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27 いまだけ ※
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火照った身体を持て余し、シーツの上でもぞもぞと身をくねらせていると、アレックスに身体を起こされた。脚のあいだに座らせられ、背中をアレックスに預ける格好になる。
「魔力を出させるぞ。つらいだろうが我慢しろ」
こくこくと無言で頷くリュカを見て、アレックスがリュカの性器を手で握り込む。自身の精液で濡れそぼり、ぴんと張り詰めたそれは、幾度か上下に擦られただけであっという間に吐精した。
「あああッ! ああ……っ!」
途切れ途切れの射精が落ち着くと、またアレックスの手が性器を扱き出す。うなじに熱い唇が押し当てられ、もう片方の指で胸の突起を擦られる。
「ひ、あ……っ、あ、あっ、んあ……――や、また、でる……ッ!」
「もう何回も達しているせいか、薄いな」
精液で濡れた指先を擦り合わせながら、アレックスが言う。
一度寝て目を覚ます前に、リュカはアレックスとの触れ合いですでに何度も登り詰めていた。だから、リュカの精液は薄く、量も少ない。
リュカはアレックスに触れてほしくてたまらないのに、冷静なアレックスの態度が自分たちの関係をそのまま表しているようでせつなくなった。
「アレックス、隊長……いれて、ください」
腰のあたりに当たっている硬いものへ尻を押しつけながら言うと、「だめだ」と低い声にばっさり切り捨てられた。
「でも、おれ、隊長に、きもちよくなってほしくて、娼館に行ってほしくなくて……俺じゃ、きもちよくなれませんか? ……いまだけで、いいですから……」
身体を後ろに向け、アレックスに抱き着きながら懇願した。自分勝手な浅ましい欲望が身体と口を勝手に動かしていた。
「……おまえ、あいつになにを言われた? オレを引き留めたら褒美でもやると言われたか? それとも、オレに抱かれることが条件か?」
目の前にある水色の瞳が、怒りに染まっていた。青い炎が燃えている。顔を近づけて瞳を覗き込むと、わずかに瞳の中の炎が揺らいだ。
「きれい……――あいつって、だれですか?」
「まさか、口淫もあいつに教わったんじゃないだろうな」
アレックスはリュカの問いかけに答えず、次の質問を重ねてくる。
「こういん? ……ああ、えっと、口淫は友達に教わりました。王子様を誘惑するなら必要だからって」
「……なるほどな」
ぎりっ、と奥歯を噛みしめる音が静かな部屋に響いた。
「いまだけ、とはどういう意味だ?」
「俺は、ずっとここにはいられませんから。アレックス隊長に抱いてもらえたら、殿下に――」
「もういい」
手のひらで口を塞がれた。じっとこちらを見据える瞳がなにを考えているのかわからない。怒りとは似て異なる感情が向けられている、ということしかわからない。頭が働かない。ただ、アレックスに触れてほしい、ということしか考えられない。
「おまえを抱いてやる。その約束を違えるつもりはない。……だが、男のおまえには準備が必要だ。それに、今日は魔力を受け過ぎている。無理なものは無理だ、聞き分けろ」
「……はい」
リュカの口に押し当てていた手のひらを離し、アレックスが笑みを浮かべる。
「不服そうな顔だな。……心配するな。摂取し過ぎたおまえの魔力をもう少し発散させる必要があるからな。それまでは相手をしてやる」
そう言ったアレックスに、ベッドへ仰向けに寝かされた。大きく開かされた脚のあいだに、張り詰めた性器が押し当てられる。
「あ……っ!」
脚の付け根にある膨らみを性器の先端につつかれただけで、甘い痺れが走った。アレックスが自身の先走りを擦りつけるようにしてリュカの膨らみとくぼみのあいだを先端で擦ったあと、性器の裏側をずるりと擦ってくる。
