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7.女王の奏でるラプソディー
61.宴の席で……
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「西方一といわれる魔術師の実力、しかと見せてもらった。そなたの言う通り、我が国周辺では空を飛ぶ軍を持つものは無い故に、兵や官にも甘く考えていたものがいるのは事実。此度のことは良い薬になったであろう」
皇帝陛下の言葉が響き、演舞場からは苦痛にうめいていた人々の声が途絶えます。ちらりと僕に視線をよこした皇帝陛下ですが、視線を外すと言葉を続けました。
「幼い娘、西方一の魔術師などと盛られた喧伝を単純に鵜呑みにするような愚か者が、余の配下にいなかったことは幸いだったが、見かけで相手を判断し、その実力を測れるほどの強者がいなかったのは残念だ。
だが、此度はあくまで初見。二度目は容易くはいかぬと、客人に宣言してもよいだろうかの?」
静まり返る演舞場のなかで、ガチャリと金属の擦れる音がします。音がした方向を見ると、先ほど頭を蹴って意識を飛ばしたはずの将が、片膝を着いた姿勢で皇帝陛下を見上げています。
将が身に着けているのは。キルティング加工をしたコートのような鎧『綿甲』ですが、いまは表地の生地はあちこち黒く焼け焦げていて、腕や足の一部からは血が武舞台上に滴っています。
そして、金属製に見えていた顔を覆っていた面をとると、言葉を発しました。
「……此度の敗北、まことに申し訳ありませんでした。
しかし、陛下がおっしゃったように此度の敗北は我が油断が招いたに過ぎませぬ。われら天虎団は地上、いや空中においても最強なのは変わりませぬ」
響いた声は多少苦し気ですが、凛とした涼やかな声。
将と思ってましたが、声からするとだいぶ若い。というか、少年のような声ですね。実力を買われた道士だったのでしょうか?
とはいえ、この人自分たちが負けたのは初見だったからと思っているようでは先がありませんね。
初見なのは僕も同じでしたし、僕一人に最初のお兄さん一人と見せかけて、術を使う道士や百鬼に騎乗した兵まで使ったのはそちらなのですがね……
まあ、馬鹿に構うほど暇ではありませんので、僕は肩をすくめます。それに、動けているのは大したものですが、治療を受ければ代償が如何に高いかはわかるでしょうから放置しましょう。
「うむ、そうであればよいのだがな……
では、客人たちよ。そなたたちの実力は見せてもらった。それに相応しいもてなしをしよう。宴の席でまた会おう」
皇帝陛下はそう言葉を残し、観覧席から姿を消します。その途端、隣で再び金属の擦れる音とともに、身体が石畳に崩れ落ちる音がします。
うん、今度は完全に意識はないようですね。とはいえ、かなりの出血なのに無理をしたから、虫の息です。仕方がないので、かるく治癒魔法をかけて放置しましょう。
その後、僕は観覧席で手を振るイリスさんやユイのもとへと転移したのでした……
◇◆◇◆◇◆
一見和やかに進む皇帝陛下との会食(昼)ですが…… 主に話をしているのは皇帝陛下とエリーゼさんですね。さすがは帝政エリクシアなのでしょうが、エリクシア語を介する文官が居ましたので、エリーゼさんは会話が可能だったようです。
時々僕にも話を振られますが、魔法などについてはお答えできませんと最初に答えたので、そっち系の質問は封じておきましたからね。
ユイは身バレの可能性がある為、あまり口をひらきませんし、イリスさんは怪我をした人の応急処置などの対応を確認した後は口を閉じています。エマとジェシーは通訳兼護衛ということで、僕たちの背後に控えていますし、もともとこういった話には口を挟みません。
和やかな会食に水を差しているのは、僕の正面に陣取ったチャイナドレス風の衣装をきた美人さんですね。ひたすら僕を睨みつけていますが、その顔とほぼ全身に巻いてある包帯からにじむ血で、彼女が先ほど僕と戦った将らしき人物だとわかりました。
睨みつけられても困るんですがね~……
『……さっきの魔法はなんだ?』
『……お答えできません』
『…………お前は人間か?』
『…………見たままの通りですが、なにか?』
『………………』
