471 / 551
七章 蜃気楼都市小閑編
未踏のステージへ①
しおりを挟む
レンブラント商会は街中の一等地にある。
昨今の急激な発展においても大規模な店舗増築などはしてこなかった為、数年前に比べて新たな建物が増えた事もあってやや目立たなくなってきた、ともいえる。
それでもまだ長年のネームバリューもあいまってレンブラント商会といえば誰もがその場所がわかる、ある種のランドマークとして十分に機能していたが。
「いよいよ御大も改築に乗り出すのかと思いきや、道路?」
「道っつうか、広すぎだろこりゃ。多分あれだ、周りに雑魚どもの店が乱立して目障りだったから前の方だけでも掃除してみたとか」
「はっ倒すぞ馬鹿野郎! レンブラントさんがそんな非道な真似するかよ」
「何か最近街のあちこちでこんな感じに道を広げてるらしいが……パトリック様んとこもか。じゃあ街の意向って事なんかな」
「んでも道だぜ? カプル商会ならともかくレンブラント商会の前を広げてどうすんだ?」
その日のレンブラント商会前はいつも以上に人が集まっていた。
最近のツィーゲでは夜の限られた時間やほんの一日二日で高速で工事を進める方法が取られる事が多く、少しの間寄らなかった区画が未知の光景に変わっているなんて事も珍しくなかった。
街に帰ってきた者が迷う街から毎日歩いている所しかわからない街ツィーゲと化しつつあった。
一部で魔都などと呼ばれたりし始めている一因でもある。
まだ陽が昇り始めた頃だというのにもう野次馬が大量に集まる、そんな近代の都市じみてきたツィーゲだけに無理からぬ事かもしれない。
「おら! どいたどいた!! まだ俺らの時間だぜ、お陽さんもあんなとこじゃねえか!!」
ブロンズマン商会から駆り出された職人集団、いくつ目のなのかは触れずにおくべき下請けの商会から雇われた日雇い労働者、資材運搬係の魔術師たちが野次馬を押しのけて広げられた道の真ん中に集まる。
今稼ぎたいならここ、と言われる職場の筆頭であるツィーゲ魔建築班だ。
彼らを遠巻きに囲む人混みが色めく。
魔術と建築の融合である魔建築は素人目にも見応えがある無料の見世物でもあるからだった。
見物人の視線をきにした風もなく職人たちは統率の取れた動きでテキパキと工程を進めていき、見慣れない建物を一つ、瞬く間に道の中ほどに作り上げた。
真が見れば路面バスの駅か田舎の休憩所付きバス停、とでも答えたであろう変わった小屋。
しかしながら全く類似した建物に心当たりがないツィーゲっ子たちは様々な憶測を交わしてはあーでもないこーでもないとちょっとした井戸端会議の様を呈していた。
「っし、とりあえずこんなもんだろ。次、クズノハ商会前だ! ラストだぞお前ら、ぶっ倒れんのは金貨もらってからだ!!」
「言っとくが昼間にあそこのドワーフどもが手直しするようなブザマ見せたら親方がぶちきれっからな、絶対に気ぃ抜くなよ!?」
魔建築班はそういうとクズノハ通り目指して駆けだし、消えていった。
この日の昼、まだ都市中央部のみのテスト段階ではあるが。
ツィーゲにかつてない規模を想定した高速路線馬車が走り出した。
元々独自色が強い辺境都市ではあったが、この街が明確に世界唯一、未踏の大都市に向けて出発した日でもあった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「ここはこうして……生鮮は受け取り口を三つ増やせばどうかしら」
「……いえ、そうしますとこちらの貨物担当とかち合います。馬もゴーレムも荷台もパンク寸前の運行になって」
「遊びが無くなる、わね。んー……」
「あの、代表」
「なあに?」
「いくら何でもこれだけ細かな時間管理を流通に持ち込むのは無茶だと思います。馬車の専用道が出来たとしてもアクシデントやイレギュラーは生じます。確かにツィーゲには高い技術があり高精度の時計も増えてきました。ですが顧客に分単位の約束をすると言う事は我々は秒単位の意識を持たなくてはならないという事。それもここまで緻密に運行表を組んでなど……自殺行為です」
「……」
「将来的に目指すべき目標という意味では代表のご意見は凄まじき先見の明であると感服するばかりです。しかし今それを取り入れるのは不可能かと」
「……」
カプル商会会議室。
ツィーゲでも五本の指に入る流通のドンであるこの商会では今、大改革に取り組んでいる最中だった。
