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マリーベル編〜楽しく長生きしたい私
王都騎士団 2
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ドアをノックすると、返事がある。はぁー、中に入るか。
入室すると、騎士団長と公爵閣下がテーブルの椅子に座っていた。公爵閣下の前に座るように言われる。いや、私は離れた隅の席でいいのですが…。
団長が色々と話題を振ってくれるから、当たり障りなく答えていると、食事が運ばれてくる。食堂の使用人は私を見て、えっ?て顔したわね。分かるわー、自分でも場違いだって思うものね。
今日はカツレツのような料理だった。騎士団だから、ガッツリしているのね。食べ応えがあって、美味しいわ。喋る事もないので、集中してモリモリ食べていると、
「美味しそうに食べるのだな。」
公爵閣下が珍しく口を開く。
「はい。とても美味しいので。」
美味しい物を食べると笑顔になるのよ。
「……それは良かった。」
良かったような表情には見えないが、気のせいだということにしておこうか。
食後にお茶が運ばれてくる。お茶飲んでいると、騎士団長が、
「公爵は、帰りにフォーレス侯爵家の近くを通るだろ?令嬢を送って行ったらいいんじゃないか?」
「…ああ。送っていこうか。」
危険だわ!
「ありがとうございます。しかし、今は伯母のスペンサー家でお世話になってまして、帰りは従兄弟が迎えに来る約束をしていますので、大丈夫ですわ。」
「えっ?スペンサー家に住んでいるのか?」
騎士団長は驚いている。公爵閣下も、目を見開いている。
「はい。今までは学園の寮に住んでいたのですが、しばらくは、スペンサー家に住むことになりました。」
「えー?どうして?」
「あまり話せることでもないのですが、ちょっとした兄妹喧嘩でしょうか。でも、今は和解しましたわ。スペンサー家で楽しく過ごせているので、しばらくお世話になることになったのです。」
「そうなのか!あっ、そう言えば。君の治癒魔法は、怪我にはすごい効き目だが、病気には効くのだろうか?実は君の従姉妹の、スペンサー侯爵令嬢の学生時代の親友がいるのだが、病気でずっと臥せっていて、かなり危険な状態らしいのだ。私達の友人が旦那なのだが、気落ちしていてね。何とかしてあげたいのだが、なかなか難しくて。」
従姉妹のお姉様には、親友がいたのね。じゃあ、悪役令嬢ではなかったってこと?従姉妹がお世話になっていたなら、ぜひ助けたいけど…
「病気の治療は、聖女子学園にいる時に、病院の入院患者さんにやってはいたのですが、怪我の治療とは違って、治っているのかが、分かりにくかったのです。ただ、その時よりも治癒魔法の力は強くなってはいるので、1日で治らなくても、何日かかけて治癒魔法をかければ効果があるかもしれません。期待される程のことを出来るかはわかりませんが、試してみることをお許し頂けるなら、是非やらせて下さいませ。」
「本当か?では、早速、友人に聞いてみる!」
騎士団長は、何だか嬉しそうだ。友人思いなのね。さっき、ハワード卿が言っていた、面倒見のよい方ということなのだろう。
あれっ?公爵閣下はじっと私を見ているような。
「君は、優しいのだな…。」
「いえ。助かる命があるなら、私だけでなく、誰でも助けたいと思われるでしょう。私が特別に優しいわけではありませんわ。」
命が助かるのは嬉しいが、自分の将来の為に、治癒魔法を極めておきたい気持ちがあるのだから。
食事の後は、また医務室に戻る私。また、掃除の続きでもするかー。と考えていると
「昼食は美味しく食べれましたか?」
あっ、ハワード卿なりに心配してくれたのかしら。
「ええ、何とか。何を喋っていいのかも分からなかったので、食べる方に集中していましたわ。騎士団のお食事はとても美味しいのですね。」
「そうですか。美味しく食べれたのなら、良かったです。」
無表情だけど、根はいい人なのかもしれないわね。笑えば、もっとかっこいいのにね。
午後は、掃除をやるなら書類整理をして欲しいと、言われたので、黙々と作業をしていた。いいわね、これも無になれるわ。時々、怪我の騎士が来るので、ちゃっちゃと治していく。そうしていたら、終了時間になった。フィル兄様が来ちゃうから、急がないとね。
「ハワード卿、1日お世話になり、ありがとうございました。あっ、気になっていたのですが、肩が痛いのでは?」
何となく気になっていたのだ。事務作業は肩がこるからね。
「…よく分かりましたね。」
「ちょっと失礼します。」
両肩とついでに腰と、頭と目もやっておこう。デスクワークで痛くなりそうだからね。
よしっと。大丈夫だといいけど。
「大丈夫でしょうか?」
「…すごいですね。体がスッキリした気がします。あれ?目も前よりも見えるような…。」
「良かったですわ。それでは、お先に失礼します。ありがとうございました。」
「??……こちらこそ。治して頂いて、ありがとうございました。お疲れ様でした。」
急いで着替え、レジーナ達と騎士団長室へ行き、騎士団長に挨拶をして帰る。よし、急いで正門へ行こう。
従兄妹の騎士様に怒られないように、時間厳守よ!
