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命の花
顕現せし地獄の序章
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「ぬぅ!? ぐぅあぁっ!? ……ジオ・ゼアイ……ナイ……ト!!」
魔弾光線の隙を縫って現れたナイトによって、覇梁の心臓は貫かれた。
それでも尚、覇梁が怨恨満ちた眼差しを弱める事はなかった。
口から盛大に吐血し、もはや肩当てを用いる魔力すら残っていない状態でありながら、標的たるナイトを睨み続けている。
「赦せとは言わん。お前の抱く恨みは全て背負ってやる。お前の死も無駄にはせん。……これが、俺からのせめてもの手向けだ」
方や、ナイトも覇梁の目を見据えながら、静かに最期を見届けようとした。
――が、覇梁はナイトの剣を抱き止め、小気味よく嗤う。
「……クク、ハハハハ! 抜かせ、この……国崩しが! “背負ってやる” だと……“無駄にはせん”……だと! 恰もうぬに、この先の未来が……あるかの様に言いよって……!」
(……? こいつ、まさか……)
「我は……別の我となって再び現れよう。……うぬ等の敗けだ……!!」
「お前……いったい誰から――」
「涼周っ!! 逃げろっ!!」
覇梁に封じられた剣を引き抜くよりも、言葉の意味に訝しんだその時、だいぶ離れた場所からナイツの魔力声が響き渡った。
「にぃに? ――っ!!?」
兄の声に反応した涼周が振り返れば、そこには盾として立ちはだかった飛蓮を殴り飛ばした貴幽が、地獄の獄卒隊長に勝るとも劣らない邪悪な笑みを浮かべて迫っていた。
「死ニィガァァミィィィ……!!!」
「ひぅっ!!? ぃ、ぃやああぁぁぁーーー!!?」
嗤う貴幽を前にして、涼周は忽ち恐慌状態に陥った。
精神的余裕など一縷もなく、仮に応戦できたとしても撃退できる程の魔力残量は無い。
その上、頼みの存在であるナイツも間に合いそうになかった。
「涼周ッ!!」
刹那。身一つで守りに転じたナイトが、涼周を護るべく魔障壁を顕現。涼周に振り降ろされた刃を危機一髪のところで防ぎ止め、貴幽と相対する。
「おのれェェ!! 父親もどきめっ!!」
「ぉ!? おとーさんっ!! おとーーさんっ!!」
絶好の機会を邪魔されて嫌悪感を増幅させる貴幽から逃げるように、涼周は自分の背後に君臨したナイトに抱きつこうとした。
「――えっ……?」
そんな涼周を温かく覆ったものは、自らの頭上で派手に吹き出す鮮血。ナイトの胸を貫く覇梁の刀を、目前に添えて。
『!!?』
魔銃の発動から今に至るまで、この戦いを見ていた全ての者が、覇梁と貴幽を除いてこの上なく動転し、声をあげる事すら叶わなかった。
当の涼周も、誰のものか想像に難くない血の雨を浴びて尚、呆然とする。
「がはっ……!? この……執念野郎が! さっさとくたばればいいものを……!」
「ハ、ハハハハ! それこそが……うぬの本音よ。綺麗事など……国崩しには似合わぬわ」
「ぐっ……ほざけぇぇぇーーー!!!」
心臓を貫く刀をへし折り、その勢いのまま反転して覇梁を盛大に殴り飛ばす。
隙を見た貴幽が魔障壁を破壊しようとすれば、今度は涼周の頭上を越えて羅刹の如き回し蹴りが繰り出され、貴幽の大剣を粉々に砕き、彼を何百メートルも吹き飛ばした。
「貴様等ァァァァーーー!!!」
ここに来て漸く、激昂したナイツが憎しみを原動力として動き出し、飛ばされてきた貴幽目掛けて斬り掛かる。
彼に触発されて、両軍の兵士も大将を守るように戦闘を再開した。
その中で、覇梁は最期の光景に、激情に駆られるナイツを見た。
(……ジオ・ゼアイ……ナイツ。狂い姫が産んだ……実験の副産物か。……フッ……親子共々、哀れで恨めしい……存在だ)
キャンディから遺伝した適齢以前の魔力開花が、よもや黒染を討ち取るほどの成果をもたらし、自分達にとって障害になるとは、何とも皮肉な話である。
しかし、それは同時にも、梁の一族が心血を注いだ《雨女計画》の成功を意味しており、ナイツの存在は成果物として不動の証明だった。
覇梁は若き日の自分が関わった実験の結果に、間違いがなかった事を悟ると、人知れずほくそ笑みながら、静かに事切れた。
「……ぉ……おとーさん!? おとーさんっ!?」
「怪我……ないみたいだな。……良かった……」
ナイトは背に刺さった刀を抜き捨て、恐怖に震える涼周を抱き寄せた。
それでも涼周の震えは収まらず、瞳孔が開いたままだった。
「なんで……なんでおとーさんが…………ぃや……いや!」
「ふっ……はは! いやなことあるか……子供を守るは、親の務めだ。お前が無事で……それ以上に望むものは……ない」
「いやっ!! いやいやいやいやぁーー!! 涼周のせいでおとーさん死んじゃう!!」
「違う。涼周、落ち着け……俺の声をーー」
「ぃいやだぁああアアアアァァァァァァーーーーー!!!!!」
「涼周……ぐっ!?」
全てを拒むように、涼周から大量の魔力が放出された。
その魔力は漆黒の衝撃波となってナイトを退かせ、地獄の顕現を思わせる程の威圧が戦場全体に波及。悪寒を覚えた全将兵の本能に作用して、強制的に戦争を中断させる。
(おかーさんの時と同じ!! 涼周のせいだ……! 涼周のせいで!! 涼周がいるからおとーさんが……!! 涼周が……涼周が…………おとーさんの、こどもだから!!!)