単なる乗り合い馬車ではない、街の要所を的確に結び人と物の移動をよりシステマチックに作り変える。
馬の代わりをこなせる高出力高耐久のゴーレムや、街に蜘蛛の巣を張り巡らせるような路線構築法、更には街と街をも高速で結ぶ黄金街道とは全く異なるコンセプトの馬車専用道という発想。
老齢の代表がここまで革命的なアイデアを出してみせ、カプル商会は揺れに揺れた。
代表であるカプリ=トラッドは誰よりも精力的にいつも通り商会の先頭に立ち、唐突に駅よ! と声を張り上げた日の事だ。
その日から幹部級に休みなどというものはない。
家族との時間、趣味に生きる人生。
そんなものはツィーゲの商会に勤める、しかも大商会の幹部には無い。
カプル商会の場合は、すべき仕事さえこなしているのなら休みには比較的寛容ではあるが。
求められる実力のラインがそもそも高い。
文字通り死力を尽くしてオーダーに挑んでいるというのが実情で、老若男女未婚既婚問わず商会が家となっているのが現実だった。
「マム、どうか再考を」
カプル商会では内部会議の時や身内だけの場では代表をマムと呼ぶ。
肝っ玉母ちゃんではないけれど、女性ならではの気遣いや包容力で従業員と接している彼女だからこその愛称だ。
だが時に男顔負けのがむしゃらさを見せ商会を従業員ごと引っ張っていく、まさしく大商会を築き上げただけのバイタリティを彼女は有していた。
「……そう、ね。いきなり全てを網羅するのはこんな程度の範囲内だけでも無理かしらね」
こんな程度。
確かにツィーゲの一部だけの範囲は街全体、外部とも流通ルートを持つカプル商会からすれば決して広くはない。
だがこれまでとは求められる精度とカバーする拠点の数、駅という新要素が違う。
「悔しいですが」
忠誠心に溢れ、カプル商会を全力で支えてきた幹部の言葉に猪突猛進そのものだったカプリの態度に変化が生まれる。
「けれど」
「!」
「駅と時刻表の要素はどうしても取り入れたいの。これは今すぐにでも初めて色々な情報とノウハウを集めていきたいから」
「マム」
「……なら、昼夜を分けましょう」
「昼と夜を? 一体どういう」
「人は昼中心、物資の運搬は朝と夜を中心に組み分けましょう。全体の量も少し減らせば……どうかしら」
「!! ああ、それでしたら回るルート次第では何とかなる、かもしれません。以前遊びの無さが気になる所ではありますが求人と設備投資も同時進行しておりますので……」
「ええ、ならこれでいきましょう。でも時刻表を決めて定期的に運行するとなるとこちらの計算は私たちだけでは正直難しいわね」
時刻表と担当する馬車の番号、それを複数ルートに渡って管理する為のメモを手にカプリが呟く。
頭が痛い、と言わんばかりだ。
ダウンした他の会議メンバーに横目にまだ頑張っている若く有望な幹部も苦笑して頷く。
書き込まれては修正されて黒くぐしゃぐしゃになったメモの数は数えるのがバカらしくなるほどの量が散乱していた。
「……はい。新しいやり方過ぎてとても片手間で出来るような作業ではありません。専門職を育てる必要があります」
「あまり数字の専門家、学者さんというのは好かないのよねえ」
「会計担当とも異なる適性が求められるように思います。果たしてどんな学者に助言を求めるべきか……」
悩まし気な話題が続く。
「新たな適性、能力となれば定番はやっぱり」
「孤児院の子ども、でしょうね。しかし見るべき適性そのものがわからないとなると、これは」
「難題よねえ」
「駅などという発想をなさるマムでさえ、ですか?」
「!!」
軽い冗談を口にしたつもりの幹部だったが、カプリはその言葉で目を見開いた。
「マム?」
会話においてあまり見えない地雷があるタイプでもない代表の珍しい態度に幹部がやや戸惑う。
「それね」
「?」
「駅という発想の切っ掛け、そこにヒントがあるかも」
「っ、そんなものがお有りだったんですか!?」
「うーん……よし、今日押しかけちゃいましょ」
「何かさらっと無茶な事を言いましたね、マム!? 駄目ですよ、よそにご迷惑をおかけするような真似は!?」
「大丈夫よ、元凶なんだから。じゃごめんだけど少し任せるわね、行ってくるわ!」
「ちょ!? 少しでも休んでからお出かけを、二日はお休みになってませんよね!?」
「? ちゃんと馬車で行くもの、倒れたりしません!」
「そういう問題ではありません!」
商会内で誰よりも活力に満ち溢れているのは代表。
カプル商会ならではの光景だった。
