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登場人物紹介(ネタバレ注意。随時更新&随時修正)
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20話になったので、そろそろ誰が誰なのかわからなくなる事もあると思いましたので登場人物紹介です。作者の決めた設定とはいえ、書かれている人物の解説文を変更する可能性もあります。必ずしも話数の順番通りに人物紹介されているとは限りませんので。その辺りはご了承くださいませ。またネタバレ要素ありでそれが嫌な人は読まない方がいいです。
随時更新とありますが、気の向いた時にやりますという意味なので毎日更新というわけではありませんので、その辺はあまり期待しないでください。それではどうぞ!
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ラフィアス・ゾルトロンド
この話の主人公。闇の力をもつ漆黒の毛並みと金の瞳をもつ獣人の少年。巨根で精力絶倫で膨大な魔力を持つ反面、性的な事とやたらと縁がある。外見は狼の頭部をもった獣人ではあるが、その割には鼻が少し短くて犬の頭部をもった犬型獣人に近い。暗殺者としての訓練を受ける為に尻尾は邪魔になる為、根元だけが残っている(後に話が進むにつれて尻尾は再生するが機能性を重視してかホウキのようなふさふさではなく、豹の尻尾のように紐状になっている)
かつては孤児で孤児院から暗殺者ギルドに拾われてその才能を伸ばしていった。
しかしそこでの生活は決して楽なものではなかったようで、教官達から必要であった事とはいえ、輪姦されたり必要以上の暴力を受けたりしていた(後に彼は力と技を十分に身に着けた後で、彼を不必要に痛めつけた戦闘担当の教官達を一人残らずぶちのめして、暗殺者ギルドマスターを爆笑させた)。
教官達を後で復讐してボコボコにしていた例からわかる通り、やられたらやり返すタイプ。
ただしシャルミリア局長のように自分に非がある場合に受けた暴力の場合は報復することはない。
また彼に対して好意や絶対の忠誠心を持つ身内や奴隷達には惜しみない愛情を抱いており、彼等には(半分はアビリティのレベル上げという魂胆もあったが)プレゼントする為なら努力は惜しまない。好きな人にはとことん尽くすタイプでもあり、136話では針の神と糸の神の力を借りて希少鉱石のミスリル、オリハルコン、アダマンタイトで出来た針や糸を作成しており、141話では織機を使って機織りをして服を作成している。
過去に輪姦された思い出があり、痔になるのが嫌だったのでアナル・セックスは忌避していたが、竜王の息吹と浄化魔法のクリーンや、さらに上位のピュリファイが使えるようになったので、性病や痔になる心配はなくなったせいか、以前よりも積極的にアナル・セックスをするようになっている。
暗殺者としての教育を受けたせいか、他人との付き合いはよほど心を許した者しかしない。錬金術師のアンネリーザとは腐れ縁だったが、彼女が蛇の神の力を使ってラフィアスの秘密を喋らないと誓約してからは、以前のように警戒する事はなくなり、たまにセックスを楽しむセックス・フレンドとして付き合っている。
その魔力はすさまじく、地下100階層にいるキングドラゴンすらも倒せるほどの実力者。しかし彼も過去にさんざんぶちのめされた経験のある女局長にして彼の上司であるシャルミリア・ジスペリータの言う事は全て正論であり、彼の犯したミスが原因で殴られている為、彼女には頭が上がらない。
闇の女神の夢の中でのお告げを受けて、倒した相手のアビリティを吸収できるという、特殊能力をもっている。
倒した相手のもっていたアビリティを吸収し、さらに宝箱の中身も獲得できているのだが、倒したモンスターの数が膨大である為、モンスターの遺骸と宝箱の中身は片っ端から闇の中の空間に収納しているため、どれだけ多くの遺骸と宝があるのか、そしてアビリティの数も膨大であるため、本人の少しずぼらな性格も手伝って、モンスターの遺骸、宝物、アビリティなどはある程度までは把握できているが、全てを正確には把握できていない。
少しずぼらな性格だが、ダンジョン内ではドライかつシビアな性格。過去にタチの悪い冒険者と議論したが、時間の無駄であることを痛感し、モンスターの遺骸、ドロップなど全て彼等に譲るという形で別れてからは冒険者とつるむことはしなくなっている。冒険者の全てが性悪ではないことはシャルミリア局長から言われているが、積極的につるむことはしない。
あまり激しく傷をつけると商品としての価値が下がると局長に怒られるので、リッチやアークリッチを倒してからは、吸収したアビリティのデスを使って敵、および敵の集団を即死させる戦法に切り替えている。それまでは闇の魔法で敵のエネルギーを吸収するという方法を使っていたが、デスの方が文字通り敵を即死させるため、アンデッドか高位魔族や生命のないゴーレム系、伝説級のモンスターでない限りすぐに殺せるので、遺骸に傷をつけることは全くなく、局長に怒られるどころか、逆に褒められるのでラフィアスはデスの魔法を重宝しており、心の中ではリッチやアークリッチに感謝している。
シャルミリアによく叱責される辺り、魔法・近接戦と共に強いが書類を提出し忘れたり、書類に誤字・脱字が見られたりと、どこか抜けている一面もある。
暗殺や強姦の仕事の他にダンジョン内のモンスターの間引きも重要な仕事なので(間引かないとダンジョン内のモンスターが繁殖しすぎて、ダンジョンからあふれ出して王都の住人に危害を加える為)、闇魔法を駆使して、調査局員の中では最大の功績を上げている。
その戦闘能力と魔力の強さは一見すると他の局員から妬まれそうだが、どこか抜けている一面があるのと、それが原因で局長によく叱責されている所が見られるせいか、他の局員から妬まれることはない。
また彼が個人的に認めた者には受けも攻めも両方こなせる、バイセクシャルとしての一面も見せる。
王城に招待された時は親衛隊の連中に絡まれて、素手で絡んできた獣人の隊員達を全員をぶちのめすなど、高い戦闘能力を持っている。
一方で部下を庇ったズラドール隊長には好感を少し抱いて、自分を抱かせるようにする。その結果、隊員達がラフィアスの穴の虜になって下僕になるなど、暗殺者ギルドで過ごしていた時に性行為担当の教官達から開発された穴を存分に活かして親衛隊のみならず、宰相レヴィンさえも虜にして王城内での味方を作るなど、強かな一面もある。
また彼は獣人らしく、性的なことに積極的だが相手がよほどの悪人でない限りは共に気持ちよく絶頂に達するセックスを好む。
彼が性的なことにのめりこみやすい一因として、闇の女神(のちに母と判明)の施した制限によって、彼と交わった女性が産んだ子供は、必ず一年以内に死ぬということが判明して、その事で半ば自暴自棄になっていることが挙げられる。
これは彼のような強大な力をもった子供が増殖して、世界を破壊しない為の措置であり、ラフィアスも頭では理解できているが、感情が納得できずに多くの男女と肉体関係を築いていくことになり、結婚して子供を産めて、といった感じで普通の一般的な家庭にあこがれている。
また後に聖人と呼ばれるほどの高度な癒しや浄化の魔法を使えるようになるが、自分の活動が原因で医者、薬屋、施療院、義手や義足を作る技術者の仕事を奪うことになってしまうので、村や街には一回だけ、全住民の癒しと浄化を行い、後はよほどの事がない限りはやらないようにしている。
ちなみに彼の無償の治療行為で客の入りが少なくなった医療関係者の運営者の家には、ちゃんと時間を止めて金貨1000枚(もちろんダンジョン産の金貨で現代の金貨よりも重くて純度100%で市場に出回っている貨幣の倍の価値はある)の入った袋を詫び状(客を減らしてごめんなさいという内容)と共に置いて、店や施療院が潰れないようにフォローしている。
逆にラフィアスの肖像画や冒険者でも手軽に持ち運べて拝むことができるように、小型のラフィアスの彫像を作ったりする職人もおり、よほど高額で販売しない限りはラフィアスも黙認している(画家や彫刻家の抜け目なさに呆れつつも自分が原因で儲けられてよかったな、と思っている)。
ちなみにラフィアスの持っている貨幣は大半がダンジョン産のものなので、鉄貨、銅貨、銀貨、金貨の四種類はいずれも重いが、それだけに純度100%で現代出回っている貨幣の倍の価値はあるので、街で彼が買い物をすると店の人にはとても喜ばれる事が多い。
また一見すると何でもできるように見えるが、後に全ての魔法を使用可能になるアビリティを習得した時でも、魔法で飲食物を創造した場合、何度やっても味が全くしないものばかりできたり、彼の歌や楽器の演奏は兵器レベルで人が殺せるまでのものになっており、意外と不器用な一面もある。
このように街や村を全体的に浄化と癒しをできるほどになるが、その時は優しいだけの聖人として頼られないようにして、城塞創造の魔法で城塞を作って、結界移動の魔法で村や街の住人を作った城砦に移動させて、それが幻覚ではないことを確認させてから、また元の街や村に戻ってから、自分の作った城砦を大精霊などの力を借りたり、自分自身の魔力で破壊するという行為をして、神罰の恐ろしさを住民達に知らしめている。
それが終わった後は彼が「好意の空間」と「生命と魔力の閃光」という魅了系のアビリティをアクティブにしておいてあるので、住民達に彼や分身達にオーラル・セックスで彼が射精した精液(後に魔皇神の力で美味しくなって、料理に混ぜたらさらにおいしくなる上に若返り、万病治癒などの効果がさらに強化された)を飲ませている。
実際は精液を変化させた飴玉などを舐めさせればいいのだが、それでは口にしない者が出て、邪神の精神支配に抵抗できなくなるため。彼がわざわざオーラル・セックスで住民達に自らの精液を飲ませるのは、半分が住民からの希望(治癒と神罰の両方をこなせる聖人への畏怖、感謝、崇拝など)によるもので、取りこぼしがほとんどないので、ラフィアスも時間停止や分身達を作って、手分けして住民達に精液を飲ませて邪神に精神支配されないようにしている。
また王都ジェルロンドの貧民街の大量の貧民を北西にある廃村と孤島の街を開発して、二つに分けて住まわせるなど、慈善活動も行っており、廃村は蛇の化け物がいたので、ヴァイソン村。孤島はノランディアの街と称して、東西に分かれて貧民同士でいがみ合っていた問題を解決したこともあり、淫行に耽ってばかりの獣人ではない。
これは元々、彼が孤児であったことに由来し、邪神に対抗する為の戦力が少ないので、彼一人では対抗できずに戦力強化という下心はあっても、冒険者に大型倉庫に匹敵する容量をもった魔法のバックパックを魔法のかけられた誓約書にサインした者限定とはいえ、無償で譲る、ドラゴンや他の大型魔獣の遺体何度も冒険者ギルドにタダで譲るなどの冒険者にとって有利な活動もしている(その為、冒険者の守護聖人と呼ばれるようになり、家屋、井戸、畑の神の手助けもあって街の生活の利便性を上げた為、冒険者の中ではラフィアスの熱狂的な信者も多数存在する)。
さらに邪神の眷属によって異世界から召喚されたバケモノから世界中の街や村を守るための二重の結界を張り巡らせて、住人を守るなどの聖人としての行為も果たしている。
他に彼と分身達の射精した精液をポーション瓶に入れたものを大量に揃えて、神々に捧げると中身だけ消失して、そのエネルギーが、かつて邪神との戦争で力の大半を失った神々の復活にも役立っており、家屋、井戸、畑、人形、植物、蛇の神にして誓約の神、門と扉の神、道を司る神などに数万から数億の精液ポーションを捧げて、力を回復・増強させているので、多くの神々から気に入られている。
問題点としては、精液ポーションを捧げた見返りとして不定期にアビリティがラフィアスに送られてくるが、あまりにも多く、彼には吸収しきれないのでほとんどが待機中のアビリティになっており、それも数が膨大であるためにレベルやステータスが待機中の大量のアビリティの影響でラフィアスのステータスが見れなくなるという事態にまで発展している。
ラフィアスはもともとズボラな性格だが、神々や精霊、眷属にした魔族がその都度、いろんなアビリティを送ってくるので、整理しても、いつのまにか増えているので、よほどの事態にならない限りはアビリティの整理は諦めている。
時空魔法が使える関係で長期間の時間停止が可能になり、やろうと思えば時間停止空間の中でいくらでも強くなれるが、本人が無意識に強くなりすぎることへの嫌悪感やズルをしていることへの罪悪感から、あまり時間停止空間の中には長くおらず、今までの話では一年以内に時間停止を解除している。
ラフィアスが住んでいる世界の邪神の眷属が召喚した異世界からの魔物や機械兵器などが時間停止空間の中でも動ける者が多いので油断できない状況になってきている。
また彼が淫らな行いをしているのをどうして神々が咎めないのかについてだが、精液ポーションを大量に捧げて、多くの神々の力を回復させている上に、覇王竜の装備シリーズを装備できる数少ない人物でもあることや、邪神の精神支配から人々を守る為にオーラル・セックスをしている事が挙げられる(彼の射精した精液を錠剤や飴玉、粉末に変えることも可能だが、それでは飲まない人が出るので、一度だけだし実際に監視できるという形でオーラルセックスという形で分身を沢山作っては彼の精液を一般市民達に飲ませている。
また強姦の仕事などでも相手を気持ちよくさせている事や、第七十話で三級創造神から二級創造神にしてくれたお礼に、二級創造神になったフェランシオルに願い事をした時に「俺と関わった連中は善人であれば今の一生だけじゃなくて、次やさらに次といった七世代ほど後まで、ありとあらゆる意味で幸せになりますように。
悪人が相手の場合は贖罪の機会が訪れて、来世かその次の世代までには完全に罪が清算されますように」
という願いごとをしたので、ラフィアスと関わった者は善人や悪人であっても、彼等の為にプラスになるように運命が変えられていく(しかもラフィアスの精液を飲む。性的行為に及ぶなどの性的な事をした者はさらに幸せになっていく要素が濃くなる)上に、蛇の神アナントスが密かにラフィアスが願った内容の効果を倍増させている上に大蛇の祝福を進化させた「蛇神の祝福」の効果を他者に感染させる効果のお陰で彼と関わった多くの人に総合的な運の上昇効果がつくので、よほどの悪人や神の試練や呪いを受けている者以外は幸せになれるので、神々もよほどの事でない限りは黙認している。
シャルミリア・ジスペリータ
国家特別総合調査局の局長。すべての調査局員を束ねる女ボス。年齢不詳。光魔法の達人で、闇属性のラフィアスがこの世で最も苦手としている人物。
事務と戦闘の両方をこなせるハイスペックな人。髪の色と瞳の色は毎日変えているので、誰も彼女の本当の髪の色と瞳の色を知らない。
ラフィアスに対しては出来の悪い弟のように思っている。最初は口頭で注意していたが、調査の為の書類の提出を忘れる、誤字脱字が目立つなど、何度口で注意してもラフィアスのミスが減らなかったので、鉄拳制裁したら徐々にミスが減ってきており、最近では滅多に誤字脱字のミスが出なくなったので安堵している。
怒ると、人喰い鬼として有名なオーガや再生能力の高さで有名なトロールといった大型の人型モンスター達でさえもビビって失禁してしまうほど怖い顔になる。
戦闘では光魔法を全身、または拳や足に付与して敵を粉砕する。魔法耐性の高い純度100%のシルバーゴーレム40体を一人で、しかも素手で一分以内に粉砕したという伝説をもつ。
超一流の格闘術師で、投げ技、締め技、関節技はもちろん、拳や蹴りによる打撃中心の攻撃も王国でもトップクラスである。
アンネリーザ・シャスティーネ
ラフィアスの知り合い以上友達未満の関係の女錬金術師。シャスティーネ一族の出身で「そうした方がいいかもね~」と間延びした口調が特徴の女性。
ラフィアスを興味深い逸材として彼に一服盛って解剖しようとしたので、シャルミリア局長ほどではないが、ラフィアスからは距離を置かれていた。
多くの錬金術師がそうであるように、自分が興味を抱いた対象には執着するようになる。彼女が自作した鑑定の力をもつ眼鏡でさえも、ラフィアスの全てを鑑定しきれなかった為、彼に興味をもつようになった。
だが蛇の神アナントスの力を借りた誓約の儀式を行い、ラフィアスの秘密を守ることを誓約してからは、ラフィアスとはセックス・フレンドとして良好な関係をもつようになった。
レヴィオール・ドラズレント
レナリアーラ王国の宰相。女王陛下とは遠縁だが血は繋がっている。公爵家の出身だが家督は継いでおらず、兄が引き継いでいる。実は好きな女性がいたが、彼女が愛していたのは彼ではなく、兄の方だったので、自分の彼女への想いを打ち明けることができずに、悶々とした日々を過ごしていた。
だがそんな時にラフィアスと出会い、彼に誘われるまま抱いたことにより、彼女への想いを捨て去ることができたので、セックスによる快楽と同時に、過去を吹っ切ることができた。
その上、心臓に近い場所に刺さっていた矢尻を取り出して浄化してくれた命の恩人のラフィアスを深く愛するようになり、彼の恋人を自称するようになる。
その実力は冒険者であればS(スペシャル)ランクの冒険者に匹敵するほどの強さを誇る。狼系の獣人であるように、宰相というあまり体を動かさない職業なのに、鍛錬は欠かさないでいるせいか、全身、筋骨隆々のマッチョ体型である。
ヴェルゼラート・デ・セレモーラ侯爵夫人
ラフィアスが強姦依頼を引き受けて仕事として強姦していた女性。最も多くの強姦依頼を出している。
これは夫二人に先立たれて不感症になってしまい、まともなセックスでは感じることができなくなってしまった為である。
現在ではレヴィン宰相と共に貴族社会が苦手なラフィアスに代わっていろいろと動いてくれている。
夫二人に先立たれたせいか常に黒のドレスを着ている。たまにメイド達から懇願されて青のドレスを着ることもあるが、宮廷内では黒のドレスばかり着ている。ライトブラウンの美しく艶のある、腰まで届くほどの長い髪をもっているにも関わらず、黒のドレスと彼女の悲し気な顔で付いたあだ名が「黒哀の貴婦人」。
ラフィアスと図書室で出会い、魔書から救ってもらったのを縁に、彼の恋人の一人としてラフィアスの心の支えになっている。また彼の精液や精液ポーションを飲んで、不感症は大分緩和されたようである。
コア・ブランチ
初登場は33話。王都ジェルロンドで発生したダンジョンの核。通称、ダンジョン・コアと呼ばれていた。
ラフィアスのもつ魔力ならその精液もすさまじい魔力をもっていると判断して、彼に語り掛けて、現在では知り合い以上、友達未満の関係になっている。
最初は地下200階層までしかなかったダンジョンも、ラフィアスの精液のおかげで1000階層まで拡張されており、コアの分身の球に射精するか精液を流し込むとその濃度と量に比例して、ダンジョン拡張の他にさまざまなアイテムを作成したり、モンスターの早期復活など、ダンジョン内では神と見紛うほどの力を発揮する。
500年前から冒険者達の本性を見ており、冒険者に対してはかなりシビアな見方をしている。
コア・ブランチという名前はラフィアスによって付けられたもので、彼の誠意に応えてコア・ブランチも半透明で触れないが、掌に乗るほどの小妖精の姿をとることができるが、四つ目で瞳がなく、その体型はラフィアス曰く「オバサン体型」であるそうだ。
