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第五章:沈みゆく天使と黒真珠の誓い――海賊王の財宝に眠る、最後の願い
第85話:黒真珠は、海の涙――海賊王と自由の記憶
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「吐け!海賊王の財宝はどこにある!」
「知らない、俺は本当に何も知らないんだ!」
今日もやって来た、楽しくない尋問タイム。
発見した海賊船の周囲の海を氷で閉じ、逃げられないようにする。 そして、私が加減した魔法をひたすら撃ち続ける、奴らが降伏するか、心が折れるまで。ずっとだ。 そのおかげで、捕虜になってからの抵抗はめっきり弱くなった。
だが、妙だ。 彼らの大半には賞金がかかっていない。その割には行動が妙に慣れている。駆け出しには見えない。
「君が吐けば、君だけは見逃してもいい。でも、君の仲間が喋って、君が何も話さないなら――サメ釣りの餌になってもらうぞ」
「本当に知らないんだ。あいつらだって何も話せない。俺たちは何も聞いていない」
「……いいのか? あいつら、保身でお前を売るぞ。
それに、早く話さねぇとな。後で皆バラバラに自白しても、結局は全員牢屋行きだぞ。」
「拷問でもかければいいさ。でも、知らないもんは知らない」
さらに、圧に対する耐性が高い。一一人ずつ『囚人のジレンマ』を仕掛けてるのに、この強情さ。
海賊よりも、兵士に近いかもね。
本当に知らないのか? まあ、それもあり得るが。にしてもあの口の堅さは異常だ。
普通の海賊なら、嘘でもついて命乞いするものだ。
これが連続に続けると思わせるようになる。
グルだね。
この公海に「本物の」海賊はいない。いるのは、一つの軍隊と、バカ三人だけだ。
「どうした? ビビったか?」
「マゾにご褒美を与える趣味はない。賞金も懸かっていない以上、生かしておく意味はない。――約束通り、サメの餌コースだ」 私は指先に電流を走らせ、その“海賊”の一生を終わらせた。
「まさか殺せないと思ったか? こちらは“海賊”だぞ。脅しと思われたら困る。次だ」
*
「おやじ、あいつらやばいって……」
「ラブリー、我々には選択肢はない。祖先の意志を貫くためにも、こうするしかない。ナマズ、“あれ”はどうした?」
「うん、あったよ。見つけた前に全部逃がしたから大丈夫」
「それでよい。万が一のために、お前たちは先に逃げて――あの小舟を使えば」
「……逃げられると思ったか?」
*
三バカは、私を見た瞬間、まるで悪魔でも見たかのような顔をした。
「尋問だ。次は君たちの番だ。ルーがお腹を空かせる前に終わらせよう」
「兄ちゃん……先の海賊たち、全部部屋に入って……」
「そういえば忘れていた。最初に捕まえた海賊も、尋問をかけるべきだったな。セリナ君たちが居たせいで、すっかり抜けていた。……さて、お話ししようか。シーサイレン一家」
*
逃げられないと悟ったデンジャラスは、諦めたように部屋に入った。
「ひっ……!」 ナマズが部屋の中に転がる死体の数々を目にし、絶句した。 死んだ海賊たちの表情はどれも苦悶に満ち、生前の苦しみを訴えている。 この部屋は、まるで地獄だった。
「座っても構わんぞ。楽にしな。素直に話してくれれば、これはただの雑談で終わる」 魔王の声はいつも通りだったが、その圧はまるで三人の首を締めつけているように重かった。
(魔王だ。人間じゃない。俺には分かる。満足できない答えを出したら、俺たちも“あれ”になる)
選択肢など、最初からなかった。 部屋に入った時点で、運命は決まっていた。
「……全部話します」
*
この世界の真珠は、貝の中から生まれたものではない。 人魚少女の涙から生まれる“海の雫”だ。 その感情の純度が高ければ高いほど、真珠は大きく、美しく輝く。
どの宝石よりも価値のあるもの。 だからこそ――人魚の狩りは、どの時代でも終わらなかった。
……あの男が現れるまでは。
テンペスト・タイラント。 かつては悪名高き海賊だった彼は、嵐で船ごと遭難した際、一人の人魚少女に助けられた。
テンペストは彼女に恋をし、そして結ばれた。
その後、テンペストは人魚の敵となる商人船のみを襲う義賊のような海賊に変わった。
「人魚は、この海のように自由であるべきだ。真珠も、彼女たち自身のものだ」
彼女の歌声に魅せられ、命を救われたテンペストは、ただの略奪者から守護者へと変わっていった。
だが、商人たちから見れば、テンペストは自分たちの“最も高価な商品”を奪う極悪海賊しかなかった。
――人魚も、真珠も、彼がいる限り略奪できない。
だからこそ彼は、“海賊王”とまで謳われた。
*
「なるほど。それで急に“新しい真珠”が大量に現れたということは、帝国はまだ人魚狩りを続けているというわけか。……で、君たちに何の関係がある?」
「テンペストは我々の祖先だ。」
「当時テンペストと結ばれた人魚少女の名は――セイレーン・シーサイレン」
「俺たちは海賊王の末裔――その者が守りし財宝を奪われし者たちだ」
「帝国の船は強い。我々では太刀打ちできなかった……目の前で彼女たちが攫われるのを、ただ見ていることしかできなかった」
デンジャラスは地面に膝をつき、悔しさに拳を叩きつける。
ラブリーは静かに涙を流し――それは、黒い真珠となって転がった。
