まおうさまの勇者育成計画

okamiyu

文字の大きさ
121 / 171
第六章:奪われた王冠に、炎の誓いを――動乱の王都で少女は革命を選ぶ

第111話:黒き再誕、王座にて

しおりを挟む
「私の完敗だ」
クセリオスは静かに宣言したが、その目には未だ諦めの色はなかった。むしろ──狂気じみた決意が燃えている。
「クセリオス!」
セリナとカズキ王たちが玉座の間に駆け込んできた。彼らの剣に戦いの熱が未だ冷めやらぬようだった。
「これはこれは、みんな揃ってこのクセリオスの最後を見届けに来てくれたのか、光栄なこと。」
クセリオスは優雅に微笑みながら、懐から一つの指輪を取り出した。
「ならば、クセリオス・ヴェスカリアの最後の舞をご覧あれ!」
指輪を嵌めた瞬間、黒い炎が彼の全身を包んだ。それはただの自殺ではない──何かを喚起するための生贄の炎だった。
「ヴェスカリア家に栄光あれ!」
炎が収まった後、そこには灰すら残っていなかった。セリナは虚脱感に襲われる。あれほど憎んでいた敵が、このようにあっけなく消え去ってしまうのだろうか。
「何終わりを感じさせるような雰囲気を醸し出している?クセリオスがあんな大袈裟な演出をしてただの自殺をすると思うか?」
魔王の冷たい声が、皆を現実に引き戻した。小さな毛玉は灰の上を漂いながら続ける。
「あの男は最後の瞬間、魂を捧げる魔法を発動させた」
「何かを召喚した...いや、『錬成』したと言うべきか」
突然、玉座の間が不気味に震えた。床から黒い瘴気が湧き上がり始める。
「どうやら可愛いものじゃなさそうだな」
魔王の声に、セリナたちは剣を構えた。灰の山の中から、何かが形作られようとしていた──クセリオスが最後の全てを賭けて生み出そうとしている「何か」が。
(この瘴気...まさかあの伝説の?)
カズキ王の額に冷や汗が浮かぶ。
(ヴェスカリア家の禁断の秘術、「黒き再誕」を...!)
玉座の間全体が、今や巨大な「胎内」のようだった。そしてその中心で、灰たちがゆっくりと「何か」の形を成し始めていた──
玉座の間の空気が、深海のように沈んだ。
灰の山が微かに震え、やがて地響きと共に蠢き始める。
瘴気と灰が絡み合い、渦を巻きながら広間の空間をねじ曲げる。石畳に亀裂が走り、天井が軋む中──
中心から黒く腐食した骨が一本、また一本とせり上がる。
骨は灰を吸い、腐肉を得る。ドロリとした筋肉が絡み、黒褐色の膜がぶよぶよと張り付き、腐臭を放つ臓腑が剥き出しのまま露出していく。
巨大な頭蓋骨が姿を現す。ひび割れた角が湾曲し、眼窩には紫の光が宿った。
顎が開き、黒い牙が噛み合わさるたびに硫黄の煙が噴き出す。
背から伸びるのは、翼とも残骸ともつかぬ破れた飛膜。
腐肉の欠片が剥がれ落ちるたび、それは既に“飛ぶ”という本能を失った存在であると物語っていた。
四肢は太く、石柱を折るに足る重量を宿していたが、全身には無数の裂傷と縫合の痕。
まるで千年の墓から掘り起こされたような異形。
──そして。
(ドオォン!)
その巨体が天井を突き破る。
瓦礫と黒煙が吹き上がり、王宮の尖塔が崩れ落ちる中──
夜空を引き裂いて、黒き竜が姿を現す。
ゾンビドラゴン。
それは、天に翔ぶことを忘れた地上の災厄。
腐肉が剥がれかけた翼。縫い合わされた死骸の名残。
そして、燃え盛る紫光の眼窩に宿る、生への憎悪。
王都全域に、凄絶な咆哮が響き渡った。
その音に、街の鼓動が止まる。
人々が見上げる。
足がすくみ、祈りが絶え、子供が泣き叫ぶ。
──誰もが悟る。
「あれは、この世のものではない」
崩れ落ちる瓦礫の奥。黒煙を纏い現れたそれは、まさに“破滅”の化身。
そして、ゾンビドラゴンは王都を睥睨し──
その首をもたげた。
夜の街を、餌と見定めながら。
──崩れゆく王宮の轟音の中、セリナの脳裏に仲間たちの顔が浮かんだ。
「シエノ様と……レン君たちが……!」
瓦礫が崩れ落ちるたび、胸が締め付けられる。
すると、老いた英雄たちが彼女の前に立ちはだかる。
「心配するな」
「王宮に巻き込まれた者たちの救援は、わしらに任せよ」
カズキ王は片手をセリナの肩に置き、力強く握る。
「お前は──」
「『あれ』を止めるんだ」
剣聖クラウスは既に瓦礫の山へ駆け出していた。
「生きている者はいないか──!」
その背中は、まるで若き日の勇者のようだった。
賢者オズワルドは杖を振るい、崩落を食い止める魔法陣を展開する。
「急げ! まだ間に合う!」
セリナは拳を握り締めた。
(……信じるしかない)
仲間を救うために戦う者たちがいる。
ならば──自分が為すべきことは一つだ。
「……はい!」
彼女は聖剣を構え、黒竜へと視線を向ける。
「私は……『勇者』として、あの怪物を止めます!」
風が吹き抜ける。
老いた英雄たちの背中と、セリナの決意が、
この崩壊する王宮で、一つの「希望」となった──

