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初めてのお茶会
第96話
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デレデレっていうか、多分義理堅いから恩人に恩を返そうとしているだけだと思うんだけど。
「リヒ様、誤解です。イェレ兄さまも、ちゃんと否定しないとダメですよ」
「誤解じゃないから仕方ないね、ヴァン」
ぼくらの会話を聞きながら、エステン公爵夫人は頬へ手を当てた。
「見目麗しい妖精姫と王子さまと、落ち着きのない我が子……なんてことかしら……」
落ち着いたローデリヒなんて想像できない。まさか御母堂を目の前にそんなこと口にできるわけもなく、ぼくは笑ってごまかした。
「スヴァンテ公子」
後ろから声をかけられ、イェレミーアスに抱えられたまま振り返る。エメラルドグリーンの髪にハニーイエローの瞳、これぞ異世界転生! という色彩のぼくと同い年くらいの少年。ぼくと同じく愛嬌はあるが平凡そのものな容姿の少年の登場に、安堵すら感じて挨拶をした。
「お久しぶりです、ロマーヌス伯」
「おお、ロン。来てたのか」
「リヒも久しぶりだね、最近殿下のところでも見かけないから寂しかったよ」
「ああ、最近はスヴェンちに入り浸ってるからな」
「はじめまして、メッテルニヒ伯爵令息。イェレミーアス・ラウシェンバッハです。大事な人を抱えているので、正式な挨拶ができずすみません」
「あ……ああ、はじめましてラウシェンバッハ伯爵令息……」
ロマーヌスは若干引いている。そりゃそうだよね。頭を下げるか握手をするかの場面だが、イェレミーアスはぼくを抱えているからどちらもできない、と言い切ったのだ。直後にロマーヌスの後ろから、何とも言えない甲高い悲鳴が上がった。
「ひぃあぁぁぁ! ピンクサファイアの王子さまが、妖精姫を抱えてる……!」
ロマーヌスによく似たエメラルドグリーンの髪に、ロマーヌスより微かに淡いジャスミンイエローの瞳の女の子。誰だろう。
「姉さん、スヴァンテ公子がびっくりしてるだろ……!」
ロマーヌスの姉、ということは。貴族名鑑を頭の中で捲り、にっこりと微笑む。
「はじめまして、レディ・イルゼ。スヴァンテ・スタンレイと申します。お会いできて光栄です」
イェレミーアスの膝に抱えられたまま挨拶をすると、イルゼは両手で口を覆って震えている。分かるよ。イェレミーアスだろう? こんな美少年、間近で浴びて正気で居られる人間なんて少数だよ。
「ヴァンを下す訳にはいかないので、このままで失礼いたします。レディ・イルゼ。イェレミーアス・ラウシェンバッハです」
心なしか潤んだ目でイェレミーアスを捉えながら、イルゼは年の割りにしっかりとした作法でカーテシーをした。
「はじめまして、スヴァンテ様、イェレミーアス様。イルゼ・メッテルニヒと申します。スヴァンテ様は弟と会ったことがございますのね」
「はい。以前、ジーク様のところでご一緒したことがあります」
「殿下の侍従にいち早くお決まりあそばされたと、伺いましたわ。スヴァンテ様。先日の殿下のお誕生日を祝う宴でも、殿下自ら容姿が美しいだけではなく、大変な知恵者であるとお話しておられました。イェレミーアス様も、ローデリヒ様に並ぶ剣の腕前とお伺いしておりますわ。麗しいお二人にお会いできて光栄です」
見たところイェレミーアスより少し年上、と言ったところか。しかしすでにしっかりと令嬢としての所作と会話が身に付いている。
「妖精姫と伺っていましたのに、今日は宝石姫ですのね……わたくし、本日のお茶会に参加して心からよかったと思いますわ……ロンのお目付け役面倒とか言ってごめんなさい……」