第211話では人形の女神タラミレーナのアダマンタイトのゴーレムを大量に、コア・ブランチの球体の中に投入された為、進化してダンジョン・クイーンとなり、世界中のダンジョンに干渉できるほどの実力をもつようになる。
ダンジョン内という制限はあるが、他のダンジョン・コアに干渉してダンジョン同士の空間を繋げて、どれほど遠い距離があろうとも、海を隔てた遠方のダンジョンであっても関係なく行き来できるようにする、ダンジョン内の階層を変えて、浅いダンジョンを深くしたり、逆に地下300階層以下の深いダンジョンを地下30階層にまで浅くすることも可能。
さらにはダンジョン内に店や家を設置することさえ可能。
そのせいか、ラフィアスがいなければタラミレーナが自分を進化させることがなかったということで、いつのまにかラフィアスをご主人様と呼ぶようになった。
ちなみに新しいダンジョンを創ることさえ可能だが、その場合はラフィアスの協力が不可欠であり、地下10階層のダンジョンを創るには、最低でも精液ポーション10億本をコア・ブランチの球体内部に注がないといけない。
フィラーレ女王
ラフィアスが育った孤児院のある国、レナリアーラ王国の女王。初登場は49話。国の為なら他人はおろか、自分をも犠牲にする覚悟のある、お飾りではなく本物の為政者。
最初はラフィアスを手玉にとろうと考えていたが、シャルミリア局長の影響もあり、身に着けているマジックアイテム(いろいろあるが、数が多い上に種類も多いので割愛。おおざっぱにかくと感知系と防御系の二種類)で身をかためているが、それでラフィアスのもつ魔力の強さに衝撃を受けて彼に全面協力するようになる。
後に彼とは娘ともども、肉体関係を持ち、子宮の中にラフィアスの精液を凝縮した玉を数十個入れてもらって、高位の回復魔法が使えるようになる。
尚、彼女はラフィアスの精液ポーションを当時は魔皇神が登場しておらず、おいしくないにも関わらず、積極的に飲んで少しずつ若返っていったので、広告塔としては非常に大きな効果を発揮したので、ラフィアスの聖人としての評価と彼が射精した精液ポーションの効果を立証した人物として、世界中の為政者から賞賛されることになる。
シャリアーナ王女
フィラーレ女王の娘で、母親ともども、いつかはラフィアスの性奴隷になることを希望している。初登場は49話。母同様に、彼とは肉体関係をもち、その際に子宮内にラフィアスの精液を凝縮した玉を数十個入れてもらっており、囚人や罪人を回復魔法の練習に使って、いつかはラフィアスが死んだり、別の世界に行っても民を癒すことができるように、少しでもラフィアスの役に立ちたいと考えている。
尚、この母子の子宮内には時空の上級精霊たちが交代で監視しており、子宮内にラフィアスの精液を凝縮した玉が少なくなれば、彼等がラフィアスに代わって補充しており、必ずしもラフィアスとの性的行為を必要とするものではない。
いずれは彼女も母の後を継いで女王となり、結婚しなければいけないのだが、いい男性がいないし、レナリアーラ王国内の貴族や金と権力のある者達からはラフィアスと肉体関係にある=愛人とされているというのは密かに知れ渡っており、エルモーラ王国かグリシャール帝国の貴族か騎士団の隊長クラスの男性と結婚するという噂が有力で彼女も王女の務めとして受け入れている。
レオンフレイム
レナリアーラ王国から東にある山脈に君臨する七匹の魔物。七巨頭の一匹。通称・魔銀鋼の獅子(ミスリル・レオン)と呼ばれる。初登場は24話。25話でモンスターのランクはSS級。ラフィアスに敗れて彼の性技に感服して身も心も彼に捧げて従魔になる。いつもはラフィアスの影の中にいる。ラフィアスに絶対の忠誠を誓う魔物で火を操るのが得意で現在ではほとんど彼のペット同然である。主に就寝中の護衛になっており、影の中に潜んでいるレオンフレイムの存在を王城ジスニーヴァインに住む者や通う者は全員知っているので、ラフィアスに夜這いや暗殺をする者は自殺行為だとして、誰もラフィアスが寝ている時を見計らって襲うことはしなくなった。
ザルフィス・マウンテン
第59話にて登場。元・天使のカワウソ獣人。常にカボチャをくりぬいたランタンをもっており、ラフィアスの精液ポーションの作り方のコツやアビリティを送ったり、後にアビリティ購入権利(精液必須)の時に、かなり役に立つことになる。
ちなみにもっているランタンからは炎を吹き出させて攻撃することも可能。獣人であるラフィアスは、ザルフィスの炎のランタンで攻撃されて気絶した経験のせいか、ザルフィスは局長ほどではないが、苦手としている。
アナントス
第93話で初登場。蛇の神にして誓約を司る神。本来の姿は白く輝く巨大な多頭蛇(ヒュドラ)である。
ラフィアスの事を「婚約者殿」と言っているが、一級創造神の分身のゴルンルプスの息子であり、創造神候補として優れた素質をもっているラフィアスの子供はやはり強大な力をもっている可能性が高いので、世界を破壊されることを恐れた実母のニュクスネリアやその他の一級神によってかけられた制限によって必ずラフィアスの子供は一年以内に死ぬ、という状態を最初にラフィアスに会った時に一目で見抜いており、あくまでもプラトニックな関係に留めている。
誓約、すなわち「誓い」を破った者には苛烈なまでの神罰を与える神としても有名。誓約を破った者がどういう末路を辿るのかはアナントスのご機嫌次第だが、恐ろしい目に遭うのは間違いなく、少なくとも3回転生してもその苦しみは続くと噂されている。
覇王竜の装備(後に旧シリーズが発見された)の効果やレベルの上昇、数多くの吸収しきれないで待機中の膨大なアビリティの影響で、常に完全勃起状態のラフィアスの生殖器は、寝たら必ず夢精してしまうので、彼が起きたら射精した膨大な精液の処理に悩んでいたが、アナントスが登場してからは夢精した精液を全部舐めとって綺麗にしてくれるので、彼が夢精した精液の処理をする必要はなくなった。
ラフィアスの良き相棒であり、パートナーでもある白い蛇の神。普段は白い小さな蛇に姿を変えており、彼の左右どちらかの腕に巻き付いている。後に井戸の神の「無限の湧水ポンプ」を設置した時に、井戸やポンプが破壊されたり毒物などを投げ込まれたりしないように、世界中の井戸に眷属の白い蛇を派遣して、井戸の雨除けの天井に一匹ずつ待機させて悪戯されないように監視させている。
常にラフィアスの側にいるせいか、彼の精液をもっとも多く飲んでおり、邪神との戦争で失われた力を完全に取り戻したばかりではなく、現在では一級神の中でもトップクラスの実力を発揮できるまでに成長している。
長生きしているせいか年寄りのような喋り方をしているが、その力は強大で大抵の奇跡なら何でも起こせるほどの実力者。ただしあまり神としての力を発揮するとラフィアスが彼女に頼りっきりになってしまうので、よほどの事がない限りはアドバイスをする程度にしている。
またラフィアスが二級創造神の分身のフェランシオルに願った内容の効果を密かに倍増したり『第232話 闇の獣人、アビリティを調べたり、進化させたりしてみる』では大蛇の祝福を蛇神の祝福に進化できるとアドバイスしたりして、総合的な運気を上げる効果がさらに加速されて、蛇神の祝福をもつラフィアスの総合的な運気を上げる効果が他人により早く、強く伝染するようになっている(悪人の場合は時間の問題で必ず改心して罪を償いやすくなる方向に働く。これはラフィアスが街を魔法で作って、村や町の住人を結界移動のアビリティで彼が魔法で創造した街に移動させて、城塞都市の内部にある家具やいろんな食器、芸術品などを触らせて幻影ではない事を確認させて、また元の村や町に戻してから、魔法で作った街を七種類の大精霊、リヴァイアサン、彼自身の魔法などで何度も街を作っては破壊するという神罰の恐ろしさを見せて悪人たちを震え上がらせている事が挙げられる)ので、淫らな行いにいい感情をもたない神々もラフィアスの淫行には黙認せざるを得ない状況になっている。
フェランシオル
ラフィアスの協力のお陰で三級創造神から二級創造神へとランクアップした、爺さん姿の創造神の分身。初登場は69話。
本体から性奴隷にでもなってラフィアスにご奉仕しろという内容の命令で、早速美少女の性奴隷になったのだが、元々は爺さんなので、ラフィアスは爺さんの姿が印象が強いので、現在の美少女の姿との落差に引いており、性的な事はせいぜいオーラル・セックス程度しかできない状況になっている。
彼女(元々は彼だったが、創造神の分身なので外見はおろか性別も容易に変えられる)はラフィアスが本当に危機に陥った時以外は口出しとか関与しない。
記念すべき神様の性奴隷、第一号でもある。
ラフィアスの願いで彼と関わった者が全員、幸せになれるようにした(悪人なら贖罪がしやすくなれるようにという効能がある)という、間接的に多くの人を救っている所はさすがに創造神の分身であるといえる。
しかしまさか彼女も自分以外の神様の性奴隷が増えるとは、全く予想していなかったのであった。
ゴルンルプス
一級創造神の分身。初登場は71話。創造神の中でも二級以上となると、複数の世界を創造・管理することが許されるが、どうやって管理するのかというと、自分の部下や分身を創造することで目的の世界に派遣して管理させる事が可能。
ゴルンルプスもオリジナルのゴルンルプスによって創造された分身だが、魔力や精力など戦闘能力を除けば、オリジナルとほとんど変わりないが、戦闘や破壊行為では下剋上を恐れたオリジナルから制限されているため、彼自身がピンチにならない限りはオリジナルの10%しか発揮できない。
金色の狼の獣人で結構毛深いが、全身筋肉質のマッチョ体型なのでモフモフは期待できない。
本人もオリジナルによって能力制限されている事を気にしており、格下の者にマウントをとったり、人間その他の下級の知的生物を馬鹿にして見下したりしていた為、実の息子のラフィアスから嫌われており、性戦で負けた後も性奴隷になった事実に落ち込んでいたが開き直った模様。
とにかく自分がどれほど優秀で優れた存在なのか他者にアピールするのが得意で、初めてラフィアスの前に現れた時は肉体美を誇張する為に全裸だった。
蛇の神アナントスや多くの側近、大精霊がラフィアスの側にいた為に馬鹿な事はできないと悟ったのか、作中では父親らしく振る舞っているが、その本性は自己中心的で自分と息子のラフィアスさえ傷つかなければ、後はどうでもいいと思っている。フェランやアナントスや他の神々がいる為、大人しくしているがその性格は一言で言えば「嫌な奴」であり、ラフィアスの性奴隷となった事が彼を少しずつではあるが、さらに歪んだ愛情に目覚めさせることになっていく。
ゴルディアーロ・オシャニール
ラフィアスが生まれた世界の全ての海を司る神。通称・海神王。初登場は第79話「闇の獣人、各属性の大精霊達を眷属にしたら海神王の来襲に困惑する」
とにかく派手で豪快な性格の神様。それは彼がくれたアビリティにも反映されており、もっとも攻撃力の強いアビリティの「海神王の槍」は最大レベルでは山だけでなく、山脈をまるごと消し去るほどの威力をもつ。
海を浄化したラフィアスを気に入っており、いきなり玉座を出してラフィアスに座るように言ったり、彼とのオーラルセックスを楽しんで、長時間ラフィアスの射精する精液を飲み続けていたりと、性的にも奔放な面があり、玉座に座ってくれというなど押しの強い一面がある。
ラフィアス自身はゴルディアーロが苦手なのだが、多くの便利なアビリティをもらった手前、無下に扱うこともできないので、よほどの緊急事態や非常時以外は会わないようにしている。
家屋の神
生活三大神の一柱にして、三人組のリーダー。家というか、人間その他知的生物が生活する全ての場所を司っているので、洞窟の中だろうが橋の下だろうが、ダンジョンの中だろうが人が生活する場所は全て彼の管理区域になっている。初登場は第80話 「闇の獣人、海神王の扱いに困りながら、今後の方針を思案する」
尚、生活三大神は呪詛や名前を使った邪術から身を守る為と、古来から存在しており、その時代ごとに違う名前で呼ばれていたので、いい加減うんざりしており、あえて本来の名前は名乗らないでいる。
見た目は赤いローブを着た爺さんだが、三人組の中では生活の場を司るだけあって一番真面目で厳格。
家屋というか建築物を作るクリエイト系の魔法に手を貸すが、ラフィアスが後で民衆に神罰の恐ろしさを知らしめる為の「城砦創造」とは無関係。
彼が力を貸すと、もっと細かい建築物を作ることができる。信者は大工やドワーフ達。象徴する物は柱。
最初にラフィアスに与えたアビリティは「害虫忌避結界」で文字通り害虫が寄り付かなくなる為のものだが、これを国内の全ての街に設置したら、害虫駆除の業者とか冒険者の仕事がなくなる弊害が生じるので、ラフィアスは倉庫だけにこの結界を使うようにした。他にも多くのアビリティを送っており、ラフィアスのステータスが見られなくなる一因となっている。他に畑の神との相乗効果を狙って「腰痛緩和」のアビリティも授けているなど抜け目ない性格をしているようだ。
井戸の神
生活三大神と呼ばれていた爺さんの三人組の一柱。彼がラフィアスに授けたアビリティは「無限の湧水ポンプ」である。元々は「毒無効」の効果しかなかったが、ラフィアスが「アビリティ書き換え(精液必須)」で「猛毒無効」や「疲労回復上昇」「ボケ防止」「血行促進」 「汚物浄化」の効果を追加したので、実質、よほど協力な呪詛を井戸にかけない限りは疫病は起きなくなった。
ラフィアスが予想外にいろいろなアビリティを「無限の湧水ポンプ」に追加したので、生活三大神の中でもっともラフィアスをかわいがっており、また淫らな行為に顔をしかめる家屋の神をその度にたしなめて、ラフィアスを庇っている。
象徴する物は井戸水を入れる為の桶(おけ)である。水は生活するのに必須なので、生活三大神の中ではもっとも人気があるがリーダーの家屋の神を立てて、自分は目立たないようにしている。
また井戸水を司る事から、水に関する多くのアビリティを後にラフィアスに送っているが、これが原因で彼のステータスが見られなくなる一因となっている。
畑の神
かつて昔、生活三大神と呼ばれていた三柱というか三人組のチームの一柱。
「腰痛緩和」のアビリティをラフィアスに送っており、三大神を崇めていると、家屋の神の送った「腰痛緩和」と相乗効果が出て腰痛が四分の一になるという、農夫や肉体労働をする者にとっては、まことにありがたいものになっている。象徴アイテムは鍬(くわ)
畑というだけあって、作物の成長などを司っており、ラフィアスが彼を中心に数百~数千億の精液ポーションを捧げていれば、種だけでなく武器だろうが、防具だろうが、道具だろうが何でも埋めておけば一週間ほどで大量に埋めたものと同じものが畑の面積内で収穫できるというものだが、一週間では時間がかかるし、当時はいろんな街に祝福や城塞都市を作っては破壊して神罰の恐ろしさを知らしめる、という事に忙しかったので未だに畑の神のすごさには気づいていない。
後にその関係のアビリティ(武器なら武器のみを畑に埋めて増殖できるアビリティや、畑に埋めておけば武器のみの質を上げるアビリティなど)を大量にラフィアスに送っているが、他の神や魔神王、大精霊などの送った大量のアビリティに紛れ込んでしまっており、ほとんど気づいていない。
尚、畑なら異次元空間だろうが、ダンジョンの中だろうが、建物の内部や屋上だろうが、土をふんだんに用意して肥料や水をしっかりとあげていれば、そこが畑になるのだが、ラフィアスには飲食不要のアビリティがあるので、そこまでして畑を作ろうとは思っていない。
また畑というと野菜や果物を狙う魔物や獣、害鳥などに悩まされがちだが、ラフィアスが植物の女神アミリルスに大量の精液ポーションを捧げて獲得した袋を獲得。
そして種からはエンシェント・マンドラゴラが育ち、袋に入っていた玉からはスーパーマイコニドが成長して、畑を守っているので獣や魔物に収穫物が盗まれたり、荒らされることはなくなった。
ドラフォール・ギガレント
フォレスト・ドラゴン族の竜戦士にして戦士長の竜頭人身の戦士。初登場は131話。「闇の獣人、植物の女神アミリルスの派遣した二名と対面する」
とにかく強い。Sランクの冒険者パーティーが相手をしても勝てるとは思えない、とラフィアスは初対面で看破した。
植物の大女神アミリルスの命令によってラフィアスの警護をする事になった。
性的快楽を味わう権利をアミリルスに捧げたので男性機能が働かない。その為、淫魔の魅了攻撃や発情などは通用しない。薄緑色の竜人。
そんな彼もラフィアスの精液を飲むうちに、次第に彼に魅了されるようになっていく。
最初はラフィアスの分身達が射精しまくって精液ポーションを作っているのをいい目で見ていなかったが、慣れもあって刺々しい雰囲気を出さなくなった。
真面目で優しく、世話焼きの面がある為、後に新たにラフィアスが購入した奴隷達や部下の世話をするようになっていく。後述のヒョドリンとは幼い頃からの幼馴染である。
このころは時間停止空間でも動ける敵がラフィアスのいるダンジョンに襲い掛かってくる為、迎撃の戦力としてはかなり有用で、ヒョドリンと一緒にこの世界に封印されていた高位の魔物や異世界から召喚されたバケモノを共に迎撃している。
ヒョドリン
植物の大女神アミリルスの側近にして、トレント種では最強、最高、最上位のカイザートレント。
食べた物を数十個に増やす能力があるが、根を生やした土が肥沃でないといけないという欠点がある。
ラフィアスはヒョドリンの根をはっている周囲を常に肥沃である状態にする為に、分身を沢山用意して常に射精させている為、神の力が宿った神器でもない限りは大抵のものは増やせる。
その為、服や武器、防具などよほど高密度の魔力を宿していない限りは食べた物は40~50個単位で増やせる。
ラフィアスはこれを利用して、作った料理を箱に入れて小型化して増やしてから、数十個に増えた小さな箱を革袋に入れてまたヒョドリンに食わせて、数千から数万に増やしている。
特徴は間延びしている口調で、とにかく声がでかい。ラフィアスが捧げた精液ポーションのお陰で、敬愛する上司のアミリルスが邪神戦争が始まる前と同じ状態に戻ったので、ラフィアスにも絶対的な信頼を置いている。
「~するのだぁああああああ!」と声がでかいが、トレント種の中では最高かつ最強である為、葉っぱを刃物にして飛ばしたり、実らせた実を敵に向かって飛ばして爆発させたりと敵に回すと非常に厄介な存在でドラフォールと共に時間停止空間でも動ける、封印されていた魔物や異世界から召喚された強力な魔物や化け物を共に撃退して、トップクラスの戦力として周囲から認められることになった。
畑の神の「畑に埋めたら、畑の面積の中だけ埋めたものが数十から数百ほど増えるアビリティ」をラフィアスが採用しなかったのも、一週間という時間差があったせいである。
カイザートレントの場合は食べたものは数秒から数十秒で増やした物が入っている木の実が実るのでこちらの方が早く手に入る。
その反面、畑の神の場合は広大な畑(四方500メートルから2キロメートルの範囲の畑)をあらかじめ作っておけばその広さの分だけ埋めた物が一週間という時間はかかるが大量に手に入るので、数百から数千の増えた武器、防具、服、アイテム、回復薬を増やすことが可能なのでどちらの増殖方法も一長一短があるのでラフィアスは短時間でアイテムを大量増殖できるヒョドリンに食わせる方法を選んでいる。
