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第1章 3度目の人生
[04] 1度目の人生:優しい婚約者
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私が誕生した日、珍しく母の部屋を訪ねたレノドン伯爵は大声で怒鳴ったという。
「何?! 娘だと? まったく役に立たない女だ!」
ただ、すぐに気が変わり、今度はにやりと笑ったという。
「うむ。お前に似たら高く売れそうだな」
レノドン伯爵は高笑いをして部屋を出ていき、母のニュイ・レノドンは恐怖なのか屈辱なのかは判らなかったが、震えていたと母の侍女が10歳の頃にこっそり教えてくれた。
「奥様はとてもお強い方なのです」
侍女の言う通り、母はレノドン伯爵から私を守り、私にたくさんの愛情を注いでくれた。 片時も離れず、乳母に任せることもなく、母と母が連れてきた唯一の侍女が私を育ててくれた。
当時の私は、父が忙しくて会いに来なくても寂しく思うことはなかった。
私が15歳になったばかりの時、母は病で亡くなった。半年ほど前から寝たきりになり、あっという間だった。
母の葬式の時、婚約者のカンビセス侯爵の次男・バードック・カンビセスが私の涙を指で拭って慰めてくれた。
「ピオニー、元気を出して。君のお母様の代わりに僕が君を守ってあげるよ」
「ありがとう、バードック」
私は、素直に喜んだ。母の侍女は母が亡くなった時に自決し、私は独りぼっちだったからだ。
バードックは私の傍にずっと居てくれる。私は信じていた。
アッシュグレーの髪、茶色の瞳。誰からも好かれる微笑み。
バードックの父は王宮の役人で、母は男爵令嬢だった。
私の父であるレノドン伯爵とカンビセス侯爵はアカデミーの同級生で、娼館で同じ女を共有するほど仲が良かった。
バードックは、小侯爵である長兄と6歳離れている。小侯爵は、すでに結婚し、妻や子供と共に領地で過ごしていた。
初めてバードックに会ったのは、私の5歳の誕生日だった。
レノドン伯爵と母のニュイ・レノドンが選んだ子供たちが私の誕生日を祝ってくれた。
美味しい食事やスイーツに、大きなぬいぐるみや美しいハンカチ。様々なプレゼントをもらい、私は有頂天だった。
その時、バードックは恥じらいながら、私の前に進み出た。
「ピオニー嬢、僕からのプレゼントはこちらです」
バードックは片膝を跪き、両手で小さい箱を開けた。まるでプロポーズをするみたいに。
箱の中には私の瞳の色の石が付いた指輪が入っていた。
「君のアースアイと同じ石を見つけたんだ。もらってくれる?」
バードックの少し照れた笑顔と頭を傾げたしぐさは完璧だった。
周囲の大人も子供もメイドも、揃って小さな歓声を上げた。
私の顔は驚きと恥ずかしさで一気に熱くなった。
ちらっと母を見ると、母は笑っていなかった。
どうしよう。私は、一瞬で不安になったが、バードックは私のことは気にも留めず、勝手に私の指に指輪をな理やりはめ込んだ。
「わぁ! 似合ってます」
バードックがはしゃいだ声を出すと、一斉に歓声が上がり、拍手が響いた。
私は戸惑った。私に確認もせず、指輪をはめるなんて。
それだけじゃない。
指輪をはめただけなのに、バードックや周囲の大人たちが興奮しているのを見て、ものすごく変な気分になった。嬉しいような悲しいような……。
その夜、母は私を寝かしつけに来た時に耳元でささやいた。
「ピオは指輪が嬉しかったのかしら?」
私はな意識に顔をしかめた。
「ほしい物ではなかったわ。お母様……よくわからない」
母は小さくため息をつくと私を抱きしめた。
「子供だからと、私も油断していたわ」
母は、愛おしそうに私の頭を撫でた。
「あなたには幸せになってほしかったのに……」
母の嫌な予感は的中し、後日、私はバードックの婚約者に仕立てられた。
私は母の心配そうな顔に不安を覚えたが、バードックといると幸せな気分になった。
まだ幼かったのだ。
会うたびにバードックから贈られるプレゼントや優しい言葉に心が躍った。
母が亡くなり、スカビエス夫人とダリアンが私の居場所を乗っ取った。
私は心細くてバードックに慰めてほしかったが、バードックはアカデミーに入学すると、すぐに疎遠になった。
最初はアカデミーが忙しいのだと思った。
私はバードックが恋しくなり、アカデミーに入学したいとレノドン伯爵に願い出た。
