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③計画
試験飛行
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空技廠での試作機製造はかなり順調に進んでいた。
要因の1つとしては、金星のボアストロークを拡大した試作エンジンが1400馬力を発揮できていたのである。
空技廠は三菱と交渉し、この1400馬力エンジンを手に入れた。
このエンジンは今だ試作の段階でありながら高い信頼性があり、また1500馬力以上への馬力向上も視野に入っていた。
金星エンジンよりはエンジン直径が大きくなるが、それは些細な問題であった。
金星の1080馬力と比べて1基辺り320馬力程大きく、十一試艦攻は双発の為640馬力の増強となる。
これはかなり大きい違いであった。
十一試艦攻は基本的には九六式陸攻と九七式艦攻をベースとして設計された。
本機は航続距離を延ばすために出来るだけ空気抵抗を減らす必要があり、また陸攻としての運用も加味する必要があったため中翼の機体とされた。
また急降下爆撃も行う関係上、主翼の強化はもはや必定であり、また敵対空砲火に真正面から突っ込む運用がなされることから操縦席周りの装甲を強化する必要があった。
かなり重い機体になるに違いなかったが、空母艦上で運用するにはやはり少しでも軽くしておいた方が良い。
そこで、装甲に関しては操縦席などはかなりがっちりと守るが、機体後部などはかなり絞り込むのに加えて最低限の防弾設備とされた。
主翼に関しても和田の判断通り、翼面荷重はかなり高くなるが、その代わり主翼を従来より厚くすることが出来た。
こうして機体は1938年6月12日に完成したのである。
試験飛行は空技廠の隣にある追浜飛行場で行われた。
1400馬力エンジン2基がうなりを上げ、重い機体を引っ張っていく。
この試験飛行では500㎏コンクリート弾を抱いての模擬急降下爆撃が行われることになっている。
飛行できるのは前提なのだ。
果たして、十一試艦攻は空に舞い上がった。
搭乗員は4名で、1名は操縦を1名は無線を残る2名は銃手を担当する。
ぐんぐん昇っていく機体を見ながら和田は期待と不安で胸が一杯となっていた。
飛行開始から6分が経った頃には機体は高度1000mにおいて最高時速537㎞を発揮。
その速度のまま急降下試験が行われる位置まで飛行する。
そして、タイドブレーキを展開して急降下が始まった。
主翼を強化しても急降下性原則は時速650㎞が限界であるが、タイドブレーキが物を言い何とか速度を抑えた。
そして500㎏コンクリート弾が投下され、目標からは外れたもののしっかり急降下爆撃機として運用可能であることが示されたのだった。
要因の1つとしては、金星のボアストロークを拡大した試作エンジンが1400馬力を発揮できていたのである。
空技廠は三菱と交渉し、この1400馬力エンジンを手に入れた。
このエンジンは今だ試作の段階でありながら高い信頼性があり、また1500馬力以上への馬力向上も視野に入っていた。
金星エンジンよりはエンジン直径が大きくなるが、それは些細な問題であった。
金星の1080馬力と比べて1基辺り320馬力程大きく、十一試艦攻は双発の為640馬力の増強となる。
これはかなり大きい違いであった。
十一試艦攻は基本的には九六式陸攻と九七式艦攻をベースとして設計された。
本機は航続距離を延ばすために出来るだけ空気抵抗を減らす必要があり、また陸攻としての運用も加味する必要があったため中翼の機体とされた。
また急降下爆撃も行う関係上、主翼の強化はもはや必定であり、また敵対空砲火に真正面から突っ込む運用がなされることから操縦席周りの装甲を強化する必要があった。
かなり重い機体になるに違いなかったが、空母艦上で運用するにはやはり少しでも軽くしておいた方が良い。
そこで、装甲に関しては操縦席などはかなりがっちりと守るが、機体後部などはかなり絞り込むのに加えて最低限の防弾設備とされた。
主翼に関しても和田の判断通り、翼面荷重はかなり高くなるが、その代わり主翼を従来より厚くすることが出来た。
こうして機体は1938年6月12日に完成したのである。
試験飛行は空技廠の隣にある追浜飛行場で行われた。
1400馬力エンジン2基がうなりを上げ、重い機体を引っ張っていく。
この試験飛行では500㎏コンクリート弾を抱いての模擬急降下爆撃が行われることになっている。
飛行できるのは前提なのだ。
果たして、十一試艦攻は空に舞い上がった。
搭乗員は4名で、1名は操縦を1名は無線を残る2名は銃手を担当する。
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そして、タイドブレーキを展開して急降下が始まった。
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そして500㎏コンクリート弾が投下され、目標からは外れたもののしっかり急降下爆撃機として運用可能であることが示されたのだった。
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