侯爵様の愛人ですが、その息子にも愛されてます

muku

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番外編

あなたの過去

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「お前はこれから、苦労すると思うよ」

 レーヴェがそんなことを言い出したので、エヴァンは怪訝な顔をした。
 談話室でちびちびと酒を飲んでいたエヴァンの前にレーヴェが腰かけたのだ。今日は煙管をふかしている。

「俺はさ、お前達のこと応援してるわけだ。くっつけばいいって思っててさ。だから今更こんなこと言うのも申し訳ないんだけど、お前、これからが大変だぞ」
「どういう意味だ」
「フィアリスはすげー重い奴だから。お前が想像してる何十倍も」

 話題にあがったフィアリスは今、自室にいる。今日は早めに駆除が終わって、三人は館へと引き上げてきたのだった。
 エヴァンは返事をせずに、グラスを傾けて一口酒を口に含んだ。

「お前はあいつの考え方だったり生き方だったり、知らない部分が多いんだよ。あいつがお前にわからないように隠してたから。フィアリスがお前に心を許すようになったら、そういうところも見えてくるだろう。お前は多分、しんどい思いをする」

 レーヴェに先のことを決めつけられるように言われるのは癪だったが、言っている意味はなんとなく理解できた。
 エヴァンはフィアリスの抱えているものを漠然としか想像できていない。どういった種類かくらいは判断できるが、具体的なものではない。

「一人の人間をとことん支えるってのは、つらいぞー。お前にできるかね」

 からかうような口調にむっとして、エヴァンは口を開いた。

「できるかできないかなんて考えるのは意味がない。やると決めたらやるだけだ」
「まあ、そうね」

 若いっていいなぁ、とレーヴェは笑う。

「いつだか、どうして誰もフィアリスを救ってやらないのかと親父に言ったそうじゃないか」

 確かに言った。激情に任せてジュードの部屋に乗りこんだ時のことだ。
 レーヴェは煙を口から吐き出す。彼の怠そうな魂の一部が漏れ出てきているかのようだ。

「誰もあいつのことを救えやしなかったんだよ。親父を責めるな。下手にあいつを救おうとしなかっただけまだましだ。中途半端な哀れみとか正義感とか義務感とかで他人の心に無理に踏み入って、滅茶苦茶にしてしまったら、取り返しがつかないからな」
「私は違う」
「知ってるって。だからあいつを救えるのはお前しかいないって言ってんじゃん」

 結局この男は何を言いたいのかエヴァンにはわからない。他人の決意に水を差すつもりなのか、応援しているのか。
 まだ素面のようなので酔漢の説教とはまた違うようだが。

「若いといいよなぁ、ほんと。自分のことも自分の未来も信じていられるしさ。お前の親父や俺なんかとは違うんだもんな。誰かを助けられるって、信じられるのは羨ましい。信じていればやり遂げられるかもしれないもんな」

 エヴァンは眉間にしわを寄せて、改めてレーヴェの顔をのぞきこんだ。
 時々レーヴェは妙なことを言い出すのだ。

 根っからふざけた男で、ろくなことは口にしない。何でも茶化すし、不真面目で助言はあてにならない。柄も悪い。剣術の腕を除けば、尊敬できるところなんてあまりなかった。
 細かいことなんて気にしていなさそうだから、悩みも多くないんだろうと勝手に思っていた。

 だがたまに、父と似たような目をするのが引っかかる。
 近頃はエヴァンも少し考えを改めていた。自分は幼くて、表面的なものしか見えていなかった、と。
 このレーヴェルト・エデルルークという男が薄っぺらく見えたのは、彼がそう見せようとしていたからだと気づいたのだ。

「……あんたはあまり、真面目なことを言わないでくれないか。気味が悪い」
「ノアも同じこと言うんだけど、お前ら俺をなんだと思ってんの? 俺だって真面目なことくらいたまに言いたいんだけど……大人だからさぁ」

 苦笑してレーヴェは煙管の吸い口を噛んだ。

「まあとにかく、お前さんはもっともっと大人にならないといかんな」

 エヴァンは空になったグラスを卓の上に置いた。
 まだ自分が知らないことは世の中にはたくさんあるのだと思うと、それが当たり前なのに、どこか憂鬱になるのだった。

 * * *

 ――ごめんなさい! やめて! いやだ、いやだ、助けて、お願いだから……! ごめんなさい、ごめんなさい……。

 どこか遠いところで、自分の悲鳴が聞こえた気がして、フィアリスはまばたきをした。
 暗い部屋でベッドに腰かけて、ただぼうっとしていたのだ。

 特に何かを考えていたわけではない。
 空白の頭の中に、かつての記憶の切れ端が浮上してきたようだった。
 身悶えしながら泣いて泣いて、どこへも行けずに気が狂いそうだった時のこと。あれも、最初だけでそのうち慣れたのだが。

