【完結】ただのADだった僕が俳優になった話

Toys

文字の大きさ
7 / 61

6

しおりを挟む
連れて来られたのは高級旅館の様な佇まいの、到底焼肉屋には見えないお店だった

紹介制らしく、中は全て座敷となり中庭まである

全て個室になっていて、仲居さんが料理を運んできてくれる

テーブルの真ん中には大きな編みの鉄板があり、既にサラダや小鉢がテーブルに置かれていた

「彼方はお酒飲めるの?」

隣りに座った叶響にメニューを見せられながら尋ねられた

「いえ、まだ誕生日が来てないので飲めません」

僕は早生まれなため二十歳になる年だがまだ19歳である

「そっか、ソフトドリンクは……あ、結構種類多いな。」

「ホントだ……これ美味しそう」

「生搾りピンクグレープフルーツか。じゃあそれでいい?」

「はい、叶さんは何飲むんですか?」

「んー…俺はハイボールかなぁ。ビールとかよりウイスキー派なんだよね。」

「へぇ……ウイスキーってなんか大人って感じですよね」

「そう?って言っても俺達5歳しか離れてないんだけど」

……5歳?って事は叶響は25歳?えー!!もっと上だと思ってた!

「…彼方、今すげぇ失礼な事考えてただろ」

ジロリと睨まれブンブンと首を振る

「いや、叶さん落ち着いてるし、貫禄って言うか…オーラが凄いし、既に海外でも活躍してるからもうちょっと上なのかと…」

「まぁ、15からこの世界にいるからなぁ。」

「10周年ですね。記念に何かするんですか?」

「んー……永はトークショーやろうとか言ってたけど………」

トークショー…?お客さんがディナー食べながら歌や話を聞くあれ?

「2人とも飲み物決まりました?」

会話に夢中になっていた僕達の飲み物を志野さんが注文してくれ、僕の歓迎会が始まった









2時間後、既に社長はベロンベロン
姪っ子ちゃんの写真を僕に見せ「可愛いだろー!!」と姪っ子溺愛を叫んでいた

この姪っ子ちゃん、社長秘書さんの娘さんらしい

社長と秘書さんは兄妹なんだとか

だから秘書さんは「子供と主人のご飯を作らないといけないので参加できません」と言って帰っていったのか

「綾香さん、永がこんなんだから娘さんを絶対に事務所には連れてこないんだよ」

と叶響が教えてくれた

なんでも、姪っ子ちゃんの相手ばかりして仕事をしなくなるらしい

「そろそろ帰りましょうか。」

志野さんの声に皆帰る準備を始める

「彼方君、明日は大学と話をするので一緒に来てください。その後現場へ送迎しますね」

「わかりました」



志野さんは社長に渡された財布から会計を終わらせ、千鳥足の社長を支えながら帰っていった

僕達はタクシーを呼んで帰宅した






    
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

Sランク冒険者クロードは吸血鬼に愛される

あさざきゆずき
BL
ダンジョンで僕は死にかけていた。傷口から大量に出血していて、もう助かりそうにない。そんなとき、人間とは思えないほど美しくて強い男性が現れた。

結婚間近だったのに、殿下の皇太子妃に選ばれたのは僕だった

BL
皇太子妃を輩出する家系に産まれた主人公は半ば政略的な結婚を控えていた。 にも関わらず、皇太子が皇妃に選んだのは皇太子妃争いに参加していない見目のよくない五男の主人公だった、というお話。

使用人と家族たちが過大評価しすぎて神認定されていた。

ふわりんしず。
BL
ちょっと勘とタイミングがいい主人公と 主人公を崇拝する使用人(人外)達の物語り 狂いに狂ったダンスを踊ろう。 ▲▲▲ なんでも許せる方向けの物語り 人外(悪魔)たちが登場予定。モブ殺害あり、人間を悪魔に変える表現あり。

バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?

cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき) ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。 「そうだ、バイトをしよう!」 一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。 教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった! なんで元カレがここにいるんだよ! 俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。 「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」 「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」 なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ! もう一度期待したら、また傷つく? あの時、俺たちが別れた本当の理由は──? 「そろそろ我慢の限界かも」

のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした

こたま
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。

【完結】幸せしかないオメガバース

回路メグル
BL
オメガバースが当たり前に存在する現代で、 アルファらしいアルファのアキヤさんと、オメガらしいオメガのミチくんが、 「運命の相手」として出会った瞬間に大好きになって、めちゃくちゃハッピーな番になる話です。 お互いがお互いを好きすぎて、ただただずっとハッピーでラブラブなオメガバースです。 ※性描写は予告なくちょこちょこ入ります。

一夜限りで終わらない

ジャム
BL
ある会社員が会社の飲み会で酔っ払った帰りに行きずりでホテルに行ってしまった相手は温厚で優しい白熊獣人 でも、その正体は・・・

「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜

鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。 そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。 あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。 そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。 「お前がずっと、好きだ」 甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。 ※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています

処理中です...