魔皇神
文字通り、ラフィアスが生まれた世界の全ての「魔」を司る神様。初登場は「第140話 闇の獣人、夢の中で魔皇神と出会う」。
とにかく魔法や魔術と魔のつくものなら、その知識や力は創造神クラスを除けば最高の知識と力をもっている。
「魔」を司る神だからか、その名前を知るだけで知った者の中にある魔属性が急激に強化されてしまうので、己の名前を教えることはしない。
魔法や魔術ならオリジナルの物も簡単に創れる。彼にとっては魔法やアビリティを創造するのは、手足を動かすのとほとんど同じということで、最初は「魔法創造」と「アビリティ創造」をラフィアスにあげようとしたが、あまりにも便利過ぎる為、歴代勇者のように傲慢でイヤな奴になりたくない、と拒否されたのでますますラフィアスを気に入っている。
結局ラフィアスが望んだのは、己の精液がおいしくなることと、彼が困った時はその時の状況に応じて、魔道具か魔法薬をラフィアスの服のポケットかブーツに差し込むという形で支援してほしいと願ったが、魔皇神は拡大解釈したようで、ラフィアスが願ってもいないのに困った時は勝手に(または一方的に)魔法薬や魔道具を彼のブーツに差し込んでいる。
「魔」を司る神の特徴と言うか、宿命というか、神々の中でも気まぐれかつ我儘な性格で、一度は彼の領域にラフィアスを閉じ込めてしまったこともあった。
その癖、神としてのプライドはあるようだが、他の神々も巻き込んだ騒動の末にラフィアスの性奴隷になった。「第150話 闇の獣人、魔皇神に要求を突き付ける」
「魔」属性を司っているせいか、下級から上級の魔族を召喚できる薬(どれも超まずい味のポーションぞろいだった)を飲んだラフィアスは魔物や魔族を治療できる「デモニック・ヒーリング」を習得する薬を飲んで魔族や悪魔、妖魔、邪神、不死者をも治療する事ができた。
普段は傲慢かつ気まぐれで我儘な性格だが、気に入った者にはとたんに親切で過保護になる。
ラフィアスと体の毛色と瞳の色が違う以外は、双子じゃないかと言えるほど似ているが、これは母のニュクスネリアが魔皇神のイメージを故意か偶然かはわからないが、お腹の中にいる赤子(ラフィアス)に転写(または焼き付けた)為。闇と魔は密接な関係にあるので、ラフィアスは後に楽器をはじめとする音楽関係が致命的に低くて、兵器レベルのものになったのは魔皇神の影響によるもの。
何だかんだ言ってもラフィアスの事は気に入っており、さまざまな魔道具をブーツの中に差し込んではラフィアスを助けている。
海竜王
第152話に初登場。 「闇の獣人、出番がなくてアポなし訪問した海竜王の心をへし折る」のタイトル通り、自分のあげたアビリティをぜんぜん使わないラフィアスに焦れて、ついにラフィアスの元に直接苦情を言いにいったクレーマー。
リヴァイアサンというと海の魔物の中でもトップクラスだが、彼もその例にもれず、海竜王を召喚して命じると、空を飛べるばかりか、彼の起こした津波は標的をどこまでも追いかけるという、追われる側にとっては完全に悪夢であり、ダンジョンの中に逃げてもまだしつこく追ってくるという、あまりにも威力が強すぎるのと精霊達の登場で、ラフィアスは彼の存在を半分忘れていた。
ドラフォールが説明したが、自分の怒りを収めることができずにいた所、ラフィアスに殴り合いによる勝負を挑まれて惨敗。
さらに性戦を挑まれてラフィアスよりも先に逝ってしまった事で完全に心が折れてしまい、魔皇神からもらった首輪を付けることを了承し、ラフィアスの愛人兼下僕になった。
ラフィアスに負けるまでは自分に絶対の自信をもっていたが、負けてからはラフィアスのもたらす性的快楽に夢中になり、傲慢だった性格が幾分か修正された。
エルモーラ王国では各村や町の住民に神罰の恐ろしさを知らしめるために、作った城砦都市を破壊する為に、リヴァイアサンをその度に召喚しては城塞都市を破壊させている。
津波が都市を破壊するのはかなり衝撃的なようで、リヴァイアサンも出番がある上に民衆を慄かせることができるので、ラフィアスも彼の顔を立てることができて安心している。
ヘインズ・ウルフォンド
ラフィアスが育ったレナリアーラ王国の王都ジェルロンドの冒険者ギルドマスター。茶色の逆毛で黒のタンクトップに登山用の高品質のズボンを履いている、筋肉ムキムキの身長2メートルの巨漢。
初登場は「第133話 闇の獣人、冒険者ギルドにジャイアントボアの遺体を寄贈する」で、これ以後は結構、出番がある。中年だが38歳で40歳には行ってない。年齢による老け込みを認めたくなくて暇な時はいつも、筋トレをしている。
それでも老いは確実に体を弱体化していく上に、後継のギルドマスターにふさわしい人物が見つからないので、自分が死んだら誰がこのギルドを守るのかと、王都全体に貼られた二重の結界があるとはいえ、彼も元Sランクとはいえど、一人で地下100階層のキングドラゴンを倒せるほどではないので、封印を解かれたバケモノや異世界から召喚された怪物の来訪に悩まされていた。
そんな所へラフィアスがやってきたので、彼の熱烈な信望者になって冒険者に関することで彼の意見を聞いて、いろんな素材を持ち込まれた事もあり、冒険者の装備の改善など誓約書にサインした者限定とはいえ、ラフィアスの望みを受け入れ、彼の精液を飲んだ事によって老いによる弱体化から解放された。
何だかんだ言って、冒険者について少しでも力になりたいというラフィアスの相談に乗っており、ラフィアスが射精した精液(最初はともかく、何度か会うことで魔皇神が登場し、彼の力によっておいしくなっている)を腹いっぱい飲んだり、後にラーメンやカレーライスを試食したりと、文字通りおいしい事も体験している。
ミリーヤ
女性型の淫魔、サキュバスの頂点。初登場は「第154話 闇の獣人、魔皇神のいらんお節介で獣状態になる」肩書というか称号はサキュバス・エンプレス。文字通り女性淫魔の中では最高位の女帝の称号をもっている通り、当時のラフィアスが逝かせまくっても浄化されずに消えずにいた。
それはラフィアスを主人として彼の一生を見てみたいという欲望が生まれた為。
一体どういう人生をおくるのか。彼の行く末は? 性的快楽を至上のものとするサキュバスとしては珍しく、他人の人生に興味をもつことで彼の性奴隷の一人になった。
魔族らしく、黒い髪と瞳に黒のメイド服(いつもスカートが長いわけではなく、たまにミニスカートになっていたりする)に黒のブーツ(気分次第でハイヒールになったりする)と黒づくめ。人間の世界では黒は喪服を意味するので、彼女の恰好はかなり縁起悪いものだが、王都ジェルロンドのダンジョンの地下131階層で主に活動しているので、問題はないらしい。
高位魔族を眷属にするのは問題あるのではないかという意見が出たが(主にドラフォール)、すでに魔皇神が登場しているので特に問題はないし、シャイターン五人組や魔神王なども眷属にしているので、サキュバス一体くらいなら問題はないだろうということで、そのままラフィアスの下僕になった。
魔族といっても淫魔として人間との接点は他の魔族よりも上で、よく性行為をしていたせいか、意外にも人間界の常識に詳しく、ラフィアスの側近の一人になって彼を支えるご意見番のような役割に自然になっている。
ガガロウス
ラフィアスが魔族や邪神、アンデッドなども治療できるデモニック・ヒーリングの練習台として召喚した、最上位の悪魔の一体。種族名はグレイテスト・デーモン。
初登場は「第151話 闇の獣人、デモニックヒーリングのレベル上げをする」。
全身に黒いタールを塗ったような裸の上半身、下半身は漁師が履くようなズボンを履いている。
魔皇神に気に入られているラフィアスを一目で只者ではないと見抜き、召喚されてすぐに跪いて敬意を表した。
頭には角が三本生えており、四本の腕と異形の姿をしている。これでも8000年以上生きている。
背中には悪魔らしくコウモリの翼。そして男性器も二つあるという。
ラフィアスは彼の腕を四本切り落として、チ○コも二本とも切り落としてからデモニックヒーリングで回復させてレベル30まで上げることができた。
元々人間の武道家だったせいか、肉弾戦は得意らしい。かなり強いらしいが今の所、実力は未知数。
ちなみにラフィアスの下僕にはなったが、性奴隷ではない。
元・人間だったせいか肉体を持っており、変身系の魔法は苦手らしい。
ゾルピーラ・フェルモンド
エルモーラ王国からの最初の使者。後に二人(エルモーラ、グリシャール)の使者がくるが、彼が最初の使者。
初登場は「第170話 闇の獣人、最初のエルモーラからの使者と対面する」。
金髪碧眼の一般的な人間を装っている上に武器も腰につけた短剣だけと無害な存在に見えるが、元・奴隷で諜報局員。
いろいろな事があって宿屋で待機を余儀なくされ、ラフィアスに取り入ろうとしたので、いろんな鑑定や調査系のアビリティで彼の目論見を看破したラフィアスによって、望み通り時間停止空間の中で、彼の創った三体の分身による快楽責めを体感時間で三日間受けて、ラフィアスの性奴隷を希望するようになった。
それからはレナリアーラ王国とエルモーラ王国とのパイプ役を命じたラフィアスの命令に忠実に従い、エルモーラ王国へと一旦戻るようになった。
ロンドウェル・ガーネリア
グリシャール帝国の美丈夫のおじさま。茶髪で茶色の瞳をもった44歳の美中年。初登場は「第172話 闇の獣人、魔物や二人の使者に演奏して気持ちよくさせる」
妻が淫乱女で浮気しまくりで彼の実家である子爵家の鐘を持ち出しては無駄遣いするという性悪女だったので、離婚。
元・妻の放蕩で実家の子爵家は没落寸前になり、ラフィアスの下僕(または奴隷)になるのを条件に、多額の報酬を前払いでもらって、どうにか没落は回避できた。
帝国貴族であるが性悪女にひっかかかったので、実家からは追放同然(あんな女に騙されやがってと、家族からは白い目で見られている)で、ラフィアスの性奴隷となった今では実家の者達を人質にとられても、半ば強引に結婚させたのは両親なので、両親以外の者は助けようとするが自分達のしてきた事を棚に上げてロンドウェルだけを責めているその姿勢を彼は良く思っていない。
加えてそんな両親を育てた帝国にも愛想が尽きかけており、帝国への忠誠心ももっている(ふり)はしていても実際にはゼロに近い。
それでも主人のラフィアスの為に帝国や他の国との交渉や情報収集には積極的に参加しようとする。動機は主人のラフィアスの為に少しでもいいから役に立ちたいと思っているからで、素手でハイオーク一体なら撲殺できる強さをもっている。
一応、現役の帝国貴族だが次男なので子爵家を継いでいない。いろんな美術品には見慣れているが、ラフィアスが平然とミスリル・オリハルコン・アダマンタイトとミスリルはともかく他の希少鉱石を糸の神の力を借りて機織りをして奴隷達や彼と親しい人達の為に服を作る、という考えとその作業光景を見た時には驚天動地のショックを受けた。
ラフィアスに時間停止空間に連れ出され、分身三体による快楽責め(攻めとも書く)によって、身も心もラフィアスの性奴隷兼帝国の使者として彼の為に情報を持ち帰ったり、レナリアーラ、エルモーラ、ドワーフ王国といった帝国以外の国との交渉やその国の情報など、世界情勢は日々変化しているのでそういう情報には疎い(正確には自分のアビリティの研鑽や整理、回収したアイテムの把握などに忙しくて後回しにしている)どこか常識に欠けたラフィアスの側近としてアルロン共々、活躍していくことになる。
アルロン
エルモーラ王国の使者で、元・騎士にしてエルモーラ王国の王都ミリサリアの衛視隊の副隊長をしていた。
初登場は「第170話 闇の獣人、最初のエルモーラからの使者と対面する」。
またそれぞれの国からレナリアーラ王国へ向かっている最中の情景を時空の大精霊エレンソルが主人のラフィアスに映しているシーンがあり、こちらにも二人の様子が書かれている。
「第141話 闇の獣人、魔皇神が予想以上に過保護で世話焼きだとわかって困惑する」
裕福な商人の息子で、エルモーラ王国では平民は家名を名乗ることは許されていない(ラフィアスの場合は孤児院から引き取られる際に、家名を暗殺者ギルドマスターから授けられた)。
黒髪・黒瞳の美形だが、その放つ雰囲気は威圧的で22歳という若さもあってかなりの強さをもつ。
ロンドウェルが帝国の使者で、自分と同じ境遇でラフィアスの愛のこもった時間停止空間の中でラフィアスの分身3体(正確には使者が二人なのでラフィアスの創った分身は六体)によって快楽責めに遭い、魔皇神からもらった「感触変化(快楽のみ)」でロンドウェル共々、身も心も完全にラフィアスの虜となって、二人とも性奴隷になったが、実の姉に酔った勢いでレイプされてからは女性不信になっていたので、ラフィアスの性奴隷になる事には何の違和感も抵抗も感じなかった。
ロンドウェルとは実の兄弟のように仲がいい。二人共、それぞれ女性で苦労したが復讐しようという思考はまったくもっていない(一度、その事をラフィアスが二人に質問したが、そんな事をする時間があったら、ラフィアスの精液を飲んでいる方がいい。もしくは主人のラフィアスの事を考えている方が幸せです、と回答された)。
レナリアーラ王国の王都ジェルロンドのダンジョン地下131階層が現在の職場であり、大精霊、数多くのラフィアスの分身がタライに射精し続けている光景、緑色の竜人とやかましい声を出すカイザートレントとそこは塔の最上階であり、一階下には黄金竜がいて、塔の外は砂漠で全長50メートルの生きた車輪が徘徊していると、まさに人外魔境な階層だが、全員がロンドウェルとアルロンには親切なので、ラフィアスが創造神の分身二名と魔を司る神をも性奴隷にしたと知っても、平常心でいられた(実は高位魔族のミリーヤの精神支配で発狂や気絶を回避できていることを二人は知らない)。
それもこれも、愛人になるのを拒否したのに逆ギレした騎士団の団長が彼を追放してくれたお陰であり、追放された当時はともかく、現在では恨んでいない。むしろそのお陰でラフィアスの性奴隷になれたので、逆に感謝しているありさまで、その事情を知ったラフィアスも怒っていたがアルロンが止めてくれたので、復讐するのは止めることにした。
エペラン
ラフィアスの部下にしてペットでもある、エンペラースライム。初登場は76話。「闇の獣人、とりあえず手駒を増やす為の方法を模索する(その3)」
かつては女王神メランティアのペットで神獣だったが、邪神達の襲来による戦争で女王神が力尽きて眠りについてからは、女神の加護や祝福に頼り切っていた宗教団体があったが、メランティアが眠りについてからはただの人になってしまい、元・信者達がメランティアの悪口を言い始めた為、死人こそ出していないものの、多くの元・信者の家や街を溶かしたりして怪我人を出した。
アナントスや家屋の神、井戸の神、畑の神たちが駆けつけていなければ、他の街も襲っていた可能性が高く、エペランを危険視した神々によって神獣から魔獣へと格下げされた。
時空魔法が得意で、その実力は大精霊に匹敵するとされるほどのもの。
ただラフィアスが忙しいのと、大精霊達に諭されて彼を困らせないようにしており、本当に必要な時以外は口出ししないようにしている。
かつての主人のメランティアを馬鹿にしていた連中を殺してはいないものの、怪我させた過去からわかる通り、幼い少年のような言葉とは裏腹に、怒らせるとかなり過激な行動に出る。
それを一目で見抜いた二級創造神の分身のフェランやサキュバス・エンプレスのミリーヤからは、大人しくしているようにと念を押されている。
普段は眷属のスライムが世界のどこにいるのか、精液ポーションを入れる瓶が足りているかなどのチェックをしている。
スライムの皇帝を意味する称号からして、相当な強さをもっており、普段は30cmほどの大きさのスライムなのだが、本気を出すと街一つを飲み込むほどの巨大なサイズになれる。
またエンペラースライムだけあって、世界中のスライムを支配下におくことができ、それはダンジョン内のスライムもよほど大量の上級スライムでは難しいが、一般的な下級から中級程度ならダンジョン内でも完全に支配下におくことができる。
更に時空魔法が使えるので、やろうと思えばグリシャール、エルモーラ、レナリアーラ王国も眷属のアシッドスライムやポイゾンスライム、ファイアースライムやサンダースライムなどを転移魔法で瞬時に派遣して、時間はかかるが各国の王都や帝都を滅ぼすことも可能。
ラフィアスの事は「主様(あるじさま)」と呼んでおり、いろんな精霊やドラフォール、ヒョドリンやラフィアスが買い取った奴隷達ともうまく付き合っている。
レメリアーナ
異世界から迷い込んできた天空島のある城の人工精霊。初登場は「第198話 闇の獣人、人工精霊から依頼を請ける」
いきなり自我が芽生えたと思ったら非常事態で、すぐに異世界へと出発しないといけなくなったという薄幸の精霊で、ラフィアスに出会ってからは光と闇の大精霊の競い合いで城のあちこちを破壊されて(もちろんラフィアスが即座に修復して回っていたが)、とんでもない世界に来てしまったと思い、ショックだったが主人のラフィアスが話の通じる相手だったので、天空城の管理者になることを提案する。
尚、彼女の生まれ故郷の世界については全くの無知だが、他の天空城が来て戦闘になった時は迷わずラフィアスの味方をするなど、それなりの覚悟はあった模様。
予想よりも強くて変異型の感染者も浄化したラフィアスに城の未来を任せることにしたが、彼の世界も異世界から召喚された魔物や怪物などが不定期に来ていて不安定なので、城の中にある財宝などがあれば全て譲るという条件を出したが、自分の生まれ故郷の世界が疫病(それも次元航行船の天空城で逃げ出さなければいけないほどの世界規模の爆発感染)騒動に巻き込んでしまって申し訳ないと思っている。
ミラテア
植物の女神アミリルスの祝福を受けた巫女にしてエルモーラ王国の第一王女。21歳。
初登場は「第293話 闇の獣人、半身と言う名の家族が出来て狼狽する」
その額には木のマークがあるが、誰にでも見えるわけではなく、巫女としての宿命として子供が産めないということで、第一王女なのに子供が産めないなんて、と周囲からの陰口に晒されていた。
もちろん優れた薬剤師として、いろんな薬を作成していたが、鬱憤晴らしの為のはけ口として、精神的にかなり辛い思いをしていた模様。
それが原因でストレスが溜まり、ラフィアスの情婦になればこの生活から逃れられるかも、と半分、自暴自棄になって超・強力媚薬の「黒の雫」を作成して、ラフィアスに盛ってしまい、彼の半身を生み出す原因となってしまった。
後にそれは解決するのだが、露骨な陰口を長年叩かれてきたせいか、周囲の事には極めて関心が薄く、ラフィアスや一部の人間以外は何人死のうがどうでもいい、とある意味歪んだ性格をもった王女に成長してしまった。
ビゼルフ
ラフィアスの半身として生まれた魔法生命体。初登場は「第293話 闇の獣人、半身と言う名の家族が出来て狼狽する」だが、実際に名前を付けてもらったのは「第294話 闇の獣人、自分の半身に名前を付けてみる」からである。
その姿はラフィアスに酷似しているが、頭に3CMほどの申し訳程度の角が生えていたり、瞳はヘビやワニを連想させる爬虫類の瞳をしている。
さらに背中にはドラゴンの翼が生えており、尻尾もほうきのようにフサフサしたものになっている。
