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14 あげる令嬢
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さてこんなにたくさんの小魔石をどうしようかと部屋のベットで寝転びながら考えている。
テントを買いに街に出たのにどうしてこうなった。
とは思うがしろねずみの魔石は小さくて色が綺麗ならアクセサリーにもなりそうだ。
そういえば、魔法の付与された魔石はそのスキルの色がつくんだよね。
火のスキル系統の魔法が付与された魔石なら赤。とかね。
かなり神秘的な綺麗な色だったと思う。
たしかこんな色だったよなー。
「おや、できちゃった。」
付与はかなり高レベルが必要だっはずだけど、色をつけるだけなら出来るもんだね。
赤だけでは寂しいので、火の赤、水の青、土の黄色、光の白、風の緑の5色でブレスレットを作ってみた。
空間は黒っぽかったし、選択は思った通り灰色とピンクのまだらで可愛くなかったのでやめた。
ふむ。我ながら可愛いのが出来たと思う。
マーラのところで売ってもらおうかな。
「これどうぞ。この間の魔石に色つけて作ってみたんです。」
ギルドで今日もピンクオーラの眩しいジルに会ったのでハンドメイドブレスレットをあげてみた。
ジルがするには可愛らしすぎるけど、まあピンクオーラに対するお賽銭みたいなもんだ。
今日とてひとりでクエストをこなしている。
そろそろ誰かとパーティ組んで和気藹々とやりたいなと思ったりなんてしないんだから。
今日のクエストはペットの鳥、ゴールデンスワロフ探し。こういうのは得意中の得意だ。
「選択」があるからね。
ゴールデンスワロフを探してピンクのもやについて行くと森のちょっと深いところまできてしまった。
あまり遠くに飛べないように羽を切っていると言っていたけど頑張って飛んだんだね。
森のひときわ高い木の枝にとまっているのが見えた。
それにしても綺麗な鳥だ。
白に金色の長い尾が特徴的で、白い体がキラキラと光って美しいのでお金持ちに人気なのだ。
見つけたと思ったが、木の上でつかまえられないのでどうしたものかととりあえず飼い主さんから預かったエサを地面にまいてみた。
「ちちちちー。鳥さんご飯ですよー。」
おーい。と倒木の上に座りつつ呼びかけてみる。
ツイッツイッ
餌を目当てに他の鳥がきてしまった。
黒地に銀の尾の鳥でゴールデンスワロフよりもひと回り大きい。
これもまた美しい鳥だ。
「鳥さん鳥さん、木の上のお友達を呼んできておくれよ。」
黒い鳥は私の言葉が分かった訳ではないだろうが木の上を見た。
するとゴールデンスワロフがひと声高く鳴いてこちらに向かって優雅に飛んできた。
しゅたっと黒い鳥の隣に舞い降りたゴールデンスワロフは黒い鳥にすりすりとすり寄っていく。
黒い鳥もゴールデンスワロフにすり寄る。
「…カップル成立だね。」
あまりの仲良しっぷりに2羽を離す事が出来ず一緒に連れて帰ることにした。
「んまあ!!!
ゴールデンスワロフのオスじゃない。
さすが私のジュリアンナちゃんだわ。
素敵なお婿さんを見つけてきたのね!
ルチアさん、言い値で買い取らせていただくわ!
ゴールデンスワロフのオスは本当に貴重なのよ。30000羽に1羽もいないのよ。」
黒い鳥はゴールデンスワロフのオスだったらしい。
30000分の1って、三毛猫のオスなみだね。
「初めて見た。白金貨。」
金貨の上には白金貨というすごいものがあって、これがなんと100万円相当。
その白金貨が今50枚もある。
ゴールデンスワロフのオス侮れない。
それにジルさんにお布施して良かった。
**
その頃森の奥。
ジルは仲間の冒険者コーザとともにクエストにきていた。
目的のアングリーベアの討伐し解体も終えたジルは残骸を埋めるための穴を掘ってもらおうと少し離れたところにいる「土」のスキルをもつコーザを呼んだ。
「おーい、コーザ穴掘ってって、うおっ!」
穴が掘れてしまった。
まじか。絶対これのせいだろう。
ジルは今朝もらったばかりのブレスレットを眺める。
「色つけてみましただぁ?