「ちょ、姉さん! やめてよ恥ずかしい! スヴァンテ公子も困ってるだろ!」
ねぇ、イェレミーアスはピンクサファイアの王子さまなのに、何でぼくは姫なのさ。そこはぼくも妖精王子とか宝石王子とか言われるべきなんじゃないの。納得行かないけど、顔には出さず笑顔を貼り付けた。
メッテルニヒ姉弟が話しかけたことにより、他の人たちも我先にとぼくとイェレミーアスのところへやって来る。中にはあからさまに子供をこちらへ向かって押し出している親までいて、辟易した。
招待客を見ると、皇族派と中立派が主なようだ。だから中立派のメッテルニヒ姉弟が参加しているのだろう。なるほど、貴族派のシェルケ辺境伯やメスナー伯爵の周辺貴族は参加していないところを見ると、元々エステン公爵とは疎遠なのかも知れない。だからこそ、ラウシェンバッハ伯爵家の動向に気を配っていたのだろうし、口出しもできるというのだろう。ラウシェンバッハ伯爵家も皇族派だ。
シュレーデルハイゲン公爵も皇族派なので、皇王との繋がりが深いのは理解できる。そうなると、不思議なのはアイゼンシュタット辺境伯だ。アイゼンシュタットは中立派である。中立派といえば、ミレッカーもそうだ。イェレミーアスがアイゼンシュタットとシェルケへの薬学士派遣は他より早いと言っていたし、疑問が残る。ミレッカーを探るためにも、中立派の方が都合がいいのだろうか。だとしても、逆に怪しくないだろうか。
今のところ、ぼくは貴族派の貴族たちとの交流がないのでできれば今日のお茶会で、貴族派と繋がりのある人間と懇意になっておきたい。
ぼくは頭の中で貴族名鑑のページをめくりながら、人々と挨拶をしまくったのであった。
お茶会の招待客が帰り支度を始める頃、ローデリヒに誘われて公爵邸へ向かって、庭を歩き出す。前日に不自然にならないよう、打ち合わせしたのだ。
ローデリヒとイェレミーアスは以前からの親友同士。そこにイェレミーアスが今日一日、がっちりと抱えて離さなかったぼくが同行しても不自然ではない。そのままお泊りしたとしても、別に不思議はないだろう。現にローデリヒはぼくのタウンハウスに何度も泊まっている。もし誰かが、ミレッカーやシェルケへ話したとしても、エステン公爵とぼくらが密会したと考える人間は少ないだろう。どれほど小賢しくともぼくはまだ六歳の子供だから。
ぼくの動向を注視するのは、皇王とミレッカー親子くらいだろう。その皇王とミレッカー親子が厄介なのだが。
ローデリヒの部屋へ向かうぼくたちに、何故かロマーヌスとイルゼが付いて来た。まぁ、子供は子供同士で遊べというのは貴族も庶民も同じなのかも知れない。ふと、ミレッカー宮中伯の妻は現メッテルニヒ伯爵の姉である、という話が過ぎった。何でも疑うのはぼくの悪い癖だが、この世界では疑い深いくらいがちょうどいい。
「みんなリヒの部屋に何をしに行くの?」
「ああ、スヴェンが考えたフリューって遊びの道具を取りに行くんだ」
「フリュー?」
「そう。見れば分かるぜ。ドレスを着ててもできるから、みんなでやろうぜ」
「なんですの、それは?」
「まぁいいや。ラケットと羽を取って来るから。もうちょっと先の、開けた場所でやろうぜ。ロンとイルゼはそこで待ってろよ」
フリューを売り込むチャンスだ! ぼくは素早くフレートへ視線を送った。
「ラケットが足りないでしょう、リヒ様。フレート、取って来てくれる?」
「かしこまりました」
ラルクへ何か耳打ちして、フレートが立ち去る。馬車の中に後からエステン公爵夫人に渡すための商品をいくつか準備してあるのだ。ひょっとして、とフリューのセットを持って来ておいて良かった。