 遠い昔のことだから、思い出して震えたり、不安になったりはもうしない。そういう体験もあった、と他人事のような感想を抱くだけだ。
 ノックの音が聞こえて、エヴァンが訪いを告げる。ちょっと話がしたいというので、部屋に入れてやった。

「明かりもつけずに何を?」
「ぼんやりしていただけだよ」

 エヴァンは薄暗がりの中を移動して、フィアリスの隣に腰を下ろした。
 何? という意味で首を傾げると、フィアリスの顔を見つめてから、エヴァンが視線を外す。

「嫌だったら無理にとは言わないんですけど、あなたが私と会う前に、どう生きてきたのか少しだけ聞いてもいいですか」

 それは思わぬ頼みだった。
 ことさら隠しているつもりはなかったけれど、思い返せばやはり隠していたことになるだろう。エヴァンは幼かったし、耳に入れるべき話ではなかった。
 ――私の、汚れた過去のことなんて。

 ただ、彼はもう成人している。それに二人の関係も変化した。
 聞かせたいような話ではなかったが、いつかわかってしまうとしたら、早い方がいいのかもしれない。

「……楽しい話じゃないよ」
「構いません」

 フィアリスはエヴァンのほとんどを知っている。反対にエヴァンはフィアリスの知らない部分が多い。フェアではないのかもしれない。

「私は、親の顔も覚えていないんだけど……」

 自分の過去を、フィアリスは少しずつ語り始めた。
 拒むこともできたけれど、それは自分の中で重荷の一つになっていたから、下ろして楽になりたいという気持ちもあったのだろう。

 振り返ってみると、自分が奪われたのがいつのことかもはっきりしなかった。多分、それがどういう意味を持つ行為なのかもわからないうちからされていたのだろう。
 詳細を言うのはさすがにはばかられたから、ぼかしつつ、淡々とフィアリスは話した。

 幼い自分の姿を追いかける。
 逃げ回って、涙を拭って、ゴミのようなものを口にして。暴行されてはどうにか振り払い、冷たい地面でまどろみながら日々を過ごした。

 いつが一番、つらかっただろう?

「……そして、私はその魔術師に知らない村へ連れていかれて……」

 言葉を濁しつつ、多少大変な目に遭ったとだけは伝えた。
 そうだ、とフィアリスは思い出す。

「私、前歯を抜かれそうになったことがあったんだ。そうならないでよかったな……」

 男のものをくわえさせるのに、歯が邪魔だから抜いてしまえばいいのではないかという話が出たことがあった。
 あまりにも恐ろしい話で、フィアリスは泣いて地面に頭をすりつけ、どうかやめてほしいと懇願したのだ。
 結局、歯がなくなれば美しさも損なわれてしまうだろうからと、その話はなくなった。

「あんまり酷い人達じゃなかったから、助かった。髪も歯も、高く売れることがあるからね。私はどちらも差し出す羽目にならずに済んだんだ」

 男の相手をさせられるくらいで済んで、よかった。命も奪われなかったのだから。むしろ従順になった途中からは、大事にされたくらいだ。

「ジュード様が助けに来てくれて、嬉しかったな。私はずっとあの場所にいるしかないんだって諦めていたんだもの」

 フィアリスは笑って、うつむいた。

「君が私を大事に思ってくれるのは、とても嬉しいんだ。でも、私の体が綺麗ではなくて、それが申し訳ない。私が汚れてしまっているのは、どうしようもない事実だから、隠したって仕方がないし……」

 ふと、エヴァンの腕がのびてきて、強引にフィアリスは抱き寄せられた。
 きつい抱擁だった。よく戯れに抱きしめられるが、いつもはもっと柔らかい。苦しくなるほど力がこもっている。

「エヴァン……」

 エヴァンは一言も喋らずに、ただ強く抱きしめるだけだった。いつまで経ってもそうなので、フィアリスもまばたきを繰り返しながら身動きをとらずにいる。
 すると、肩に温かいものが降ってきた。滴がいくつも落ちて、服に染みこんでいく。