戦闘では格闘が得意で魔法は不得意。口からさまざまなブレスや目から魔眼を使った攻撃を得意とする。
その性格は大雑把で細かい事は気にしない快楽主義者。食べる、寝る、性行為をする、戦う、破壊するなどの本能がそのまま獣人になったような存在。
ラフィアスの半身なので、殺してもラフィアスの体内に戻るだけなので、ビゼルフを殺すには本体のラフィアスを完全に滅ぼす(つまり肉体だけじゃなくて魂を完全に消滅させる)必要ががある。
最初は全裸だったので、覇王竜の旧シリーズが入っていた宝箱に一緒に入っていた白い衣服を元にして、統合化のアビリティで10倍に強化した白いランニングシャツと半ズボンを装備させている。
ラフィアスの前では大人しいが、他の者に暴れ出したりしたら大変なので魔皇神を呼んで、ビゼルフに対して黒い首輪(ラフィアスに永遠に恋をし続ける首輪)と灰色の絶対服従の首輪を装備させて大人しくさせている。
好物は門と扉の神バンダムからもらった異世界商店(後に異世界アルティメットマーケットに進化)で買った味噌汁である。
これさえあれば上機嫌で、今更ながらではあるが異世界で買った本などで入手した情報を基にゆるキャラや癒し系キャラを目指しており、普段はお座りをして目をとじてワフ―と鳴くようにしている(ラフィアスに逆らうと首輪が絞まってありとあらゆる痛みが全身に起きるだけじゃなく、味噌汁を買ってもらえないので、凶暴な獣性を封印しているらしい)。
モロンゾン
ラフィアスが戦力増加の為に召喚した、二体目の大悪魔。いろんな姿になる事ができ、人間やその他、知的生物にとっては極めて趣味の悪い料理を作る、豚の姿をした悪魔。
初登場は「第165話 闇の獣人、変幻悪魔と決闘する」。いろんな料理を作るがその料理と戦ったラフィアスは絶対にその料理を食べようとはしない。
悪魔なのでラフィアスの射精した精液入りの料理を食べると、苦しんでのたうち回るという難儀な存在。
いろんな種類の蟲を、それも数十万の虫を操れる。特にGを操るのが得意だが、余程の非常事態でない限りラフィアスは許可しない。
いろんな問題のある場所(例えば貧民街など犯罪者の多い場所)や問題のある人物の監視にはうってつけなのでその意味では重宝している。特に犯罪者の証拠を見つけるにはうってつけなので、その高い昆虫使役能力にはラフィアスも一目置いている。
タラミレーナ
人形を司る女神。初登場は「第191話 闇の獣人、人形の女神タラミレーナに夢の中で出会う」
白い髪に真紅のドレスとかなりの変な女神様。前髪が延びまくっており、目が見えない。
精液ポーションを捧げたラフィアスに興味をもって、彼の前に現れた。人間を人形に変えることもできたり、その能力はかなり物騒で危険なものばかりで、外見だけじゃなくて性格もヤバイとラフィアスはドン引きしていた。
しかしラフィアスによって性の快楽を味わうことで、自ら性奴隷になることを誓い、真紅のメイド服を着た性奴隷として彼の部下になる。
またコア・ブランチに大量のアダマンタイト・ゴーレムを投与して吸収させてダンジョン・クイーンに進化させたり、魔族らしく付き合いが長くなって調子に乗り始めたミリーヤを、独自の空間に拉致してひたすらゴーレムと戦わせてお仕置きしたり、ラフィアスの戦闘訓練にゴーレムを大量に送って戦闘させたり、ラフィアスと神々の彫像を村や町の広場の片隅に置いたり、井戸の水を汲んだ時に桶を運ぶのを手伝うゴーレムを100体ほど一つの井戸に待機させたりと、かなりの有能さを発揮している。
口調は「~なの」と、独自のもので手先は不器用。それで役に立つのか、ということになるが彼女が作ったゴーレムがタラミレーナに代わって、縫い物とか細かい手作業をしてくれるので問題ないらしい。
料理は下手だが、掃除は一通りできる。できるがラフィアスの命令でクリーンの魔法をダンジョンの地下131階層に定期的に時空の大精霊やミリーヤ、フェランがやっているので、することがあまりないので、もっぱらラフィアスの相談役の一人になっている。
またラフィアスの彫像を御守にしている人間達には、何か危険があるとその彫像が身代わりになって亀裂が入ったり、命を失うほどの攻撃や事故にあった時は、彫像が粉々になるなどの奇跡現象を起こして、人々のラフィアスへの信仰を過熱化させる一因を作っている。
彼女自身は彫刻家なんてどうでもいいが、彫像が売れなくなって路頭に迷うのはまずいし、ラフィアスの彫像を作ってくれるので、彼等の生活の為に主に冒険者に小さな彫像を持たせては身代わりが壊れるようにして、常に彫像が売れるようにして商売繁盛をさせている。
この事実は激しい戦闘をしている中級から上級の冒険者と王都ジェルロンドのギルドマスターヘインズしか知らないが他の者には知らせないように伏せている。それを一般人や下級の冒険者が知れば、借金をしてまでラフィアスの彫像を買い占めようとする者が必ず一人は出てしまうのを防ぐためである。
ラトマウリー
ネズミの神様。彼も邪神達と神々の戦争で力の8割を失って弱体化していた。初登場は「第187話 闇の獣人、ネズミの神と知り合って汚物問題を話し合う」、
下水道で浄化専用のトレントの実を植えたりしたり、トレントの管理をするなどの役割をもらって、ラトマウリーの眷属のネズミの獣人達もラフィアスの「アビリティ付与」で一時的にだが、浄化魔法や回復魔法が使えるようになった。
口調は「~でチュ」と、ネズミらしい喋り方をする。
ネズミは伝染病を媒介するということで、清掃業者や冒険者から忌み嫌われているので、その事について悩んでいたがラフィアスが介入した事で不潔や病気、汚物などのイメージから払拭された獣人たちが、汚水の浄化や水路を伝って侵入してくる水属性の魔物を相手に戦ったりして、冒険者達とも仲良くやっている模様。
特に回復魔法を借り物とはいえ、使えることが大きくて、通りすがりに回復魔法をラトマウリーの眷属のネズミ獣人たちがパーティー丸ごとかけて治療したりして、たまに水属性の魔物を相手に共闘することもあるようで、以前のように冒険者達や清掃業者から敬遠されることはなくなり、お互いに仲良くやっている事がラトマウリーにとって最大級の喜びであり、ラフィアスに対してはいつか必ず恩返しをしてやろうと、どんな方法で恩に報いるかを日頃考えているが、なかなかいい方法が思い浮かばないらしい。
デオロン
オーク族の中でも最強ランクの実力をもった、シュープリーム・オーク族の戦士。初登場は「第316話 闇の獣人、魔物の卵を孵して戦力強化を図る」。
種族名は至高を意味するシュープリーム・オーク。このオークの種族の中ではデオロンは最下位の戦士でしかないので、これからの訓練や戦闘次第では戦士長や上位の階級に昇進できる可能性がある。
とはいえ、打撃系の武器を使って相手がドラゴンでも平気で突っ込んでいってボコボコに殴りまくる戦法しかとれないので、罠のある室内とか廊下などでは片っ端から罠にひっかかる可能性があるので、適材適所で使うしかない。
またデオロンが撲殺した敵の遺体はかなり損傷が激しいので、売り物としての価値は下がってしまうので、ゴーレムとか城壁を破壊するなどの役割以外はあまり任せたくない、とラフィアスは考えている。
迷宮やダンジョン内を攻略する為のパーティーメンバーとしては盾役(タンク)とは全く逆の攻撃役(アタッカーまたは切り込み隊員と冒険者の間で呼ばれている)なので、装備品もきちんとしたものでないとすぐに死ぬので、状態異常や攻撃魔法はほとんど無効化できる体質でも、完全無効化ではないので主人となったラフィアスは死なせないように、いろいろと気遣っている。
その戦闘能力は竜人の戦士の中でもトップクラスのドラフォールと一騎打ちで戦って、彼を押すほどの膂力をもっている。
ただし力任せの一撃ばかり繰り出すので、回避されたら隙ができやすいのでフォローする人物を近くか背後に控えさせておかないと無理をして死ぬ可能性がある。
このように良くも悪くも攻撃中心のオークなので、虫を使う悪魔モロンゾンとは対照的。モロンゾンも魔界のオークの血を引いているので豚顔だが、魔力の強さではモロンゾンの方が圧倒的に上だが、力仕事ではデオロンの方が上であり、デオロンは虫を使うモロンゾンに嫌悪と忌避感をもっており、モロンゾンも力仕事と戦闘と破壊行為しかできない力バカと呼んでいるが、ラフィアスにお仕置きされるのが怖いので、口喧嘩をする程度の諍いで済んでいる。
勇者アレラン
故人。初登場は「第266話 闇の獣人、勇者を召喚したら思い込みが強い奴だとわかり、呆れ返る」
家族を権力の亡者である宗教団体のお偉いさん(外見は肥え太ったブタ)に性的被害を受けて、ブチ切れて大量虐殺をした少年。真相は264話で語られており、それを聞いたラフィアスは「265話 闇の獣人、勇者アレランについてアナントス達と話してみる」でアレランの協力を仰いでみようとしたのだが…。
一人称は「僕」。思い込みが非常に強くて、すぐに感情のままに突っ走る一面がある。これでラフィアスも宗教団体を作って権力の亡者になろうとしていると勘違いして斬りかかってきた。
死んでもその怨念は消えず、冥界ではなく地上にとどまり、宗教団体の人数が100人を超えるとその団体を皆殺しにすると宗教関係者のトップか、その側近の前に現れて宣言している。
その為、この世界では僧侶や神官というのがほとんど存在せず、ましてや政治に口出しすることも皆無。
理由は勇者アレランの怨霊に祟られて皆殺しにされる為で、このお話に宗教関係者のトップが出てこないのもアレランの怨霊を怖れて、あちこちで小さな団体が世界各地で点在しているのみである。
このように怖れられているアレランだが、夜間にどうしても町から街へと移動しなければいけない商人を魔物や怨霊や盗賊の集団から守ってやったりと、元・勇者らしい事もしている。
もっとも本人としては暴れて悪人退治をしたいだけなので、本心から人助けをしたいわけではないらしい。
本編ではその思い込みの強さから、ラフィアスに斬りかかり、憑りついていた聖剣を破壊されて泣き出すなど、意外と精神的に脆い所もある。
イノンシアン
助言の女神。初登場は「第324話 闇の獣人、助言の女神に会って最新の称号を伝えられてうんざりする」であるが、323話のラストにもちょっとだけ出ている。
外見は肩が露出した白づくめの服を着た、銀の長髪に紫の瞳の美少女。
「第67話 闇の獣人、神王級にグレードアップしてお祝いされる」でラフィアスの前に提示された、三つの選択肢の一つ「3)神王級に上がったお祝いに俺に絶対忠実で裏切らない、超・有能な眷属を一人だけもらえる権利。」でラフィアスの側近として用意されたのが、このイノンシアンだった。
もっとも彼は精液ポーションを消費して、さまざまなアビリティを購入するのに必要な「1)精液ポーションの必要数半減のアビリティ。」を選んだので、この時は登場することはなかった。
だがラフィアスが予想外に強くなったのと、初期型の覇王竜の装備シリーズを手にしたので、彼の監視と精神のケアを兼ねて、神界から派遣されたのがイノンシアンである。
新米女神だが、ラフィアスの性奴隷は希望していない。すでに人形の女神タラミレーナや植物の大女神アミリルスがいるので、先輩達から睨まれたくないという理由でよほどの事情がない限りはラフィアスの助言役として勤めることを希望している。
創造神の分身とはいえ、ゴルンルプスの血をひくラフィアスが結婚できないので、自暴自棄になってメチャクチャなことをしないかという可能性はゼロではないので、性的な行為も可能だが、ラフィアスとの関係はオーラル・セックス程度にとどまっている。
彼女が助言役としてこの任務についているのも、監視役としての密命もあるが、何より半身半人として好きな人と結婚したり、子供を作ることができず(正確には作れてもその子は一年以内に必ず死ぬため。下手をすると妻も共に死んでしまう可能性もある)家庭を作ることができないラフィアスに同情している、という気持ちが強い。
口調も態度も事務的だが、これはラフィアスが自分に依存しないようにする為。礼儀正しいのも度が過ぎると、慇懃無礼になるので、タラミレーナやミリーヤといったメイド服をきた連中に影響されて、彼女も食事の配膳や食器の後片付けなどをするようになっていく。
ベアロン
道具の神様。正式名称はベアロリータル。長いのでベアロンでいいと略称を名乗る、親し気な印象の強い神様で、外見は全身、緑色の羽毛を生やしたオスのハーピーそのもの。
初登場は「第249話 闇の獣人、道具の神様を召喚して道具を修正してもらう」
等身大のでっかい鳥なのに、顔面だけが人間の顔(それも美少年)という異形の姿。
手がないので挨拶をする時は羽を持ち上げてする。生活に不便かもしれないが神なので不自由はしていない。
ラフィアスに関しては精液ポーションを大量に捧げてくれた縁で、彼の召喚に応じていろんな事を話し合って、道具に関する制限などを施してくれる。
また道具の事となるとマジックアイテムの開発などで、魔法の事なら創造神を除けば、第一の実力者である魔皇神との連携をラフィアスにお願いされた時は渋面を浮かべており、いつも偉そうにしていると口にしているので、他の神々同様に魔皇神の事は気に入らない模様。
それでもラフィアスの顔を立てて、文書のみのやりとりならいいと了承してくれたりと優しい神様である。
ちなみにラフィアスが精液ポーションを一兆本捧げて、ベアロンを100回以上召喚して、彼との親密度を上げていれば、ベアロンが自ら力を貸さなくても、道具の機能を半透明のラフィアス以外には触れないパネルを呼び出して削除や追加などができる、特殊アビリティを授けるつもりだった。
もっともラフィアスはできる限り、自分の実力で何とかする方針なので、本当に必要な時以外は安易に神様に頼るのはまずい、と思っているので気安く神に頼って依存心に支配されて、お願いばかりして努力しない、願いが叶っても口先だけで心からの感謝をしない、低俗な人間たちをいやというほど見てきたベアロンは、気長にラフィアスが自分を重視してくれる時を待っている模様。
ゼイレン元・騎士団長
ラフィアスが戦力強化の為に召喚した死霊騎士。初登場は「第332話 闇の獣人、イノンシアンに情報収集を命じて、死霊騎士を召喚してみる」。
少なくとも500年以上前にあった国ベルンゼル王国はグリシャール帝国によって攻め滅ぼされていており、現在では帝国領土になっている。
ちなみに作中では脳筋だが、これはアンデッドになったからではなく、生前からのもの。何故死んだのかは覚えておらず、もうすでにベルンゼル王国はなくて自分の仕えていた国はないとわかって多少はショックだったが、自分を秒殺したラフィアスに畏怖を抱いており、蛇の神アナントスの本来の姿を目の当たりにした事でいいショック療法になったのか、ラフィアスに絶対の忠誠を誓うようになった。
騎士団長というと貴族の令嬢や王族の姫君とのラブロマンスの可能性が濃厚だが、彼は生粋の脳筋で戦闘バカだったので、そういう恋愛とかラブロマンスとは全くの無縁だった。
そして騎士団長というのも、部下をもたせれば少しはまともになるかと思った王子達の提言を採用した国王の采配によるものだったが、部下思いになって少しはまともになったものの、書類に関することは騎士団の隊長達に任せて(押し付けていたというのが真相らしい)、自分は筋トレや騎士団の訓練ばかりやっていたようだった。
アンデッドは飲食不要、排泄不要、入浴不要のアビリティを最初からもっているので、最初はラフィアスも苦労していたが、異世界商店(後に異世界アルティメットマーケットに進化した)で購入した異世界小説を沢山購入して読ませて、アンデッドでも心の癒しになるものを用意することができた。
また魔王退治の時に宝箱の中に入っていた、魔族を無力な人間に変身させるお仕置き用の杖をラフィアスが見つけてからは、自分も人間に変えられて性奴隷にさせられるのでは、と恐怖と期待の混じった気分で戦々恐々とした日々を送っているようだ。
フレジョリーナ
不死鳥。初登場話は第363話 闇の獣人、お礼をしたいという面倒なキャラの訪問に頭を抱えたくなってしまう
名前の由来はフレイム(炎)、女王、ロシアの女帝エカテリーナの後半部分をそれぞれ付けたもの
丁寧な口調だがやたらとテンションが高い。ヒナの三兄弟をラフィアスが助けた為、お礼をしたくてきた。
だがラフィアスの冥王からもらったアビリティ「アビス・ファイア(冥界の火)」をまるで制御できないことにショックを受けて、そのままラフィアスの所に居ついてしまう。
不死鳥だけに不死身でだんごを串ごと食べても全く平気という、人外ならではの生命力を誇る。
また不死鳥は永遠を象徴するものでもあるので、その力が聖剣修復に役立つことになった。
丸みを帯びたユーモラスな体型で手塚治虫の「火の鳥」のようなスリムな体型はしていない。むしろ肥え太っている。
冥界の火であるアビス・ファイアを制御しようとするが、ほとんどうまくいっていない。これが彼女にとっては生まれて初めての屈辱を体験したようで、何がなんでもアビス・ファイアを制御しようと頑張っている。
アミリルス
植物を司る大女神。かつての邪神との戦いでは数多くのエントやトレント。その他の木属性の魔物達を率いて女性でありながら先陣に立って戦っていた。
邪神達との戦いで神としての力の9割を失い、老婆のような姿で眠っていたが、ラフィアスが数多くの精液ポーションを捧げたおかげで元の若く、美しい女神としての姿と力を取り戻した。
ラフィアスには復活させてくれたお礼として、護衛としてヒョドリン、ドラフォールを派遣してくれた。
また薔薇の入った直径2cmほどの水晶玉をラフィアスにプレゼントしてくれた。
植物関係限定ではあるが、オリジナルの植物も創造できる効果がある。
初登場は「第175話 闇の獣人、女神と自分の子供が生まれて当惑する」
この後もラフィアスに甘くて願いを次々と叶えようとして彼の気を引こうとしたので、さすがにそれは甘やかしすぎだとフェラン、アナントス、ゴルンルプスが干渉する事になった。
もともと植物の女神であるため、ラフィアスと出会うまではオーラル・セックスのみで交尾したのはラフィアスが初めてだった。これは相手の男神の神としての力を植物の特性として「吸ってしまう」為、相手の神力を吸収してしまうため、偉大な女神ではあるが男神達からは敬遠されていた。
それだけにラフィアスにはベタ惚れ状態で、彼の分身相手に一日の半分は性的行為に耽っているらしい。
神としての力を植物らしく吸い取ってしまうという厄介な特徴は、相手がラフィアスの分身でもその生命力や分身を構成する魔力をも吸ってしまい、作中では触れられてはいないが、アナントスが分身に付けて紛れ込ませたアナントスの分身の蛇を通じて、ラフィアスの作った分身の数を把握しており、半分以下になるとラフィアスに報告して分身を作らせてはアミリルスの所に派遣させていた。
いつかはラフィアスの正妻になろうと静かに闘志を燃やしているが、当のラフィアスからは子供ができた事件のせいで知り合い以上、友達未満の関係でいようと思われており、彼からは敬遠されているがアミリルスはその事に全く気付いておらず、今日もラフィアスの分身相手に性の技を研鑽しようと頑張っているが、未だに相手の生命力や魔力を吸ってしまうのは量は減っても吸ってしまう事自体は抑えられていないらしい。
随時更新とありますが、気の向いた時にやりますという意味なので毎日更新というわけではありませんので、その辺はあまり期待しないでください。それではどうぞ!
