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第59話 修学旅行19
しおりを挟む俺はアカマターの攻撃、そして麗華の闇の呪術をかいくぐりながら、なんとか必死に声を張り上げた。
「麗華ぁぁぁぁ!俺たちの思い出を思い出せ!!」
麗華は冷たく無表情なまま、俺を鋭く見下ろし、アカマターの命令に従って次々と闇の呪術をぶつけてくる。何だよ、このサディスティックなコンビ!俺が息絶えそうになってるってのに、全然手加減しねぇじゃねぇか!でも、負けねぇ!俺はこれでもハーレム王だ!
「俺たち、あの時一緒に学校帰りにアイス食べただろ!?覚えてるか!?あの時、アイスをお前が落として、俺が代わりに――」
〈――――――ドゴン!〉
闇のエネルギー弾が顔スレスレをかすめて地面に直撃。地面が割れ、爆風で俺の髪が逆立つ。麗華の瞳は相変わらず冷たいままだ。それどころか、攻撃の手がどんどん激しくなってる気がする。
「くそっ、全然通じてない……!」
俺は額から汗がだらだらと流れ、さらに思い出を口にする。
「麗華ぁぁ!!あの時、一緒に家の中庭で昼寝したろ!?あの時、俺が日焼けしすぎて赤くなって……お前、大笑いしてたじゃねぇか!?」
〈ドン!ドン!〉
麗華の攻撃が俺の周囲を爆発させる。
「お前さぁ!本当に覚えてねぇのかよ!?あの時、洗濯物のお前のパンツ被ってお前に説教されたの忘れたのか!?麗華ぁぁぁ!!!」
〈ドゴォォン!!!〉
またもや呪術の波動が俺に直撃するかと思ったが、ギリギリのところでかわす。俺の心は半分折れかけてるが、諦めるわけにはいかない!泣き叫びながら思い出をぶちまける俺の声は、もうほとんど悲鳴だ。
「おい!あの時、お前が俺にノート貸してくれたじゃねぇか!!テスト前に俺が頼み込んで、しょうがないって貸してくれた……!お前、優しかっただろ!?麗華ぁぁぁ!!」
俺はもう涙も汗も混ざりながら、全力で叫び続けた。だって、これしか残ってない!麗華を取り戻すためなら、どんな恥でも晒してやる!!
「麗華ぁぁぁ!!この前、足りなくなった歯磨き粉!!俺が買いに行ったの覚えてるか!!?あの時家族みたいで、すっげぇ嬉しかったんだよ!!」
麗華の眉がピクリと動いた。――お?お?手応えあり!?思い出話が効いてるってことか!?
だが、次の瞬間――冷たい声が返ってきた。
「そんな記憶は、ない……」
――あれ?
待てよ……そうだよな、これって確か俺が麗華に仕込んだ盗聴器で聞いた話だったよな!?「そろそろ歯磨き粉が切れそうね」って、麗華が独り言でポツリと呟いてたやつ。それを聞いて俺が勝手に買いに走った話だ。いっけねぇ!完全にやっちまってるじゃねぇか!!
だが、待てよ……麗華が反応してる!?
もしかして、盗聴の話がバッチリ効いてるってことか!?
――なら……行くしかねぇ!
俺はもう、必死だった。だって、ここで麗華を取り戻さなきゃ、俺の青春は終わる。いや、ハーレム王としてのプライドも完全にぶっ潰れるじゃねぇか!
「麗華ぁぁぁぁ!お前の排便の音だって、今では懐かしい!!」
俺の魂を込めた言葉が炸裂する。
「お前の排便の音で俺は元気になってたんだ!!だって、排便するって元気な証拠だろ!?お前がトイレで『ブリブリ』ってやってるとき、俺は心の中で“あぁ、今日も麗華は元気だな”って、ホッとしてたんだぜ!!」
……その瞬間だった。麗華の顔が一気に真っ赤に染まり、完全にブチギレた表情で俺に突っ込んできた。
「飯田雷丸ぅぅぅぅぅぅ!!!!」
――おお!?これ、正気に戻ったんじゃねぇの!?
まさか、排便の話でここまで反応するとは思わなかったけど、やっぱり俺って天才か!?俺の作戦、これ大成功じゃん!
だが、そんなに簡単に終わるわけがなかった。
麗華が闇を薙刀に変え、それを俺に向かって振り下ろしてくる!
俺はなんとかそれをギリギリで回避。だけど、これ完全に殺る気じゃねぇか!?
「ちょ、ちょっと待てよ!そんなに怒るなって!俺はお前を元に戻したいだけなんだよ!!」
麗華はさらに激怒。薙刀を振るうスピードがどんどん上がってくる。それに加えて、アカマターまで参戦して俺に攻撃を仕掛けてきた!――おいおい、二人がかりで俺を袋叩きにするのやめろよ!これじゃ完全に“袋叩きのハーレム王”じゃねぇか!!
