異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴

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第71話 修学旅行31

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 那覇空港の待合室で、俺はふと考えていた。


 
「麗華と婚約することになったし、静香さんに挨拶するのに、何か買った方がいいよな……」



 結婚の挨拶には手土産が必要だとは聞くけど、正直、俺のセンスには自信がない。

 そんな俺の独り言に、隣で聞いていた麗華が軽く微笑んで口を開いた。


 
「結婚の挨拶には、何か手土産があった方がいいとは聞くわね。でも……飯田君だと、ちょっと心配かも」

「おいおい、そんなこと言うなよ!」

 

 俺は苦笑しながら反論したけど、正直、自分でも納得してしまう部分があった。


 
「だって、飯田君のセンスだと……例えば『沖縄限定のスナック』とか、そういうのを選びそうでしょ?」

「お、おう……確かにちょっと考えてたけどさ……!」



 麗華はため息をつきながらも、どこか楽しそうな顔をしている。


 
「うーん、結婚の挨拶の手土産って、何を選べばいいんだ……」

「そうね……私も『沖縄限定のスナック』を批判したけど、正直、何が相応しいのかはわからないわね。」



 俺たちがそんな風に悩んでいると、俺の脳裏にある人物が浮かんだ。


 
「よし、これはもう雪華に頼るしかねぇ……!」

「雪華?」

「ああ、あいつ、結婚雑誌の『ゼクシィ』が大好きなんだよ。『理想の結婚プラン100選』とか、めちゃくちゃ熱心に読んでたからな。絶対に詳しいはずだ!」



 麗華は少し驚いた顔をして、「なるほどね。でも、雪華も今空港にいるの?」と聞いてきた。


 
「ああ、あいつも同じ飛行機で帰るから、この辺りにいるはずだ!」



 そう決断した俺たちは、迷わず雪華を探すことにした。彼女なら、この状況を絶対に何とかしてくれるだろう。


 少し歩いたところで、雪華、貴音、焔華の後ろ姿を見つけた。三人は楽しげに会話をしながら歩いている。その雰囲気に、自然とこちらも笑みがこぼれる。
 


「おーい、お前ら~!」



 俺が声をかけると、三人は足を止め、同時にこちらを振り返った。

 

「雷丸様!」

「お兄ちゃん!」

「おぉ、雷丸!」



 雪華はすぐにこちらを振り向いた。あの落ち着いた笑顔で、いつもと変わらぬ穏やかな表情だ。

 
 貴音は弾けるような喜びを隠しきれず、手を大きく振りながら駆け寄ってくる。目をキラキラと輝かせて、まるで子犬が飼い主を見つけた時のようだ。


 焔華は腕を組んだまま、どこか勝ち誇ったようにニヤリと笑っている。その視線には、「何か面白いことでもあったのか?」と問いかけるような興味が滲んでいた。


 三者三様のリアクション。それぞれの性格が出ていて、本当に面白い。


 
「お前ら、元気にしてたか?」



 俺が問いかけると、三人の反応もまたバラバラだ。


 雪華は静かに頷きながら、「はい、お陰様で」と礼儀正しく答える。


 貴音は「元気だよ、お兄ちゃん!」と明るい声で叫ぶように答え、すぐに俺の腕にしがみついてくる。


 焔華は「おぬしこそ、怪我をしておらんか?」と、どこか心配そうにしつつも軽く冗談を交えた言葉を返してくる。


 三人とも、俺を見るといつもこんな風に嬉しそうな顔をしてくれるから、本当にありがたいと思う。


 
「ところで、雪華!助けてほしいことがあるんだ!」



 俺が言うと、雪華はすぐに真剣な表情になり、「どうしましたか、雷丸様?」と一歩前に出てくる。その様子を見て、貴音と焔華も何かを察したのか、俺の両側に立って耳を傾けた。



「実はさ、静香さんに結婚の挨拶をしなくちゃいけなくて、でも俺、何を持っていけばいいかさっぱりわからねぇんだよ!雪華、ゼクシィ読み込んでたよな?頼む、助けてくれ!」