腰を前後させるアレックスの動きが艶めかしく、まるで本当に性器を入れられているかのような錯覚を覚えて、ひどく興奮してしまった。
「ひあッ! や、あ……んあ……ッ!」
アレックスの剛直に擦られ、あちこちへと跳ねる性器がもどかしく、腰を揺らしていると笑われた。
「自分でいいところに当たるよう、手を添えてみろ」
「え、あっ、こう、ですか?」
互いの性器を密着させた状態でアレックスに言われ、下腹部に両手で輪を作り、ふたつの性器を収める。
「ああ、いいな」
「あッ! ああっ、あ……っ、んあッ!」
まともに性器と性器が擦れあい、先ほどよりも快感の度合いが跳ね上がる。自分の手の中をアレックスの性器が出入りするさまはいやらしく、先端からこぼれた先走りが粘ついた水音を立てた。
「ああっ、あっ、あ……っ、ひう……ッ!」
「体勢、変えるぞ」
「や、あ……ッ! あ、んっ、あっ、あ」
リュカが射精すると、アレックスはリュカの身体をひっくり返し、尻を高く上げさせた。脚を閉じさせ、太腿のあいだに性器を押し入れる。
「ひゃっ、やあッ!」
獣の交尾のような体勢で、後ろから繰り返し腰を打ちつけられ、シーツに頭を突っ伏して嬌声を上げることしかできなかった。熱く硬い性器の感触が、リュカの全身を熱に染めあげる。
「……っは」
「――……や、あああ……ッ!」
いっそう激しく性器を擦られ、脚のあいだでアレックスの性器が大きく跳ね上がる。性器に、太腿に、尻のあいだに。絶頂に震える身体のあちこちに熱い粘液をかけられながら、うなじや背中を吸い上げられた。ぴりっと走った痛みさえも気持ちよくて、また登り詰めてしまう。
「言っておくが、あいつの思惑通りにさせるつもりはないぞ」
「……どういういみ、ですか?」
シーツに突っ伏したまま、顔を上げる気力もなかった。くぐもった声で尋ねると、アレックスが笑った気配を感じた。
「オレのものをあいつにくれてやるつもりはない。そう言ったんだ」
アレックスのことばの意味を理解できないまま、リュカは意識を手放していった。
「魔力を出させるぞ。つらいだろうが我慢しろ」
こくこくと無言で頷くリュカを見て、アレックスがリュカの性器を手で握り込む。自身の精液で濡れそぼり、ぴんと張り詰めたそれは、幾度か上下に擦られただけであっという間に吐精した。
「あああッ! ああ……っ!」
途切れ途切れの射精が落ち着くと、またアレックスの手が性器を扱き出す。うなじに熱い唇が押し当てられ、もう片方の指で胸の突起を擦られる。
「ひ、あ……っ、あ、あっ、んあ……――や、また、でる……ッ!」
「もう何回も達しているせいか、薄いな」
精液で濡れた指先を擦り合わせながら、アレックスが言う。
一度寝て目を覚ます前に、リュカはアレックスとの触れ合いですでに何度も登り詰めていた。だから、リュカの精液は薄く、量も少ない。
リュカはアレックスに触れてほしくてたまらないのに、冷静なアレックスの態度が自分たちの関係をそのまま表しているようでせつなくなった。
「アレックス、隊長……いれて、ください」
腰のあたりに当たっている硬いものへ尻を押しつけながら言うと、「だめだ」と低い声にばっさり切り捨てられた。
「でも、おれ、隊長に、きもちよくなってほしくて、娼館に行ってほしくなくて……俺じゃ、きもちよくなれませんか? ……いまだけで、いいですから……」
身体を後ろに向け、アレックスに抱き着きながら懇願した。自分勝手な浅ましい欲望が身体と口を勝手に動かしていた。
「……おまえ、あいつになにを言われた? オレを引き留めたら褒美でもやると言われたか? それとも、オレに抱かれることが条件か?」
目の前にある水色の瞳が、怒りに染まっていた。青い炎が燃えている。顔を近づけて瞳を覗き込むと、わずかに瞳の中の炎が揺らいだ。
