都会から自然の懐へ

ハリマオ65

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15話:新年の挨拶、埴輪商会の解散、九州北部豪雨

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 こうして2007年となった。今年も開運、投資成功、商売繁盛の祈願所として知られる新大久保駅近くの皆中稲荷神社にう初詣に行き、投資の成功を祈願してきた。新年の挨拶に1月7日、三浦半島の津久井浜の富子さんとマンションに挨拶に行った。

「虎屋の羊羹を持参して行くと喜んでくれ、昼前に到着して、春子さんの手料理をいただいた」
「中華料理が上手なので、料理のこつを富子さんが聞くと調味料よと告げた」
「昔料理上手の友人から中華調味料で、お勧めの商品を聞き、ずっと、それらを取り寄せてると語った」

「奥さんが、そのリストを見せてもらい手帳に書き込んでいた」
「それを見ていた埴輪が、それよりも手料理の回数を多くしてもらいたいと反論した」
「めんどくさくなると好きな揚げ物、漬け物など、すぐ買って来て食べるのだからというと確かに、それは認めますと富子さんが、笑った」

「リビングでの日光浴気持ちが良いわよと言われ大きな4人座れるソファーの左右に2人が座り暖かいわと、しゃべっていると思ったら、会話が、途切れて静かになった」
「すると目を閉じて眠ってしまった」
「それを見て春子さんが、毛布を掛けてやり静かにしていた」

 春子さんは、キッチンで珈琲を入れて、テレビを小さな声にして見ていた。1時間位して、埴輪が、気持ちよかったと言い起きてきた。奥さんは、まだ寝ているので、起こさず、キッチンへ春子さんが誘い、珈琲を入れてあげ、クッキーも出した。その後、1時間位すると、奥さんが、起きた。

「どこにいるのと呼びかけると埴輪が、やっと起きたかと笑いながらキッチンからリビングへ行った」
「目覚めの珈琲を入れますから、いらっしゃいと春子さんが言い、珈琲とクッキーをいただいて、あー、美味しいと言うと、まるで子供だねと笑った」

 もう15時半じゃないと言い、ご馳走になってありがとうと埴輪夫妻が、春子さんに御礼を言って、マンションを後にした。そうして、17時過ぎに東京の自宅に戻ってきた。本当に冬でも暖かいのには驚いたわと言い、私たちも、老後あんな生活してみたいねと語った。

 今年の4月から埴輪富子さんは、独立して英語教室を自宅近くの会議室を借りて始めようと、インターネットで、英語検定、TOEIC受検の生徒募集の募集をかけると高校生から社会人まで12人の応募があり土曜日13時から14時まで教室を開くことにした。

 この年、埴輪の実家では、アパートの管理を依頼されていた人が高齢で、亡くなり、そのアパートも古くなったので整地して土地として売りたいと、その家の息子さんたちに依頼された。それを引き受け土地の販売広告を新聞に載せた。昨年、もう1軒のアパートでも同じ事があり、今後、埴輪の父が、商売にならないと告げた。

 そこで、今年いっぱいに商売を辞めることにすると末吉に語った。兄も姉も独立して兄はアメリカへ行き、姉は、関西の方に嫁いでいるため、その話を手紙に書いて知らせると話した。老後の両親の資金は、十分にあると言い、心配はいらないと末吉に語った。

 だから、お前も自分で仕事を探してくれと言われた。わかりましたと答えた。退職金も払えないが、理解してくれと言われ了解した。こうして、2007年6月末日に埴輪商会は、解散して店を閉めた。その後、7月5~6日を中心に台風3号と梅雨前線の影響で「九州北部豪雨」が発生。

 そのため福岡、大分両県で死者38人行方不明者3人となった。台風3号は九州北部を横断し気象庁は5日に両県に大雨特別警報を発表。大規模な土砂崩れや河川の氾濫が起き、大量の流木で家屋や鉄道の鉄橋などが流された。不明者の捜索が長引き、農林水産業に大きな被害が生じた。

 政府は激甚災害に指定し、自治体の災害復旧事業への補助率をかさ上げした。2007年7月12日、早朝、オルガノ株の気配値が3020円となっており、全株、4万株を成り行き売りを出すと売れ、税引き後利益、9950万円、残高が15306万円で、埴輪の財産が、1億7千万円となった。

 その後。台風は5号が8月7~8日に近畿・北陸を縦断。秋にも日本列島への上陸が相次ぎ、18号が9月17~18日に九州南部と四国、近畿、北陸を縦断したほか、21号が10月23日に東海と関東を縦断した。総務省消防庁によると、死者は5号で2人、18号で5人、21号で8人に上った。
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