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南方作戦
出撃準備
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まず、なぜBADA艦隊がこのような名前かについて触れておく。
Bはブリテン、つまりイギリスの事であり、Aはアメリカ、Dはオランダ、そして最後のAはオーストラリアである。
結成当初はABDA艦隊という名称であったが、イギリスインド洋艦隊が合流することでイギリス海軍が戦力的に多数を占めることになった。
そこで名称をBADA艦隊に変更したのである。
BADA艦隊は出撃日の12月23日までシンガポールから出る気は一切なかった。
シンガポール近海には日本軍の潜水艦が展開しているに決まっているし、いまだインド洋艦隊が到着していなかったのだ。
だが、この消極的な態度が裏目に出た。
もし、ある程度の戦力で我慢してサイゴン攻撃を敢行しておけば、第一航空艦隊はまるで南方に間に合わずBADA艦隊は伊勢と日向を相手にするだけで良かったのだった。
だが、結局はBADA艦隊側がそのようなことを知るはずが無く第一航空艦隊は12月20日までにサイゴンに寄港していたのである。
アメリカ太平洋艦隊を撃滅したことで、日本が南方に全戦力を投入してくるのは明らかだった。
「日本海軍の戦力はいかほどだろうか」
BADA艦隊司令長官であるトーマス・フィリップス大将は旗艦プリンス・オブ・ウェールズ艦長のジョン・リーチ少将にそう諮る。
「日本海軍は確か扶桑型2隻を空母に改装していたはずです。そのため、戦艦戦力では長門型2隻に伊勢型2隻、そして金剛型4隻でしょう。空母に関しては少なくとも6隻以上、多くて10隻でしょうか」
このリーチの考えは戦艦においてはドンピシャであったが空母に関しては少し外れていた。
承知の通り、第一航空艦隊には軽空母も含めて12隻もの空母があった。
多くて10隻と考えていたリーチは少し甘く見ていたことになる。
だが、これは当然のことで日本海軍は1941年以降に竣工した空母に関してはかなり厳重な情報統制を行っていた。
それでも、流石に戦艦であった扶桑型を空母に改装する際には他国からの注目を避けることが出来なかったのである。
「すでに機体の補充も完了し、準備万端です」
赤城艦橋にてその報告を受けた南雲は命令を出す。
「敵艦隊はシンガポールに停泊しているようだ…これを空襲することは出来るかね?」
そう水を向けられた草鹿は少し考えてから言った。
「我が艦隊には500機の零戦があります。これを使えばシンガポール上空の制空権は問題なく奪取できるでしょう」
これで第一航空艦隊の方針は決まったのだった。
Bはブリテン、つまりイギリスの事であり、Aはアメリカ、Dはオランダ、そして最後のAはオーストラリアである。
結成当初はABDA艦隊という名称であったが、イギリスインド洋艦隊が合流することでイギリス海軍が戦力的に多数を占めることになった。
そこで名称をBADA艦隊に変更したのである。
BADA艦隊は出撃日の12月23日までシンガポールから出る気は一切なかった。
シンガポール近海には日本軍の潜水艦が展開しているに決まっているし、いまだインド洋艦隊が到着していなかったのだ。
だが、この消極的な態度が裏目に出た。
もし、ある程度の戦力で我慢してサイゴン攻撃を敢行しておけば、第一航空艦隊はまるで南方に間に合わずBADA艦隊は伊勢と日向を相手にするだけで良かったのだった。
だが、結局はBADA艦隊側がそのようなことを知るはずが無く第一航空艦隊は12月20日までにサイゴンに寄港していたのである。
アメリカ太平洋艦隊を撃滅したことで、日本が南方に全戦力を投入してくるのは明らかだった。
「日本海軍の戦力はいかほどだろうか」
BADA艦隊司令長官であるトーマス・フィリップス大将は旗艦プリンス・オブ・ウェールズ艦長のジョン・リーチ少将にそう諮る。
「日本海軍は確か扶桑型2隻を空母に改装していたはずです。そのため、戦艦戦力では長門型2隻に伊勢型2隻、そして金剛型4隻でしょう。空母に関しては少なくとも6隻以上、多くて10隻でしょうか」
このリーチの考えは戦艦においてはドンピシャであったが空母に関しては少し外れていた。
承知の通り、第一航空艦隊には軽空母も含めて12隻もの空母があった。
多くて10隻と考えていたリーチは少し甘く見ていたことになる。
だが、これは当然のことで日本海軍は1941年以降に竣工した空母に関してはかなり厳重な情報統制を行っていた。
それでも、流石に戦艦であった扶桑型を空母に改装する際には他国からの注目を避けることが出来なかったのである。
「すでに機体の補充も完了し、準備万端です」
赤城艦橋にてその報告を受けた南雲は命令を出す。
「敵艦隊はシンガポールに停泊しているようだ…これを空襲することは出来るかね?」
そう水を向けられた草鹿は少し考えてから言った。
「我が艦隊には500機の零戦があります。これを使えばシンガポール上空の制空権は問題なく奪取できるでしょう」
これで第一航空艦隊の方針は決まったのだった。
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