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ラフィアス・ゾルトロンド
この話の主人公。闇の力をもつ漆黒の毛並みと金の瞳をもつ獣人の少年。巨根で精力絶倫で膨大な魔力を持つ反面、性的な事とやたらと縁がある。外見は狼の頭部をもった獣人ではあるが、その割には鼻が少し短くて犬の頭部をもった犬型獣人に近い。暗殺者としての訓練を受ける為に尻尾は邪魔になる為、根元だけが残っている(後に話が進むにつれて尻尾は再生するが機能性を重視してかホウキのようなふさふさではなく、豹の尻尾のように紐状になっている)
かつては孤児で孤児院から暗殺者ギルドに拾われてその才能を伸ばしていった。
しかしそこでの生活は決して楽なものではなかったようで、教官達から必要であった事とはいえ、輪姦されたり必要以上の暴力を受けたりしていた(後に彼は力と技を十分に身に着けた後で、彼を不必要に痛めつけた戦闘担当の教官達を一人残らずぶちのめして、暗殺者ギルドマスターを爆笑させた)。
教官達を後で復讐してボコボコにしていた例からわかる通り、やられたらやり返すタイプ。
ただしシャルミリア局長のように自分に非がある場合に受けた暴力の場合は報復することはない。
また彼に対して好意や絶対の忠誠心を持つ身内や奴隷達には惜しみない愛情を抱いており、彼等には(半分はアビリティのレベル上げという魂胆もあったが)プレゼントする為なら努力は惜しまない。好きな人にはとことん尽くすタイプでもあり、136話では針の神と糸の神の力を借りて希少鉱石のミスリル、オリハルコン、アダマンタイトで出来た針や糸を作成しており、141話では織機を使って機織りをして服を作成している。
過去に輪姦された思い出があり、痔になるのが嫌だったのでアナル・セックスは忌避していたが、竜王の息吹と浄化魔法のクリーンや、さらに上位のピュリファイが使えるようになったので、性病や痔になる心配はなくなったせいか、以前よりも積極的にアナル・セックスをするようになっている。
暗殺者としての教育を受けたせいか、他人との付き合いはよほど心を許した者しかしない。錬金術師のアンネリーザとは腐れ縁だったが、彼女が蛇の神の力を使ってラフィアスの秘密を喋らないと誓約してからは、以前のように警戒する事はなくなり、たまにセックスを楽しむセックス・フレンドとして付き合っている。
その魔力はすさまじく、地下100階層にいるキングドラゴンすらも倒せるほどの実力者。しかし彼も過去にさんざんぶちのめされた経験のある女局長にして彼の上司であるシャルミリア・ジスペリータの言う事は全て正論であり、彼の犯したミスが原因で殴られている為、彼女には頭が上がらない。
闇の女神の夢の中でのお告げを受けて、倒した相手のアビリティを吸収できるという、特殊能力をもっている。
倒した相手のもっていたアビリティを吸収し、さらに宝箱の中身も獲得できているのだが、倒したモンスターの数が膨大である為、モンスターの遺骸と宝箱の中身は片っ端から闇の中の空間に収納しているため、どれだけ多くの遺骸と宝があるのか、そしてアビリティの数も膨大であるため、本人の少しずぼらな性格も手伝って、モンスターの遺骸、宝物、アビリティなどはある程度までは把握できているが、全てを正確には把握できていない。
少しずぼらな性格だが、ダンジョン内ではドライかつシビアな性格。過去にタチの悪い冒険者と議論したが、時間の無駄であることを痛感し、モンスターの遺骸、ドロップなど全て彼等に譲るという形で別れてからは冒険者とつるむことはしなくなっている。冒険者の全てが性悪ではないことはシャルミリア局長から言われているが、積極的につるむことはしない。
あまり激しく傷をつけると商品としての価値が下がると局長に怒られるので、リッチやアークリッチを倒してからは、吸収したアビリティのデスを使って敵、および敵の集団を即死させる戦法に切り替えている。それまでは闇の魔法で敵のエネルギーを吸収するという方法を使っていたが、デスの方が文字通り敵を即死させるため、アンデッドか高位魔族や生命のないゴーレム系、伝説級のモンスターでない限りすぐに殺せるので、遺骸に傷をつけることは全くなく、局長に怒られるどころか、逆に褒められるのでラフィアスはデスの魔法を重宝しており、心の中ではリッチやアークリッチに感謝している。
シャルミリアによく叱責される辺り、魔法・近接戦と共に強いが書類を提出し忘れたり、書類に誤字・脱字が見られたりと、どこか抜けている一面もある。
暗殺や強姦の仕事の他にダンジョン内のモンスターの間引きも重要な仕事なので(間引かないとダンジョン内のモンスターが繁殖しすぎて、ダンジョンからあふれ出して王都の住人に危害を加える為)、闇魔法を駆使して、調査局員の中では最大の功績を上げている。
その戦闘能力と魔力の強さは一見すると他の局員から妬まれそうだが、どこか抜けている一面があるのと、それが原因で局長によく叱責されている所が見られるせいか、他の局員から妬まれることはない。
また彼が個人的に認めた者には受けも攻めも両方こなせる、バイセクシャルとしての一面も見せる。
王城に招待された時は親衛隊の連中に絡まれて、素手で絡んできた獣人の隊員達を全員をぶちのめすなど、高い戦闘能力を持っている。
一方で部下を庇ったズラドール隊長には好感を少し抱いて、自分を抱かせるようにする。その結果、隊員達がラフィアスの穴の虜になって下僕になるなど、暗殺者ギルドで過ごしていた時に性行為担当の教官達から開発された穴を存分に活かして親衛隊のみならず、宰相レヴィンさえも虜にして王城内での味方を作るなど、強かな一面もある。
また彼は獣人らしく、性的なことに積極的だが相手がよほどの悪人でない限りは共に気持ちよく絶頂に達するセックスを好む。
彼が性的なことにのめりこみやすい一因として、闇の女神(のちに母と判明)の施した制限によって、彼と交わった女性が産んだ子供は、必ず一年以内に死ぬということが判明して、その事で半ば自暴自棄になっていることが挙げられる。
これは彼のような強大な力をもった子供が増殖して、世界を破壊しない為の措置であり、ラフィアスも頭では理解できているが、感情が納得できずに多くの男女と肉体関係を築いていくことになり、結婚して子供を産めて、といった感じで普通の一般的な家庭にあこがれている。
また後に聖人と呼ばれるほどの高度な癒しや浄化の魔法を使えるようになるが、自分の活動が原因で医者、薬屋、施療院、義手や義足を作る技術者の仕事を奪うことになってしまうので、村や街には一回だけ、全住民の癒しと浄化を行い、後はよほどの事がない限りはやらないようにしている。
ちなみに彼の無償の治療行為で客の入りが少なくなった医療関係者の運営者の家には、ちゃんと時間を止めて金貨1000枚(もちろんダンジョン産の金貨で現代の金貨よりも重くて純度100%で市場に出回っている貨幣の倍の価値はある)の入った袋を詫び状(客を減らしてごめんなさいという内容)と共に置いて、店や施療院が潰れないようにフォローしている。
逆にラフィアスの肖像画や冒険者でも手軽に持ち運べて拝むことができるように、小型のラフィアスの彫像を作ったりする職人もおり、よほど高額で販売しない限りはラフィアスも黙認している(画家や彫刻家の抜け目なさに呆れつつも自分が原因で儲けられてよかったな、と思っている)。
ちなみにラフィアスの持っている貨幣は大半がダンジョン産のものなので、鉄貨、銅貨、銀貨、金貨の四種類はいずれも重いが、それだけに純度100%で現代出回っている貨幣の倍の価値はあるので、街で彼が買い物をすると店の人にはとても喜ばれる事が多い。
また一見すると何でもできるように見えるが、後に全ての魔法を使用可能になるアビリティを習得した時でも、魔法で飲食物を創造した場合、何度やっても味が全くしないものばかりできたり、彼の歌や楽器の演奏は兵器レベルで人が殺せるまでのものになっており、意外と不器用な一面もある。
このように街や村を全体的に浄化と癒しをできるほどになるが、その時は優しいだけの聖人として頼られないようにして、城塞創造の魔法で城塞を作って、結界移動の魔法で村や街の住人を作った城砦に移動させて、それが幻覚ではないことを確認させてから、また元の街や村に戻ってから、自分の作った城砦を大精霊などの力を借りたり、自分自身の魔力で破壊するという行為をして、神罰の恐ろしさを住民達に知らしめている。
それが終わった後は彼が「好意の空間」と「生命と魔力の閃光」という魅了系のアビリティをアクティブにしておいてあるので、住民達に彼や分身達にオーラル・セックスで彼が射精した精液(後に魔皇神の力で美味しくなって、料理に混ぜたらさらにおいしくなる上に若返り、万病治癒などの効果がさらに強化された)を飲ませている。
実際は精液を変化させた飴玉などを舐めさせればいいのだが、それでは口にしない者が出て、邪神の精神支配に抵抗できなくなるため。彼がわざわざオーラル・セックスで住民達に自らの精液を飲ませるのは、半分が住民からの希望(治癒と神罰の両方をこなせる聖人への畏怖、感謝、崇拝など)によるもので、取りこぼしがほとんどないので、ラフィアスも時間停止や分身達を作って、手分けして住民達に精液を飲ませて邪神に精神支配されないようにしている。
また王都ジェルロンドの貧民街の大量の貧民を北西にある廃村と孤島の街を開発して、二つに分けて住まわせるなど、慈善活動も行っており、廃村は蛇の化け物がいたので、ヴァイソン村。孤島はノランディアの街と称して、東西に分かれて貧民同士でいがみ合っていた問題を解決したこともあり、淫行に耽ってばかりの獣人ではない。
これは元々、彼が孤児であったことに由来し、邪神に対抗する為の戦力が少ないので、彼一人では対抗できずに戦力強化という下心はあっても、冒険者に大型倉庫に匹敵する容量をもった魔法のバックパックを魔法のかけられた誓約書にサインした者限定とはいえ、無償で譲る、ドラゴンや他の大型魔獣の遺体何度も冒険者ギルドにタダで譲るなどの冒険者にとって有利な活動もしている(その為、冒険者の守護聖人と呼ばれるようになり、家屋、井戸、畑の神の手助けもあって街の生活の利便性を上げた為、冒険者の中ではラフィアスの熱狂的な信者も多数存在する)。
さらに邪神の眷属によって異世界から召喚されたバケモノから世界中の街や村を守るための二重の結界を張り巡らせて、住人を守るなどの聖人としての行為も果たしている。
他に彼と分身達の射精した精液をポーション瓶に入れたものを大量に揃えて、神々に捧げると中身だけ消失して、そのエネルギーが、かつて邪神との戦争で力の大半を失った神々の復活にも役立っており、家屋、井戸、畑、人形、植物、蛇の神にして誓約の神、門と扉の神、道を司る神などに数万から数億の精液ポーションを捧げて、力を回復・増強させているので、多くの神々から気に入られている。
問題点としては、精液ポーションを捧げた見返りとして不定期にアビリティがラフィアスに送られてくるが、あまりにも多く、彼には吸収しきれないのでほとんどが待機中のアビリティになっており、それも数が膨大であるためにレベルやステータスが待機中の大量のアビリティの影響でラフィアスのステータスが見れなくなるという事態にまで発展している。
ラフィアスはもともとズボラな性格だが、神々や精霊、眷属にした魔族がその都度、いろんなアビリティを送ってくるので、整理しても、いつのまにか増えているので、よほどの事態にならない限りはアビリティの整理は諦めている。
時空魔法が使える関係で長期間の時間停止が可能になり、やろうと思えば時間停止空間の中でいくらでも強くなれるが、本人が無意識に強くなりすぎることへの嫌悪感やズルをしていることへの罪悪感から、あまり時間停止空間の中には長くおらず、今までの話では一年以内に時間停止を解除している。
ラフィアスが住んでいる世界の邪神の眷属が召喚した異世界からの魔物や機械兵器などが時間停止空間の中でも動ける者が多いので油断できない状況になってきている。
また彼が淫らな行いをしているのをどうして神々が咎めないのかについてだが、精液ポーションを大量に捧げて、多くの神々の力を回復させている上に、覇王竜の装備シリーズを装備できる数少ない人物でもあることや、邪神の精神支配から人々を守る為にオーラル・セックスをしている事が挙げられる(彼の射精した精液を錠剤や飴玉、粉末に変えることも可能だが、それでは飲まない人が出るので、一度だけだし実際に監視できるという形でオーラルセックスという形で分身を沢山作っては彼の精液を一般市民達に飲ませている。
また強姦の仕事などでも相手を気持ちよくさせている事や、第七十話で三級創造神から二級創造神にしてくれたお礼に、二級創造神になったフェランシオルに願い事をした時に「俺と関わった連中は善人であれば今の一生だけじゃなくて、次やさらに次といった七世代ほど後まで、ありとあらゆる意味で幸せになりますように。
悪人が相手の場合は贖罪の機会が訪れて、来世かその次の世代までには完全に罪が清算されますように」
という願いごとをしたので、ラフィアスと関わった者は善人や悪人であっても、彼等の為にプラスになるように運命が変えられていく(しかもラフィアスの精液を飲む。性的行為に及ぶなどの性的な事をした者はさらに幸せになっていく要素が濃くなる)上に、蛇の神アナントスが密かにラフィアスが願った内容の効果を倍増させている上に大蛇の祝福を進化させた「蛇神の祝福」の効果を他者に感染させる効果のお陰で彼と関わった多くの人に総合的な運の上昇効果がつくので、よほどの悪人や神の試練や呪いを受けている者以外は幸せになれるので、神々もよほどの事でない限りは黙認している。
シャルミリア・ジスペリータ
国家特別総合調査局の局長。すべての調査局員を束ねる女ボス。年齢不詳。光魔法の達人で、闇属性のラフィアスがこの世で最も苦手としている人物。
事務と戦闘の両方をこなせるハイスペックな人。髪の色と瞳の色は毎日変えているので、誰も彼女の本当の髪の色と瞳の色を知らない。
ラフィアスに対しては出来の悪い弟のように思っている。最初は口頭で注意していたが、調査の為の書類の提出を忘れる、誤字脱字が目立つなど、何度口で注意してもラフィアスのミスが減らなかったので、鉄拳制裁したら徐々にミスが減ってきており、最近では滅多に誤字脱字のミスが出なくなったので安堵している。
怒ると、人喰い鬼として有名なオーガや再生能力の高さで有名なトロールといった大型の人型モンスター達でさえもビビって失禁してしまうほど怖い顔になる。
戦闘では光魔法を全身、または拳や足に付与して敵を粉砕する。魔法耐性の高い純度100%のシルバーゴーレム40体を一人で、しかも素手で一分以内に粉砕したという伝説をもつ。
超一流の格闘術師で、投げ技、締め技、関節技はもちろん、拳や蹴りによる打撃中心の攻撃も王国でもトップクラスである。
アンネリーザ・シャスティーネ
ラフィアスの知り合い以上友達未満の関係の女錬金術師。シャスティーネ一族の出身で「そうした方がいいかもね~」と間延びした口調が特徴の女性。
ラフィアスを興味深い逸材として彼に一服盛って解剖しようとしたので、シャルミリア局長ほどではないが、ラフィアスからは距離を置かれていた。
多くの錬金術師がそうであるように、自分が興味を抱いた対象には執着するようになる。彼女が自作した鑑定の力をもつ眼鏡でさえも、ラフィアスの全てを鑑定しきれなかった為、彼に興味をもつようになった。
だが蛇の神アナントスの力を借りた誓約の儀式を行い、ラフィアスの秘密を守ることを誓約してからは、ラフィアスとはセックス・フレンドとして良好な関係をもつようになった。
レヴィオール・ドラズレント
レナリアーラ王国の宰相。女王陛下とは遠縁だが血は繋がっている。公爵家の出身だが家督は継いでおらず、兄が引き継いでいる。実は好きな女性がいたが、彼女が愛していたのは彼ではなく、兄の方だったので、自分の彼女への想いを打ち明けることができずに、悶々とした日々を過ごしていた。
だがそんな時にラフィアスと出会い、彼に誘われるまま抱いたことにより、彼女への想いを捨て去ることができたので、セックスによる快楽と同時に、過去を吹っ切ることができた。
その上、心臓に近い場所に刺さっていた矢尻を取り出して浄化してくれた命の恩人のラフィアスを深く愛するようになり、彼の恋人を自称するようになる。
その実力は冒険者であればS(スペシャル)ランクの冒険者に匹敵するほどの強さを誇る。狼系の獣人であるように、宰相というあまり体を動かさない職業なのに、鍛錬は欠かさないでいるせいか、全身、筋骨隆々のマッチョ体型である。
ヴェルゼラート・デ・セレモーラ侯爵夫人
ラフィアスが強姦依頼を引き受けて仕事として強姦していた女性。最も多くの強姦依頼を出している。
これは夫二人に先立たれて不感症になってしまい、まともなセックスでは感じることができなくなってしまった為である。
現在ではレヴィン宰相と共に貴族社会が苦手なラフィアスに代わっていろいろと動いてくれている。
夫二人に先立たれたせいか常に黒のドレスを着ている。たまにメイド達から懇願されて青のドレスを着ることもあるが、宮廷内では黒のドレスばかり着ている。ライトブラウンの美しく艶のある、腰まで届くほどの長い髪をもっているにも関わらず、黒のドレスと彼女の悲し気な顔で付いたあだ名が「黒哀の貴婦人」。
ラフィアスと図書室で出会い、魔書から救ってもらったのを縁に、彼の恋人の一人としてラフィアスの心の支えになっている。また彼の精液や精液ポーションを飲んで、不感症は大分緩和されたようである。
コア・ブランチ
初登場は33話。王都ジェルロンドで発生したダンジョンの核。通称、ダンジョン・コアと呼ばれていた。
ラフィアスのもつ魔力ならその精液もすさまじい魔力をもっていると判断して、彼に語り掛けて、現在では知り合い以上、友達未満の関係になっている。
最初は地下200階層までしかなかったダンジョンも、ラフィアスの精液のおかげで1000階層まで拡張されており、コアの分身の球に射精するか精液を流し込むとその濃度と量に比例して、ダンジョン拡張の他にさまざまなアイテムを作成したり、モンスターの早期復活など、ダンジョン内では神と見紛うほどの力を発揮する。
500年前から冒険者達の本性を見ており、冒険者に対してはかなりシビアな見方をしている。
コア・ブランチという名前はラフィアスによって付けられたもので、彼の誠意に応えてコア・ブランチも半透明で触れないが、掌に乗るほどの小妖精の姿をとることができるが、四つ目で瞳がなく、その体型はラフィアス曰く「オバサン体型」であるそうだ。
第211話では人形の女神タラミレーナのアダマンタイトのゴーレムを大量に、コア・ブランチの球体の中に投入された為、進化してダンジョン・クイーンとなり、世界中のダンジョンに干渉できるほどの実力をもつようになる。
ダンジョン内という制限はあるが、他のダンジョン・コアに干渉してダンジョン同士の空間を繋げて、どれほど遠い距離があろうとも、海を隔てた遠方のダンジョンであっても関係なく行き来できるようにする、ダンジョン内の階層を変えて、浅いダンジョンを深くしたり、逆に地下300階層以下の深いダンジョンを地下30階層にまで浅くすることも可能。
さらにはダンジョン内に店や家を設置することさえ可能。
そのせいか、ラフィアスがいなければタラミレーナが自分を進化させることがなかったということで、いつのまにかラフィアスをご主人様と呼ぶようになった。
