鉄壁防空艦隊

ypaaaaaaa

文字の大きさ
16 / 22
防空艦隊建設

大鷹型防空空母

しおりを挟む
1938年11月12日。
この日、呉海軍工廠において新型防空空母である大鷹型空母一番艦である大鷹が竣工した。
瑞鳳を少し小さくしたような艦影の大鷹は、起工から竣工まで大よそ1年6カ月という工期で大鷹は建造されたことになる。
これはブロック工法を採用した影響でもある。
ともかく、こうして次世代の防空空母は竣工していく。
③計画では2隻が建造されているが、日本海軍は当然これだけで終わることは無い。
次の建艦計画である④計画は③計画と概ねは同様の内容だが、防空空母に関しては6隻に増やされている。
逆に防空巡洋艦は建造されない。
何故かというと、④計画で建造される防空空母はその全てが防空戦艦と行動を共にするからである。
防空戦艦は扶桑型2隻と金剛型4隻の6隻が生まれる予定だからちょうど計算が合う。
もし、④計画が完了した場合に日本海軍が保有する防空戦隊は以下の通りとなるのである。


第一防空戦隊:防空空母瑞鳳、祥鳳、防空巡洋艦古鷹、加古
第二防空戦隊:防空空母龍鳳、神鳳、防空巡洋艦青葉、衣笠
第三防空戦隊:防空空母海鳳、雲鳳、改古鷹型2隻
第四防空戦隊:防空空母大鷹、雲鷹、改古鷹型2隻
第五防空戦隊:大鷹型2隻、防空戦艦扶桑、山城
第六防空戦隊:大鷹型2隻、防空戦艦金剛、比叡
第七防空戦隊:大鷹型2隻、防空戦艦榛名、霧島


空母だけで見ると14隻もの大所帯である。
これに現在保有している艦艇や③計画、④計画で建造される空母を加えると、大型空母2隻、中型空母6隻、小型空母16隻(鳳翔、龍驤を含む)の計24隻を保有することになる。
これはまさに圧巻であり、艦隊用空母だけに限っても23隻を誇る。
量産が比較的容易な小型空母で水増ししている気があるが、これを除いても8隻の正規空母があることになる。
仮想敵国であるアメリカで見ると、レキシントン級やヨークタウン級、レンジャー級やワスプ級などがあるがそれらを全て合わせても7隻にしかならないのである。
確かに、アメリカ海軍には多数の護衛空母があるが海戦ではそこまで脅威ではない。
山本はこの空母の多さに顔を綻ばせたが、日本海軍はしっかり戦艦の建造も行っている。
④計画でも戦艦は2隻建造される。
もちろん、新造戦艦は高い防空能力を有し、電探や通信施設などは世界一を目指して開発中である。。
そして、場合によっては防空戦艦への転換も容易であった。
嶋田と山本が建設を目指した防空艦隊はこのようにして一旦は完成を見せたのである。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

万能艦隊

ypaaaaaaa
歴史・時代
第一次世界大戦において国家総力戦の恐ろしさを痛感した日本海軍は、ドレットノート竣工以来続いてきた大艦巨砲主義を早々に放棄し、個艦万能主義へ転換した。世界の海軍通はこれを”愚かな判断”としたが、この個艦万能主義は1940年代に置いてその真価を発揮することになる…

If太平洋戦争        日本が懸命な判断をしていたら

みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら? 国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。 真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…分水嶺で下された「if」の決断。 破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。 現在1945年夏まで執筆

日英同盟不滅なり

竹本田重朗
歴史・時代
世界は二度目の世界大戦に突入した。ヒトラー率いるナチス・ドイツがフランス侵攻を開始する。同時にスターリン率いるコミンテルン・ソビエトは満州に侵入した。ヨーロッパから極東まで世界を炎に包まれる。悪逆非道のファシストと共産主義者に正義の鉄槌を下せ。今こそ日英同盟が島国の底力を見せつける時だ。 ※超注意書き※ 1.政治的な主張をする目的は一切ありません 2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります 3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です 4.そこら中に無茶苦茶が含まれています 5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません 以上をご理解の上でお読みください

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記

颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。 ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。 また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。 その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。 この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。 またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。 この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず… 大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。 【重要】 不定期更新。超絶不定期更新です。

真・八八艦隊

ypaaaaaaa
歴史・時代
1936年にロンドン海軍軍縮条約を脱退した日本海軍は過去の八八艦隊に変わる真・八八艦隊とも言える計画を始動させた。これは、従来通り戦艦も強化しつつも航空戦力も相応に拡張させるという海軍の決意であった。 こうして日本海軍は1941年までに真・八八艦隊計画を完遂し、欧米列強との戦争という荒波に漕ぎ出していく。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

電子の帝国

Flight_kj
歴史・時代
少しだけ電子技術が早く技術が進歩した帝国はどのように戦うか 明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか? わずかに早くレーダーやコンピューターなどの電子機器が登場することにより、戦場の様相は大きく変わってゆく。

処理中です...