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プロローグ
1942年6月・ミッドウェー
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1942年6月。
ミッドウェーは危機に瀕していた。
昨年から始まった太平洋での戦いに置いて、連合国は日本軍に成すすべなく敗退。
ハワイの喉元であり、要所であるミッドウェー周辺にすら日本軍の魔の手が迫っていたのだ。
ただ幸運なことに日本海軍の暗号を解読できたために、日本軍がミッドウェーにいつ来るかは分かっておりすでに味方空母が待機していた。
「これでジャップどもに一泡ふかす事が出来るな…」
ミッドウェー守備隊の隊長であるシリル・シマード大佐はそう言った。
たしかに、日本海軍機動部隊はミッドウェー島の航空隊と洋上に展開しているレイモンド・スプールアンス少将麾下の第一六任務部隊を同時に相手にしなければならず、戦力の分散を強いられ敗退する可能性が高かった。
そんなことを話していた折、突然空襲警報が鳴り響いた。
「何事だ!」
シマードは通信兵に問いただす。
「レーダーに反応がありました!敵機です!あと20分後には我が基地に突入してきます!」
シマードは愕然とした。
(ちゃんとカタリナ飛行艇12機に索敵を命じていたはずだ…いまだ300海里圏内を飛行しているだろうが空母艦載機などたかが知れている…ありえないはずだ!)
だが、現実にはレーダーのモニターには100機以上の敵機が映し出されている。
「とにかく戦闘機を発進させろ!」
彼にはそう言うしか出来なかった。
結局、迎撃に上がれた戦闘機は21機であった。
その全てがF2Aであった。
ただ、日本軍攻撃隊には81機の零戦が直掩に付いていた。
型落ちのF2Aではおよそ相手にならず、残りの81機に及ぶ攻撃隊はまんまとミッドウェー上空に到達した。
「こいつらは…双発機だ!」
F2Aのパイロットはそう呟いた。
そう。
来襲した日本軍の攻撃機は双発機であったのである。
81機の双発機、九九式艦上攻撃機は次々と爆弾を投下する。
27機は800㎏爆弾1発、のこりの54機は250㎏爆弾3発を装備しておりこれを持って飛行場を破壊。
もはや飛行場側に出来ることは無く、ただ壊滅していった。
こうして、ミッドウェー航空隊は日本海軍機動部隊を見ることなく壊滅したのである。
「一番機、着艦!」
航空参謀の源田の言葉に連動するように九九式双発艦上攻撃機は赤城の甲板に滑り込む。
「ミッドウェー航空基地は完膚なきまでに破壊されたようです。いくら米軍と言えど3日は修復にかかるでしょう」
参謀長の草鹿の言葉に南雲は頷く。
「後は、敵空母を叩くのみ!」
南雲機動部隊の戦いはまだ始まったばかりである。
ミッドウェーは危機に瀕していた。
昨年から始まった太平洋での戦いに置いて、連合国は日本軍に成すすべなく敗退。
ハワイの喉元であり、要所であるミッドウェー周辺にすら日本軍の魔の手が迫っていたのだ。
ただ幸運なことに日本海軍の暗号を解読できたために、日本軍がミッドウェーにいつ来るかは分かっておりすでに味方空母が待機していた。
「これでジャップどもに一泡ふかす事が出来るな…」
ミッドウェー守備隊の隊長であるシリル・シマード大佐はそう言った。
たしかに、日本海軍機動部隊はミッドウェー島の航空隊と洋上に展開しているレイモンド・スプールアンス少将麾下の第一六任務部隊を同時に相手にしなければならず、戦力の分散を強いられ敗退する可能性が高かった。
そんなことを話していた折、突然空襲警報が鳴り響いた。
「何事だ!」
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シマードは愕然とした。
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だが、現実にはレーダーのモニターには100機以上の敵機が映し出されている。
「とにかく戦闘機を発進させろ!」
彼にはそう言うしか出来なかった。
結局、迎撃に上がれた戦闘機は21機であった。
その全てがF2Aであった。
ただ、日本軍攻撃隊には81機の零戦が直掩に付いていた。
型落ちのF2Aではおよそ相手にならず、残りの81機に及ぶ攻撃隊はまんまとミッドウェー上空に到達した。
「こいつらは…双発機だ!」
F2Aのパイロットはそう呟いた。
そう。
来襲した日本軍の攻撃機は双発機であったのである。
81機の双発機、九九式艦上攻撃機は次々と爆弾を投下する。
27機は800㎏爆弾1発、のこりの54機は250㎏爆弾3発を装備しておりこれを持って飛行場を破壊。
もはや飛行場側に出来ることは無く、ただ壊滅していった。
こうして、ミッドウェー航空隊は日本海軍機動部隊を見ることなく壊滅したのである。
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航空参謀の源田の言葉に連動するように九九式双発艦上攻撃機は赤城の甲板に滑り込む。
「ミッドウェー航空基地は完膚なきまでに破壊されたようです。いくら米軍と言えど3日は修復にかかるでしょう」
参謀長の草鹿の言葉に南雲は頷く。
「後は、敵空母を叩くのみ!」
南雲機動部隊の戦いはまだ始まったばかりである。
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