 俺が話すと、雪華の目が一瞬だけ驚いたように見えたが、すぐに「ふむ」と頷き、メガネをクイッと装着した。



「任せてください、雷丸様!ゼクシィマスター・雪華、出動です!」

「ゼ、ゼクシィマスター!?えっ、いつそんな称号を!?何それ、どこで得たんだよ!」
 

 
 雪華は突如真剣モードに入り、まるでどこかの経済アナリストのように鋭い眼差しでポケットから小さなノートを取り出した。彼女はノートをパラパラとめくりながら、即座にデータを引き出す。



さて、結婚の挨拶用の手土産ですね……ふむ、静香さんは上品で伝統を重んじる方だと伺っています。ここで軽いもの、例えば『お菓子』なんて持っていったら逆効果です。静香さんはシンプルで上品なものを好む女性ですから、ここは高級な紅茶のセットや、エレガントなフラワーアレンジメントがベストでしょう。」

「……なるほど、流石ゼクシィマスターだな。」



 俺はもう、ただただ感心するしかない。


 すると貴音が目を輝かせながら拍手をし、「雪華すごいね!こういうの得意なんだ!」と素直に感嘆の声を上げる。


 焔華も腕を組みながら「ほほう、雪華、使えるではないか」とニヤリと笑う。

 
 麗華はというと、少しだけ呆れたようにため息をつきながら、「相変わらず準備が完璧ね、雪華」と感心半分、呆れ半分といった顔をしている。


 だが、雪華はまるで戦場に立つ司令官のように冷静だ。

 

「さらに大事なのは『言葉』です。感謝の気持ちを真摯に伝えることが肝心です。」



 雪華は厳しい表情で続ける。


 
「まず、静かに深くお辞儀をし、しっかりと目を見て、感謝の言葉を述べるのです。『麗華さんと結婚させていただきます』という一言を、堂々と。」

「わ、わかった!やってみる!」



 俺は気合を入れて、大きく息を吸い込み――


 
「麗華さんと結婚させていただきます!」



 そう言ってお辞儀をする。だが、雪華の反応は予想に反して冷たいものだった。


 
「……ふむ。」



 雪華は腕を組み、まるで品評会の審査員のように俺をじっと見つめる。そして、冷たい声で一言放った。


 
「雷丸様、まだまだですね。」

「えっ!?」

「そんな緩い覚悟ではダメです!」雪華はピシャリと言い放つ。「言葉には魂を込めなければいけません。真剣さ、誠実さ、そして心からの思いを感じられませんでした!」

「お、おい、そこまで厳しくしなくてもいいだろ!?」

「甘いです!」



 雪華の目が鋭く光る。



「今から特訓を行います!」
 
「えっ!?ここでかよ!?」

 

 雪華は家庭教師モードに完全移行。礼儀作法からお辞儀の角度、言葉のトーンまで、ビシバシと俺を鍛え始める。


 
「もっと背筋を伸ばして!姿勢がなっていません!」
「お辞儀は角度45度が基本です!頭を上げるタイミングも重要ですよ!」



 俺は滝のような汗を流しながら必死に雪華の指導に応える。


 
「麗華さんとぉ!結婚させていただきますぅ!!」



 俺が声を張り上げると、貴音が「お兄ちゃん、声が裏返ってるよ!」と指摘してくる。焔華はそんな俺を見て、「ぬはは!お主、本気で結婚の道に挑んでおるな!」と楽しげに笑っている。


 麗華は横で腕を組みながら、「もう、本当に大丈夫なのかしら……」と小声で呟きつつも、どこか嬉しそうな顔をしている。


 
「もう一度!もっと感情を込めて!」



 雪華が厳しい声で命じる。


 
「麗華さんとぉぉぉぉぉぉ結婚させていただきますぅぅぅぅぅぅ!!!!」



 こうして俺は、ゼクシィマスター・雪華の鬼指導のもと、静香さんへの挨拶に向けて特訓を受け続けた。



 ――まさか修学旅行でここまで追い込まれるとは思わなかったが、これも麗華のためだ!俺は心の中で叫んだ――絶対に成功させてやる!