なるほど。 海賊王の財宝は、“この海の人魚たち”か。
……帝国に奪われた、“海の自由”そのもの。
彼らはそれをこの手で取り戻そうとしている。
「知らない、俺は本当に何も知らないんだ!」
今日もやって来た、楽しくない尋問タイム。
発見した海賊船の周囲の海を氷で閉じ、逃げられないようにする。 そして、私が加減した魔法をひたすら撃ち続ける、奴らが降伏するか、心が折れるまで。ずっとだ。 そのおかげで、捕虜になってからの抵抗はめっきり弱くなった。
だが、妙だ。 彼らの大半には賞金がかかっていない。その割には行動が妙に慣れている。駆け出しには見えない。
「君が吐けば、君だけは見逃してもいい。でも、君の仲間が喋って、君が何も話さないなら――サメ釣りの餌になってもらうぞ」
「本当に知らないんだ。あいつらだって何も話せない。俺たちは何も聞いていない」
「……いいのか? あいつら、保身でお前を売るぞ。
それに、早く話さねぇとな。後で皆バラバラに自白しても、結局は全員牢屋行きだぞ。」
「拷問でもかければいいさ。でも、知らないもんは知らない」
さらに、圧に対する耐性が高い。一一人ずつ『囚人のジレンマ』を仕掛けてるのに、この強情さ。
海賊よりも、兵士に近いかもね。
本当に知らないのか? まあ、それもあり得るが。にしてもあの口の堅さは異常だ。
普通の海賊なら、嘘でもついて命乞いするものだ。
これが連続に続けると思わせるようになる。
グルだね。
この公海に「本物の」海賊はいない。いるのは、一つの軍隊と、バカ三人だけだ。
「どうした? ビビったか?」
「マゾにご褒美を与える趣味はない。賞金も懸かっていない以上、生かしておく意味はない。――約束通り、サメの餌コースだ」 私は指先に電流を走らせ、その“海賊”の一生を終わらせた。
「まさか殺せないと思ったか? こちらは“海賊”だぞ。脅しと思われたら困る。次だ」
*
「おやじ、あいつらやばいって……」
「ラブリー、我々には選択肢はない。祖先の意志を貫くためにも、こうするしかない。ナマズ、“あれ”はどうした?」
「うん、あったよ。見つけた前に全部逃がしたから大丈夫」
「それでよい。万が一のために、お前たちは先に逃げて――あの小舟を使えば」
「……逃げられると思ったか?」
*
三バカは、私を見た瞬間、まるで悪魔でも見たかのような顔をした。
「尋問だ。次は君たちの番だ。ルーがお腹を空かせる前に終わらせよう」
「兄ちゃん……先の海賊たち、全部部屋に入って……」
「そういえば忘れていた。最初に捕まえた海賊も、尋問をかけるべきだったな。セリナ君たちが居たせいで、すっかり抜けていた。……さて、お話ししようか。シーサイレン一家」
*
逃げられないと悟ったデンジャラスは、諦めたように部屋に入った。
「ひっ……!」 ナマズが部屋の中に転がる死体の数々を目にし、絶句した。 死んだ海賊たちの表情はどれも苦悶に満ち、生前の苦しみを訴えている。 この部屋は、まるで地獄だった。
「座っても構わんぞ。楽にしな。素直に話してくれれば、これはただの雑談で終わる」 魔王の声はいつも通りだったが、その圧はまるで三人の首を締めつけているように重かった。
(魔王だ。人間じゃない。俺には分かる。満足できない答えを出したら、俺たちも“あれ”になる)
選択肢など、最初からなかった。 部屋に入った時点で、運命は決まっていた。
「……全部話します」
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この世界の真珠は、貝の中から生まれたものではない。 人魚少女の涙から生まれる“海の雫”だ。 その感情の純度が高ければ高いほど、真珠は大きく、美しく輝く。
どの宝石よりも価値のあるもの。 だからこそ――人魚の狩りは、どの時代でも終わらなかった。
……あの男が現れるまでは。
テンペスト・タイラント。 かつては悪名高き海賊だった彼は、嵐で船ごと遭難した際、一人の人魚少女に助けられた。
テンペストは彼女に恋をし、そして結ばれた。
その後、テンペストは人魚の敵となる商人船のみを襲う義賊のような海賊に変わった。
「人魚は、この海のように自由であるべきだ。真珠も、彼女たち自身のものだ」
彼女の歌声に魅せられ、命を救われたテンペストは、ただの略奪者から守護者へと変わっていった。
だが、商人たちから見れば、テンペストは自分たちの“最も高価な商品”を奪う極悪海賊しかなかった。
――人魚も、真珠も、彼がいる限り略奪できない。
だからこそ彼は、“海賊王”とまで謳われた。
*
「なるほど。それで急に“新しい真珠”が大量に現れたということは、帝国はまだ人魚狩りを続けているというわけか。……で、君たちに何の関係がある?」
「テンペストは我々の祖先だ。」
「当時テンペストと結ばれた人魚少女の名は――セイレーン・シーサイレン」
「俺たちは海賊王の末裔――その者が守りし財宝を奪われし者たちだ」
「帝国の船は強い。我々では太刀打ちできなかった……目の前で彼女たちが攫われるのを、ただ見ていることしかできなかった」
デンジャラスは地面に膝をつき、悔しさに拳を叩きつける。
ラブリーは静かに涙を流し――それは、黒い真珠となって転がった。
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