「そんなムダ金はうちにはない。だが、お前名義の鉱山が私名義になれば話は別だな」
レノドン伯爵は冷たい声で言った。
私はその要求をすぐに飲んだ。
実母から相続した唯一の物だったが、私はバードックを選んだ。
それなのにレノドン伯爵は何かと理由をつけて、アカデミーに入学させなかった。
私は騙されたのだ。
沈んだ心を光で照らしてくれたのはバードックの手紙だった。
毎月1通は届いていたし、会えないのは課題や行事が多いからと書かれていた。
毎回、私に会いたい、私と一緒に過ごしたい、早く卒業して迎えに行くよと綴っていた。 いつも同じフレーズではあったが、私は嬉しかった。バードックはアカデミーに居ても私を思ってくれている。
私はなんて幸せなんだろうと、バードックの思いを片時も疑っていなかった。
そう。あの時までは。
翌年、ダリアンはアカデミーに入学し、バードックは第3学年に進学した。
私は相変わらず別邸に住み、本を読んだり、刺繍をしたりして一人で過ごしていた。
唯一の楽しみは毎月届くバードックからの手紙を読み返すことだった。
そんな中、アカデミーが夏休みとなり、第1学年のダリアンが屋敷に戻ってきた。
私も久しぶりに本邸の晩餐に呼ばれた。
レノドン伯爵は上座に座り、左右にはスカビエス夫人とダリアンが座っていた。
すでに食事は進んでいて、メインディッシュを食べていた。
「遅いじゃないか、ピオニー」
「申し訳ございません」
私は時間どおりだったが、メイドが私に告げる時間はいつも嘘だった。
「お義姉さまは、相変わらずね。人を待たせるのがお好きなのね?」
ダリアンが嫌味を口にし、レノドン伯爵もスカビエス夫人も満足そうに笑った。
「ダリアンはアカデミーに行って見違えたわ」
私はすぐさま話題を変え、ダリアンを褒めた。そうするとレノドン伯爵もスカビエス夫人も喜ぶからだ。
「あなたほど美しい令嬢はいないでしょう」
私がそう言うと、ダリアンは意地悪そうな目をして微笑んだ。
「ええ、と言いたいところだけど、私の1学年上に王女様がいらっしゃるの。王女様は花の精霊のように美しいのよ」
それを聞いたレノドン伯爵は、珍しく顔をほころばせた。
「確かに王女様は美しい。陛下ご自慢のご息女だからな」
「そうなの! 美しい黄金の髪につやつやの白い肌。王女様のお傍に寄ると薔薇の香りがするのよ」
ダリアはまるで自分の事のように語った。
「その王女様は、バードックと仲良しなのよ」
「え?」
私は、驚いて顔を上げた。
ダリアンだけでなく、レノドン伯爵もスカビエス夫人も目を細め、ニヤニヤと口元を緩ませながら私を見ていた。
「この間もパーティーでバードックが王女様をエスコートしていたわ」
私の身体は全身が凍り付いてしまったように、スープを口へ運ぶ手が止まった。
「夏休みは、王女様の別荘でお過ごしになるそうよ。お二人で」
ダリアンの口角が楽しそうに上がる。
聞き間違えではない。結婚前の男女が、しかも男のほうには婚約者がいるのに二人っきりで別荘で過ごすなんて、普通であればありえないことだ。
「ど、どうして……」
私はやっとの思いで声を出したが、誰も聞いていなかった。
「カンビセス侯爵もさぞお喜びだろう。次男が王配候補なんて」
私は思わず声を上げた。
「王配?……お父様、お忘れですか。バードックは私の婚約者です」
私の声は震えていた。ここに居る誰もが、バードックが私の婚約者であることをな視している。
「まあ、ずうずうしい」
スカビエス夫人が大声を上げた。
「あなたのような貧弱で身なりも見苦しい女が、王女様と張り合おうというの?!」
私は驚いて思わず肩が跳ねた。
「い、いいえ、まさか、そんな……そんなつもりはございません」
私はおずおずと答えた。レノドン伯爵は愉快そうに笑った。
「近々、カンビセス侯爵家から婚約解消の話がくるだろう。慰謝料と共にな」
「まあ、可哀想なお義姉さま」
私は居ても立ってもいられず、席を立った。
扉を閉める際に、3人が大声で笑うのが聞こえた。
あの優しいバードックが私を捨てるなんて、私は信じられなかった。
私は、バードックに手紙を書いた。今、どこにいるのか。夏休みは会えるのか。どうしても会いたい、と。
だが、いくら待っても返事はなかった。
アカデミーに入学するまでは、毎月のように会い、私に優しくしてくれたバードック。 私を守ると言って、頬にキスしてくれたバードック。
