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戦艦を近代化せよ!
扶桑/伊勢型戦艦
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まず最初に設計が行われたのは扶桑/伊勢型戦艦だった。
両型は日本が独自に設計した最初の超弩級戦艦であったが、伊勢型はともかく扶桑型は戦艦としては致命的なほど被弾に脆弱であった。
そのために本来扶桑型の三番艦と四番艦になる予定だった伊勢と日向は再設計がなされ、伊勢型戦艦として独立したのである。
このような経緯から分かる通り、扶桑型戦艦は未熟な日本の艦戦設計技術の発展には貢献したが、艦自体の性能はもはや1930年代で通用するものではなかった。
これを鑑みて、藤本と平賀は扶桑を軽装甲空母に改装することを決定した。
なぜ軽装甲空母なのかと言うと、海軍は近いうちに本格的な装甲空母の建造に着手する。
その時のための技術蓄積として扶桑型を活用しようと考えたのだった。
そのため、装甲部は38㎜であり250㎏爆弾が命中しても貫通を許さない防御となった。
平賀は元々、ワシントン海軍軍縮条約の折に扶桑型戦艦の改装案を提示していたため最初は扶桑型を空母に改装することに難色を示したが、現状は大砲屋と航空屋の顔をどちらも立てなくてはいけなく、仕方なく空母化に同意したのだった。
扶桑型装甲空母
排水量:27000トン
全長:230m
全幅:32m
速力:30ノット
武装:12.7㎝連装高角砲8基、25㎜三連装機銃18基、同連装機銃8基
装甲:38㎜DDS鋼板(190m×28mの範囲)
格納庫:2段
艦載機数:72機(補用込み)
艦橋:右側
エレベーター:2基
航続距離:16ノットで10000海里
主機を陽炎型2隻のものに換装して104000馬力を発揮。
船舷エレベーターを装備した近代的な空母である。
また、艦を延長して30ノットを発揮可能となる予定だった。
次に伊勢型戦艦である。
伊勢型戦艦は前述の通り、戦艦としては扶桑型より優れているが他の列強の戦艦と比べると少々見劣る。
そこで、伊勢型を高速戦艦に改装することとなった。
伊勢型高速戦艦
排水量:38000トン
全長:220m
全幅:28.4m
速力:32ノット
武装:45口径41㎝連装砲4基、12.7㎝連装高角砲18基、25㎜三連装機銃36基、同連装機銃8基
艦載機:水上機2機
最大装甲:舷側305㎜、甲板100㎜
航続距離:18ノットで10000海里
陽炎型の主機を4基搭載し、理論上は216000馬力を発揮する。
主砲は長門型のものを流用するが、中央に配置されていた主砲2基は撤去され高角砲群が設置されることになる。
また、対空機銃もこの際だからと増強され艦影はまるでハリネズミのようになる予定だった。
両型は日本が独自に設計した最初の超弩級戦艦であったが、伊勢型はともかく扶桑型は戦艦としては致命的なほど被弾に脆弱であった。
そのために本来扶桑型の三番艦と四番艦になる予定だった伊勢と日向は再設計がなされ、伊勢型戦艦として独立したのである。
このような経緯から分かる通り、扶桑型戦艦は未熟な日本の艦戦設計技術の発展には貢献したが、艦自体の性能はもはや1930年代で通用するものではなかった。
これを鑑みて、藤本と平賀は扶桑を軽装甲空母に改装することを決定した。
なぜ軽装甲空母なのかと言うと、海軍は近いうちに本格的な装甲空母の建造に着手する。
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そのため、装甲部は38㎜であり250㎏爆弾が命中しても貫通を許さない防御となった。
平賀は元々、ワシントン海軍軍縮条約の折に扶桑型戦艦の改装案を提示していたため最初は扶桑型を空母に改装することに難色を示したが、現状は大砲屋と航空屋の顔をどちらも立てなくてはいけなく、仕方なく空母化に同意したのだった。
扶桑型装甲空母
排水量:27000トン
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装甲:38㎜DDS鋼板(190m×28mの範囲)
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主機を陽炎型2隻のものに換装して104000馬力を発揮。
船舷エレベーターを装備した近代的な空母である。
また、艦を延長して30ノットを発揮可能となる予定だった。
次に伊勢型戦艦である。
伊勢型戦艦は前述の通り、戦艦としては扶桑型より優れているが他の列強の戦艦と比べると少々見劣る。
そこで、伊勢型を高速戦艦に改装することとなった。
伊勢型高速戦艦
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全長:220m
全幅:28.4m
速力:32ノット
武装:45口径41㎝連装砲4基、12.7㎝連装高角砲18基、25㎜三連装機銃36基、同連装機銃8基
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