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第1章 3度目の人生
[05] 1度目の人生:あざる恋の残響
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夏休みが終わる頃、バードックから会いに来ると手紙が届いた。
私は嬉しかったが、どんな顔をして会ったらいいか迷っていた。
婚約解消の話で来る可能性が高い。
私の心はまるで重石を抱えたように、深淵へと沈んでいった。
バードックが訪れた日は、晴天だった。
レノドン伯爵とスカビエス夫人は外出中で、私とダリアンが出迎えた。
「久しぶりだね、ピオ。元気だった?」
バードックは変わらぬ笑顔で黄色い薔薇の花束を渡してくれた。
「あら? お義姉さまにだけ?」
ダリアンがムッとすると、バードックは小さな宝石箱を出してきた。
「君には銀細工とピンクダイヤのブローチを」
「まあ、素敵! この箱は、王女様が気に入っているデザイナーのものでしょう? 嬉しいわ。ありがとう。バードック!」
ダリアンはバードックに抱きついた。
私はただ驚いて、立ちすくんだ。
いつから、抱きつくほど親しい仲になったのだろう。
私は自分が置かれた立場に混乱して、何も言えずに立ちすくんでいた。
おまけに、背後のメイドたちが、私に聞こえるように“毒を含んだ声で”ささやいた。
「婚約者の前で抱擁するなんて、やり過ぎじゃない?」
「いいのよ、気づかなきゃ」
「でも、宝石と花束なんて、差がつきすぎよね」
私は恥ずかしさと怒りで、これ以上ここに居たくなかった。
でも、もしかしたら、バードックが私を助けてくれるかもしれないと僅かな望みを抱いた。
だが、バードックはダリアンを見つめていた。
「今日は泊っていくのでしょう?」
ダリアンは嬉しそうな声を出して、バードックの手を握った。
「ああ、そうさせてもらおうかな。ピオとも久しぶりにゆっくり話をしたい。いいかな?」
バードックの笑みに私は大いに戸惑ったが、反射的に微笑み返した。
「ええ、もちろんですわ」
「ピオ、少し庭園を歩かないか?」
誘われて嬉しかった反面、婚約解消の話が出るのではないかと内心怯えた。
庭園に出ると、秋の気配がした。
風は少し冷たく、虫が鳴いている。
「少し涼しいね。ピオ、寒くないかい?」
「ありがとう。大丈夫よ」
「アカデミーに行ってから全然会えなくてごめんね。とても寂しかったよ。君もダリアンと一緒にアカデミーに入ればよかったのに」
私だってそうしたかった。だけど、鉱山の経営がうまくいかず、財政難のレノドン伯爵家から二人もアカデミーに行かせることは出来ないと言われたのだ。
「私はダリアンと違って社交的ではないし……」
「そんな奥ゆかしいところが君の魅力の一つではあるんだけど」
バードックは私の髪の毛にキスをした。
「ありがとう……アカデミーは……と、とても楽しそうね」
「ああ、君と一緒に楽しみたいことばかりだよ」
「でも、勉強は大変でしょう? あなたなら大丈夫だとわかっているけど」
「課題も多いし、試験も多いから。とはいえ、精一杯頑張ってるよ」
「そう……頑張りすぎてな理しないでね。身体が一番大事ですもの」
バードックは立ち止まって私を見つめた。
「君だけだよ、そんなふうに僕を心から心配してくれるのは」
「私だけ? 本当に?」
「……あ、もしかして、あの噂を心配しているの?」
「え?」
私は聞くつもりはなかったが、つい、反応してしまった。
「王女様のことだろう? ダリアンのお喋りめ!」
言っていたのはダリアンだけではないのだが、私は黙って、バードックを見つめ返した。
「確かに王女様に気に入られて、エスコートしてる。でもそれは、王女様が可哀想だからさ」
「可哀想? どうして?」
「知らないのかい? 王女様はあと数年したら他国の王太子と結婚する予定なんだ。嫁ぐ前に恋愛を楽しみたいって、そう仰ってるんだよ」
