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戦艦を近代化せよ!
大改装計画
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③計画が始動した頃、既に軍令部内では④計画の策定が本格化していた。
おおよそ軍令部内は大艦巨砲主義者と航空主兵主義者で二分されており、どちらも一歩も譲ろうとしなかった。
この現状は軍令部総長である伏見宮にとっては決して好ましい状況ではない。
彼は大艦巨砲主義の持主ではあるが、その目は常に”対米戦勝利”に釘付けであり、戦争に勝てるのなら空母を大増産することに何ら抵抗感は無かった。
だが、現状はどちらも強力な戦力なのには変わりなく、どちらかを優遇するというような考えは伏見宮は持ち合わせていない。
それが組織の長として求められる器であるからだ。
それでも、④計画は可及的速やかに策定しなければならない。
伏見宮は部外に意見を求めた。
それが艦政本部であり、藤本と平賀であった。
「それならば、④計画は改装だけに絞るというのはどうでしょうか」
藤本は少し考えてそう言った。
「それは…大丈夫なのか?」
伏見宮の懸念は最もである。
④計画は国防に関わるものであり、やはり改装だけならば戦力は増強されるが絶対数は増加しない。
日本海軍の主戦場は太平洋であり、広大である。
いくら質を高めたからと言って数が足りなければ戦線に穴が出来てそこから突き崩されてしまう。
だが、平賀は藤本の意図を瞬時に理解した。
「宮様、藤本はおそらく優性なのは戦艦か航空機かが分かるまで建艦を先延ばしにしようとしているのです」
これに藤本は頷く。
「技術、特に航空機は凄まじい発展を遂げております。1940年ごろになるとおそらく白黒着くと思います。ですので、それまでは現有の戦力を強化するが良しと考えました」
この説明を受けた伏見宮は遂に納得し、大きく頷いた。
艦政本部からの助言を受けた伏見宮はこの案を部内に提示。
宮家に逆らえるものなどいるはずが無く、こうして④計画は改装が主になった。
戦艦の改装はもちろん、空母、重巡、軽巡までの艦はほとんどが改装対象となる。
だが、最も改装工事が大規模なのは戦艦に違いない。
特に大規模な改装が必要になるのは扶桑型戦艦であり、次は伊勢型戦艦である。
どちらも純国産の戦艦であるが、今日の戦場では通用するのか疑問符が付く。
これを世界で戦える軍艦に改装するというのが④計画であり、藤本や平賀の腕の見せ所であった。
④計画という決められた予算内で、これら4隻の戦艦を一線級の軍艦にしなければならないのだ。
それでも、藤本と平賀の目にはしっかりとした炎が点っていた。
おおよそ軍令部内は大艦巨砲主義者と航空主兵主義者で二分されており、どちらも一歩も譲ろうとしなかった。
この現状は軍令部総長である伏見宮にとっては決して好ましい状況ではない。
彼は大艦巨砲主義の持主ではあるが、その目は常に”対米戦勝利”に釘付けであり、戦争に勝てるのなら空母を大増産することに何ら抵抗感は無かった。
だが、現状はどちらも強力な戦力なのには変わりなく、どちらかを優遇するというような考えは伏見宮は持ち合わせていない。
それが組織の長として求められる器であるからだ。
それでも、④計画は可及的速やかに策定しなければならない。
伏見宮は部外に意見を求めた。
それが艦政本部であり、藤本と平賀であった。
「それならば、④計画は改装だけに絞るというのはどうでしょうか」
藤本は少し考えてそう言った。
「それは…大丈夫なのか?」
伏見宮の懸念は最もである。
④計画は国防に関わるものであり、やはり改装だけならば戦力は増強されるが絶対数は増加しない。
日本海軍の主戦場は太平洋であり、広大である。
いくら質を高めたからと言って数が足りなければ戦線に穴が出来てそこから突き崩されてしまう。
だが、平賀は藤本の意図を瞬時に理解した。
「宮様、藤本はおそらく優性なのは戦艦か航空機かが分かるまで建艦を先延ばしにしようとしているのです」
これに藤本は頷く。
「技術、特に航空機は凄まじい発展を遂げております。1940年ごろになるとおそらく白黒着くと思います。ですので、それまでは現有の戦力を強化するが良しと考えました」
この説明を受けた伏見宮は遂に納得し、大きく頷いた。
艦政本部からの助言を受けた伏見宮はこの案を部内に提示。
宮家に逆らえるものなどいるはずが無く、こうして④計画は改装が主になった。
戦艦の改装はもちろん、空母、重巡、軽巡までの艦はほとんどが改装対象となる。
だが、最も改装工事が大規模なのは戦艦に違いない。
特に大規模な改装が必要になるのは扶桑型戦艦であり、次は伊勢型戦艦である。
どちらも純国産の戦艦であるが、今日の戦場では通用するのか疑問符が付く。
これを世界で戦える軍艦に改装するというのが④計画であり、藤本や平賀の腕の見せ所であった。
④計画という決められた予算内で、これら4隻の戦艦を一線級の軍艦にしなければならないのだ。
それでも、藤本と平賀の目にはしっかりとした炎が点っていた。
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