それでも俺は諦めない。必死に麗華に語り続けた。だって、ここで止めたら本当に終わりだ。
「麗華!!お前のオナラだって俺は聞いてたんだぜ!!」
俺の全力の言葉が響く。
「お前、寝る前にこっそりプッってしてただろ!?隠さなくてもいいんだって!俺、あれ聞いて“あぁ、麗華も人間だな”って安心してたんだよ!!」
麗華の顔がさらに真っ赤になり、拳をギュッと握りしめ、俺を睨みつける。その目つきは完全にキレてる――けど、どこか懐かしい“あの麗華”の面影が感じられるような……。
「屁は恥ずかしくねぇよ!!腸内細菌が元気な証拠だって!!」
俺はさらに声を張り上げる。
「麗華が屁してる時、心の中でいつも“おっ、今日も健康だな”って喜んでたんだよ!!」
――そして、怒り狂った麗華は完全に暴走モードに突入。だが、ここで俺はふと気づいた。
そうだ、こんな風に怒ってくれるってことは……やっぱり麗華は、まだ俺の知ってる麗華なんじゃねぇのか!?俺の言葉に反応してるってことは、きっとまだどこかに本当の麗華が残ってるはずだ!!
「これってすげぇだろ?お前の排便と放屁の音で俺は元気になれるんだぜ!!やっぱり俺はお前が必要なんだ!!だから麗華ぁぁぁ!戻ってきてくれぇぇぇぇぇぇ!!!」
俺はもう声が枯れるほど叫び続けた。麗華の目が一瞬揺らいだ気がしたけど――次の瞬間、彼女はさらに怒りを燃え上がらせて襲いかかってきた。
――これで正気を取り戻すどころか、もっとヤバいモードになったかもしれねぇ!!
だが、それでも俺は諦めない!これが俺のハーレム王としての魂だ!!!
アカマターが肩をすくめ、ため息をついた。
「飯田雷丸……お前は、本当に救いようがないな」
その言葉に、俺は心臓がギュッと掴まれたような気がした。――いやいや、待てよ!今、いい感じだっただろ!?手応えあったはずだよな!?排便の話で麗華が怒りを見せたんだ、つまり……戻ってくる兆しなんじゃねぇのか!?
「そのような下品で、低俗で、汚い話、麗華には全く似合わない。お前の言葉は、彼女の美しさを冒涜しているにすぎない」
アカマターが冷たく言い放つ。俺はその言葉に一瞬固まった。
――下品で、低俗で、汚い……!?
そんなことねぇだろ!俺は麗華のことを思って言ってんだぞ!?麗華が健康で元気だって確認できるんだ!それって、大事なことじゃねぇか!?
「お前、わかってねぇよ、アカマター。」
俺は拳を握りしめ、真正面から叫び返す。
「排便とか放屁ってのはな、自然の摂理だ!それを喜んで聞けるってことは、俺がどれだけ麗華のことを大切に思ってるかってことだろ!?」
「……いい加減にしろ、飯田雷丸」
アカマターは心底呆れた顔をして、俺を冷静に見下ろす。その瞳にはもう、俺に対する侮蔑しかない。
「お前のような男が麗華にふさわしいわけがない。麗華には美しさ、気高さ、そして静謐な心がある。お前のくだらない言葉は、彼女の本質を汚すだけだ」
――汚す?俺が麗華を汚すって!?
麗華は依然として無表情のままだが、微妙に頬が赤くなっているように見える。いや、もしかしてそれって怒りの表れか?いやいや、照れてんだよな、そうだろ?
「……もういいだろう、飯田雷丸」
アカマターはさっきよりさらに冷ややかな目で俺を見て、決定的な一言を放った。
「麗華には、お前のような男は不要だ。排便の話など、もってのほかだ」
――えっ、排便の話が……もってのほか……?
その瞬間、俺の中で何かが弾け飛んだ。
「もってのほか、だぁ!!??」
俺は勢いよく立ち上がり、アカマターを指差して怒鳴る。
「お前、夫婦になったらなぁ!!そういうのも全部ひっくるめて成り立つんだぞ!!?」
アカマターが少し眉をひそめたのを見て、俺はさらに勢いを増した。
「恋愛みたいにキラキラした上辺だけじゃねぇんだよ!!どんな美少女だって、うんこもオナラもするだろ!?それも含めて家族になるってことなんだよ!!??」
俺の叫びに、アカマターは完全に無表情でこちらを見つめていたが、麗華はほんの一瞬、顔を赤らめたように見えた。だが、俺はそれを見逃さなかった!麗華にだってわかってるはずだ、この真実が!
