九九式双発艦上攻撃機

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中部太平洋攻勢

迎撃作戦

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連合艦隊が新たに攻勢計画を立案している頃、アメリカ太平洋艦隊はかなり四苦八苦していた。
なにせ、ウェーキ島沖海戦で旧来の太平洋艦隊の戦力が全て撃沈されてしまったのである。
現在、太平洋艦隊の指揮下にあるのは空母ヨークタウン、ホーネット、ワスプ、レンジャー、戦艦ノースカロライナ、ワシントン、コロラド、ワイオミング、アーカンソーなどの艦艇であった。
なるほど、戦艦はよく集めたと言えるがやはり空母の数はかなり少なかった。
防御力が脆弱なレンジャーすら太平洋に回航されていることからも太平洋艦隊の苦境が読み取れる。
待望のエセックス級空母は1942年の年末にしか竣工しない。
いや、それまでに護衛空母等は竣工するだろうが戦力に加えない方が自然だった。
その間は、太平洋艦隊はこの戦力で戦わねばならない。
「ここが正念場だな…」
ニミッツは日本海軍の視線がハワイに向いていることを分かっていた。
だが、幸いなことにアメリカ海軍は日本海軍の暗号解読に成功していた。
これによると、日本海軍はミッドウェーとポートモレスビーを同時に攻撃する。
アメリカとして最も重要なのはミッドウェーである。
ミッドウェーを奪われるとハワイまでの攻撃が容易になってしまうのである。
何としてでもミッドウェー攻略だけは阻止しなければならない。
「出てくる日本海軍の空母は何隻だ」
この問いには情報参謀のエドウィン・レイトン大佐が答える。
「正規空母が4隻、軽空母が2隻です」
ニミッツは大きく頷く。
「それならば、何とかなるかもしれんな」
こうして太平洋艦隊司令部はミッドウェー迎撃作戦を立てていくことになる。


対する日本海軍だが、アメリカの情報とは違ってミッドウェー攻略部隊に正規空母がもう1隻加わろうとしていた。
それは飛鷹型空母二番艦である隼鷹である。
隼鷹は4月に竣工を果たした。
諸元的には蒼龍に準ずる空母である。
元々は20000トン級貨客船であったが、建造途中に空母に変更されて今に至る。
これを遊ばせておくほど日本海軍には余裕はない。
習熟訓練を完了した隼鷹はすぐにミッドウェー攻略隊に編入された。
隼鷹の飛行甲板は蒼龍よりも幅が広く、九九式艦攻の運用に理想的だった。
そのため、九九式艦攻36機と零戦27機を艦載している。
練度はそこまでないが、使える艦攻が36機も増えることは南雲としても喜ぶべきことだった。
ただ、隼鷹の速度は26ノットそこらでありそこだけが惜しむべきところだった。
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