「きれい……――あいつって、だれですか?」
「まさか、口淫もあいつに教わったんじゃないだろうな」
アレックスはリュカの問いかけに答えず、次の質問を重ねてくる。
「こういん? ……ああ、えっと、口淫は友達に教わりました。王子様を誘惑するなら必要だからって」
「……なるほどな」
ぎりっ、と奥歯を噛みしめる音が静かな部屋に響いた。
「いまだけ、とはどういう意味だ?」
「俺は、ずっとここにはいられませんから。アレックス隊長に抱いてもらえたら、殿下に――」
「もういい」
手のひらで口を塞がれた。じっとこちらを見据える瞳がなにを考えているのかわからない。怒りとは似て異なる感情が向けられている、ということしかわからない。頭が働かない。ただ、アレックスに触れてほしい、ということしか考えられない。
「おまえを抱いてやる。その約束を違えるつもりはない。……だが、男のおまえには準備が必要だ。それに、今日は魔力を受け過ぎている。無理なものは無理だ、聞き分けろ」
「……はい」
リュカの口に押し当てていた手のひらを離し、アレックスが笑みを浮かべる。
「不服そうな顔だな。……心配するな。摂取し過ぎたおまえの魔力をもう少し発散させる必要があるからな。それまでは相手をしてやる」
そう言ったアレックスに、ベッドへ仰向けに寝かされた。大きく開かされた脚のあいだに、張り詰めた性器が押し当てられる。
「あ……っ!」
脚の付け根にある膨らみを性器の先端につつかれただけで、甘い痺れが走った。アレックスが自身の先走りを擦りつけるようにしてリュカの膨らみとくぼみのあいだを先端で擦ったあと、性器の裏側をずるりと擦ってくる。
腰を前後させるアレックスの動きが艶めかしく、まるで本当に性器を入れられているかのような錯覚を覚えて、ひどく興奮してしまった。
「ひあッ! や、あ……んあ……ッ!」
アレックスの剛直に擦られ、あちこちへと跳ねる性器がもどかしく、腰を揺らしていると笑われた。
「自分でいいところに当たるよう、手を添えてみろ」
「え、あっ、こう、ですか?」
互いの性器を密着させた状態でアレックスに言われ、下腹部に両手で輪を作り、ふたつの性器を収める。
「ああ、いいな」
「あッ! ああっ、あ……っ、んあッ!」
まともに性器と性器が擦れあい、先ほどよりも快感の度合いが跳ね上がる。自分の手の中をアレックスの性器が出入りするさまはいやらしく、先端からこぼれた先走りが粘ついた水音を立てた。
「ああっ、あっ、あ……っ、ひう……ッ!」
「体勢、変えるぞ」
「や、あ……ッ! あ、んっ、あっ、あ」
リュカが射精すると、アレックスはリュカの身体をひっくり返し、尻を高く上げさせた。脚を閉じさせ、太腿のあいだに性器を押し入れる。
「ひゃっ、やあッ!」
獣の交尾のような体勢で、後ろから繰り返し腰を打ちつけられ、シーツに頭を突っ伏して嬌声を上げることしかできなかった。熱く硬い性器の感触が、リュカの全身を熱に染めあげる。
「……っは」
「――……や、あああ……ッ!」
いっそう激しく性器を擦られ、脚のあいだでアレックスの性器が大きく跳ね上がる。性器に、太腿に、尻のあいだに。絶頂に震える身体のあちこちに熱い粘液をかけられながら、うなじや背中を吸い上げられた。ぴりっと走った痛みさえも気持ちよくて、また登り詰めてしまう。
「言っておくが、あいつの思惑通りにさせるつもりはないぞ」
「……どういういみ、ですか?」
シーツに突っ伏したまま、顔を上げる気力もなかった。くぐもった声で尋ねると、アレックスが笑った気配を感じた。
「オレのものをあいつにくれてやるつもりはない。そう言ったんだ」
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