エマの通訳を介した不毛なやり取りを続ける僕と美人さんですが、イリスさんが僕の右そでを引っ張ることで話が中断されます。
「ねぇ、この人ある意味化け物? あんな簡易な治療でよく動けるわね。全身血がにじんでますわよ」
「……被弾する直前に硬気功を使って、瞬間的に耐久力を強化したのと、彼女がまとっていた装備のおかげでしょうね。それでも、普通に動けるのが不思議なくらいです」
イリスさんとユイが僕を挟む形で会話しています。まあ、一応死なない程度には回復させた所為でもあるのですが、あの怪我で普通に食事してるのも異常と言えば異常です。
『……その怪我でよく食べることができますね?』
僕の質問に対して、エマの通訳を通して帰ってきた答えが……
『怪我なんて、きちんと食事してればなおる。逆に食わねば治らんだろ』
うん、この人脳筋だ、間違いないですね。ステータスを確認してみると、体力はほぼ通常状態に戻っていますが、魔力はほぼ枯渇していますし、火傷・打撲などのバッドステータスもてんこ盛りです。
『次は俺が必ず勝つからな…… それに我が国の医術や技術は世界有数だ。貴様らのような蛮人の技術など、足元にも及ばぬこと見せてやる』
いえいえ、次なんてもうないですよ。それにしても、自国優越主義もよいですが、この人軍の上層部なら、不毛な戦をしかけそうですね。
蛮人の技術と言われた瞬間、イリスさんがピクリと身動きをしましたが、僕はしりませんよ? 結構本気で怒っているイリスさんは怖いですからね。
そんな不毛な会話が続くなか、イリスさんが通訳を介して内密に皇帝陛下に確認したいことがあるというので、了解をえて遮音フィールドを張ります。
「……まず、確認しておきたいのですが、これが遼寧の客人に対するもてなしというのではないですわよね?」
イリスさんの発言の意図がわからず、全員?を浮かべます。ため息をついたイリスさんの説明によると……
「毒料理を食べさせるために、会食の席を設けたわけではありませんわね?
ここに出されている料理の一品一品には問題がありませんが、全ての料理を食べると体内で毒が生成されるようになっていますわ。
もちろん即効性はなく、食後に生成されますが、私どもが帰った後に陛下が体調を崩すように狙っての事。
致死性も低くはないのですが、場合によってはエリクシアやアレキサンドリアとの開戦に及ぶかもしれませんが……」
「え? イリスさん、そういうことは早くいってよ! もう、食べちゃいましたよ」
僕が声をあげると、イリスさんはあっさりと答えます。
「私やユイ、貴女は大丈夫ですわよ。 私とユイは固有の魔道具に状態異常無効がついてますし、エリーゼさんは毒に対する耐性を持ってるようですもの。心配がいるのは、皇帝陛下とそこのお嬢さんだけよ」
あれ、僕に関する発言はないですよね? というか、僕たちを毒殺するのじゃなく、皇帝陛下もろともですか…… いや、逆に陛下を毒殺する機会として利用されたと考えるのが自然ですね。
『なんだと! 食事に毒が盛られているだって? 本当なのか?』
脳筋美人お姉さんが吠えますが、イリスさんはあっさり答えます。
「一品一品では毒にはなりません。複数の料理を食べることと、調味料に含まれた触媒によって発動する変わった毒殺方法ですわね。
食材に対する知識が必要ですが、料理に毒を入れる訳ではありませんので怪しまれることはありませんわ。
少量では効果がありませんから、毒見役も見抜けないでしょうし、単品を作る調理人も味見で被害を受けることはありませんわ。
この毒殺方法をとれるのは、献立を考える立場の者でしょうね」
イリスさんの言葉に、皇帝陛下はしばらく沈黙していましたが、側近の一人に料理長と今日の献立を考えた人物の捕縛を命じます。
その後、イリスさんにどの料理をどのくらい食べれば、毒が生成されるかを確認すると、それぞれの料理を二人分確保させ、捕えた二人に食べさせるように指示しています。
料理長がどの程度関与していたかによるでしょうが、毒になることを知っていれば食べないでしょう。
「イリスさん、陛下とお姉さんの処置はしなくていいの?」
僕が質問すると、これにもあっさりとイリスさんは答えます。
「自国の技術や医術を信頼なさっているようですから、お二人はそちらに任せてたほうがよろしいでしょ?