入室すると、騎士団長と公爵閣下がテーブルの椅子に座っていた。公爵閣下の前に座るように言われる。いや、私は離れた隅の席でいいのですが…。
団長が色々と話題を振ってくれるから、当たり障りなく答えていると、食事が運ばれてくる。食堂の使用人は私を見て、えっ?て顔したわね。分かるわー、自分でも場違いだって思うものね。
今日はカツレツのような料理だった。騎士団だから、ガッツリしているのね。食べ応えがあって、美味しいわ。喋る事もないので、集中してモリモリ食べていると、
「美味しそうに食べるのだな。」
公爵閣下が珍しく口を開く。
「はい。とても美味しいので。」
美味しい物を食べると笑顔になるのよ。
「……それは良かった。」
良かったような表情には見えないが、気のせいだということにしておこうか。
食後にお茶が運ばれてくる。お茶飲んでいると、騎士団長が、
「公爵は、帰りにフォーレス侯爵家の近くを通るだろ?令嬢を送って行ったらいいんじゃないか?」
「…ああ。送っていこうか。」
危険だわ!
「ありがとうございます。しかし、今は伯母のスペンサー家でお世話になってまして、帰りは従兄弟が迎えに来る約束をしていますので、大丈夫ですわ。」
「えっ?スペンサー家に住んでいるのか?」
騎士団長は驚いている。公爵閣下も、目を見開いている。
「はい。今までは学園の寮に住んでいたのですが、しばらくは、スペンサー家に住むことになりました。」
「えー?どうして?」
「あまり話せることでもないのですが、ちょっとした兄妹喧嘩でしょうか。でも、今は和解しましたわ。スペンサー家で楽しく過ごせているので、しばらくお世話になることになったのです。」
「そうなのか!あっ、そう言えば。君の治癒魔法は、怪我にはすごい効き目だが、病気には効くのだろうか?実は君の従姉妹の、スペンサー侯爵令嬢の学生時代の親友がいるのだが、病気でずっと臥せっていて、かなり危険な状態らしいのだ。私達の友人が旦那なのだが、気落ちしていてね。何とかしてあげたいのだが、なかなか難しくて。」
従姉妹のお姉様には、親友がいたのね。じゃあ、悪役令嬢ではなかったってこと?従姉妹がお世話になっていたなら、ぜひ助けたいけど…
「病気の治療は、聖女子学園にいる時に、病院の入院患者さんにやってはいたのですが、怪我の治療とは違って、治っているのかが、分かりにくかったのです。ただ、その時よりも治癒魔法の力は強くなってはいるので、1日で治らなくても、何日かかけて治癒魔法をかければ効果があるかもしれません。期待される程のことを出来るかはわかりませんが、試してみることをお許し頂けるなら、是非やらせて下さいませ。」
「本当か?では、早速、友人に聞いてみる!」
騎士団長は、何だか嬉しそうだ。友人思いなのね。さっき、ハワード卿が言っていた、面倒見のよい方ということなのだろう。
あれっ?公爵閣下はじっと私を見ているような。
「君は、優しいのだな…。」
「いえ。助かる命があるなら、私だけでなく、誰でも助けたいと思われるでしょう。私が特別に優しいわけではありませんわ。」
命が助かるのは嬉しいが、自分の将来の為に、治癒魔法を極めておきたい気持ちがあるのだから。
食事の後は、また医務室に戻る私。また、掃除の続きでもするかー。と考えていると
「昼食は美味しく食べれましたか?」
あっ、ハワード卿なりに心配してくれたのかしら。
「ええ、何とか。何を喋っていいのかも分からなかったので、食べる方に集中していましたわ。騎士団のお食事はとても美味しいのですね。」
「そうですか。美味しく食べれたのなら、良かったです。」
無表情だけど、根はいい人なのかもしれないわね。笑えば、もっとかっこいいのにね。
午後は、掃除をやるなら書類整理をして欲しいと、言われたので、黙々と作業をしていた。いいわね、これも無になれるわ。時々、怪我の騎士が来るので、ちゃっちゃと治していく。そうしていたら、終了時間になった。フィル兄様が来ちゃうから、急がないとね。
「ハワード卿、1日お世話になり、ありがとうございました。あっ、気になっていたのですが、肩が痛いのでは?」
何となく気になっていたのだ。事務作業は肩がこるからね。
「…よく分かりましたね。」
「ちょっと失礼します。」
両肩とついでに腰と、頭と目もやっておこう。デスクワークで痛くなりそうだからね。
よしっと。大丈夫だといいけど。
「大丈夫でしょうか?」
「…すごいですね。体がスッキリした気がします。あれ?目も前よりも見えるような…。」
「良かったですわ。それでは、お先に失礼します。ありがとうございました。」
「??……こちらこそ。治して頂いて、ありがとうございました。お疲れ様でした。」
急いで着替え、レジーナ達と騎士団長室へ行き、騎士団長に挨拶をして帰る。よし、急いで正門へ行こう。
従兄妹の騎士様に怒られないように、時間厳守よ!
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