昨今の急激な発展においても大規模な店舗増築などはしてこなかった為、数年前に比べて新たな建物が増えた事もあってやや目立たなくなってきた、ともいえる。
それでもまだ長年のネームバリューもあいまってレンブラント商会といえば誰もがその場所がわかる、ある種のランドマークとして十分に機能していたが。
「いよいよ御大も改築に乗り出すのかと思いきや、道路?」
「道っつうか、広すぎだろこりゃ。多分あれだ、周りに雑魚どもの店が乱立して目障りだったから前の方だけでも掃除してみたとか」
「はっ倒すぞ馬鹿野郎! レンブラントさんがそんな非道な真似するかよ」
「何か最近街のあちこちでこんな感じに道を広げてるらしいが……パトリック様んとこもか。じゃあ街の意向って事なんかな」
「んでも道だぜ? カプル商会ならともかくレンブラント商会の前を広げてどうすんだ?」
その日のレンブラント商会前はいつも以上に人が集まっていた。
最近のツィーゲでは夜の限られた時間やほんの一日二日で高速で工事を進める方法が取られる事が多く、少しの間寄らなかった区画が未知の光景に変わっているなんて事も珍しくなかった。
街に帰ってきた者が迷う街から毎日歩いている所しかわからない街ツィーゲと化しつつあった。
一部で魔都などと呼ばれたりし始めている一因でもある。
まだ陽が昇り始めた頃だというのにもう野次馬が大量に集まる、そんな近代の都市じみてきたツィーゲだけに無理からぬ事かもしれない。
「おら! どいたどいた!! まだ俺らの時間だぜ、お陽さんもあんなとこじゃねえか!!」
ブロンズマン商会から駆り出された職人集団、いくつ目のなのかは触れずにおくべき下請けの商会から雇われた日雇い労働者、資材運搬係の魔術師たちが野次馬を押しのけて広げられた道の真ん中に集まる。
今稼ぎたいならここ、と言われる職場の筆頭であるツィーゲ魔建築班だ。
彼らを遠巻きに囲む人混みが色めく。
魔術と建築の融合である魔建築は素人目にも見応えがある無料の見世物でもあるからだった。
見物人の視線をきにした風もなく職人たちは統率の取れた動きでテキパキと工程を進めていき、見慣れない建物を一つ、瞬く間に道の中ほどに作り上げた。
真が見れば路面バスの駅か田舎の休憩所付きバス停、とでも答えたであろう変わった小屋。
しかしながら全く類似した建物に心当たりがないツィーゲっ子たちは様々な憶測を交わしてはあーでもないこーでもないとちょっとした井戸端会議の様を呈していた。
「っし、とりあえずこんなもんだろ。次、クズノハ商会前だ! ラストだぞお前ら、ぶっ倒れんのは金貨もらってからだ!!」
「言っとくが昼間にあそこのドワーフどもが手直しするようなブザマ見せたら親方がぶちきれっからな、絶対に気ぃ抜くなよ!?」
魔建築班はそういうとクズノハ通り目指して駆けだし、消えていった。
この日の昼、まだ都市中央部のみのテスト段階ではあるが。
ツィーゲにかつてない規模を想定した高速路線馬車が走り出した。
元々独自色が強い辺境都市ではあったが、この街が明確に世界唯一、未踏の大都市に向けて出発した日でもあった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「ここはこうして……生鮮は受け取り口を三つ増やせばどうかしら」
「……いえ、そうしますとこちらの貨物担当とかち合います。馬もゴーレムも荷台もパンク寸前の運行になって」
「遊びが無くなる、わね。んー……」
「あの、代表」
「なあに?」
「いくら何でもこれだけ細かな時間管理を流通に持ち込むのは無茶だと思います。馬車の専用道が出来たとしてもアクシデントやイレギュラーは生じます。確かにツィーゲには高い技術があり高精度の時計も増えてきました。ですが顧客に分単位の約束をすると言う事は我々は秒単位の意識を持たなくてはならないという事。それもここまで緻密に運行表を組んでなど……自殺行為です」
「……」
「将来的に目指すべき目標という意味では代表のご意見は凄まじき先見の明であると感服するばかりです。しかし今それを取り入れるのは不可能かと」
「……」
カプル商会会議室。
ツィーゲでも五本の指に入る流通のドンであるこの商会では今、大改革に取り組んでいる最中だった。
単なる乗り合い馬車ではない、街の要所を的確に結び人と物の移動をよりシステマチックに作り変える。