「じゃあ私もここで待ってるよ。リヒ、早く行って来い」
「ちょ、つめてぇなアス。……スヴェンはオレに付いて来るよな?」
「行くわけないだろ。お前みたいに粗野なヤツに、ヴァンを抱っこさせるなんてとんでもない」
「リヒ様、誤解です。イェレ兄さまも、ちゃんと否定しないとダメですよ」
「誤解じゃないから仕方ないね、ヴァン」
ぼくらの会話を聞きながら、エステン公爵夫人は頬へ手を当てた。
「見目麗しい妖精姫と王子さまと、落ち着きのない我が子……なんてことかしら……」
落ち着いたローデリヒなんて想像できない。まさか御母堂を目の前にそんなこと口にできるわけもなく、ぼくは笑ってごまかした。
「スヴァンテ公子」
後ろから声をかけられ、イェレミーアスに抱えられたまま振り返る。エメラルドグリーンの髪にハニーイエローの瞳、これぞ異世界転生! という色彩のぼくと同い年くらいの少年。ぼくと同じく愛嬌はあるが平凡そのものな容姿の少年の登場に、安堵すら感じて挨拶をした。
「お久しぶりです、ロマーヌス伯」
「おお、ロン。来てたのか」
「リヒも久しぶりだね、最近殿下のところでも見かけないから寂しかったよ」
「ああ、最近はスヴェンちに入り浸ってるからな」
「はじめまして、メッテルニヒ伯爵令息。イェレミーアス・ラウシェンバッハです。大事な人を抱えているので、正式な挨拶ができずすみません」
「あ……ああ、はじめましてラウシェンバッハ伯爵令息……」
ロマーヌスは若干引いている。そりゃそうだよね。頭を下げるか握手をするかの場面だが、イェレミーアスはぼくを抱えているからどちらもできない、と言い切ったのだ。直後にロマーヌスの後ろから、何とも言えない甲高い悲鳴が上がった。
「ひぃあぁぁぁ! ピンクサファイアの王子さまが、妖精姫を抱えてる……!」
ロマーヌスによく似たエメラルドグリーンの髪に、ロマーヌスより微かに淡いジャスミンイエローの瞳の女の子。誰だろう。
「姉さん、スヴァンテ公子がびっくりしてるだろ……!」
ロマーヌスの姉、ということは。貴族名鑑を頭の中で捲り、にっこりと微笑む。
「はじめまして、レディ・イルゼ。スヴァンテ・スタンレイと申します。お会いできて光栄です」
イェレミーアスの膝に抱えられたまま挨拶をすると、イルゼは両手で口を覆って震えている。分かるよ。イェレミーアスだろう? こんな美少年、間近で浴びて正気で居られる人間なんて少数だよ。
「ヴァンを下す訳にはいかないので、このままで失礼いたします。レディ・イルゼ。イェレミーアス・ラウシェンバッハです」
心なしか潤んだ目でイェレミーアスを捉えながら、イルゼは年の割りにしっかりとした作法でカーテシーをした。
「はじめまして、スヴァンテ様、イェレミーアス様。イルゼ・メッテルニヒと申します。スヴァンテ様は弟と会ったことがございますのね」
「はい。以前、ジーク様のところでご一緒したことがあります」
「殿下の侍従にいち早くお決まりあそばされたと、伺いましたわ。スヴァンテ様。先日の殿下のお誕生日を祝う宴でも、殿下自ら容姿が美しいだけではなく、大変な知恵者であるとお話しておられました。イェレミーアス様も、ローデリヒ様に並ぶ剣の腕前とお伺いしておりますわ。麗しいお二人にお会いできて光栄です」
見たところイェレミーアスより少し年上、と言ったところか。しかしすでにしっかりと令嬢としての所作と会話が身に付いている。
「妖精姫と伺っていましたのに、今日は宝石姫ですのね……わたくし、本日のお茶会に参加して心からよかったと思いますわ……ロンのお目付け役面倒とか言ってごめんなさい……」
「ちょ、姉さん! やめてよ恥ずかしい! スヴァンテ公子も困ってるだろ!」
