っておく。潤滑油と媚薬と逝くのを遅らせる作用をもつクリームだ。もちろん特殊なクリームなのでかなり高いが必要経費だろう。俺は潤滑油と媚薬効果のあるクリームしか使っていないけどな。すぐに逝くのは鍛錬が足りないからだ。よほどの名器でない限り、俺がすぐに逝ったことはない。

 他の任務はダンジョンに潜ることだ。この時は大型のアイテムパックを渡される。これは狩ったモンスターの遺体を入れるためだ。パックの中身は国と契約した大商会が買い取ってくれる。暗殺者としての腕を鍛えることになるし一儲けできる。危険だが一石二鳥のおいしい仕事であるといえる。

 さてダンジョンと一口に言っても大きく分けて二種類に分けられる。

 一つは各階層に出るモンスターが決まっているダンジョンだ。これが圧倒的に多いが、中にはランダムで強力なモンスターが浅い階層に出ることがある。これをランダム・ダンジョンという。

 もっともいくらランダム・ダンジョンといってもいきなりドラゴンが浅い階層に出ることはない。ドラゴンが出没するのは50階層よりも下の階だ。そして王都にあるダンジョンもランダム・ダンジョンだ。地下10階層まではゴブリン、オーク、コボルドといった三大ザコと呼ばれるモンスター達だ。

 問題なのはホブゴブリンやハイオークといった上位のモンスターが第二、第三階層に出る事だ。確かに上位の冒険者だとこれらのモンスターは雑魚でしかないが、ろくな装備もなく経験の乏しい新米冒険者にとっては立派な脅威だ。

 しかもこれらのモンスターは放置しておくと、大量に繁殖してダンジョンの外に溢れ出てくる。これを冒険者達や俺たち調査局員は「スタンピード現象」と呼んでいる。

 さらに始末の悪いことにこのダンジョンは確認できているだけでも地下100階層まであるらしい。当時の調査の為に出向いた冒険者パーティは、100階層に着いてもまだ地下に続く階段があるのを見て調査を打ち切ったというほど深く広い大迷宮だ。

 なんでこんな大迷宮が王都にあるのかというと、500年前にここの王家から出た冒険者が別の大陸にあるダンジョンを踏破してダンジョンのコアを魔剣で真っ二つにしたらしい。自国の連中に自慢するためにコアを持ち帰ったがあいにくコアは完全に死んでいなかった。

 あとはもう説明しなくてもわかるだろう。そう、コアは王子が王都に入ってそれほど時間が経たない内に彼と彼の乗る馬車を吸収し、城下町の一区画を吸収しはじめた。吸収された街の一部はダンジョンになり、今になるまで存在しつづけている。

 幸い、この国ジェルロンド王国は大陸の最西端にある。東は南北に長く伸びる険しい山脈に守られ、西は海だ。おかげでこの国は海の幸と山の幸に恵まれて繁栄してきた。
 
 当然ながら諸外国も我が国ジェルロンド王国を支配下にしようとしていたようだったが、地の利はこちらにあるので迂闊に攻め込むことはできない。

 国としてはそこそこといった規模の広さしかないが、まさか諸外国も王都にダンジョンが生まれるとは思わなかっただろう。

 冒険者が定期的にモンスターを間引くことでスタンピードを抑えることができ、更に宝箱やモンスターの素材のおかげでこの国は更に潤い、ダンジョンが王都にある危険な国として、以前ほど他国からの侵略行為に神経をすり減らせることは少なくなった。

 それでも国境付近の警備は大切だし、警戒はしているけれどな。

 最近では暗殺や強姦よりもこのダンジョンに入って、モンスター達を間引く任務の方が圧倒的に多い。俺は闇魔法が使えて、移動や物の収納が他の局員よりも優れているから仕方ない。

 もっとも闇魔法についてもかなり実験できたし、暗殺者としての腕も格段に上がった。もう先輩達が5人、いや10人相手でも勝てる。光魔法を使ってきたとしても闇のシールドで防げばいいのだ。このダンジョンに潜って一年。俺も16歳になったし、もう冒険者としてやっていけるんじゃないかと思うほどモンスターを狩っているのだ。

 そんな俺でも苦手とする人物がいる。その一人が俺の目の前にあるドアの向こうにいる、女性局長だ。
 
 彼女の名はシャルミリア・ジスペリータ。貴族の一人だというが、確かに彼女の仕草は優雅な部分がある。もっとも俺から見れば行動の全てに隙がないといった表現がピッタリくると思うのだが。

 このままドアの前に突っ立っていても仕方ない。ノックをするとすぐに返事が返ってきたのでドアを開ける。

 「ダンジョン攻略の任務、御苦労だった。やはり君ほど優れた人材はいないな。闇魔法で大量のモンスターの遺体を収納できるし、一瞬でダンジョンの深層部から指定の場所に帰還できる。だが…何か忘れていないかね?」