王都北門は、
地響きとともに崩れゆく王宮の轟音に包まれ、人々が混乱に陥っていた。
「落ち着いてください! 教会へ急ぎましょう!」
創世神の名を冠した大聖堂を目指し、ダスとトムが必死に市民を誘導する。
「ルキエル様がいらっしゃいます! ここなら絶対に安全です!」
その声に、母親は幼子を抱き締め、老人は杖をつきながら足を速めた。

一方、教会の広間では──
「怪我人はこちらへ!」
聖女マーリンの凛とした声が響く。
「“死者でない限り”、必ず救いましょう」
大司祭フィロメナが淡く光る聖杖を掲げ、神職者たちが次々と負傷者を運び込む。
出血の止まらない商人、瓦礫で足を潰された旅人、煙に咽ぶ子供…祈りと共に、聖水が注がれ、傷は癒されていく。

北門・臨時救護所
「俺が行くんだ!父上と母上が危ないんだぞ!」
マサコの拳がベッドのわらじゅうたんを叩きつける。しかし、その腕は明らかに震えていた。傷口から滲む血が、白い包帯に赤い花を咲かせている。
「動けば傷が開くあるよ」
小梅が淡々と言い放つも、彼女自身の額には冷や汗が光っていた。先ほどの戦闘で、師弟二人は限界を迎えた。
「...師匠、俺たち本当に限界だったか?」
「見ればわかるね」
遠くで轟音が響く。王宮が崩落する音だ。マサコの拳がぎゅっと締まり、無念の表情が浮かぶ。
「...くそっ」
「悔しいなら強くなりなよ」
小梅がふと微笑む。その目には、いつもとは違う温かみがあった。
「今回の小梅はここまででことある」

