帝国航空決戦

ypaaaaaaa

文字の大きさ
7 / 10
絶対国防圏の戦い

戦闘爆撃機

しおりを挟む
日本軍がマーシャル・ギルバート方面から兵力を撤退させたことに感づいた連合軍は攻勢計画を前倒しして両諸島に攻撃を開始しようとしていた。
現地を守る日本軍は合わせて7000人であり、対する連合軍は6万人の大兵力だった。
到底戦えるものではなかったが、日本軍はここに航空兵力を配備していた。
その内訳は以下の通りである。


海軍航空隊
零戦二二型36機、零戦三二型72機、零戦五二型36機、九七式艦上攻撃機36機、九九式艦上爆撃機18機、一式陸上攻撃機28機 計226機


陸軍航空隊
九七式戦闘機一型18機、一式戦闘機一型36機、三式戦闘機二型36機 計90機


合計で316機の航空隊が諸島防衛の任に就いていた。
このうち、零戦二二型と九七式戦闘機四型は戦闘爆撃機として改造が施されていた。


零戦二二型(戦闘爆撃機使用)
最高速度:時速544㎞
武装:7.7㎜機銃4挺
翼面荷重:122㎏/㎡
プロペラ:直径3.42mが3枚
搭乗数:1人
搭載能力:250㎏爆弾1発
航続距離:時速350㎞で600海里
全長:7.65m
全幅:11.2m


翼内に設置されていた20㎜機関砲は機体の強化を行うために7.7㎜機銃に置換された。
また、折り畳み機構も廃止される。
ただ、これにより機体を大幅に強化することが出来、250㎏爆弾を抱いての急降下爆撃が可能となる。
加えて、4挺の7.7㎜機銃は敵地上部隊への機銃掃射が想定されている。
航空機などからすれば7.7㎜はもはや豆鉄砲かもしれないが、地上部隊、特に歩兵部隊からしてみれば脅威以外の何物でもなかった。
このことから分かる通り、零戦二二型の主戦場はもはや海上では無く、陸上であったのである。


九七式戦闘機一型(戦闘爆撃機仕様)
最高速度:時速449㎞
武装:7.7㎜機銃2挺(機首)
翼面荷重:102㎏/㎡
プロペラ:直径3.42mが3枚
搭乗数:1人
搭載能力:250㎏爆弾1発
航続距離:時速300㎞で500海里
全長:7.65m
全幅:11.2m


こちらも250㎏爆弾を抱いての急降下爆撃を行えるが、もとが九七式戦闘機であるため零戦と比べると見劣りしてしまう。
だが、この2機種の戦闘爆撃機は諸島防衛にうってつけであった。
また、制空戦闘機に関してもしっかり強化が行われている。
金星エンジンを搭載した零戦五二型や三式戦二型がそれぞれ36機ずつ配備されており、加えて一式戦や零戦三二型が配備されている。
対するアメリカ海軍の航空兵力は500機前後であるが、こちらは攻撃機を多分に含んでいるため戦闘機の数ではほとんど互角と言ってよかった。
だが、マーシャルやギルバートはあくまで絶対国防圏の外側である。
敗色が濃厚となった場合は守備隊は即座に撤退するように厳命されていた。
ここで貴重な兵力を失うわけには行かないのだ。
こうして、守備隊は連合軍との上陸戦に臨んでいくことになる。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記

颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。 ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。 また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。 その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。 この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。 またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。 この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず… 大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。 【重要】 不定期更新。超絶不定期更新です。

幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。

克全
歴史・時代
 西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。  幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。  北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。  清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。  色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。 一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。 印旛沼開拓は成功するのか? 蝦夷開拓は成功するのか? オロシャとは戦争になるのか? 蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか? それともオロシャになるのか? 西洋帆船は導入されるのか? 幕府は開国に踏み切れるのか? アイヌとの関係はどうなるのか? 幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?

大東亜戦争を有利に

ゆみすけ
歴史・時代
 日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

【架空戦記】炎立つ真珠湾

糸冬
歴史・時代
一九四一年十二月八日。 日本海軍による真珠湾攻撃は成功裡に終わった。 さらなる戦果を求めて第二次攻撃を求める声に対し、南雲忠一司令は、歴史を覆す決断を下す。 「吉と出れば天啓、凶と出れば悪魔のささやき」と内心で呟きつつ……。

【デス】同じ一日を繰り返すことn回目、早く明日を迎えたい(´;ω;`)【ループ】

一樹
SF
ある日目覚める度に殺されるという、デスループを繰り返してきた主人公。 150回目くらいで、掲示板の住人たちに助言を求めようとスレ立てを思いついた。 結果、このループの原因らしきものをつきとめたのだった。 ※同名タイトルの連載版です。短編の方は削除しました。

If太平洋戦争        日本が懸命な判断をしていたら

みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら? 国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。 真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…分水嶺で下された「if」の決断。 破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。 現在1945年夏まで執筆

処理中です...