父の想いを聞く程の精神的余裕が、涼周には微塵もなかった。
血に塗れた頭を抱え、事態を理解した脳は自責の念に押し潰される。
自我は瞬く間に崩壊をきたし、瞳は濁りが可愛いと感じるほどの黒血色に染まった。
暴走した魔力が全壊を志して幼体に濃く濃く纏わりつき、魔物のように長く鋭利な爪を顕しては、禍つ赤光を宿した目を鷲の如き人外の睨みに変貌させてしまう。
(……おとーさんと、おかーさんの……こどもじゃなきゃよかった)
「ィアアァァアアァァァーーーーー!!!!!」
怪鳥のような絶叫に、多くの兵卒が失禁を避けられなかった。
全ての行動に魔力が纏われた状態の化物が、この世に現れてしまったのだ。
「姿を見せたな死神よ!! 世界の脅威たる貴様を――」
言うやいなや、貴幽は左腕を喰い散らされた。
奇怪的な姿をした涼周は貴幽の背後に立ち、喰い抜いた彼の腕を地面に吐き捨て、詠う。
「……フフ! フフフ! ニュフフフフッ!! 詩嗤痣肆釶矢刺屍熾祠祀妛鷙贄私茨肢志之氏蚩獅思侈仕姉弑疵觜齒」
「なっ!? き、貴様……! 待て! 待て!? 話が違うぞ!? 貴様が我が一族を――」
「ニュフフッ! ……イタダキマス……!!」
「――!!!??」
鮮血滴る口元をニチャァ!! と嗤わせた化物を前に、貴幽は戦意喪失した。
彼は全ての余力を「逃げ」に回し、この場からの脱出を図ろうとする。
それは生存本能に従った俊敏かつ反射的な動きで、傍にいるナイツでさえ見逃すほどの刹那だった。
「ぐああぁぁぁっ!!?」
周囲に漂う黒霧を介して、化物の爪が貴幽の腸を頂戴した。ついでに覇梁に群がる覇攻軍兵士の頭部も消失し、そのうちの一つが貴幽の腹に収められる。
「フフ……フフフ! ニュフフフフッ!! イッパイ、イッパイ。オナカイッパイ!」
尚も逃げる貴幽から、次は両足の生皮を剥ぎ取った。
やはりついでに、覇梁の亡骸を抱えて逃げようとする覇攻軍兵士の目と耳が削ぎ取られ、均等に切り分けた貴幽の生皮が代わりに詰められる。
「フフフ! フフフフッ! タノシソウ、ミンナミンナ、タノシソウ! マゼテ……マゼテ!」
黒霧の範囲から何とか脱した貴幽から、最後に左足と生殖器を切り落とした。
ついでのついで、覇梁は下半身を無くす。
「……涼周……なのか!? ……いや、違う! 絶対に違う!! 涼周の筈がない!! ……もう止めろ、止めてくれ!! それ以上……涼周の顔で嗤わないでくれっ!!」
初めて対戦した時、貴幽はこう言った。
『死神の身に宿せし極悪無比な力を、貴様らは一片の一欠片程度しか知らぬ。……だが、そこは知らぬで良い。“知った” という事は、この世に地獄が現出してしまった事を意味する故、知るべきではない』
あれは正に、この光景を意味していたのか。
ナイツはこの地獄絵図の中で、弟の姿を借りた化物に向けて叫ぶしかできなかった。
次元の違う化物が涼周の声で嗤うのが、とてつもなく恐かったのだ。
魔弾光線の隙を縫って現れたナイトによって、覇梁の心臓は貫かれた。
それでも尚、覇梁が怨恨満ちた眼差しを弱める事はなかった。
口から盛大に吐血し、もはや肩当てを用いる魔力すら残っていない状態でありながら、標的たるナイトを睨み続けている。
「赦せとは言わん。お前の抱く恨みは全て背負ってやる。お前の死も無駄にはせん。……これが、俺からのせめてもの手向けだ」
方や、ナイトも覇梁の目を見据えながら、静かに最期を見届けようとした。
――が、覇梁はナイトの剣を抱き止め、小気味よく嗤う。
「……クク、ハハハハ! 抜かせ、この……国崩しが! “背負ってやる” だと……“無駄にはせん”……だと! 恰もうぬに、この先の未来が……あるかの様に言いよって……!」
(……? こいつ、まさか……)
「我は……別の我となって再び現れよう。……うぬ等の敗けだ……!!」
「お前……いったい誰から――」
「涼周っ!! 逃げろっ!!」
覇梁に封じられた剣を引き抜くよりも、言葉の意味に訝しんだその時、だいぶ離れた場所からナイツの魔力声が響き渡った。