私たちが治療したことで、亡くなったなどと言いがかりをつけられるのはごめんですわ。私の見立てでは、陛下は六割、そちらのお嬢さんは八割がた死亡するんじゃないかしら。仮に生き残ったとしても、重度の障害は残るでしょうね」
イリスさんの宣告に、真っ青になる脳筋美人なお姉さんです。まあ、死の宣告を受けたようなものですしね。
皇帝陛下の言葉が響き、演舞場からは苦痛にうめいていた人々の声が途絶えます。ちらりと僕に視線をよこした皇帝陛下ですが、視線を外すと言葉を続けました。
「幼い娘、西方一の魔術師などと盛られた喧伝を単純に鵜呑みにするような愚か者が、余の配下にいなかったことは幸いだったが、見かけで相手を判断し、その実力を測れるほどの強者がいなかったのは残念だ。
だが、此度はあくまで初見。二度目は容易くはいかぬと、客人に宣言してもよいだろうかの?」
静まり返る演舞場のなかで、ガチャリと金属の擦れる音がします。音がした方向を見ると、先ほど頭を蹴って意識を飛ばしたはずの将が、片膝を着いた姿勢で皇帝陛下を見上げています。
将が身に着けているのは。キルティング加工をしたコートのような鎧『綿甲』ですが、いまは表地の生地はあちこち黒く焼け焦げていて、腕や足の一部からは血が武舞台上に滴っています。
そして、金属製に見えていた顔を覆っていた面をとると、言葉を発しました。
「……此度の敗北、まことに申し訳ありませんでした。
しかし、陛下がおっしゃったように此度の敗北は我が油断が招いたに過ぎませぬ。われら天虎団は地上、いや空中においても最強なのは変わりませぬ」
響いた声は多少苦し気ですが、凛とした涼やかな声。
将と思ってましたが、声からするとだいぶ若い。というか、少年のような声ですね。実力を買われた道士だったのでしょうか?
とはいえ、この人自分たちが負けたのは初見だったからと思っているようでは先がありませんね。
初見なのは僕も同じでしたし、僕一人に最初のお兄さん一人と見せかけて、術を使う道士や百鬼に騎乗した兵まで使ったのはそちらなのですがね……
まあ、馬鹿に構うほど暇ではありませんので、僕は肩をすくめます。それに、動けているのは大したものですが、治療を受ければ代償が如何に高いかはわかるでしょうから放置しましょう。
「うむ、そうであればよいのだがな……
では、客人たちよ。そなたたちの実力は見せてもらった。それに相応しいもてなしをしよう。宴の席でまた会おう」
皇帝陛下はそう言葉を残し、観覧席から姿を消します。その途端、隣で再び金属の擦れる音とともに、身体が石畳に崩れ落ちる音がします。
うん、今度は完全に意識はないようですね。とはいえ、かなりの出血なのに無理をしたから、虫の息です。仕方がないので、かるく治癒魔法をかけて放置しましょう。
その後、僕は観覧席で手を振るイリスさんやユイのもとへと転移したのでした……
◇◆◇◆◇◆
一見和やかに進む皇帝陛下との会食(昼)ですが…… 主に話をしているのは皇帝陛下とエリーゼさんですね。さすがは帝政エリクシアなのでしょうが、エリクシア語を介する文官が居ましたので、エリーゼさんは会話が可能だったようです。
時々僕にも話を振られますが、魔法などについてはお答えできませんと最初に答えたので、そっち系の質問は封じておきましたからね。
ユイは身バレの可能性がある為、あまり口をひらきませんし、イリスさんは怪我をした人の応急処置などの対応を確認した後は口を閉じています。エマとジェシーは通訳兼護衛ということで、僕たちの背後に控えていますし、もともとこういった話には口を挟みません。
和やかな会食に水を差しているのは、僕の正面に陣取ったチャイナドレス風の衣装をきた美人さんですね。ひたすら僕を睨みつけていますが、その顔とほぼ全身に巻いてある包帯からにじむ血で、彼女が先ほど僕と戦った将らしき人物だとわかりました。
睨みつけられても困るんですがね~……
『……さっきの魔法はなんだ?』
『……お答えできません』
『…………お前は人間か?』
『…………見たままの通りですが、なにか?』
『………………』
エマの通訳を介した不毛なやり取りを続ける僕と美人さんですが、イリスさんが僕の右そでを引っ張ることで話が中断されます。
「ねぇ、この人ある意味化け物? あんな簡易な治療でよく動けるわね。全身血がにじんでますわよ」