ちなみに新しいダンジョンを創ることさえ可能だが、その場合はラフィアスの協力が不可欠であり、地下10階層のダンジョンを創るには、最低でも精液ポーション10億本をコア・ブランチの球体内部に注がないといけない。
フィラーレ女王
ラフィアスが育った孤児院のある国、レナリアーラ王国の女王。初登場は49話。国の為なら他人はおろか、自分をも犠牲にする覚悟のある、お飾りではなく本物の為政者。
最初はラフィアスを手玉にとろうと考えていたが、シャルミリア局長の影響もあり、身に着けているマジックアイテム(いろいろあるが、数が多い上に種類も多いので割愛。おおざっぱにかくと感知系と防御系の二種類)で身をかためているが、それでラフィアスのもつ魔力の強さに衝撃を受けて彼に全面協力するようになる。
後に彼とは娘ともども、肉体関係を持ち、子宮の中にラフィアスの精液を凝縮した玉を数十個入れてもらって、高位の回復魔法が使えるようになる。
尚、彼女はラフィアスの精液ポーションを当時は魔皇神が登場しておらず、おいしくないにも関わらず、積極的に飲んで少しずつ若返っていったので、広告塔としては非常に大きな効果を発揮したので、ラフィアスの聖人としての評価と彼が射精した精液ポーションの効果を立証した人物として、世界中の為政者から賞賛されることになる。
シャリアーナ王女
フィラーレ女王の娘で、母親ともども、いつかはラフィアスの性奴隷になることを希望している。初登場は49話。母同様に、彼とは肉体関係をもち、その際に子宮内にラフィアスの精液を凝縮した玉を数十個入れてもらっており、囚人や罪人を回復魔法の練習に使って、いつかはラフィアスが死んだり、別の世界に行っても民を癒すことができるように、少しでもラフィアスの役に立ちたいと考えている。
尚、この母子の子宮内には時空の上級精霊たちが交代で監視しており、子宮内にラフィアスの精液を凝縮した玉が少なくなれば、彼等がラフィアスに代わって補充しており、必ずしもラフィアスとの性的行為を必要とするものではない。
いずれは彼女も母の後を継いで女王となり、結婚しなければいけないのだが、いい男性がいないし、レナリアーラ王国内の貴族や金と権力のある者達からはラフィアスと肉体関係にある=愛人とされているというのは密かに知れ渡っており、エルモーラ王国かグリシャール帝国の貴族か騎士団の隊長クラスの男性と結婚するという噂が有力で彼女も王女の務めとして受け入れている。
レオンフレイム
レナリアーラ王国から東にある山脈に君臨する七匹の魔物。七巨頭の一匹。通称・魔銀鋼の獅子(ミスリル・レオン)と呼ばれる。初登場は24話。25話でモンスターのランクはSS級。ラフィアスに敗れて彼の性技に感服して身も心も彼に捧げて従魔になる。いつもはラフィアスの影の中にいる。ラフィアスに絶対の忠誠を誓う魔物で火を操るのが得意で現在ではほとんど彼のペット同然である。主に就寝中の護衛になっており、影の中に潜んでいるレオンフレイムの存在を王城ジスニーヴァインに住む者や通う者は全員知っているので、ラフィアスに夜這いや暗殺をする者は自殺行為だとして、誰もラフィアスが寝ている時を見計らって襲うことはしなくなった。
ザルフィス・マウンテン
第59話にて登場。元・天使のカワウソ獣人。常にカボチャをくりぬいたランタンをもっており、ラフィアスの精液ポーションの作り方のコツやアビリティを送ったり、後にアビリティ購入権利(精液必須)の時に、かなり役に立つことになる。
ちなみにもっているランタンからは炎を吹き出させて攻撃することも可能。獣人であるラフィアスは、ザルフィスの炎のランタンで攻撃されて気絶した経験のせいか、ザルフィスは局長ほどではないが、苦手としている。
アナントス
第93話で初登場。蛇の神にして誓約を司る神。本来の姿は白く輝く巨大な多頭蛇(ヒュドラ)である。
ラフィアスの事を「婚約者殿」と言っているが、一級創造神の分身のゴルンルプスの息子であり、創造神候補として優れた素質をもっているラフィアスの子供はやはり強大な力をもっている可能性が高いので、世界を破壊されることを恐れた実母のニュクスネリアやその他の一級神によってかけられた制限によって必ずラフィアスの子供は一年以内に死ぬ、という状態を最初にラフィアスに会った時に一目で見抜いており、あくまでもプラトニックな関係に留めている。
誓約、すなわち「誓い」を破った者には苛烈なまでの神罰を与える神としても有名。誓約を破った者がどういう末路を辿るのかはアナントスのご機嫌次第だが、恐ろしい目に遭うのは間違いなく、少なくとも3回転生してもその苦しみは続くと噂されている。
覇王竜の装備(後に旧シリーズが発見された)の効果やレベルの上昇、数多くの吸収しきれないで待機中の膨大なアビリティの影響で、常に完全勃起状態のラフィアスの生殖器は、寝たら必ず夢精してしまうので、彼が起きたら射精した膨大な精液の処理に悩んでいたが、アナントスが登場してからは夢精した精液を全部舐めとって綺麗にしてくれるので、彼が夢精した精液の処理をする必要はなくなった。
ラフィアスの良き相棒であり、パートナーでもある白い蛇の神。普段は白い小さな蛇に姿を変えており、彼の左右どちらかの腕に巻き付いている。後に井戸の神の「無限の湧水ポンプ」を設置した時に、井戸やポンプが破壊されたり毒物などを投げ込まれたりしないように、世界中の井戸に眷属の白い蛇を派遣して、井戸の雨除けの天井に一匹ずつ待機させて悪戯されないように監視させている。
常にラフィアスの側にいるせいか、彼の精液をもっとも多く飲んでおり、邪神との戦争で失われた力を完全に取り戻したばかりではなく、現在では一級神の中でもトップクラスの実力を発揮できるまでに成長している。
長生きしているせいか年寄りのような喋り方をしているが、その力は強大で大抵の奇跡なら何でも起こせるほどの実力者。ただしあまり神としての力を発揮するとラフィアスが彼女に頼りっきりになってしまうので、よほどの事がない限りはアドバイスをする程度にしている。
またラフィアスが二級創造神の分身のフェランシオルに願った内容の効果を密かに倍増したり『第232話 闇の獣人、アビリティを調べたり、進化させたりしてみる』では大蛇の祝福を蛇神の祝福に進化できるとアドバイスしたりして、総合的な運気を上げる効果がさらに加速されて、蛇神の祝福をもつラフィアスの総合的な運気を上げる効果が他人により早く、強く伝染するようになっている(悪人の場合は時間の問題で必ず改心して罪を償いやすくなる方向に働く。これはラフィアスが街を魔法で作って、村や町の住人を結界移動のアビリティで彼が魔法で創造した街に移動させて、城塞都市の内部にある家具やいろんな食器、芸術品などを触らせて幻影ではない事を確認させて、また元の村や町に戻してから、魔法で作った街を七種類の大精霊、リヴァイアサン、彼自身の魔法などで何度も街を作っては破壊するという神罰の恐ろしさを見せて悪人たちを震え上がらせている事が挙げられる)ので、淫らな行いにいい感情をもたない神々もラフィアスの淫行には黙認せざるを得ない状況になっている。
フェランシオル
ラフィアスの協力のお陰で三級創造神から二級創造神へとランクアップした、爺さん姿の創造神の分身。初登場は69話。
本体から性奴隷にでもなってラフィアスにご奉仕しろという内容の命令で、早速美少女の性奴隷になったのだが、元々は爺さんなので、ラフィアスは爺さんの姿が印象が強いので、現在の美少女の姿との落差に引いており、性的な事はせいぜいオーラル・セックス程度しかできない状況になっている。
彼女(元々は彼だったが、創造神の分身なので外見はおろか性別も容易に変えられる)はラフィアスが本当に危機に陥った時以外は口出しとか関与しない。
記念すべき神様の性奴隷、第一号でもある。
ラフィアスの願いで彼と関わった者が全員、幸せになれるようにした(悪人なら贖罪がしやすくなれるようにという効能がある)という、間接的に多くの人を救っている所はさすがに創造神の分身であるといえる。
しかしまさか彼女も自分以外の神様の性奴隷が増えるとは、全く予想していなかったのであった。
ゴルンルプス
一級創造神の分身。初登場は71話。創造神の中でも二級以上となると、複数の世界を創造・管理することが許されるが、どうやって管理するのかというと、自分の部下や分身を創造することで目的の世界に派遣して管理させる事が可能。
ゴルンルプスもオリジナルのゴルンルプスによって創造された分身だが、魔力や精力など戦闘能力を除けば、オリジナルとほとんど変わりないが、戦闘や破壊行為では下剋上を恐れたオリジナルから制限されているため、彼自身がピンチにならない限りはオリジナルの10%しか発揮できない。
金色の狼の獣人で結構毛深いが、全身筋肉質のマッチョ体型なのでモフモフは期待できない。
本人もオリジナルによって能力制限されている事を気にしており、格下の者にマウントをとったり、人間その他の下級の知的生物を馬鹿にして見下したりしていた為、実の息子のラフィアスから嫌われており、性戦で負けた後も性奴隷になった事実に落ち込んでいたが開き直った模様。
とにかく自分がどれほど優秀で優れた存在なのか他者にアピールするのが得意で、初めてラフィアスの前に現れた時は肉体美を誇張する為に全裸だった。
蛇の神アナントスや多くの側近、大精霊がラフィアスの側にいた為に馬鹿な事はできないと悟ったのか、作中では父親らしく振る舞っているが、その本性は自己中心的で自分と息子のラフィアスさえ傷つかなければ、後はどうでもいいと思っている。フェランやアナントスや他の神々がいる為、大人しくしているがその性格は一言で言えば「嫌な奴」であり、ラフィアスの性奴隷となった事が彼を少しずつではあるが、さらに歪んだ愛情に目覚めさせることになっていく。
ゴルディアーロ・オシャニール
ラフィアスが生まれた世界の全ての海を司る神。通称・海神王。初登場は第79話「闇の獣人、各属性の大精霊達を眷属にしたら海神王の来襲に困惑する」
とにかく派手で豪快な性格の神様。それは彼がくれたアビリティにも反映されており、もっとも攻撃力の強いアビリティの「海神王の槍」は最大レベルでは山だけでなく、山脈をまるごと消し去るほどの威力をもつ。
海を浄化したラフィアスを気に入っており、いきなり玉座を出してラフィアスに座るように言ったり、彼とのオーラルセックスを楽しんで、長時間ラフィアスの射精する精液を飲み続けていたりと、性的にも奔放な面があり、玉座に座ってくれというなど押しの強い一面がある。
ラフィアス自身はゴルディアーロが苦手なのだが、多くの便利なアビリティをもらった手前、無下に扱うこともできないので、よほどの緊急事態や非常時以外は会わないようにしている。
家屋の神
生活三大神の一柱にして、三人組のリーダー。家というか、人間その他知的生物が生活する全ての場所を司っているので、洞窟の中だろうが橋の下だろうが、ダンジョンの中だろうが人が生活する場所は全て彼の管理区域になっている。初登場は第80話 「闇の獣人、海神王の扱いに困りながら、今後の方針を思案する」
尚、生活三大神は呪詛や名前を使った邪術から身を守る為と、古来から存在しており、その時代ごとに違う名前で呼ばれていたので、いい加減うんざりしており、あえて本来の名前は名乗らないでいる。
見た目は赤いローブを着た爺さんだが、三人組の中では生活の場を司るだけあって一番真面目で厳格。
家屋というか建築物を作るクリエイト系の魔法に手を貸すが、ラフィアスが後で民衆に神罰の恐ろしさを知らしめる為の「城砦創造」とは無関係。
彼が力を貸すと、もっと細かい建築物を作ることができる。信者は大工やドワーフ達。象徴する物は柱。
最初にラフィアスに与えたアビリティは「害虫忌避結界」で文字通り害虫が寄り付かなくなる為のものだが、これを国内の全ての街に設置したら、害虫駆除の業者とか冒険者の仕事がなくなる弊害が生じるので、ラフィアスは倉庫だけにこの結界を使うようにした。他にも多くのアビリティを送っており、ラフィアスのステータスが見られなくなる一因となっている。他に畑の神との相乗効果を狙って「腰痛緩和」のアビリティも授けているなど抜け目ない性格をしているようだ。
井戸の神
生活三大神と呼ばれていた爺さんの三人組の一柱。彼がラフィアスに授けたアビリティは「無限の湧水ポンプ」である。元々は「毒無効」の効果しかなかったが、ラフィアスが「アビリティ書き換え(精液必須)」で「猛毒無効」や「疲労回復上昇」「ボケ防止」「血行促進」 「汚物浄化」の効果を追加したので、実質、よほど協力な呪詛を井戸にかけない限りは疫病は起きなくなった。
ラフィアスが予想外にいろいろなアビリティを「無限の湧水ポンプ」に追加したので、生活三大神の中でもっともラフィアスをかわいがっており、また淫らな行為に顔をしかめる家屋の神をその度にたしなめて、ラフィアスを庇っている。
象徴する物は井戸水を入れる為の桶(おけ)である。水は生活するのに必須なので、生活三大神の中ではもっとも人気があるがリーダーの家屋の神を立てて、自分は目立たないようにしている。
また井戸水を司る事から、水に関する多くのアビリティを後にラフィアスに送っているが、これが原因で彼のステータスが見られなくなる一因となっている。
畑の神
かつて昔、生活三大神と呼ばれていた三柱というか三人組のチームの一柱。
「腰痛緩和」のアビリティをラフィアスに送っており、三大神を崇めていると、家屋の神の送った「腰痛緩和」と相乗効果が出て腰痛が四分の一になるという、農夫や肉体労働をする者にとっては、まことにありがたいものになっている。象徴アイテムは鍬(くわ)
畑というだけあって、作物の成長などを司っており、ラフィアスが彼を中心に数百~数千億の精液ポーションを捧げていれば、種だけでなく武器だろうが、防具だろうが、道具だろうが何でも埋めておけば一週間ほどで大量に埋めたものと同じものが畑の面積内で収穫できるというものだが、一週間では時間がかかるし、当時はいろんな街に祝福や城塞都市を作っては破壊して神罰の恐ろしさを知らしめる、という事に忙しかったので未だに畑の神のすごさには気づいていない。
後にその関係のアビリティ(武器なら武器のみを畑に埋めて増殖できるアビリティや、畑に埋めておけば武器のみの質を上げるアビリティなど)を大量にラフィアスに送っているが、他の神や魔神王、大精霊などの送った大量のアビリティに紛れ込んでしまっており、ほとんど気づいていない。
尚、畑なら異次元空間だろうが、ダンジョンの中だろうが、建物の内部や屋上だろうが、土をふんだんに用意して肥料や水をしっかりとあげていれば、そこが畑になるのだが、ラフィアスには飲食不要のアビリティがあるので、そこまでして畑を作ろうとは思っていない。
また畑というと野菜や果物を狙う魔物や獣、害鳥などに悩まされがちだが、ラフィアスが植物の女神アミリルスに大量の精液ポーションを捧げて獲得した袋を獲得。
そして種からはエンシェント・マンドラゴラが育ち、袋に入っていた玉からはスーパーマイコニドが成長して、畑を守っているので獣や魔物に収穫物が盗まれたり、荒らされることはなくなった。
ドラフォール・ギガレント
フォレスト・ドラゴン族の竜戦士にして戦士長の竜頭人身の戦士。初登場は131話。「闇の獣人、植物の女神アミリルスの派遣した二名と対面する」
とにかく強い。Sランクの冒険者パーティーが相手をしても勝てるとは思えない、とラフィアスは初対面で看破した。
植物の大女神アミリルスの命令によってラフィアスの警護をする事になった。
性的快楽を味わう権利をアミリルスに捧げたので男性機能が働かない。その為、淫魔の魅了攻撃や発情などは通用しない。薄緑色の竜人。
そんな彼もラフィアスの精液を飲むうちに、次第に彼に魅了されるようになっていく。
最初はラフィアスの分身達が射精しまくって精液ポーションを作っているのをいい目で見ていなかったが、慣れもあって刺々しい雰囲気を出さなくなった。
真面目で優しく、世話焼きの面がある為、後に新たにラフィアスが購入した奴隷達や部下の世話をするようになっていく。後述のヒョドリンとは幼い頃からの幼馴染である。
このころは時間停止空間でも動ける敵がラフィアスのいるダンジョンに襲い掛かってくる為、迎撃の戦力としてはかなり有用で、ヒョドリンと一緒にこの世界に封印されていた高位の魔物や異世界から召喚されたバケモノを共に迎撃している。
ヒョドリン
植物の大女神アミリルスの側近にして、トレント種では最強、最高、最上位のカイザートレント。
食べた物を数十個に増やす能力があるが、根を生やした土が肥沃でないといけないという欠点がある。
ラフィアスはヒョドリンの根をはっている周囲を常に肥沃である状態にする為に、分身を沢山用意して常に射精させている為、神の力が宿った神器でもない限りは大抵のものは増やせる。
その為、服や武器、防具などよほど高密度の魔力を宿していない限りは食べた物は40~50個単位で増やせる。
ラフィアスはこれを利用して、作った料理を箱に入れて小型化して増やしてから、数十個に増えた小さな箱を革袋に入れてまたヒョドリンに食わせて、数千から数万に増やしている。
特徴は間延びしている口調で、とにかく声がでかい。ラフィアスが捧げた精液ポーションのお陰で、敬愛する上司のアミリルスが邪神戦争が始まる前と同じ状態に戻ったので、ラフィアスにも絶対的な信頼を置いている。
「~するのだぁああああああ!」と声がでかいが、トレント種の中では最高かつ最強である為、葉っぱを刃物にして飛ばしたり、実らせた実を敵に向かって飛ばして爆発させたりと敵に回すと非常に厄介な存在でドラフォールと共に時間停止空間でも動ける、封印されていた魔物や異世界から召喚された強力な魔物や化け物を共に撃退して、トップクラスの戦力として周囲から認められることになった。
畑の神の「畑に埋めたら、畑の面積の中だけ埋めたものが数十から数百ほど増えるアビリティ」をラフィアスが採用しなかったのも、一週間という時間差があったせいである。
カイザートレントの場合は食べたものは数秒から数十秒で増やした物が入っている木の実が実るのでこちらの方が早く手に入る。
その反面、畑の神の場合は広大な畑(四方500メートルから2キロメートルの範囲の畑)をあらかじめ作っておけばその広さの分だけ埋めた物が一週間という時間はかかるが大量に手に入るので、数百から数千の増えた武器、防具、服、アイテム、回復薬を増やすことが可能なのでどちらの増殖方法も一長一短があるのでラフィアスは短時間でアイテムを大量増殖できるヒョドリンに食わせる方法を選んでいる。
魔皇神
文字通り、ラフィアスが生まれた世界の全ての「魔」を司る神様。初登場は「第140話 闇の獣人、夢の中で魔皇神と出会う」。
とにかく魔法や魔術と魔のつくものなら、その知識や力は創造神クラスを除けば最高の知識と力をもっている。
「魔」を司る神だからか、その名前を知るだけで知った者の中にある魔属性が急激に強化されてしまうので、己の名前を教えることはしない。
魔法や魔術ならオリジナルの物も簡単に創れる。彼にとっては魔法やアビリティを創造するのは、手足を動かすのとほとんど同じということで、最初は「魔法創造」と「アビリティ創造」をラフィアスにあげようとしたが、あまりにも便利過ぎる為、歴代勇者のように傲慢でイヤな奴になりたくない、と拒否されたのでますますラフィアスを気に入っている。
結局ラフィアスが望んだのは、己の精液がおいしくなることと、彼が困った時はその時の状況に応じて、魔道具か魔法薬をラフィアスの服のポケットかブーツに差し込むという形で支援してほしいと願ったが、魔皇神は拡大解釈したようで、ラフィアスが願ってもいないのに困った時は勝手に(または一方的に)魔法薬や魔道具を彼のブーツに差し込んでいる。