ねぇ、イェレミーアスはピンクサファイアの王子さまなのに、何でぼくは姫なのさ。そこはぼくも妖精王子とか宝石王子とか言われるべきなんじゃないの。納得行かないけど、顔には出さず笑顔を貼り付けた。
メッテルニヒ姉弟が話しかけたことにより、他の人たちも我先にとぼくとイェレミーアスのところへやって来る。中にはあからさまに子供をこちらへ向かって押し出している親までいて、辟易した。
招待客を見ると、皇族派と中立派が主なようだ。だから中立派のメッテルニヒ姉弟が参加しているのだろう。なるほど、貴族派のシェルケ辺境伯やメスナー伯爵の周辺貴族は参加していないところを見ると、元々エステン公爵とは疎遠なのかも知れない。だからこそ、ラウシェンバッハ伯爵家の動向に気を配っていたのだろうし、口出しもできるというのだろう。ラウシェンバッハ伯爵家も皇族派だ。
シュレーデルハイゲン公爵も皇族派なので、皇王との繋がりが深いのは理解できる。そうなると、不思議なのはアイゼンシュタット辺境伯だ。アイゼンシュタットは中立派である。中立派といえば、ミレッカーもそうだ。イェレミーアスがアイゼンシュタットとシェルケへの薬学士派遣は他より早いと言っていたし、疑問が残る。ミレッカーを探るためにも、中立派の方が都合がいいのだろうか。だとしても、逆に怪しくないだろうか。
今のところ、ぼくは貴族派の貴族たちとの交流がないのでできれば今日のお茶会で、貴族派と繋がりのある人間と懇意になっておきたい。
ぼくは頭の中で貴族名鑑のページをめくりながら、人々と挨拶をしまくったのであった。
お茶会の招待客が帰り支度を始める頃、ローデリヒに誘われて公爵邸へ向かって、庭を歩き出す。前日に不自然にならないよう、打ち合わせしたのだ。
ローデリヒとイェレミーアスは以前からの親友同士。そこにイェレミーアスが今日一日、がっちりと抱えて離さなかったぼくが同行しても不自然ではない。そのままお泊りしたとしても、別に不思議はないだろう。現にローデリヒはぼくのタウンハウスに何度も泊まっている。もし誰かが、ミレッカーやシェルケへ話したとしても、エステン公爵とぼくらが密会したと考える人間は少ないだろう。どれほど小賢しくともぼくはまだ六歳の子供だから。
ぼくの動向を注視するのは、皇王とミレッカー親子くらいだろう。その皇王とミレッカー親子が厄介なのだが。
ローデリヒの部屋へ向かうぼくたちに、何故かロマーヌスとイルゼが付いて来た。まぁ、子供は子供同士で遊べというのは貴族も庶民も同じなのかも知れない。ふと、ミレッカー宮中伯の妻は現メッテルニヒ伯爵の姉である、という話が過ぎった。何でも疑うのはぼくの悪い癖だが、この世界では疑い深いくらいがちょうどいい。
「みんなリヒの部屋に何をしに行くの?」
「ああ、スヴェンが考えたフリューって遊びの道具を取りに行くんだ」
「フリュー?」
「そう。見れば分かるぜ。ドレスを着ててもできるから、みんなでやろうぜ」
「なんですの、それは?」
「まぁいいや。ラケットと羽を取って来るから。もうちょっと先の、開けた場所でやろうぜ。ロンとイルゼはそこで待ってろよ」
フリューを売り込むチャンスだ! ぼくは素早くフレートへ視線を送った。
「ラケットが足りないでしょう、リヒ様。フレート、取って来てくれる?」
「かしこまりました」
ラルクへ何か耳打ちして、フレートが立ち去る。馬車の中に後からエステン公爵夫人に渡すための商品をいくつか準備してあるのだ。ひょっとして、とフリューのセットを持って来ておいて良かった。
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