 と、言いながら書類を一枚ピラピラと振っているシャルミリア局長。声音は優しいが目が笑っていない。怖い。怖すぎる。

 「わ、忘れていたわけじゃありませんよ! ただ…ドラゴンを倒すのに少し手間どってしまって」

 そこで局長の目がすっと細くなった。怖さが倍増で見ているこちらの背筋が寒くなる。ドラゴンよりもよほど恐ろしいのがこの人だ。

 「ラフィアス。君が闇魔法の使い手で凄腕の暗殺者であるとしてもだ。一人でドラゴンを倒すというのは無理があるんじゃないか? …いや、その目を見る限りウソをついているようには見えないな。で、証拠は?」

 「それを今から出そうとしていたんですよ。ほら!」

 そういいながら俺は天井いっぱいに闇を広げてそこからドラゴンの頭部を引っ張り出す。もう少しで局長にぶつかりそうになるので、それ以上は闇の空間から出さないようにした。

 さすがに呆然とした表情を浮かべる局長。この人のこんな顔を見るのは初めてなので、いい気分だ。ニヤニヤ笑いたい気分だが、それを表情に出すと地獄が待っていると経験でわかっているので、ドラゴンの頭部に意識を集中することに専念する。

 実はドラゴンの遺体ってこれ一匹だけじゃないんだけどな。確か12~15匹ほど収納していたような。
 確かレッドドラゴン3匹、アースドラゴン2匹、カッパードラゴン2匹、グリーンドラゴン、ブルードラゴン、ブラックドラゴン2匹、ブロンズドラゴン2匹、シルバードラゴン3匹だったな。これだけ倒しているのを知ったら局長も気絶するんじゃないだろうか。一体のドラゴン倒しただけでこの反応だもんな。彼女の精神衛生の為にもしばらくの間は黙っていた方がいいだろうな。

 あいつら頭悪いし、図体でかいだけで闇魔法で生気吸収とかするとすぐに倒れて死ぬから、俺にとってはそれほどの難敵というわけじゃない。もっとも今までは一体から二体程度だったから勝てたんだろうな。

 あいつらが徒党を組んで3体以上で攻めてきたら、俺もビビる。もっとも対処法はいくつか考えてあるから逃げ出すほどじゃないが、複数のドラゴン相手だと俺でも苦戦することは間違いないだろうな。

 そんな事を考えている間に局長も普段通りのキリッとした顔になっていた。ふう、と大きくため息をつくと、厳しい眼差しで俺を睨んでいる。

 「以前から君は規格外だとは思っていたが、まさかこれほどとはな…。まぁとにかくだ。闇の中の空間では時間が止まるのだったな? ならばドラゴンの遺体の提出は後回しだ。それより今は孤独と性欲に悩める貴婦人を救う為に行動するべきだろう。その間に私は解体職人を集めておこう」

 「しかし、今はまだ昼間を少し過ぎた頃ですよね? 強姦の任務を遂行するには時間が合わないんじゃ?」

 「君は依頼者の出した条件の変更に気づいていないのか? よく読め。依頼者は君の不満や懸念に合わせて依頼を出してきたということがわかるぞ?」

 と、言いながら書類を突き出す局長。それを手にして読んでみると俺は踊りだしたくなった。

 「えっ!? 襲うのは夜じゃなくてもよくなったんですか? しかも俺の気が済むまで犯りまくってもいいとありますけど…?」

 書類を読み直してみると、俺の都合のいい時間帯に襲ってもいいし、朝まで犯りまくってもいいという内容だったのだ。これで嬉しくないわけがない。思わずバンザイポーズをとると、閃光を放つ玉が俺の顎に直撃した。

 闇属性の俺に光属性の魔法はすごく痛い。ダンジョンに何度も潜るうちに魔力の扱いにも慣れてきて、あらかじめ不可視の結界を張り巡らせていたがそれでも痛い。何度も顎をさする俺を局長が半眼で睨んでいる。

 「ひどいですよ、局長。いきなり攻撃しなくても…」

 「黙れ。君は強くなってもどこか抜けているな。とにかく、さっさと依頼をこなしてこい。今日が最終日で期限ギリギリだということを忘れるなよ!? そして明日の昼までには解体職人を集めてくるから、それまでにはこの執務室に戻ってくること。いいな?」

 「は、はい! 行ってきます!」

 右手の上に新たな閃光を放つ玉を浮かべた局長に言われて、俺はすぐに目的地へと闇魔法で転移した。すでに何度も行っているし、屋敷の各部屋も調査済みなのでわざわざ足を使って移動する必要はないのだ。
 
 屋敷の裏庭に一瞬で移動した俺は魔法で生み出した「魔法の眼」を使って標的を探し出す。

 彼女は三階の私室にいた。メイドや執事といった使用人は2階にいる。これは好都合だ。

 もう一度依頼書を見て俺は早速、勃起しはじめた股間のムスコをなだめながら任務達成の為に動くことにした。
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