「お前さ、現実見てねぇんだよ!」
俺はさらに声を張り上げる。
「結婚ってのは、お互いの汚い部分も全部受け入れるもんだろ!?『麗華、今日も元気にうんこしてんなぁ』って思いながら、毎日俺はお前のこと愛するんだよ!それが夫婦ってもんじゃねぇのか!?」
俺の熱弁に、アカマターは静かに目を閉じ、ゆっくりと息を吐いた。
「……理解できない」
俺は、アカマターの攻撃をなんとか掻い潜りながら、必死に麗華の方へ向かって走った。
「お前が理解できないなら、俺が説明してやるよ!」
俺はアカマターの攻撃を掻い潜りながら、全力で麗華の方へ突進した。
「麗華だって、そういうこと全部ひっくるめて俺に感謝する時が来るんだ!なぁ、麗華!?俺たち、そういう絆で結ばれるんだろ!?」
しかし、その瞬間――麗華の強烈な闇の呪術が俺に直撃。
「ぐぉぉぉ!!超いてぇぇぇ!!」
思わず絶叫。だが、俺の足は止まらねぇ!絶対にここで諦めるわけにはいかねぇんだ!
「俺はお前が好きだ、麗華!!いや、好きじゃねぇ!!愛してる!!」
叫びながら、俺は全力で突き進む。
「綺麗なところも、汚いところも、全部ひっくるめてお前が好きなんだよ!!」
俺はさらに勢いをつけ、一直線に麗華の方へ突っ込んだ。アカマターの鋭い視線が俺を射抜こうとしてくるけど、今の俺にはそんなもの、全く関係ねぇ!
ついに、俺は麗華の目の前にたどり着いた。その瞬間、彼女の薙刀が鋭い音を立てて振り下ろされる。見るからに一撃で即死級だ。それでも――俺は、無視した。
もう、俺は完全に心を決めていたから。
「だから、俺を選べ!!麗華!!」
俺はそのまま彼女の肩をつかみ、勢いよく引き寄せる。そして、全力の叫び声を上げた。
「うぉらぁぁぁぁ!!」
次の瞬間――思いっきり、キスをぶちかました。
時間が止まったかのようだった。麗華の目が驚きで大きく見開き、辺りの空気が一瞬ピタリと静まり返る。アカマターですら完全に呆然として動きを止めている。
俺の中では、まさに映画のような感動的なキスシーンが流れていた。まるで壮大なBGMが背景で流れているような気がして、俺は完全にヒーロー気分だ。まさに「ハーレム王」たる俺にふさわしいフィナーレだろ?
だが――その時だった。
麗華がゆっくりと唇を離し、まるで時が再び動き出すかのように冷たく一言呟いた。
「……最低よ。」
え?なんだって?俺の耳がおかしくなったんじゃないか?感動のフィナーレを迎えた直後に「最低」だと!?
麗華は冷たい目で俺を見下ろし、さらに言葉を続ける。
「私……ファーストキスだったのよ。それがこんな強引で、しかも汚い話をした後なんて……ほんと、最低」
――え、そ、そんなこと言うなよ!俺、めちゃくちゃ勇気出したんだぞ!?
「……まぁ、そういうのも含めて、俺らしいってことで、どうだ?」
麗華の目が一層冷たくなり、俺の肩をバチンと叩いた。
「どうだ、じゃないわよ。何よ、これ……全然ロマンチックじゃないし、まるで戦場で泥だらけのプロポーズじゃない!」
麗華はため息をつきながら俺をジト目で見つめる。その目は、アカマターに洗脳されていた時の赤い色ではなく、元の美しい瞳に戻っていた。
「恋って、もっとキラキラしたものだと思ってたわ。スマートで、美しくて……」
俺は息を整えて、反論するチャンスを待っていた。そして、声を張り上げて答える。
「現実はそんなもんじゃねぇよ!恋愛も、結婚も、ハーレムもな!現実はもっと、汚くて、汗臭くて、ぶっちゃけ排便の話だって含めなきゃダメなんだよ!!」
麗華は一瞬、驚いた顔をしたけど、すぐにため息をついた。
「飯田君……あなた、本当にどうかしてるわね」
俺は少し胸を張って、気持ちを込めて一言。
「…………感動しただろ?」
俺は胸を張り、堂々と麗華に問いかける。これだけ全力で愛を叫んだんだ。そりゃあ感動したに違いない――そう思っていた。
だが、麗華は一瞬驚いたように目を見開いた後、じっと俺を見つめ、細くため息をついた。
「……オナラと排便の話をされて感動するわけがないでしょ」
俺たちはしばらく見つめ合い――
ふっと麗華が吹き出す。そして、つられるように俺も笑った。緊張の糸がほどけるような、不思議な感覚だった。どこかほっとしたような、温かい空気が二人を包む。
「まあ、なんだかんだで……ありがとう。変な話だけど、あなたらしいわ」
麗華が苦笑しながら呟く。
「そ、そうだろ?俺はこれからも、お前の排便の話を大事にするからな!」
「だから、もうそれはやめなさいって言ってるでしょ!」
麗華が呆れながら笑うその姿を見て、俺は心の底から安堵する。この瞬間、俺は確信した。――麗華は、俺の大事なハーレムの一員に戻ってきたんだ!
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