 
 ――――――――



 俺たちはお土産コーナーで静香さんへの贈り物を選んでいた。横にはゼクシィマスター・雪華が、まるで警備員のような鋭い目つきで俺を監視している。

 

「雷丸様、静香さんにはシンプルかつ上品なものが必須です。決して、チョコレートなど軽いものを選んではいけません。あなたの結婚の第一歩がここで決まるのです!」

「いやいや、ただのお土産選びだよな?俺の結婚の命運がそんなにかかってるか?」



 俺は突っ込みつつも、雪華の真剣さに圧されて商品棚をガチで見始めた。


 
「えーと、上品で、シンプルで、かつエレガント……」



 目の前には、沖縄土産の定番がずらりと並んでいる。マンゴー味のパイナップルクッキー、シーサーの置物、紅型(びんがた)のハンカチ……。どれも沖縄らしいけど、静香さんに渡すには少しカジュアルすぎる気がする。


 
「これとかどうだ?」



 俺はパイナップルクッキーを手に取って雪華に見せた――瞬間、彼女の目が一気に厳しくなる。


 
「雷丸様、パイナップルクッキーは確かに美味しいですが、軽すぎます。それでは静香さんへの敬意が伝わりません!」

「くっ……厳しいな、ゼクシィマスター……」



 俺がたじろいでいる間に、貴音が隣から「これどうかな、お兄ちゃん!」と声を上げる。彼女が持ってきたのは、シーサーが描かれた派手なビーチタオル。


 
「いやいや、貴音、それはちょっとふざけすぎだろ!」



 すると、焔華も「では、これなどどうじゃ?」と笑いながら、シーサーのミニフィギュアが回るオルゴールを持ってきた。音楽が鳴り始めた瞬間、雪華が溜め息をつきながら即座に却下した。


「焔華さん、それは完全に観光客向けの記念品です。静香さんへの贈り物には不適切です。」

「むむっ、意外と細かいのぅ……」

 

 焔華は腕を組みながら悔しそうに唸る。そんな様子を横目に見ながら、麗華が俺に助け舟を出してくれた。


 
「飯田君、紅茶とかどうかしら?」

「なるほど……紅茶か。」



 俺はその言葉を胸に刻みつつ、商品棚を再び見渡す。すると、視線の端に何かがキラリと光った。


 
 ――高級紅茶セット。


 俺は足早にその棚に向かい、商品を手に取った。重厚感のある缶のデザインには上品な模様が描かれていて、見るからに高級そうだ。

 

「これだ!!」



 俺はガッツポーズを決めながら振り返ると、雪華が満足げに微笑んでいた。


 
「素晴らしい選択です、雷丸様。その紅茶セットは静香さんの趣味にも合い、上品で落ち着いた印象を与えます。これなら間違いありません。」



 俺はその言葉にほっと胸を撫で下ろした。自分のセンスに不安を覚えていたが、雪華のお墨付きがあればもう安心だ。


 
「さすがはゼクシィマスターだな。俺一人だったら絶対こんなの見つけられなかったぜ。」

「いえ、私がただサポートしただけです。選んだのは雷丸様ですから、自信を持って静香さんにお渡しください。」



 雪華は穏やかに微笑んで言った。その表情があまりに優しくて、俺は思わず頭を掻いてしまった。


 すると、隣で焔華が腕を組みながら「なんじゃ、わしのオルゴールの方が話題になったのに……」と不満げにつぶやく。貴音はその様子を見てクスクス笑っている。


 
「お兄ちゃん、麗華さんと雪華のおかげでいいものえらべたね!」

「そうだな!みんな、本当にありがとう!」



 俺は紅茶セットをしっかり抱えながら、仲間たちに感謝の気持ちを込めて頭を下げた。これで静香さんへの贈り物も完璧だ――いや、きっと完璧に違いない。


 さあ、これで挨拶もバッチリだ。


 
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