万能艦隊

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艦隊建設

扶桑型戦艦竣工

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時は進んで1913年1月12日。
イギリスにて建造されていた弩級戦艦がついに竣工。
日本の異名から取り、戦艦扶桑と命名された本艦は日本海軍の乗組員によって日本に回航され、日本初の弩級戦艦となった。
最新の弩級戦艦はやはり圧倒的であり、これまでケースメートに収めていた副砲群を甲板上に上げてこれを砲塔に収めたり、三連装砲塔を採用したりと新時代の戦艦を体現するにふさわしい艦であった。
既に扶桑の設計図の建造ノウハウは日本にもたらされており、横須賀、神戸、長崎で姉妹艦の建造が始まっていた。
おおよそ1年後には竣工する手はずであり、1914年の初頭には強力な戦艦戦力を保有することとなっていた。
また、この扶桑型戦艦は雷撃能力にも優れており、ケースメートの部分に埋め込むように魚雷発射管が設置されていた。
砲撃戦も想定される扶桑型戦艦は甲板上に魚雷を置いておくと誘爆する危険性があったためである。


1914年の1月に3隻の姉妹艦は続々と竣工し始めた。
二番艦は山城、三番艦は伊勢、四番艦は日向である。
これで日本海軍はようやく国防に自信を持てる戦力を確保することが出来た。
設計図が技術を提供してくれたイギリスのヴィッカース社やイギリスにはまるで頭が上がらなかった。
新型巡洋艦の建造も順調であり、日本海軍はさらなる軍備増強を推し進めようとしていた。
そんな時に欧州で戦争が始まったのである。


サラエボにてオーストリアの皇太子が暗殺されたことを皮切りに列強各国は互いに徒党を組み、戦争に参加。
これは日本も例外では無く、日英同盟を理由に協商国側で参戦。
ドイツのアジア植民地に漕ぎ出した。
だが、主戦場はあくまで欧州である。
また、ドイツはカイザーであるヴィルヘルム二世の元で大洋艦隊を建設しており、その戦力はイギリスに肉薄していた。
同じ大国のフランスはそれまで駆逐艦に主眼を置いており、戦艦戦力がまるで不足しており戦力にならず、ロシア帝国は今だ日本海海戦の傷を癒している最中であり自国防衛に精一杯でとてもイギリスを救援できる戦力は無かった。
そこで白羽の矢が立ったのが日本である。
日本はすでに4隻の弩級戦艦を竣工させているが、主戦場の欧州からは遠くまさにうってつけであった。
早速、イギリス海軍は日本海軍に対して扶桑型戦艦4隻の派遣を要請。
日本海軍は少し葛藤したものの、イギリスに対する恩義やこの”万能戦艦”がどの程度通用するのかを図るためにこの要請を承諾したのである。
だが、その見返りとして戦後に戦艦2隻分の費用とさらなる技術供与を約束させたのであった。
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