しっかり付与されてんじゃねーか。
まったくこれだから。」
目が離せないんだ、と声には出さないが教育的指導が必要だなと黒い笑みを浮かべるジル。
「どした?ジル。呼んでくれりゃ掘ったのに。」
「あ、ああ。まだ動き足りなくてな。」
「そうだな。アングリーベア大した事なかったな。つーか、ジル、何ニヤニヤしてんだ?」
ジルの肩に肘をのせてくるコーザ。
それを振り払うように答えるジル。
「してねーわ。」
「それ、ルチアちゃんにもらったんだろ?いやー、健気だねぇ。かわいいじゃんか。」
「まだガキだろ。」
「満更でもねーくせに。あと1年もしないでガキなんて言ってらんなくなるぜ。」
そんな事はとっくに分かってるさと思いながらブレスレットを撫でるジルだった。
テントを買いに街に出たのにどうしてこうなった。
とは思うがしろねずみの魔石は小さくて色が綺麗ならアクセサリーにもなりそうだ。
そういえば、魔法の付与された魔石はそのスキルの色がつくんだよね。
火のスキル系統の魔法が付与された魔石なら赤。とかね。
かなり神秘的な綺麗な色だったと思う。
たしかこんな色だったよなー。
「おや、できちゃった。」
付与はかなり高レベルが必要だっはずだけど、色をつけるだけなら出来るもんだね。
赤だけでは寂しいので、火の赤、水の青、土の黄色、光の白、風の緑の5色でブレスレットを作ってみた。
空間は黒っぽかったし、選択は思った通り灰色とピンクのまだらで可愛くなかったのでやめた。
ふむ。我ながら可愛いのが出来たと思う。
マーラのところで売ってもらおうかな。
「これどうぞ。この間の魔石に色つけて作ってみたんです。」
ギルドで今日もピンクオーラの眩しいジルに会ったのでハンドメイドブレスレットをあげてみた。
ジルがするには可愛らしすぎるけど、まあピンクオーラに対するお賽銭みたいなもんだ。
今日とてひとりでクエストをこなしている。
そろそろ誰かとパーティ組んで和気藹々とやりたいなと思ったりなんてしないんだから。
今日のクエストはペットの鳥、ゴールデンスワロフ探し。こういうのは得意中の得意だ。
「選択」があるからね。
ゴールデンスワロフを探してピンクのもやについて行くと森のちょっと深いところまできてしまった。
あまり遠くに飛べないように羽を切っていると言っていたけど頑張って飛んだんだね。
森のひときわ高い木の枝にとまっているのが見えた。
それにしても綺麗な鳥だ。
白に金色の長い尾が特徴的で、白い体がキラキラと光って美しいのでお金持ちに人気なのだ。
見つけたと思ったが、木の上でつかまえられないのでどうしたものかととりあえず飼い主さんから預かったエサを地面にまいてみた。
「ちちちちー。鳥さんご飯ですよー。」
おーい。と倒木の上に座りつつ呼びかけてみる。
ツイッツイッ
餌を目当てに他の鳥がきてしまった。
黒地に銀の尾の鳥でゴールデンスワロフよりもひと回り大きい。
これもまた美しい鳥だ。
「鳥さん鳥さん、木の上のお友達を呼んできておくれよ。」
黒い鳥は私の言葉が分かった訳ではないだろうが木の上を見た。
するとゴールデンスワロフがひと声高く鳴いてこちらに向かって優雅に飛んできた。
しゅたっと黒い鳥の隣に舞い降りたゴールデンスワロフは黒い鳥にすりすりとすり寄っていく。
黒い鳥もゴールデンスワロフにすり寄る。
「…カップル成立だね。」
あまりの仲良しっぷりに2羽を離す事が出来ず一緒に連れて帰ることにした。
「んまあ!!!
ゴールデンスワロフのオスじゃない。
さすが私のジュリアンナちゃんだわ。
素敵なお婿さんを見つけてきたのね!
ルチアさん、言い値で買い取らせていただくわ!
ゴールデンスワロフのオスは本当に貴重なのよ。30000羽に1羽もいないのよ。」
黒い鳥はゴールデンスワロフのオスだったらしい。
30000分の1って、三毛猫のオスなみだね。
「初めて見た。白金貨。」
金貨の上には白金貨というすごいものがあって、これがなんと100万円相当。
その白金貨が今50枚もある。
ゴールデンスワロフのオス侮れない。
それにジルさんにお布施して良かった。
**
その頃森の奥。
ジルは仲間の冒険者コーザとともにクエストにきていた。
目的のアングリーベアの討伐し解体も終えたジルは残骸を埋めるための穴を掘ってもらおうと少し離れたところにいる「土」のスキルをもつコーザを呼んだ。
「おーい、コーザ穴掘ってって、うおっ!」
穴が掘れてしまった。
まじか。絶対これのせいだろう。
ジルは今朝もらったばかりのブレスレットを眺める。
「色つけてみましただぁ?
しっかり付与されてんじゃねーか。
まったくこれだから。」
目が離せないんだ、と声には出さないが教育的指導が必要だなと黒い笑みを浮かべるジル。
「どした?ジル。呼んでくれりゃ掘ったのに。」
「あ、ああ。まだ動き足りなくてな。」
「そうだな。アングリーベア大した事なかったな。つーか、ジル、何ニヤニヤしてんだ?」
ジルの肩に肘をのせてくるコーザ。
それを振り払うように答えるジル。
「してねーわ。」
「それ、ルチアちゃんにもらったんだろ?いやー、健気だねぇ。かわいいじゃんか。」
「まだガキだろ。」
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そんな事はとっくに分かってるさと思いながらブレスレットを撫でるジルだった。
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