藤本喜久雄の海軍

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戦艦を近代化せよ!

金剛型防空戦艦

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扶桑/伊勢型戦艦の改装案が纏まった後に金剛型戦艦4隻の改装案が検討され始めた。
金剛型戦艦は一番艦の金剛がイギリスのヴィッカース社にて建造されたことから分かる通り、イギリスから支援を受けて建造された戦艦であった。
イギリスのタイガー級戦艦との類似点が多くみられるのはそのためである。
だが、そのタイガー級戦艦はすでに退役している。
つまり、金剛型戦艦は現在の海上戦では通用しないとまでは言わないが、強力な打撃力では無かった。
だからこそ、帝国海軍は金剛代艦を建造しようとしたのだが結局は金剛型戦艦は4隻とも健在である。
帝国海軍で唯一30ノット以上を発揮できる高速戦艦であるから当然であるが、今回の改装で長門型や伊勢型も高速戦艦へ生まれ変わることが決定し、現在建造中の新型戦艦も30ノットは超えられないにしてもそれ相応の速力が期待できた。
となると金剛型戦艦の存在意義が問われることになる。
そこで浮上したのが防空戦艦への改装である。


金剛型防空戦艦
排水量:32000トン
全長:222m
全幅:31.4m
速力:30ノット
武装:55口径28㎝三連装砲3基、12.7㎝連装高角砲20基、25㎜三連装機銃40基、同連装機銃8基
艦載機:水上機2機(艦尾)
最大装甲:舷側203㎜、甲板100㎜
航続距離:18ノットで10000海里


防空戦艦と銘打っているだけあり、その対空火力は伊勢型戦艦と同等かそれ以上であった。
この性能を実現するために第三砲塔を撤去し、またその後ろの航空機用カタパルトも艦尾に移設。
ここに伊勢型のような高角砲群を設けた。
加えてケースメートに遭った15.5㎝副砲を撤去し、甲板に高角砲を増設。
結果的に20基もの連装高角砲を搭載することになったのである。
また、大きな変更点はその主砲である。
主砲には新型重巡に採用した28㎝砲の口径を50口径から55口径に延長したものを採用。
これを三連装砲塔に収めて3基搭載する。
これはドイツ海軍で建造中のシャルンホルスト級巡洋戦艦と同様である。
36㎝砲から28㎝への変更は弱体化と思うかもだが、口径で言うと45口径と55口径であり、砲身長ではほぼ同等であり、速射性能などでは28㎝砲の方が優れていた。
何より、砲門数が1門増えるのだ。
戦艦としての攻撃力は据え置きか強化と見て差し支えなかった。
いや、砲塔を1門撤去してのことだから強化に違いない。
艦としても対空火力が飛躍的に上昇し、使いやすくなった。
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