政略結婚をするから、今はバードックと恋愛を楽しむ……ということなのだろうか。
「どうして、あなたなのかしら?」
私の問いに戸惑うかと思ったが、バードックは自慢げに言った。
「王女様曰く、顔も身体も全部が私の好みだって」
「……あなたは、それで良いの?」
「え? 普通の男なら光栄に思うだろう?」
「……私に対しては」
私は思わず、我慢していた言葉を発してしまっていた。
バードックは私の婚約者なのに、私を守ると、私が好きだと言っていたのに、私の存在を気にしていないように感じたからだ。
「もしかして、僕が王女様と仲良くするのが嫌なの? まさか、そんな聞き分けのないことは言わないよね?」
「聞き分け?」
「さっきも言った通り、王女様は来年か再来年には他国の王太子と結婚する予定なんだ。結婚したら僕と王女様の関係も終わって、僕は君と結婚する……何か問題があるのかな?」
私は混乱した。バードックは心からそう思っている。悪気は全くない。だから、私に悪いと一切思っていないし、何が悪いのかも判断つかないでいる。
私が攻めたところで堂々巡りは目に見えていた。
私が我慢すれば、波風も立たない。時が来たら結婚し、バードックがレノドン伯爵家を継ぎ、子供を作って幸せに暮らす。そんな日が来るのだと私は私に言い聞かせた。
その日の晩餐は、バードックとダリアン、レノドン伯爵、スカビエス夫人、私の5人でとった。
アカデミーや王女様の話題ばかりで私は全くついていけなかったが、バードックの笑顔を見られるだけで嬉しかった。
その日の夜、私は遅くまで寝付けなかった。
バードックが発した言葉一つ一つが衝撃的過ぎて、悶々としていた。
バードックと王女様の関係にどうしても納得できない。
結婚するまで他の相手と楽しむのは一般的なのだろうか。
いいえ、あり得ない。気持ち悪い。
考えれば考えるほど胃が痛くなり、喉が渇いた。
私は、メイドが忘れた水を取りに、水差しを持って本邸の厨房に向かった。
途中、本邸の応接室から灯りがこぼれているのに気づいた。
消し忘れかと思い、近づくとダリアンとバードックの声がした。
「バードックったら、酷いわ。お義姉さまが可哀想」
「どこが可哀想なんだ。僕には全く理解できないよ。どちらにしろ結婚するのだから同じだろう」
「こんなに堂々と浮気ができるなんて、酷い人ね」
「僕は彼女の勘が鈍いところを大いに気に入ってるんだ」
私に長らく影のようにまとわりついていた違和感が、輪郭を帯びて浮かび上がった瞬間だった。
ああ、バードックは私の愚鈍なところが一番気に入っていたのだ。
私は、天井を見上げた。
思いやりのつもりだった。
気になることをいろいろ聞いて、疎まれるのが嫌だったのに。
それを愚鈍というのか。誰にも笑われぬ道化のように滑稽だ。
私は頭に血が上った。2人の様子を見てやろうと、そっと応接室を覗いた。
薄暗い部屋の中に少ない蝋燭の火と暖炉の火があたりをぼんやり照らしていた。
中央にあるソファにダリアンの後ろ姿が見えた。
ダリアンの上のパジャマははだけていて、上半身は露出していた。
バードックも上半身は裸で、ダリアンを抱きかかえるように座っていた。
バードックがダリアンの膨らんだ胸に口づけをするとダリアンは喘いだ。
「もう! いやらしいんだから」
「嬉しいくせに!」
2人のみだらな声が深夜の静寂に漏れた。
私はそっと踵を返し、別邸の自分の部屋に向かった。
応接室から遠ざかると走り出し、自分の部屋に入るとベッドに倒れ込んだ。
あの様子だとダリアンとバードックの関係は以前から続いているのだろう。
いつからなんて考えてもな駄だ。今でも、この瞬間も続いているのだから。
私はなんて馬鹿だったのか。
バードックは私にだけ優しいのではない。誰にでも優しいのだ。結婚してからもその優しさは、ダリアンをはじめとする多くの女性に向くのだろう。
私はその多くの女性の中の1人だっただけなのだ。