「エヴァン、泣いてるの?」
「……あなたに……」

 一度唾をのみこんで、エヴァンは言葉を押し出した。

「こんなに優しくて、綺麗なあなたに、酷いことができる人間がこの世に存在することが、信じられない」

 悲痛な声にフィアリスは胸を打たれて、わずかに後悔した。
 やはり、まだ聞かせるのは早かったのかもしれない。きっとショックが大きいのだろう。

「ああ、でもエヴァン。仕方がないんだよ」

 悲しいことではあるのだが、世の中はそういうものだ。
 フィアリスは洞穴の中で、弱った羽虫が蜘蛛に捕食されるところを見た。弱いものは、食われてしまう運命なのだ。助かりたくても命を奪われる。それが自然の摂理だろう。

 それに、自分よりももっと劣悪な環境で生きて、死んでいく子供もたくさん見てきた。傷つけられて命を落とす、立場の弱い少女達。自分は性病にもかからなかったし、妊娠もしない。恵まれている。あの子達はもっと、可哀想だった。
 そんな話をすると、エヴァンはかぶりを振った。

「フィアリス……、聞いて下さい。私は虫の話も、どこかの可哀想な人達の話もしていない。あなたの話をしているんだ」

 体を離して、エヴァンはフィアリスの肩をつかんだ。

「つらい目に遭って、それが仕方ないことなんだとか、当然なんだだなんて思わないで。あなたは傷つけられるべきじゃなかったんだから。どこにも、誰かがあなたを傷つけてもいい理由なんてありはしない」

 エヴァンの頬にまた涙が流れて、それはとても清らかなものに見えた。

「誰だって、大切にされたいと思うんです。思っていいんですよ。価値のない人なんていない。全ての人は本来、大切にされるべきなんだ。あなただけ例外なわけがないじゃないですか」

 そうなのかもしれない。
 自分が逆の立場だったら、同じことを言うかもしれない。それなのにいざ自分がそう言われると、いけないとわかっているのに反射的に否定したくなってしまう。
 幸せにならなくちゃいけないと思ったはずなのに、どうしてこんなに自分は歪んでしまっているのだろう。

「もっと早く生まれてきたらよかった。そうしたら、私があなたを助けに行けたかもしれないのに」

 またエヴァンはフィアリスを抱き寄せた。
 この子は本当に、優しい子だとフィアリスは思う。自分がそう育てたわけではない。生まれつき彼はそうなのだ。優しくて正しくて、清らかだ。
 私にはもったいないくらいの、美しい子。

「フィアリス、あなたがわかってくれるまで何度でも私は言います。あなたはちっとも汚れてなんていない。本当です。あなたは美しい」

 君の方がもっと美しいよ、と心の中で呟きながらフィアリスはエヴァンの背中を撫でる。
 またエヴァンを悲しませてしまって、自分は何度こうやってこの先、同じことを繰り返してしまうのだろうかと一抹の不安を覚えた。

 どのくらいの時間抱き合って、温もりを分け合っていたのかわからない。夜は静かで、誰の邪魔も入らなかった。
 ようやく離れたエヴァンは、「今夜はあなたの隣で寝てもいいですか」と微笑む。フィアリスも微笑を返した。

 寝台で横たわり、エヴァンと視線を合わせる。ただ隣に彼が寝ているだけで、こんなにも幸福に感じるのだから不思議でならない。
 エヴァンがフィアリスの頬に口づけを落とす。幼い頃、フィアリスがひっそりと毎夜待っていた、おやすみの儀式だ。

 好きな人が傍らにいると、胸の内が温まる。安堵で全身の強ばりが消えていくのだ。
 エヴァンがフィアリスの手を軽く握った。

「私の望みは、あなたに、生まれてきて良かったと思ってもらうことです」
「大丈夫、もう、そう思っているよ」

 何もかもを手放してしまわなくてよかった。どこかで諦めてしまったら、エヴァンには会えなかったのだから。
 彼の望む幸福を、自分は手にいれなくてはならない。
 エヴァンの流した涙は、フィアリスのためのものだった。その涙を、心の奥にそっとしまう。

 私は愚かで自分の考えも正せなくて、そのせいで周りの人を困らせて、傷つけてしまうけれど。
 この子の優しい涙の輝きが、星のように胸に宿る。いつかまた迷いそうになった時は、その輝きをさがせばいい。

「おやすみ、エヴァン」
「おやすみなさい」
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