九九式双発艦上攻撃機

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中部太平洋攻勢

作戦開始

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1942年6月1日。
ついに連合艦隊は第二段作戦を開始。
つまりポートモレスビー攻略作戦とミッドウェー攻略作戦が動き出したのである。
この情報はすでにアメリカ側に筒抜けであり、太平洋艦隊も同じように空母4隻、高速戦艦2隻からなる迎撃部隊をミッドウェーに向けて出港させた。
こうして日米海軍は実に6カ月ぶりに本格的に衝突しようとしていたのである。


先に動きがあったのはポートモレスビー方面であった。
ラバウルから出航した攻略部隊は早くも6月4日の明朝にポートモレスビーまで500海里の地点まで到達。
司令長官である小沢はすぐに攻撃隊を出撃させた。
零戦135機と九九式艦攻108機である。
九九式艦攻はその半数が250㎏爆弾3発を、残る半数は500㎏爆弾を1発装備している。
これらが全て出撃すると、小沢はすぐに18機に及ぶ艦攻を駆り出して索敵を行った。
また、残る36機の九九式艦攻は全てに魚雷を装備させた。
これは敵空母の出現を警戒しての事であり、現に小沢は敵空母を発見した暁には36機の艦攻に零戦の護衛を付けて出撃させようと考えていた。
だが、結局はそのようなことは無かった。


ポートモレスビー上空に到達した攻撃隊は敵戦闘機からの手厚い歓迎を受けた。
出てきたのはP40であり数は60機弱である。
これに対して零戦は先を争うように突っ込み巴戦に引きずり込んでいく。
もはや迎撃隊に九九式艦攻を迎撃できるように余裕は無かった。
108機に及ぶ艦攻は対空砲火で3機を失いながら攻撃を成功させた。
もはやポートモレスビーは機能不全に陥り、結局は6月12日に日本軍に明け渡すことになる。


ミッドウェー方面へ出撃していたミッドウェー攻略隊は先に戦闘を開始したポートモレスビー攻略隊の報告に耳を傾けていた。
「あちらに空母は出てこなかった…と言うことは十中八九我々の前に立ちふさがってくるな」
南雲の言葉に赤城の艦橋に詰めていた幕僚は一様に頷く。
「我々はミッドウェーの航空基地と敵機動部隊を同時に相手どることになったということか」
こうなると”万が一の時”を考えねばらない。
「敵空母はおそらく3隻から4隻です。1隻辺り84機を艦載できると考えると最大で340機程度です。これらが全て我が艦隊に向かってくると考えると、場合によっては我が艦隊は壊滅する可能性があります」
参謀長の草鹿の言葉は幕僚らに重くのしかかった。
「…それを避けるために、索敵をしっかりしなければならない」
南雲はそうして議論を終わらせた。
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