愚鈍な私をみんなが笑っていた。そして、これからも私を笑い続けるのだろう。
私は涙で濡れた顔を枕に押し付け、声を殺して泣いた。
私は嬉しかったが、どんな顔をして会ったらいいか迷っていた。
婚約解消の話で来る可能性が高い。
私の心はまるで重石を抱えたように、深淵へと沈んでいった。
バードックが訪れた日は、晴天だった。
レノドン伯爵とスカビエス夫人は外出中で、私とダリアンが出迎えた。
「久しぶりだね、ピオ。元気だった?」
バードックは変わらぬ笑顔で黄色い薔薇の花束を渡してくれた。
「あら? お義姉さまにだけ?」
ダリアンがムッとすると、バードックは小さな宝石箱を出してきた。
「君には銀細工とピンクダイヤのブローチを」
「まあ、素敵! この箱は、王女様が気に入っているデザイナーのものでしょう? 嬉しいわ。ありがとう。バードック!」
ダリアンはバードックに抱きついた。
私はただ驚いて、立ちすくんだ。
いつから、抱きつくほど親しい仲になったのだろう。
私は自分が置かれた立場に混乱して、何も言えずに立ちすくんでいた。
おまけに、背後のメイドたちが、私に聞こえるように“毒を含んだ声で”ささやいた。
「婚約者の前で抱擁するなんて、やり過ぎじゃない?」
「いいのよ、気づかなきゃ」
「でも、宝石と花束なんて、差がつきすぎよね」
私は恥ずかしさと怒りで、これ以上ここに居たくなかった。
でも、もしかしたら、バードックが私を助けてくれるかもしれないと僅かな望みを抱いた。
だが、バードックはダリアンを見つめていた。
「今日は泊っていくのでしょう?」
ダリアンは嬉しそうな声を出して、バードックの手を握った。
「ああ、そうさせてもらおうかな。ピオとも久しぶりにゆっくり話をしたい。いいかな?」
バードックの笑みに私は大いに戸惑ったが、反射的に微笑み返した。
「ええ、もちろんですわ」
「ピオ、少し庭園を歩かないか?」
誘われて嬉しかった反面、婚約解消の話が出るのではないかと内心怯えた。
庭園に出ると、秋の気配がした。
風は少し冷たく、虫が鳴いている。
「少し涼しいね。ピオ、寒くないかい?」
「ありがとう。大丈夫よ」
「アカデミーに行ってから全然会えなくてごめんね。とても寂しかったよ。君もダリアンと一緒にアカデミーに入ればよかったのに」
私だってそうしたかった。だけど、鉱山の経営がうまくいかず、財政難のレノドン伯爵家から二人もアカデミーに行かせることは出来ないと言われたのだ。
「私はダリアンと違って社交的ではないし……」
「そんな奥ゆかしいところが君の魅力の一つではあるんだけど」
バードックは私の髪の毛にキスをした。
「ありがとう……アカデミーは……と、とても楽しそうね」
「ああ、君と一緒に楽しみたいことばかりだよ」
「でも、勉強は大変でしょう? あなたなら大丈夫だとわかっているけど」
「課題も多いし、試験も多いから。とはいえ、精一杯頑張ってるよ」
「そう……頑張りすぎてな理しないでね。身体が一番大事ですもの」
バードックは立ち止まって私を見つめた。
「君だけだよ、そんなふうに僕を心から心配してくれるのは」
「私だけ? 本当に?」
「……あ、もしかして、あの噂を心配しているの?」
「え?」
私は聞くつもりはなかったが、つい、反応してしまった。
「王女様のことだろう? ダリアンのお喋りめ!」
言っていたのはダリアンだけではないのだが、私は黙って、バードックを見つめ返した。
「確かに王女様に気に入られて、エスコートしてる。でもそれは、王女様が可哀想だからさ」
「可哀想? どうして?」
「知らないのかい? 王女様はあと数年したら他国の王太子と結婚する予定なんだ。嫁ぐ前に恋愛を楽しみたいって、そう仰ってるんだよ」
政略結婚をするから、今はバードックと恋愛を楽しむ……ということなのだろうか。
「どうして、あなたなのかしら?」
私の問いに戸惑うかと思ったが、バードックは自慢げに言った。