そんな優しいバードックは私の知らないところで変わってしまったのだ。
私はバードックと過ごした日々を思い出しては、毎日、涙が絶えることはなかった。
「何?! 娘だと? まったく役に立たない女だ!」
ただ、すぐに気が変わり、今度はにやりと笑ったという。
「うむ。お前に似たら高く売れそうだな」
レノドン伯爵は高笑いをして部屋を出ていき、母のニュイ・レノドンは恐怖なのか屈辱なのかは判らなかったが、震えていたと母の侍女が10歳の頃にこっそり教えてくれた。
「奥様はとてもお強い方なのです」
侍女の言う通り、母はレノドン伯爵から私を守り、私にたくさんの愛情を注いでくれた。 片時も離れず、乳母に任せることもなく、母と母が連れてきた唯一の侍女が私を育ててくれた。
当時の私は、父が忙しくて会いに来なくても寂しく思うことはなかった。
私が15歳になったばかりの時、母は病で亡くなった。半年ほど前から寝たきりになり、あっという間だった。
母の葬式の時、婚約者のカンビセス侯爵の次男・バードック・カンビセスが私の涙を指で拭って慰めてくれた。
「ピオニー、元気を出して。君のお母様の代わりに僕が君を守ってあげるよ」
「ありがとう、バードック」
私は、素直に喜んだ。母の侍女は母が亡くなった時に自決し、私は独りぼっちだったからだ。
バードックは私の傍にずっと居てくれる。私は信じていた。
アッシュグレーの髪、茶色の瞳。誰からも好かれる微笑み。
バードックの父は王宮の役人で、母は男爵令嬢だった。
私の父であるレノドン伯爵とカンビセス侯爵はアカデミーの同級生で、娼館で同じ女を共有するほど仲が良かった。
バードックは、小侯爵である長兄と6歳離れている。小侯爵は、すでに結婚し、妻や子供と共に領地で過ごしていた。
初めてバードックに会ったのは、私の5歳の誕生日だった。
レノドン伯爵と母のニュイ・レノドンが選んだ子供たちが私の誕生日を祝ってくれた。
美味しい食事やスイーツに、大きなぬいぐるみや美しいハンカチ。様々なプレゼントをもらい、私は有頂天だった。
その時、バードックは恥じらいながら、私の前に進み出た。
「ピオニー嬢、僕からのプレゼントはこちらです」
バードックは片膝を跪き、両手で小さい箱を開けた。まるでプロポーズをするみたいに。
箱の中には私の瞳の色の石が付いた指輪が入っていた。
「君のアースアイと同じ石を見つけたんだ。もらってくれる?」
バードックの少し照れた笑顔と頭を傾げたしぐさは完璧だった。
周囲の大人も子供もメイドも、揃って小さな歓声を上げた。
私の顔は驚きと恥ずかしさで一気に熱くなった。
ちらっと母を見ると、母は笑っていなかった。
どうしよう。私は、一瞬で不安になったが、バードックは私のことは気にも留めず、勝手に私の指に指輪をな理やりはめ込んだ。
「わぁ! 似合ってます」
バードックがはしゃいだ声を出すと、一斉に歓声が上がり、拍手が響いた。
私は戸惑った。私に確認もせず、指輪をはめるなんて。
それだけじゃない。
指輪をはめただけなのに、バードックや周囲の大人たちが興奮しているのを見て、ものすごく変な気分になった。嬉しいような悲しいような……。
その夜、母は私を寝かしつけに来た時に耳元でささやいた。
「ピオは指輪が嬉しかったのかしら?」
私はな意識に顔をしかめた。
「ほしい物ではなかったわ。お母様……よくわからない」
母は小さくため息をつくと私を抱きしめた。
「子供だからと、私も油断していたわ」
母は、愛おしそうに私の頭を撫でた。
「あなたには幸せになってほしかったのに……」
母の嫌な予感は的中し、後日、私はバードックの婚約者に仕立てられた。
私は母の心配そうな顔に不安を覚えたが、バードックといると幸せな気分になった。
まだ幼かったのだ。
会うたびにバードックから贈られるプレゼントや優しい言葉に心が躍った。
母が亡くなり、スカビエス夫人とダリアンが私の居場所を乗っ取った。
私は心細くてバードックに慰めてほしかったが、バードックはアカデミーに入学すると、すぐに疎遠になった。
最初はアカデミーが忙しいのだと思った。
私はバードックが恋しくなり、アカデミーに入学したいとレノドン伯爵に願い出た。
「そんなムダ金はうちにはない。だが、お前名義の鉱山が私名義になれば話は別だな」
レノドン伯爵は冷たい声で言った。
私はその要求をすぐに飲んだ。
実母から相続した唯一の物だったが、私はバードックを選んだ。