王都・中央広場
「クセリオス、まだこんだけの手札持ってたっすね……どうすっすか、ガルド?」
リリアンヌが操るゴーレムの肩に腰かけ、王宮の方角を睨む。黒い瘴気が渦巻く空の下、崩れゆく城壁が不気味な影を落としていた。
ガルドは弓を背負ったまま、遠くを見据える。その鋭い視力は、混乱する王宮の様子を余すところなく捉えている。
「カズキ王も、父さんたちも……勇者セリナも見えた」
「俺たちは俺たちの役割を果たすだけだ」
彼は周囲の混乱する民衆を見回し、決意を込めて言った。
「避難誘導に専念しよう」
リリアンヌはぶっきらぼうに舌打ちする。
「あの娘の結婚式にも来ねえクソ親父、ここで死んじまえばよかったのに」
その言葉は憎まれ口のように聞こえたが、――ガルドにはわかっていた。
(心の底では、父の無事を確認できて……安心してるんだ)
「……まだ遅くねえ」
ガルドはにやりと笑い、リリアンヌの肩をポンと叩いた。
「今度はみんな揃ってな。祝福の中で……家族になろうぜ」
リリアンヌは目を丸くした後、照れくさそうにゴーレムの操縦桿を握り直す。
「……べ、別にそのために頑張るんじゃねえっすよ!?」
ガルドの笑い声が、戦火の街に清々しく響いた。
「ああ、わかっているさ」
避難民の列が二人の周りを流れていく。その背中には、確かな「守るべき日常」があった――

王都南門・混乱の最中
「我が旗へ集い、慌てることはありません。私がいる限りみなさんを守ります。」「我が旗のもとに集いなさい。慌てることはありません」
突然、パニックに陥った民衆の中から、一本の白い旗が掲げられた。それを掲げるのは──質素な鎧に身を包んだ女性。淡い金色の三つ編みが揺れる、清らかな瞳に宿った確かな意志、背中には人ならざる純白の翼。
「聖女ミリアム様だ!」
「大天使(アークエンジェル)ミリアム様だ。」
「神は我らを捨てていなかった。」
百年前魔女として火刑にされ、魂を悪魔に売れジョロウグモに再生、不夜城にレンに破られ戦士の誇りを取りし天に変えた。まさか本当に大天使として新たな生を受けるとは。
「ミリリン♪会いたかったよ」
突然、群衆の中から少女が飛び出し、ミリアムに抱きついた。
「アスモデウス様...? こんな所で何を...」
思わぬ再会にミリアムが戸惑うと、悪魔の少女はにっこり笑った。
「モリリンに教えてもらったんだ♪今日ここでミリリンに会えるって、だから恋愛相談所を出張してきた!」
「その店...まだ潰れてないんですね」
ミリアムの苦笑いが深くなる。
「チース、先輩。ベリアルデース」
別の悪魔も現れ、陽気に手を振る。
「紹介するね♪恋愛相談所店員2号のアルルだよ。1号はミリリンに預けたまま!」
「私...まだ在籍していたんですね...はは...」
ミリアムの乾いた笑い。
「もちろんだよ!今度3人で写真撮ろうね」
アスモデウスが首から下げた古びた写真を見せつける。
「...そうですね。アスモデウスには勝てません」
ミリアムのため息が、戦場に奇妙な安らぎをもたらした──
「では──」
ミリアムの翼が大きく広がる。
「まずは皆様を安全な場所へ」
天使の羽ばたきと共に、人々の不安が少しずつ和らいでいく。その傍らで、元悪魔たちは早速避難民の相談に乗り始めていた...

崩壊する王宮上空
「......成程」
魔王の小さな毛玉が、ゾンビドラゴンの舞う漆黒の空を眺めながら呟いた。
「君はこのために──あの公爵を利用したのか。悪魔だね、クセリオスがかわいく見えるほど君は悪魔だね」
その声は、驚くほど穏やかだった。しかし、その言葉の裏には──
モリアは優雅に衣装を翻す。パイモン時代の男装から、今は黒いドレスに身を包んでいる。
「あら、お嫌いですか?」
その微笑みは、純粋無垢な少女のようでありながら──
千年を生きる魔性の女の、計算尽くされた笑顔だった。
「まさか」
魔王の声に、ほのかな愉悦が滲む。
「最高の舞台を用意してくれありがとう。これで勇者セリナは真の伝説となる」
黒い瘴気が渦巻く中、魔王は続けた。
「我が『勇者育成計画』も......順調に運ぶというものだ」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

【完結】おじいちゃんは元勇者

三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話… 親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。 エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

処理中です...