「魔」を司る神の特徴と言うか、宿命というか、神々の中でも気まぐれかつ我儘な性格で、一度は彼の領域にラフィアスを閉じ込めてしまったこともあった。
その癖、神としてのプライドはあるようだが、他の神々も巻き込んだ騒動の末にラフィアスの性奴隷になった。「第150話 闇の獣人、魔皇神に要求を突き付ける」
「魔」属性を司っているせいか、下級から上級の魔族を召喚できる薬(どれも超まずい味のポーションぞろいだった)を飲んだラフィアスは魔物や魔族を治療できる「デモニック・ヒーリング」を習得する薬を飲んで魔族や悪魔、妖魔、邪神、不死者をも治療する事ができた。
普段は傲慢かつ気まぐれで我儘な性格だが、気に入った者にはとたんに親切で過保護になる。
ラフィアスと体の毛色と瞳の色が違う以外は、双子じゃないかと言えるほど似ているが、これは母のニュクスネリアが魔皇神のイメージを故意か偶然かはわからないが、お腹の中にいる赤子(ラフィアス)に転写(または焼き付けた)為。闇と魔は密接な関係にあるので、ラフィアスは後に楽器をはじめとする音楽関係が致命的に低くて、兵器レベルのものになったのは魔皇神の影響によるもの。
何だかんだ言ってもラフィアスの事は気に入っており、さまざまな魔道具をブーツの中に差し込んではラフィアスを助けている。
海竜王
第152話に初登場。 「闇の獣人、出番がなくてアポなし訪問した海竜王の心をへし折る」のタイトル通り、自分のあげたアビリティをぜんぜん使わないラフィアスに焦れて、ついにラフィアスの元に直接苦情を言いにいったクレーマー。
リヴァイアサンというと海の魔物の中でもトップクラスだが、彼もその例にもれず、海竜王を召喚して命じると、空を飛べるばかりか、彼の起こした津波は標的をどこまでも追いかけるという、追われる側にとっては完全に悪夢であり、ダンジョンの中に逃げてもまだしつこく追ってくるという、あまりにも威力が強すぎるのと精霊達の登場で、ラフィアスは彼の存在を半分忘れていた。
ドラフォールが説明したが、自分の怒りを収めることができずにいた所、ラフィアスに殴り合いによる勝負を挑まれて惨敗。
さらに性戦を挑まれてラフィアスよりも先に逝ってしまった事で完全に心が折れてしまい、魔皇神からもらった首輪を付けることを了承し、ラフィアスの愛人兼下僕になった。
ラフィアスに負けるまでは自分に絶対の自信をもっていたが、負けてからはラフィアスのもたらす性的快楽に夢中になり、傲慢だった性格が幾分か修正された。
エルモーラ王国では各村や町の住民に神罰の恐ろしさを知らしめるために、作った城砦都市を破壊する為に、リヴァイアサンをその度に召喚しては城塞都市を破壊させている。
津波が都市を破壊するのはかなり衝撃的なようで、リヴァイアサンも出番がある上に民衆を慄かせることができるので、ラフィアスも彼の顔を立てることができて安心している。
ヘインズ・ウルフォンド
ラフィアスが育ったレナリアーラ王国の王都ジェルロンドの冒険者ギルドマスター。茶色の逆毛で黒のタンクトップに登山用の高品質のズボンを履いている、筋肉ムキムキの身長2メートルの巨漢。
初登場は「第133話 闇の獣人、冒険者ギルドにジャイアントボアの遺体を寄贈する」で、これ以後は結構、出番がある。中年だが38歳で40歳には行ってない。年齢による老け込みを認めたくなくて暇な時はいつも、筋トレをしている。
それでも老いは確実に体を弱体化していく上に、後継のギルドマスターにふさわしい人物が見つからないので、自分が死んだら誰がこのギルドを守るのかと、王都全体に貼られた二重の結界があるとはいえ、彼も元Sランクとはいえど、一人で地下100階層のキングドラゴンを倒せるほどではないので、封印を解かれたバケモノや異世界から召喚された怪物の来訪に悩まされていた。
そんな所へラフィアスがやってきたので、彼の熱烈な信望者になって冒険者に関することで彼の意見を聞いて、いろんな素材を持ち込まれた事もあり、冒険者の装備の改善など誓約書にサインした者限定とはいえ、ラフィアスの望みを受け入れ、彼の精液を飲んだ事によって老いによる弱体化から解放された。
何だかんだ言って、冒険者について少しでも力になりたいというラフィアスの相談に乗っており、ラフィアスが射精した精液(最初はともかく、何度か会うことで魔皇神が登場し、彼の力によっておいしくなっている)を腹いっぱい飲んだり、後にラーメンやカレーライスを試食したりと、文字通りおいしい事も体験している。
ミリーヤ
女性型の淫魔、サキュバスの頂点。初登場は「第154話 闇の獣人、魔皇神のいらんお節介で獣状態になる」肩書というか称号はサキュバス・エンプレス。文字通り女性淫魔の中では最高位の女帝の称号をもっている通り、当時のラフィアスが逝かせまくっても浄化されずに消えずにいた。
それはラフィアスを主人として彼の一生を見てみたいという欲望が生まれた為。
一体どういう人生をおくるのか。彼の行く末は? 性的快楽を至上のものとするサキュバスとしては珍しく、他人の人生に興味をもつことで彼の性奴隷の一人になった。
魔族らしく、黒い髪と瞳に黒のメイド服(いつもスカートが長いわけではなく、たまにミニスカートになっていたりする)に黒のブーツ(気分次第でハイヒールになったりする)と黒づくめ。人間の世界では黒は喪服を意味するので、彼女の恰好はかなり縁起悪いものだが、王都ジェルロンドのダンジョンの地下131階層で主に活動しているので、問題はないらしい。
高位魔族を眷属にするのは問題あるのではないかという意見が出たが(主にドラフォール)、すでに魔皇神が登場しているので特に問題はないし、シャイターン五人組や魔神王なども眷属にしているので、サキュバス一体くらいなら問題はないだろうということで、そのままラフィアスの下僕になった。
魔族といっても淫魔として人間との接点は他の魔族よりも上で、よく性行為をしていたせいか、意外にも人間界の常識に詳しく、ラフィアスの側近の一人になって彼を支えるご意見番のような役割に自然になっている。
ガガロウス
ラフィアスが魔族や邪神、アンデッドなども治療できるデモニック・ヒーリングの練習台として召喚した、最上位の悪魔の一体。種族名はグレイテスト・デーモン。
初登場は「第151話 闇の獣人、デモニックヒーリングのレベル上げをする」。
全身に黒いタールを塗ったような裸の上半身、下半身は漁師が履くようなズボンを履いている。
魔皇神に気に入られているラフィアスを一目で只者ではないと見抜き、召喚されてすぐに跪いて敬意を表した。
頭には角が三本生えており、四本の腕と異形の姿をしている。これでも8000年以上生きている。
背中には悪魔らしくコウモリの翼。そして男性器も二つあるという。
ラフィアスは彼の腕を四本切り落として、チ○コも二本とも切り落としてからデモニックヒーリングで回復させてレベル30まで上げることができた。
元々人間の武道家だったせいか、肉弾戦は得意らしい。かなり強いらしいが今の所、実力は未知数。
ちなみにラフィアスの下僕にはなったが、性奴隷ではない。
元・人間だったせいか肉体を持っており、変身系の魔法は苦手らしい。
ゾルピーラ・フェルモンド
エルモーラ王国からの最初の使者。後に二人(エルモーラ、グリシャール)の使者がくるが、彼が最初の使者。
初登場は「第170話 闇の獣人、最初のエルモーラからの使者と対面する」。
金髪碧眼の一般的な人間を装っている上に武器も腰につけた短剣だけと無害な存在に見えるが、元・奴隷で諜報局員。
いろいろな事があって宿屋で待機を余儀なくされ、ラフィアスに取り入ろうとしたので、いろんな鑑定や調査系のアビリティで彼の目論見を看破したラフィアスによって、望み通り時間停止空間の中で、彼の創った三体の分身による快楽責めを体感時間で三日間受けて、ラフィアスの性奴隷を希望するようになった。
それからはレナリアーラ王国とエルモーラ王国とのパイプ役を命じたラフィアスの命令に忠実に従い、エルモーラ王国へと一旦戻るようになった。
ロンドウェル・ガーネリア
グリシャール帝国の美丈夫のおじさま。茶髪で茶色の瞳をもった44歳の美中年。初登場は「第172話 闇の獣人、魔物や二人の使者に演奏して気持ちよくさせる」
妻が淫乱女で浮気しまくりで彼の実家である子爵家の鐘を持ち出しては無駄遣いするという性悪女だったので、離婚。
元・妻の放蕩で実家の子爵家は没落寸前になり、ラフィアスの下僕(または奴隷)になるのを条件に、多額の報酬を前払いでもらって、どうにか没落は回避できた。
帝国貴族であるが性悪女にひっかかかったので、実家からは追放同然(あんな女に騙されやがってと、家族からは白い目で見られている)で、ラフィアスの性奴隷となった今では実家の者達を人質にとられても、半ば強引に結婚させたのは両親なので、両親以外の者は助けようとするが自分達のしてきた事を棚に上げてロンドウェルだけを責めているその姿勢を彼は良く思っていない。
加えてそんな両親を育てた帝国にも愛想が尽きかけており、帝国への忠誠心ももっている(ふり)はしていても実際にはゼロに近い。
それでも主人のラフィアスの為に帝国や他の国との交渉や情報収集には積極的に参加しようとする。動機は主人のラフィアスの為に少しでもいいから役に立ちたいと思っているからで、素手でハイオーク一体なら撲殺できる強さをもっている。
一応、現役の帝国貴族だが次男なので子爵家を継いでいない。いろんな美術品には見慣れているが、ラフィアスが平然とミスリル・オリハルコン・アダマンタイトとミスリルはともかく他の希少鉱石を糸の神の力を借りて機織りをして奴隷達や彼と親しい人達の為に服を作る、という考えとその作業光景を見た時には驚天動地のショックを受けた。
ラフィアスに時間停止空間に連れ出され、分身三体による快楽責め(攻めとも書く)によって、身も心もラフィアスの性奴隷兼帝国の使者として彼の為に情報を持ち帰ったり、レナリアーラ、エルモーラ、ドワーフ王国といった帝国以外の国との交渉やその国の情報など、世界情勢は日々変化しているのでそういう情報には疎い(正確には自分のアビリティの研鑽や整理、回収したアイテムの把握などに忙しくて後回しにしている)どこか常識に欠けたラフィアスの側近としてアルロン共々、活躍していくことになる。
アルロン
エルモーラ王国の使者で、元・騎士にしてエルモーラ王国の王都ミリサリアの衛視隊の副隊長をしていた。
初登場は「第170話 闇の獣人、最初のエルモーラからの使者と対面する」。
またそれぞれの国からレナリアーラ王国へ向かっている最中の情景を時空の大精霊エレンソルが主人のラフィアスに映しているシーンがあり、こちらにも二人の様子が書かれている。
「第141話 闇の獣人、魔皇神が予想以上に過保護で世話焼きだとわかって困惑する」
裕福な商人の息子で、エルモーラ王国では平民は家名を名乗ることは許されていない(ラフィアスの場合は孤児院から引き取られる際に、家名を暗殺者ギルドマスターから授けられた)。
黒髪・黒瞳の美形だが、その放つ雰囲気は威圧的で22歳という若さもあってかなりの強さをもつ。
ロンドウェルが帝国の使者で、自分と同じ境遇でラフィアスの愛のこもった時間停止空間の中でラフィアスの分身3体(正確には使者が二人なのでラフィアスの創った分身は六体)によって快楽責めに遭い、魔皇神からもらった「感触変化(快楽のみ)」でロンドウェル共々、身も心も完全にラフィアスの虜となって、二人とも性奴隷になったが、実の姉に酔った勢いでレイプされてからは女性不信になっていたので、ラフィアスの性奴隷になる事には何の違和感も抵抗も感じなかった。
ロンドウェルとは実の兄弟のように仲がいい。二人共、それぞれ女性で苦労したが復讐しようという思考はまったくもっていない(一度、その事をラフィアスが二人に質問したが、そんな事をする時間があったら、ラフィアスの精液を飲んでいる方がいい。もしくは主人のラフィアスの事を考えている方が幸せです、と回答された)。
レナリアーラ王国の王都ジェルロンドのダンジョン地下131階層が現在の職場であり、大精霊、数多くのラフィアスの分身がタライに射精し続けている光景、緑色の竜人とやかましい声を出すカイザートレントとそこは塔の最上階であり、一階下には黄金竜がいて、塔の外は砂漠で全長50メートルの生きた車輪が徘徊していると、まさに人外魔境な階層だが、全員がロンドウェルとアルロンには親切なので、ラフィアスが創造神の分身二名と魔を司る神をも性奴隷にしたと知っても、平常心でいられた(実は高位魔族のミリーヤの精神支配で発狂や気絶を回避できていることを二人は知らない)。
それもこれも、愛人になるのを拒否したのに逆ギレした騎士団の団長が彼を追放してくれたお陰であり、追放された当時はともかく、現在では恨んでいない。むしろそのお陰でラフィアスの性奴隷になれたので、逆に感謝しているありさまで、その事情を知ったラフィアスも怒っていたがアルロンが止めてくれたので、復讐するのは止めることにした。
エペラン
ラフィアスの部下にしてペットでもある、エンペラースライム。初登場は76話。「闇の獣人、とりあえず手駒を増やす為の方法を模索する(その3)」
かつては女王神メランティアのペットで神獣だったが、邪神達の襲来による戦争で女王神が力尽きて眠りについてからは、女神の加護や祝福に頼り切っていた宗教団体があったが、メランティアが眠りについてからはただの人になってしまい、元・信者達がメランティアの悪口を言い始めた為、死人こそ出していないものの、多くの元・信者の家や街を溶かしたりして怪我人を出した。
アナントスや家屋の神、井戸の神、畑の神たちが駆けつけていなければ、他の街も襲っていた可能性が高く、エペランを危険視した神々によって神獣から魔獣へと格下げされた。
時空魔法が得意で、その実力は大精霊に匹敵するとされるほどのもの。
ただラフィアスが忙しいのと、大精霊達に諭されて彼を困らせないようにしており、本当に必要な時以外は口出ししないようにしている。
かつての主人のメランティアを馬鹿にしていた連中を殺してはいないものの、怪我させた過去からわかる通り、幼い少年のような言葉とは裏腹に、怒らせるとかなり過激な行動に出る。
それを一目で見抜いた二級創造神の分身のフェランやサキュバス・エンプレスのミリーヤからは、大人しくしているようにと念を押されている。
普段は眷属のスライムが世界のどこにいるのか、精液ポーションを入れる瓶が足りているかなどのチェックをしている。
スライムの皇帝を意味する称号からして、相当な強さをもっており、普段は30cmほどの大きさのスライムなのだが、本気を出すと街一つを飲み込むほどの巨大なサイズになれる。
またエンペラースライムだけあって、世界中のスライムを支配下におくことができ、それはダンジョン内のスライムもよほど大量の上級スライムでは難しいが、一般的な下級から中級程度ならダンジョン内でも完全に支配下におくことができる。
更に時空魔法が使えるので、やろうと思えばグリシャール、エルモーラ、レナリアーラ王国も眷属のアシッドスライムやポイゾンスライム、ファイアースライムやサンダースライムなどを転移魔法で瞬時に派遣して、時間はかかるが各国の王都や帝都を滅ぼすことも可能。
ラフィアスの事は「主様(あるじさま)」と呼んでおり、いろんな精霊やドラフォール、ヒョドリンやラフィアスが買い取った奴隷達ともうまく付き合っている。
レメリアーナ
異世界から迷い込んできた天空島のある城の人工精霊。初登場は「第198話 闇の獣人、人工精霊から依頼を請ける」
いきなり自我が芽生えたと思ったら非常事態で、すぐに異世界へと出発しないといけなくなったという薄幸の精霊で、ラフィアスに出会ってからは光と闇の大精霊の競い合いで城のあちこちを破壊されて(もちろんラフィアスが即座に修復して回っていたが)、とんでもない世界に来てしまったと思い、ショックだったが主人のラフィアスが話の通じる相手だったので、天空城の管理者になることを提案する。
尚、彼女の生まれ故郷の世界については全くの無知だが、他の天空城が来て戦闘になった時は迷わずラフィアスの味方をするなど、それなりの覚悟はあった模様。
予想よりも強くて変異型の感染者も浄化したラフィアスに城の未来を任せることにしたが、彼の世界も異世界から召喚された魔物や怪物などが不定期に来ていて不安定なので、城の中にある財宝などがあれば全て譲るという条件を出したが、自分の生まれ故郷の世界が疫病(それも次元航行船の天空城で逃げ出さなければいけないほどの世界規模の爆発感染)騒動に巻き込んでしまって申し訳ないと思っている。
ミラテア
植物の女神アミリルスの祝福を受けた巫女にしてエルモーラ王国の第一王女。21歳。
初登場は「第293話 闇の獣人、半身と言う名の家族が出来て狼狽する」
その額には木のマークがあるが、誰にでも見えるわけではなく、巫女としての宿命として子供が産めないということで、第一王女なのに子供が産めないなんて、と周囲からの陰口に晒されていた。
もちろん優れた薬剤師として、いろんな薬を作成していたが、鬱憤晴らしの為のはけ口として、精神的にかなり辛い思いをしていた模様。
それが原因でストレスが溜まり、ラフィアスの情婦になればこの生活から逃れられるかも、と半分、自暴自棄になって超・強力媚薬の「黒の雫」を作成して、ラフィアスに盛ってしまい、彼の半身を生み出す原因となってしまった。
後にそれは解決するのだが、露骨な陰口を長年叩かれてきたせいか、周囲の事には極めて関心が薄く、ラフィアスや一部の人間以外は何人死のうがどうでもいい、とある意味歪んだ性格をもった王女に成長してしまった。
ビゼルフ
ラフィアスの半身として生まれた魔法生命体。初登場は「第293話 闇の獣人、半身と言う名の家族が出来て狼狽する」だが、実際に名前を付けてもらったのは「第294話 闇の獣人、自分の半身に名前を付けてみる」からである。
その姿はラフィアスに酷似しているが、頭に3CMほどの申し訳程度の角が生えていたり、瞳はヘビやワニを連想させる爬虫類の瞳をしている。
さらに背中にはドラゴンの翼が生えており、尻尾もほうきのようにフサフサしたものになっている。
戦闘では格闘が得意で魔法は不得意。口からさまざまなブレスや目から魔眼を使った攻撃を得意とする。
その性格は大雑把で細かい事は気にしない快楽主義者。食べる、寝る、性行為をする、戦う、破壊するなどの本能がそのまま獣人になったような存在。
ラフィアスの半身なので、殺してもラフィアスの体内に戻るだけなので、ビゼルフを殺すには本体のラフィアスを完全に滅ぼす(つまり肉体だけじゃなくて魂を完全に消滅させる)必要ががある。
最初は全裸だったので、覇王竜の旧シリーズが入っていた宝箱に一緒に入っていた白い衣服を元にして、統合化のアビリティで10倍に強化した白いランニングシャツと半ズボンを装備させている。
ラフィアスの前では大人しいが、他の者に暴れ出したりしたら大変なので魔皇神を呼んで、ビゼルフに対して黒い首輪(ラフィアスに永遠に恋をし続ける首輪)と灰色の絶対服従の首輪を装備させて大人しくさせている。
好物は門と扉の神バンダムからもらった異世界商店(後に異世界アルティメットマーケットに進化)で買った味噌汁である。
これさえあれば上機嫌で、今更ながらではあるが異世界で買った本などで入手した情報を基にゆるキャラや癒し系キャラを目指しており、普段はお座りをして目をとじてワフ―と鳴くようにしている(ラフィアスに逆らうと首輪が絞まってありとあらゆる痛みが全身に起きるだけじゃなく、味噌汁を買ってもらえないので、凶暴な獣性を封印しているらしい)。