「にぃに? ――っ!!?」
兄の声に反応した涼周が振り返れば、そこには盾として立ちはだかった飛蓮を殴り飛ばした貴幽が、地獄の獄卒隊長に勝るとも劣らない邪悪な笑みを浮かべて迫っていた。
「死ニィガァァミィィィ……!!!」
「ひぅっ!!? ぃ、ぃやああぁぁぁーーー!!?」
嗤う貴幽を前にして、涼周は忽ち恐慌状態に陥った。
精神的余裕など一縷もなく、仮に応戦できたとしても撃退できる程の魔力残量は無い。
その上、頼みの存在であるナイツも間に合いそうになかった。
「涼周ッ!!」
刹那。身一つで守りに転じたナイトが、涼周を護るべく魔障壁を顕現。涼周に振り降ろされた刃を危機一髪のところで防ぎ止め、貴幽と相対する。
「おのれェェ!! 父親もどきめっ!!」
「ぉ!? おとーさんっ!! おとーーさんっ!!」
絶好の機会を邪魔されて嫌悪感を増幅させる貴幽から逃げるように、涼周は自分の背後に君臨したナイトに抱きつこうとした。
「――えっ……?」
そんな涼周を温かく覆ったものは、自らの頭上で派手に吹き出す鮮血。ナイトの胸を貫く覇梁の刀を、目前に添えて。
『!!?』
魔銃の発動から今に至るまで、この戦いを見ていた全ての者が、覇梁と貴幽を除いてこの上なく動転し、声をあげる事すら叶わなかった。
当の涼周も、誰のものか想像に難くない血の雨を浴びて尚、呆然とする。
「がはっ……!? この……執念野郎が! さっさとくたばればいいものを……!」
「ハ、ハハハハ! それこそが……うぬの本音よ。綺麗事など……国崩しには似合わぬわ」
「ぐっ……ほざけぇぇぇーーー!!!」
心臓を貫く刀をへし折り、その勢いのまま反転して覇梁を盛大に殴り飛ばす。
隙を見た貴幽が魔障壁を破壊しようとすれば、今度は涼周の頭上を越えて羅刹の如き回し蹴りが繰り出され、貴幽の大剣を粉々に砕き、彼を何百メートルも吹き飛ばした。
「貴様等ァァァァーーー!!!」
ここに来て漸く、激昂したナイツが憎しみを原動力として動き出し、飛ばされてきた貴幽目掛けて斬り掛かる。
彼に触発されて、両軍の兵士も大将を守るように戦闘を再開した。
その中で、覇梁は最期の光景に、激情に駆られるナイツを見た。
(……ジオ・ゼアイ……ナイツ。狂い姫が産んだ……実験の副産物か。……フッ……親子共々、哀れで恨めしい……存在だ)
キャンディから遺伝した適齢以前の魔力開花が、よもや黒染を討ち取るほどの成果をもたらし、自分達にとって障害になるとは、何とも皮肉な話である。
しかし、それは同時にも、梁の一族が心血を注いだ《雨女計画》の成功を意味しており、ナイツの存在は成果物として不動の証明だった。
覇梁は若き日の自分が関わった実験の結果に、間違いがなかった事を悟ると、人知れずほくそ笑みながら、静かに事切れた。
「……ぉ……おとーさん!? おとーさんっ!?」
「怪我……ないみたいだな。……良かった……」
ナイトは背に刺さった刀を抜き捨て、恐怖に震える涼周を抱き寄せた。
それでも涼周の震えは収まらず、瞳孔が開いたままだった。
「なんで……なんでおとーさんが…………ぃや……いや!」
「ふっ……はは! いやなことあるか……子供を守るは、親の務めだ。お前が無事で……それ以上に望むものは……ない」
「いやっ!! いやいやいやいやぁーー!! 涼周のせいでおとーさん死んじゃう!!」
「違う。涼周、落ち着け……俺の声をーー」
「ぃいやだぁああアアアアァァァァァァーーーーー!!!!!」
「涼周……ぐっ!?」
全てを拒むように、涼周から大量の魔力が放出された。
その魔力は漆黒の衝撃波となってナイトを退かせ、地獄の顕現を思わせる程の威圧が戦場全体に波及。悪寒を覚えた全将兵の本能に作用して、強制的に戦争を中断させる。
(おかーさんの時と同じ!! 涼周のせいだ……! 涼周のせいで!! 涼周がいるからおとーさんが……!! 涼周が……涼周が…………おとーさんの、こどもだから!!!)