「王女様曰く、顔も身体も全部が私の好みだって」
「……あなたは、それで良いの?」
「え? 普通の男なら光栄に思うだろう?」
「……私に対しては」
私は思わず、我慢していた言葉を発してしまっていた。
バードックは私の婚約者なのに、私を守ると、私が好きだと言っていたのに、私の存在を気にしていないように感じたからだ。
「もしかして、僕が王女様と仲良くするのが嫌なの? まさか、そんな聞き分けのないことは言わないよね?」
「聞き分け?」
「さっきも言った通り、王女様は来年か再来年には他国の王太子と結婚する予定なんだ。結婚したら僕と王女様の関係も終わって、僕は君と結婚する……何か問題があるのかな?」
私は混乱した。バードックは心からそう思っている。悪気は全くない。だから、私に悪いと一切思っていないし、何が悪いのかも判断つかないでいる。
私が攻めたところで堂々巡りは目に見えていた。
私が我慢すれば、波風も立たない。時が来たら結婚し、バードックがレノドン伯爵家を継ぎ、子供を作って幸せに暮らす。そんな日が来るのだと私は私に言い聞かせた。
その日の晩餐は、バードックとダリアン、レノドン伯爵、スカビエス夫人、私の5人でとった。
アカデミーや王女様の話題ばかりで私は全くついていけなかったが、バードックの笑顔を見られるだけで嬉しかった。
その日の夜、私は遅くまで寝付けなかった。
バードックが発した言葉一つ一つが衝撃的過ぎて、悶々としていた。
バードックと王女様の関係にどうしても納得できない。
結婚するまで他の相手と楽しむのは一般的なのだろうか。
いいえ、あり得ない。気持ち悪い。
考えれば考えるほど胃が痛くなり、喉が渇いた。
私は、メイドが忘れた水を取りに、水差しを持って本邸の厨房に向かった。
途中、本邸の応接室から灯りがこぼれているのに気づいた。
消し忘れかと思い、近づくとダリアンとバードックの声がした。
「バードックったら、酷いわ。お義姉さまが可哀想」
「どこが可哀想なんだ。僕には全く理解できないよ。どちらにしろ結婚するのだから同じだろう」
「こんなに堂々と浮気ができるなんて、酷い人ね」
「僕は彼女の勘が鈍いところを大いに気に入ってるんだ」
私に長らく影のようにまとわりついていた違和感が、輪郭を帯びて浮かび上がった瞬間だった。
ああ、バードックは私の愚鈍なところが一番気に入っていたのだ。
私は、天井を見上げた。
思いやりのつもりだった。
気になることをいろいろ聞いて、疎まれるのが嫌だったのに。
それを愚鈍というのか。誰にも笑われぬ道化のように滑稽だ。
私は頭に血が上った。2人の様子を見てやろうと、そっと応接室を覗いた。
薄暗い部屋の中に少ない蝋燭の火と暖炉の火があたりをぼんやり照らしていた。
中央にあるソファにダリアンの後ろ姿が見えた。
ダリアンの上のパジャマははだけていて、上半身は露出していた。
バードックも上半身は裸で、ダリアンを抱きかかえるように座っていた。
バードックがダリアンの膨らんだ胸に口づけをするとダリアンは喘いだ。
「もう! いやらしいんだから」
「嬉しいくせに!」
2人のみだらな声が深夜の静寂に漏れた。
私はそっと踵を返し、別邸の自分の部屋に向かった。
応接室から遠ざかると走り出し、自分の部屋に入るとベッドに倒れ込んだ。
あの様子だとダリアンとバードックの関係は以前から続いているのだろう。
いつからなんて考えてもな駄だ。今でも、この瞬間も続いているのだから。
私はなんて馬鹿だったのか。
バードックは私にだけ優しいのではない。誰にでも優しいのだ。結婚してからもその優しさは、ダリアンをはじめとする多くの女性に向くのだろう。
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*お読みくださりありがとうございます。
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