「……被弾する直前に硬気功を使って、瞬間的に耐久力を強化したのと、彼女がまとっていた装備のおかげでしょうね。それでも、普通に動けるのが不思議なくらいです」
イリスさんとユイが僕を挟む形で会話しています。まあ、一応死なない程度には回復させた所為でもあるのですが、あの怪我で普通に食事してるのも異常と言えば異常です。
『……その怪我でよく食べることができますね?』
僕の質問に対して、エマの通訳を通して帰ってきた答えが……
『怪我なんて、きちんと食事してればなおる。逆に食わねば治らんだろ』
うん、この人脳筋だ、間違いないですね。ステータスを確認してみると、体力はほぼ通常状態に戻っていますが、魔力はほぼ枯渇していますし、火傷・打撲などのバッドステータスもてんこ盛りです。
『次は俺が必ず勝つからな…… それに我が国の医術や技術は世界有数だ。貴様らのような蛮人の技術など、足元にも及ばぬこと見せてやる』
いえいえ、次なんてもうないですよ。それにしても、自国優越主義もよいですが、この人軍の上層部なら、不毛な戦をしかけそうですね。
蛮人の技術と言われた瞬間、イリスさんがピクリと身動きをしましたが、僕はしりませんよ? 結構本気で怒っているイリスさんは怖いですからね。
そんな不毛な会話が続くなか、イリスさんが通訳を介して内密に皇帝陛下に確認したいことがあるというので、了解をえて遮音フィールドを張ります。
「……まず、確認しておきたいのですが、これが遼寧の客人に対するもてなしというのではないですわよね?」
イリスさんの発言の意図がわからず、全員?を浮かべます。ため息をついたイリスさんの説明によると……
「毒料理を食べさせるために、会食の席を設けたわけではありませんわね?
ここに出されている料理の一品一品には問題がありませんが、全ての料理を食べると体内で毒が生成されるようになっていますわ。
もちろん即効性はなく、食後に生成されますが、私どもが帰った後に陛下が体調を崩すように狙っての事。
致死性も低くはないのですが、場合によってはエリクシアやアレキサンドリアとの開戦に及ぶかもしれませんが……」
「え? イリスさん、そういうことは早くいってよ! もう、食べちゃいましたよ」
僕が声をあげると、イリスさんはあっさりと答えます。
「私やユイ、貴女は大丈夫ですわよ。 私とユイは固有の魔道具に状態異常無効がついてますし、エリーゼさんは毒に対する耐性を持ってるようですもの。心配がいるのは、皇帝陛下とそこのお嬢さんだけよ」
あれ、僕に関する発言はないですよね? というか、僕たちを毒殺するのじゃなく、皇帝陛下もろともですか…… いや、逆に陛下を毒殺する機会として利用されたと考えるのが自然ですね。
『なんだと! 食事に毒が盛られているだって? 本当なのか?』
脳筋美人お姉さんが吠えますが、イリスさんはあっさり答えます。
「一品一品では毒にはなりません。複数の料理を食べることと、調味料に含まれた触媒によって発動する変わった毒殺方法ですわね。
食材に対する知識が必要ですが、料理に毒を入れる訳ではありませんので怪しまれることはありませんわ。
少量では効果がありませんから、毒見役も見抜けないでしょうし、単品を作る調理人も味見で被害を受けることはありませんわ。
この毒殺方法をとれるのは、献立を考える立場の者でしょうね」
イリスさんの言葉に、皇帝陛下はしばらく沈黙していましたが、側近の一人に料理長と今日の献立を考えた人物の捕縛を命じます。
その後、イリスさんにどの料理をどのくらい食べれば、毒が生成されるかを確認すると、それぞれの料理を二人分確保させ、捕えた二人に食べさせるように指示しています。
料理長がどの程度関与していたかによるでしょうが、毒になることを知っていれば食べないでしょう。
「イリスさん、陛下とお姉さんの処置はしなくていいの?」
僕が質問すると、これにもあっさりとイリスさんは答えます。
「自国の技術や医術を信頼なさっているようですから、お二人はそちらに任せてたほうがよろしいでしょ?
私たちが治療したことで、亡くなったなどと言いがかりをつけられるのはごめんですわ。私の見立てでは、陛下は六割、そちらのお嬢さんは八割がた死亡するんじゃないかしら。仮に生き残ったとしても、重度の障害は残るでしょうね」
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