それなのにレノドン伯爵は何かと理由をつけて、アカデミーに入学させなかった。
私は騙されたのだ。
沈んだ心を光で照らしてくれたのはバードックの手紙だった。
毎月1通は届いていたし、会えないのは課題や行事が多いからと書かれていた。
毎回、私に会いたい、私と一緒に過ごしたい、早く卒業して迎えに行くよと綴っていた。 いつも同じフレーズではあったが、私は嬉しかった。バードックはアカデミーに居ても私を思ってくれている。
私はなんて幸せなんだろうと、バードックの思いを片時も疑っていなかった。
そう。あの時までは。
翌年、ダリアンはアカデミーに入学し、バードックは第3学年に進学した。
私は相変わらず別邸に住み、本を読んだり、刺繍をしたりして一人で過ごしていた。
唯一の楽しみは毎月届くバードックからの手紙を読み返すことだった。
そんな中、アカデミーが夏休みとなり、第1学年のダリアンが屋敷に戻ってきた。
私も久しぶりに本邸の晩餐に呼ばれた。
レノドン伯爵は上座に座り、左右にはスカビエス夫人とダリアンが座っていた。
すでに食事は進んでいて、メインディッシュを食べていた。
「遅いじゃないか、ピオニー」
「申し訳ございません」
私は時間どおりだったが、メイドが私に告げる時間はいつも嘘だった。
「お義姉さまは、相変わらずね。人を待たせるのがお好きなのね?」
ダリアンが嫌味を口にし、レノドン伯爵もスカビエス夫人も満足そうに笑った。
「ダリアンはアカデミーに行って見違えたわ」
私はすぐさま話題を変え、ダリアンを褒めた。そうするとレノドン伯爵もスカビエス夫人も喜ぶからだ。
「あなたほど美しい令嬢はいないでしょう」
私がそう言うと、ダリアンは意地悪そうな目をして微笑んだ。
「ええ、と言いたいところだけど、私の1学年上に王女様がいらっしゃるの。王女様は花の精霊のように美しいのよ」
それを聞いたレノドン伯爵は、珍しく顔をほころばせた。
「確かに王女様は美しい。陛下ご自慢のご息女だからな」
「そうなの! 美しい黄金の髪につやつやの白い肌。王女様のお傍に寄ると薔薇の香りがするのよ」
ダリアはまるで自分の事のように語った。
「その王女様は、バードックと仲良しなのよ」
「え?」
私は、驚いて顔を上げた。
ダリアンだけでなく、レノドン伯爵もスカビエス夫人も目を細め、ニヤニヤと口元を緩ませながら私を見ていた。
「この間もパーティーでバードックが王女様をエスコートしていたわ」
私の身体は全身が凍り付いてしまったように、スープを口へ運ぶ手が止まった。
「夏休みは、王女様の別荘でお過ごしになるそうよ。お二人で」
ダリアンの口角が楽しそうに上がる。
聞き間違えではない。結婚前の男女が、しかも男のほうには婚約者がいるのに二人っきりで別荘で過ごすなんて、普通であればありえないことだ。
「ど、どうして……」
私はやっとの思いで声を出したが、誰も聞いていなかった。
「カンビセス侯爵もさぞお喜びだろう。次男が王配候補なんて」
私は思わず声を上げた。
「王配?……お父様、お忘れですか。バードックは私の婚約者です」
私の声は震えていた。ここに居る誰もが、バードックが私の婚約者であることをな視している。
「まあ、ずうずうしい」
スカビエス夫人が大声を上げた。
「あなたのような貧弱で身なりも見苦しい女が、王女様と張り合おうというの?!」
私は驚いて思わず肩が跳ねた。
「い、いいえ、まさか、そんな……そんなつもりはございません」
私はおずおずと答えた。レノドン伯爵は愉快そうに笑った。
「近々、カンビセス侯爵家から婚約解消の話がくるだろう。慰謝料と共にな」
「まあ、可哀想なお義姉さま」
私は居ても立ってもいられず、席を立った。
扉を閉める際に、3人が大声で笑うのが聞こえた。
あの優しいバードックが私を捨てるなんて、私は信じられなかった。
私は、バードックに手紙を書いた。今、どこにいるのか。夏休みは会えるのか。どうしても会いたい、と。
だが、いくら待っても返事はなかった。
アカデミーに入学するまでは、毎月のように会い、私に優しくしてくれたバードック。 私を守ると言って、頬にキスしてくれたバードック。
そんな優しいバードックは私の知らないところで変わってしまったのだ。
私はバードックと過ごした日々を思い出しては、毎日、涙が絶えることはなかった。
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