未来スコープ・コンセプト絵本 ―リスのリッカと ことばの森のちず―

「この森の言葉を集めて、辞書を作ろう!」
ミナ の こころ に とどく コトバ が、きっと ある はず だ……

森の奥で、リスのリッカは言葉を失ったキツネに出会います。
その静かな姿に、リッカは問いかけます。

──言葉って、どこから来るの?
──どうすれば、誰かの心に届くの?

リッカは、言葉を探す旅に出ます。
森の仲間たちとの出会いを通して、「ふれる」「まぜる」「ひらく」「こぼれる」「つなぐ」といった、心の奥に芽吹くような言葉に出会っていきます。
そして、リッカはその言葉を一冊の「森の辞書」にまとめていきます。
それは、誰かの気持ちに寄り添い、未来の誰かに手渡すための、ことばの地図。

「言葉って、こころの芽みたい。育てるには、光と水と、やさしさがいるんだ。」

違いを受け入れ、気持ちをつなぐ力を育む──
言葉に悩む子どもたち、そして言葉を育てたいすべての大人たちへ。
この絵本は、言葉を集め、育て、未来へ手渡す旅を描いた、静かで美しい一冊です。
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