馬の代わりをこなせる高出力高耐久のゴーレムや、街に蜘蛛の巣を張り巡らせるような路線構築法、更には街と街をも高速で結ぶ黄金街道とは全く異なるコンセプトの馬車専用道という発想。
老齢の代表がここまで革命的なアイデアを出してみせ、カプル商会は揺れに揺れた。
代表であるカプリ=トラッドは誰よりも精力的にいつも通り商会の先頭に立ち、唐突に駅よ! と声を張り上げた日の事だ。
その日から幹部級に休みなどというものはない。
家族との時間、趣味に生きる人生。
そんなものはツィーゲの商会に勤める、しかも大商会の幹部には無い。
カプル商会の場合は、すべき仕事さえこなしているのなら休みには比較的寛容ではあるが。
求められる実力のラインがそもそも高い。
文字通り死力を尽くしてオーダーに挑んでいるというのが実情で、老若男女未婚既婚問わず商会が家となっているのが現実だった。
「マム、どうか再考を」
カプル商会では内部会議の時や身内だけの場では代表をマムと呼ぶ。
肝っ玉母ちゃんではないけれど、女性ならではの気遣いや包容力で従業員と接している彼女だからこその愛称だ。
だが時に男顔負けのがむしゃらさを見せ商会を従業員ごと引っ張っていく、まさしく大商会を築き上げただけのバイタリティを彼女は有していた。
「……そう、ね。いきなり全てを網羅するのはこんな程度の範囲内だけでも無理かしらね」
こんな程度。
確かにツィーゲの一部だけの範囲は街全体、外部とも流通ルートを持つカプル商会からすれば決して広くはない。
だがこれまでとは求められる精度とカバーする拠点の数、駅という新要素が違う。
「悔しいですが」
忠誠心に溢れ、カプル商会を全力で支えてきた幹部の言葉に猪突猛進そのものだったカプリの態度に変化が生まれる。
「けれど」
「!」
「駅と時刻表の要素はどうしても取り入れたいの。これは今すぐにでも初めて色々な情報とノウハウを集めていきたいから」
「マム」
「……なら、昼夜を分けましょう」
「昼と夜を? 一体どういう」
「人は昼中心、物資の運搬は朝と夜を中心に組み分けましょう。全体の量も少し減らせば……どうかしら」
「!! ああ、それでしたら回るルート次第では何とかなる、かもしれません。以前遊びの無さが気になる所ではありますが求人と設備投資も同時進行しておりますので……」
「ええ、ならこれでいきましょう。でも時刻表を決めて定期的に運行するとなるとこちらの計算は私たちだけでは正直難しいわね」
時刻表と担当する馬車の番号、それを複数ルートに渡って管理する為のメモを手にカプリが呟く。
頭が痛い、と言わんばかりだ。
ダウンした他の会議メンバーに横目にまだ頑張っている若く有望な幹部も苦笑して頷く。
書き込まれては修正されて黒くぐしゃぐしゃになったメモの数は数えるのがバカらしくなるほどの量が散乱していた。
「……はい。新しいやり方過ぎてとても片手間で出来るような作業ではありません。専門職を育てる必要があります」
「あまり数字の専門家、学者さんというのは好かないのよねえ」
「会計担当とも異なる適性が求められるように思います。果たしてどんな学者に助言を求めるべきか……」
悩まし気な話題が続く。
「新たな適性、能力となれば定番はやっぱり」
「孤児院の子ども、でしょうね。しかし見るべき適性そのものがわからないとなると、これは」
「難題よねえ」
「駅などという発想をなさるマムでさえ、ですか?」
「!!」
軽い冗談を口にしたつもりの幹部だったが、カプリはその言葉で目を見開いた。
「マム?」
会話においてあまり見えない地雷があるタイプでもない代表の珍しい態度に幹部がやや戸惑う。
「それね」
「?」
「駅という発想の切っ掛け、そこにヒントがあるかも」
「っ、そんなものがお有りだったんですか!?」
「うーん……よし、今日押しかけちゃいましょ」
「何かさらっと無茶な事を言いましたね、マム!? 駄目ですよ、よそにご迷惑をおかけするような真似は!?」
「大丈夫よ、元凶なんだから。じゃごめんだけど少し任せるわね、行ってくるわ!」
「ちょ!? 少しでも休んでからお出かけを、二日はお休みになってませんよね!?」
「? ちゃんと馬車で行くもの、倒れたりしません!」
「そういう問題ではありません!」
商会内で誰よりも活力に満ち溢れているのは代表。
カプル商会ならではの光景だった。
2,108
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。