父の想いを聞く程の精神的余裕が、涼周には微塵もなかった。
血に塗れた頭を抱え、事態を理解した脳は自責の念に押し潰される。
自我は瞬く間に崩壊をきたし、瞳は濁りが可愛いと感じるほどの黒血色に染まった。
暴走した魔力が全壊を志して幼体に濃く濃く纏わりつき、魔物のように長く鋭利な爪を顕しては、禍つ赤光を宿した目を鷲の如き人外の睨みに変貌させてしまう。
(……おとーさんと、おかーさんの……こどもじゃなきゃよかった)
「ィアアァァアアァァァーーーーー!!!!!」
怪鳥のような絶叫に、多くの兵卒が失禁を避けられなかった。
全ての行動に魔力が纏われた状態の化物が、この世に現れてしまったのだ。
「姿を見せたな死神よ!! 世界の脅威たる貴様を――」
言うやいなや、貴幽は左腕を喰い散らされた。
奇怪的な姿をした涼周は貴幽の背後に立ち、喰い抜いた彼の腕を地面に吐き捨て、詠う。
「……フフ! フフフ! ニュフフフフッ!! 詩嗤痣肆釶矢刺屍熾祠祀妛鷙贄私茨肢志之氏蚩獅思侈仕姉弑疵觜齒」
「なっ!? き、貴様……! 待て! 待て!? 話が違うぞ!? 貴様が我が一族を――」
「ニュフフッ! ……イタダキマス……!!」
「――!!!??」
鮮血滴る口元をニチャァ!! と嗤わせた化物を前に、貴幽は戦意喪失した。
彼は全ての余力を「逃げ」に回し、この場からの脱出を図ろうとする。
それは生存本能に従った俊敏かつ反射的な動きで、傍にいるナイツでさえ見逃すほどの刹那だった。
「ぐああぁぁぁっ!!?」
周囲に漂う黒霧を介して、化物の爪が貴幽の腸を頂戴した。ついでに覇梁に群がる覇攻軍兵士の頭部も消失し、そのうちの一つが貴幽の腹に収められる。
「フフ……フフフ! ニュフフフフッ!! イッパイ、イッパイ。オナカイッパイ!」
尚も逃げる貴幽から、次は両足の生皮を剥ぎ取った。
やはりついでに、覇梁の亡骸を抱えて逃げようとする覇攻軍兵士の目と耳が削ぎ取られ、均等に切り分けた貴幽の生皮が代わりに詰められる。
「フフフ! フフフフッ! タノシソウ、ミンナミンナ、タノシソウ! マゼテ……マゼテ!」
黒霧の範囲から何とか脱した貴幽から、最後に左足と生殖器を切り落とした。
ついでのついで、覇梁は下半身を無くす。
「……涼周……なのか!? ……いや、違う! 絶対に違う!! 涼周の筈がない!! ……もう止めろ、止めてくれ!! それ以上……涼周の顔で嗤わないでくれっ!!」
初めて対戦した時、貴幽はこう言った。
『死神の身に宿せし極悪無比な力を、貴様らは一片の一欠片程度しか知らぬ。……だが、そこは知らぬで良い。“知った” という事は、この世に地獄が現出してしまった事を意味する故、知るべきではない』
あれは正に、この光景を意味していたのか。
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