モロンゾン
ラフィアスが戦力増加の為に召喚した、二体目の大悪魔。いろんな姿になる事ができ、人間やその他、知的生物にとっては極めて趣味の悪い料理を作る、豚の姿をした悪魔。
初登場は「第165話 闇の獣人、変幻悪魔と決闘する」。いろんな料理を作るがその料理と戦ったラフィアスは絶対にその料理を食べようとはしない。
悪魔なのでラフィアスの射精した精液入りの料理を食べると、苦しんでのたうち回るという難儀な存在。
いろんな種類の蟲を、それも数十万の虫を操れる。特にGを操るのが得意だが、余程の非常事態でない限りラフィアスは許可しない。
いろんな問題のある場所(例えば貧民街など犯罪者の多い場所)や問題のある人物の監視にはうってつけなのでその意味では重宝している。特に犯罪者の証拠を見つけるにはうってつけなので、その高い昆虫使役能力にはラフィアスも一目置いている。
タラミレーナ
人形を司る女神。初登場は「第191話 闇の獣人、人形の女神タラミレーナに夢の中で出会う」
白い髪に真紅のドレスとかなりの変な女神様。前髪が延びまくっており、目が見えない。
精液ポーションを捧げたラフィアスに興味をもって、彼の前に現れた。人間を人形に変えることもできたり、その能力はかなり物騒で危険なものばかりで、外見だけじゃなくて性格もヤバイとラフィアスはドン引きしていた。
しかしラフィアスによって性の快楽を味わうことで、自ら性奴隷になることを誓い、真紅のメイド服を着た性奴隷として彼の部下になる。
またコア・ブランチに大量のアダマンタイト・ゴーレムを投与して吸収させてダンジョン・クイーンに進化させたり、魔族らしく付き合いが長くなって調子に乗り始めたミリーヤを、独自の空間に拉致してひたすらゴーレムと戦わせてお仕置きしたり、ラフィアスの戦闘訓練にゴーレムを大量に送って戦闘させたり、ラフィアスと神々の彫像を村や町の広場の片隅に置いたり、井戸の水を汲んだ時に桶を運ぶのを手伝うゴーレムを100体ほど一つの井戸に待機させたりと、かなりの有能さを発揮している。
口調は「~なの」と、独自のもので手先は不器用。それで役に立つのか、ということになるが彼女が作ったゴーレムがタラミレーナに代わって、縫い物とか細かい手作業をしてくれるので問題ないらしい。
料理は下手だが、掃除は一通りできる。できるがラフィアスの命令でクリーンの魔法をダンジョンの地下131階層に定期的に時空の大精霊やミリーヤ、フェランがやっているので、することがあまりないので、もっぱらラフィアスの相談役の一人になっている。
またラフィアスの彫像を御守にしている人間達には、何か危険があるとその彫像が身代わりになって亀裂が入ったり、命を失うほどの攻撃や事故にあった時は、彫像が粉々になるなどの奇跡現象を起こして、人々のラフィアスへの信仰を過熱化させる一因を作っている。
彼女自身は彫刻家なんてどうでもいいが、彫像が売れなくなって路頭に迷うのはまずいし、ラフィアスの彫像を作ってくれるので、彼等の生活の為に主に冒険者に小さな彫像を持たせては身代わりが壊れるようにして、常に彫像が売れるようにして商売繁盛をさせている。
この事実は激しい戦闘をしている中級から上級の冒険者と王都ジェルロンドのギルドマスターヘインズしか知らないが他の者には知らせないように伏せている。それを一般人や下級の冒険者が知れば、借金をしてまでラフィアスの彫像を買い占めようとする者が必ず一人は出てしまうのを防ぐためである。
ラトマウリー
ネズミの神様。彼も邪神達と神々の戦争で力の8割を失って弱体化していた。初登場は「第187話 闇の獣人、ネズミの神と知り合って汚物問題を話し合う」、
下水道で浄化専用のトレントの実を植えたりしたり、トレントの管理をするなどの役割をもらって、ラトマウリーの眷属のネズミの獣人達もラフィアスの「アビリティ付与」で一時的にだが、浄化魔法や回復魔法が使えるようになった。
口調は「~でチュ」と、ネズミらしい喋り方をする。
ネズミは伝染病を媒介するということで、清掃業者や冒険者から忌み嫌われているので、その事について悩んでいたがラフィアスが介入した事で不潔や病気、汚物などのイメージから払拭された獣人たちが、汚水の浄化や水路を伝って侵入してくる水属性の魔物を相手に戦ったりして、冒険者達とも仲良くやっている模様。
特に回復魔法を借り物とはいえ、使えることが大きくて、通りすがりに回復魔法をラトマウリーの眷属のネズミ獣人たちがパーティー丸ごとかけて治療したりして、たまに水属性の魔物を相手に共闘することもあるようで、以前のように冒険者達や清掃業者から敬遠されることはなくなり、お互いに仲良くやっている事がラトマウリーにとって最大級の喜びであり、ラフィアスに対してはいつか必ず恩返しをしてやろうと、どんな方法で恩に報いるかを日頃考えているが、なかなかいい方法が思い浮かばないらしい。
デオロン
オーク族の中でも最強ランクの実力をもった、シュープリーム・オーク族の戦士。初登場は「第316話 闇の獣人、魔物の卵を孵して戦力強化を図る」。
種族名は至高を意味するシュープリーム・オーク。このオークの種族の中ではデオロンは最下位の戦士でしかないので、これからの訓練や戦闘次第では戦士長や上位の階級に昇進できる可能性がある。
とはいえ、打撃系の武器を使って相手がドラゴンでも平気で突っ込んでいってボコボコに殴りまくる戦法しかとれないので、罠のある室内とか廊下などでは片っ端から罠にひっかかる可能性があるので、適材適所で使うしかない。
またデオロンが撲殺した敵の遺体はかなり損傷が激しいので、売り物としての価値は下がってしまうので、ゴーレムとか城壁を破壊するなどの役割以外はあまり任せたくない、とラフィアスは考えている。
迷宮やダンジョン内を攻略する為のパーティーメンバーとしては盾役(タンク)とは全く逆の攻撃役(アタッカーまたは切り込み隊員と冒険者の間で呼ばれている)なので、装備品もきちんとしたものでないとすぐに死ぬので、状態異常や攻撃魔法はほとんど無効化できる体質でも、完全無効化ではないので主人となったラフィアスは死なせないように、いろいろと気遣っている。
その戦闘能力は竜人の戦士の中でもトップクラスのドラフォールと一騎打ちで戦って、彼を押すほどの膂力をもっている。
ただし力任せの一撃ばかり繰り出すので、回避されたら隙ができやすいのでフォローする人物を近くか背後に控えさせておかないと無理をして死ぬ可能性がある。
このように良くも悪くも攻撃中心のオークなので、虫を使う悪魔モロンゾンとは対照的。モロンゾンも魔界のオークの血を引いているので豚顔だが、魔力の強さではモロンゾンの方が圧倒的に上だが、力仕事ではデオロンの方が上であり、デオロンは虫を使うモロンゾンに嫌悪と忌避感をもっており、モロンゾンも力仕事と戦闘と破壊行為しかできない力バカと呼んでいるが、ラフィアスにお仕置きされるのが怖いので、口喧嘩をする程度の諍いで済んでいる。
勇者アレラン
故人。初登場は「第266話 闇の獣人、勇者を召喚したら思い込みが強い奴だとわかり、呆れ返る」
家族を権力の亡者である宗教団体のお偉いさん(外見は肥え太ったブタ)に性的被害を受けて、ブチ切れて大量虐殺をした少年。真相は264話で語られており、それを聞いたラフィアスは「265話 闇の獣人、勇者アレランについてアナントス達と話してみる」でアレランの協力を仰いでみようとしたのだが…。
一人称は「僕」。思い込みが非常に強くて、すぐに感情のままに突っ走る一面がある。これでラフィアスも宗教団体を作って権力の亡者になろうとしていると勘違いして斬りかかってきた。
死んでもその怨念は消えず、冥界ではなく地上にとどまり、宗教団体の人数が100人を超えるとその団体を皆殺しにすると宗教関係者のトップか、その側近の前に現れて宣言している。
その為、この世界では僧侶や神官というのがほとんど存在せず、ましてや政治に口出しすることも皆無。
理由は勇者アレランの怨霊に祟られて皆殺しにされる為で、このお話に宗教関係者のトップが出てこないのもアレランの怨霊を怖れて、あちこちで小さな団体が世界各地で点在しているのみである。
このように怖れられているアレランだが、夜間にどうしても町から街へと移動しなければいけない商人を魔物や怨霊や盗賊の集団から守ってやったりと、元・勇者らしい事もしている。
もっとも本人としては暴れて悪人退治をしたいだけなので、本心から人助けをしたいわけではないらしい。
本編ではその思い込みの強さから、ラフィアスに斬りかかり、憑りついていた聖剣を破壊されて泣き出すなど、意外と精神的に脆い所もある。
イノンシアン
助言の女神。初登場は「第324話 闇の獣人、助言の女神に会って最新の称号を伝えられてうんざりする」であるが、323話のラストにもちょっとだけ出ている。
外見は肩が露出した白づくめの服を着た、銀の長髪に紫の瞳の美少女。
「第67話 闇の獣人、神王級にグレードアップしてお祝いされる」でラフィアスの前に提示された、三つの選択肢の一つ「3)神王級に上がったお祝いに俺に絶対忠実で裏切らない、超・有能な眷属を一人だけもらえる権利。」でラフィアスの側近として用意されたのが、このイノンシアンだった。
もっとも彼は精液ポーションを消費して、さまざまなアビリティを購入するのに必要な「1)精液ポーションの必要数半減のアビリティ。」を選んだので、この時は登場することはなかった。
だがラフィアスが予想外に強くなったのと、初期型の覇王竜の装備シリーズを手にしたので、彼の監視と精神のケアを兼ねて、神界から派遣されたのがイノンシアンである。
新米女神だが、ラフィアスの性奴隷は希望していない。すでに人形の女神タラミレーナや植物の大女神アミリルスがいるので、先輩達から睨まれたくないという理由でよほどの事情がない限りはラフィアスの助言役として勤めることを希望している。
創造神の分身とはいえ、ゴルンルプスの血をひくラフィアスが結婚できないので、自暴自棄になってメチャクチャなことをしないかという可能性はゼロではないので、性的な行為も可能だが、ラフィアスとの関係はオーラル・セックス程度にとどまっている。
彼女が助言役としてこの任務についているのも、監視役としての密命もあるが、何より半身半人として好きな人と結婚したり、子供を作ることができず(正確には作れてもその子は一年以内に必ず死ぬため。下手をすると妻も共に死んでしまう可能性もある)家庭を作ることができないラフィアスに同情している、という気持ちが強い。
口調も態度も事務的だが、これはラフィアスが自分に依存しないようにする為。礼儀正しいのも度が過ぎると、慇懃無礼になるので、タラミレーナやミリーヤといったメイド服をきた連中に影響されて、彼女も食事の配膳や食器の後片付けなどをするようになっていく。
ベアロン
道具の神様。正式名称はベアロリータル。長いのでベアロンでいいと略称を名乗る、親し気な印象の強い神様で、外見は全身、緑色の羽毛を生やしたオスのハーピーそのもの。
初登場は「第249話 闇の獣人、道具の神様を召喚して道具を修正してもらう」
等身大のでっかい鳥なのに、顔面だけが人間の顔(それも美少年)という異形の姿。
手がないので挨拶をする時は羽を持ち上げてする。生活に不便かもしれないが神なので不自由はしていない。
ラフィアスに関しては精液ポーションを大量に捧げてくれた縁で、彼の召喚に応じていろんな事を話し合って、道具に関する制限などを施してくれる。
また道具の事となるとマジックアイテムの開発などで、魔法の事なら創造神を除けば、第一の実力者である魔皇神との連携をラフィアスにお願いされた時は渋面を浮かべており、いつも偉そうにしていると口にしているので、他の神々同様に魔皇神の事は気に入らない模様。
それでもラフィアスの顔を立てて、文書のみのやりとりならいいと了承してくれたりと優しい神様である。
ちなみにラフィアスが精液ポーションを一兆本捧げて、ベアロンを100回以上召喚して、彼との親密度を上げていれば、ベアロンが自ら力を貸さなくても、道具の機能を半透明のラフィアス以外には触れないパネルを呼び出して削除や追加などができる、特殊アビリティを授けるつもりだった。
もっともラフィアスはできる限り、自分の実力で何とかする方針なので、本当に必要な時以外は安易に神様に頼るのはまずい、と思っているので気安く神に頼って依存心に支配されて、お願いばかりして努力しない、願いが叶っても口先だけで心からの感謝をしない、低俗な人間たちをいやというほど見てきたベアロンは、気長にラフィアスが自分を重視してくれる時を待っている模様。
ゼイレン元・騎士団長
ラフィアスが戦力強化の為に召喚した死霊騎士。初登場は「第332話 闇の獣人、イノンシアンに情報収集を命じて、死霊騎士を召喚してみる」。
少なくとも500年以上前にあった国ベルンゼル王国はグリシャール帝国によって攻め滅ぼされていており、現在では帝国領土になっている。
ちなみに作中では脳筋だが、これはアンデッドになったからではなく、生前からのもの。何故死んだのかは覚えておらず、もうすでにベルンゼル王国はなくて自分の仕えていた国はないとわかって多少はショックだったが、自分を秒殺したラフィアスに畏怖を抱いており、蛇の神アナントスの本来の姿を目の当たりにした事でいいショック療法になったのか、ラフィアスに絶対の忠誠を誓うようになった。
騎士団長というと貴族の令嬢や王族の姫君とのラブロマンスの可能性が濃厚だが、彼は生粋の脳筋で戦闘バカだったので、そういう恋愛とかラブロマンスとは全くの無縁だった。
そして騎士団長というのも、部下をもたせれば少しはまともになるかと思った王子達の提言を採用した国王の采配によるものだったが、部下思いになって少しはまともになったものの、書類に関することは騎士団の隊長達に任せて(押し付けていたというのが真相らしい)、自分は筋トレや騎士団の訓練ばかりやっていたようだった。
アンデッドは飲食不要、排泄不要、入浴不要のアビリティを最初からもっているので、最初はラフィアスも苦労していたが、異世界商店(後に異世界アルティメットマーケットに進化した)で購入した異世界小説を沢山購入して読ませて、アンデッドでも心の癒しになるものを用意することができた。
また魔王退治の時に宝箱の中に入っていた、魔族を無力な人間に変身させるお仕置き用の杖をラフィアスが見つけてからは、自分も人間に変えられて性奴隷にさせられるのでは、と恐怖と期待の混じった気分で戦々恐々とした日々を送っているようだ。
フレジョリーナ
不死鳥。初登場話は第363話 闇の獣人、お礼をしたいという面倒なキャラの訪問に頭を抱えたくなってしまう
名前の由来はフレイム(炎)、女王、ロシアの女帝エカテリーナの後半部分をそれぞれ付けたもの
丁寧な口調だがやたらとテンションが高い。ヒナの三兄弟をラフィアスが助けた為、お礼をしたくてきた。
だがラフィアスの冥王からもらったアビリティ「アビス・ファイア(冥界の火)」をまるで制御できないことにショックを受けて、そのままラフィアスの所に居ついてしまう。
不死鳥だけに不死身でだんごを串ごと食べても全く平気という、人外ならではの生命力を誇る。
また不死鳥は永遠を象徴するものでもあるので、その力が聖剣修復に役立つことになった。
丸みを帯びたユーモラスな体型で手塚治虫の「火の鳥」のようなスリムな体型はしていない。むしろ肥え太っている。
冥界の火であるアビス・ファイアを制御しようとするが、ほとんどうまくいっていない。これが彼女にとっては生まれて初めての屈辱を体験したようで、何がなんでもアビス・ファイアを制御しようと頑張っている。
アミリルス
植物を司る大女神。かつての邪神との戦いでは数多くのエントやトレント。その他の木属性の魔物達を率いて女性でありながら先陣に立って戦っていた。
邪神達との戦いで神としての力の9割を失い、老婆のような姿で眠っていたが、ラフィアスが数多くの精液ポーションを捧げたおかげで元の若く、美しい女神としての姿と力を取り戻した。
ラフィアスには復活させてくれたお礼として、護衛としてヒョドリン、ドラフォールを派遣してくれた。
また薔薇の入った直径2cmほどの水晶玉をラフィアスにプレゼントしてくれた。
植物関係限定ではあるが、オリジナルの植物も創造できる効果がある。
初登場は「第175話 闇の獣人、女神と自分の子供が生まれて当惑する」
この後もラフィアスに甘くて願いを次々と叶えようとして彼の気を引こうとしたので、さすがにそれは甘やかしすぎだとフェラン、アナントス、ゴルンルプスが干渉する事になった。
もともと植物の女神であるため、ラフィアスと出会うまではオーラル・セックスのみで交尾したのはラフィアスが初めてだった。これは相手の男神の神としての力を植物の特性として「吸ってしまう」為、相手の神力を吸収してしまうため、偉大な女神ではあるが男神達からは敬遠されていた。
それだけにラフィアスにはベタ惚れ状態で、彼の分身相手に一日の半分は性的行為に耽っているらしい。
神としての力を植物らしく吸い取ってしまうという厄介な特徴は、相手がラフィアスの分身でもその生命力や分身を構成する魔力をも吸ってしまい、作中では触れられてはいないが、アナントスが分身に付けて紛れ込ませたアナントスの分身の蛇を通じて、ラフィアスの作った分身の数を把握しており、半分以下になるとラフィアスに報告して分身を作らせてはアミリルスの所に派遣させていた。
いつかはラフィアスの正妻になろうと静かに闘志を燃やしているが、当のラフィアスからは子供ができた事件のせいで知り合い以上、友達未満の関係でいようと思われており、彼からは敬遠されているがアミリルスはその事に全く気付いておらず、今日もラフィアスの分身相手に性の技を研鑽しようと頑張っているが、未だに相手の生命力や魔力を吸ってしまうのは量は減っても吸ってしまう事自体は抑えられていないらしい。
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最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
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勤続10年目10度目のレベルアップ。
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転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
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男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
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***
お名前使用してもいいよ💕っていう
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すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
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読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
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