【完結】濡れ衣聖女はもう戻らない 〜ホワイトな宮廷ギルドで努力の成果が実りました
代々魔術師の名家であるローエルシュタイン侯爵家は二人の聖女を輩出した。
一人は幼き頃より神童と呼ばれた天才で、史上最年少で聖女の称号を得たエキドナ。
もう一人はエキドナの姉で、妹に遅れをとること五年目にしてようやく聖女になれた努力家、ルシリア。
ルシリアは魔力の量も生まれつき、妹のエキドナの十分の一以下でローエルシュタインの落ちこぼれだと蔑まれていた。
しかし彼女は努力を惜しまず、魔力不足を補う方法をいくつも生み出し、教会から聖女だと認められるに至ったのである。
エキドナは目立ちたがりで、国に一人しかいなかった聖女に姉がなることを良しとしなかった。
そこで、自らの家宝の杖を壊し、その罪を姉になすりつけ、彼女を実家から追放させた。
「無駄な努力」だと勝ち誇った顔のエキドナに嘲り笑われたルシリアは失意のまま隣国へと足を運ぶ。
エキドナは知らなかった。魔物が増えた昨今、彼女の働きだけでは不足だと教会にみなされて、姉が聖女になったことを。
ルシリアは隣国で偶然再会した王太子、アークハルトにその力を認められ、宮廷ギルド入りを勧められ、宮仕えとしての第二の人生を送ることとなる。
※旧タイトル『妹が神童だと呼ばれていた聖女、「無駄な努力」だと言われ追放される〜「努力は才能を凌駕する」と隣国の宮廷ギルドで証明したので、もう戻りません』
一人は幼き頃より神童と呼ばれた天才で、史上最年少で聖女の称号を得たエキドナ。
もう一人はエキドナの姉で、妹に遅れをとること五年目にしてようやく聖女になれた努力家、ルシリア。
ルシリアは魔力の量も生まれつき、妹のエキドナの十分の一以下でローエルシュタインの落ちこぼれだと蔑まれていた。
しかし彼女は努力を惜しまず、魔力不足を補う方法をいくつも生み出し、教会から聖女だと認められるに至ったのである。
エキドナは目立ちたがりで、国に一人しかいなかった聖女に姉がなることを良しとしなかった。
そこで、自らの家宝の杖を壊し、その罪を姉になすりつけ、彼女を実家から追放させた。
「無駄な努力」だと勝ち誇った顔のエキドナに嘲り笑われたルシリアは失意のまま隣国へと足を運ぶ。
エキドナは知らなかった。魔物が増えた昨今、彼女の働きだけでは不足だと教会にみなされて、姉が聖女になったことを。
ルシリアは隣国で偶然再会した王太子、アークハルトにその力を認められ、宮廷ギルド入りを勧められ、宮仕えとしての第二の人生を送ることとなる。
※旧タイトル『妹が神童だと呼ばれていた聖女、「無駄な努力」だと言われ追放される〜「努力は才能を凌駕する」と隣国の宮廷ギルドで証明したので、もう戻りません』
あなたにおすすめの小説
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星井ゆの花(星里有乃)
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2025年10月25日、外編全17話投稿済み。第二部準備中です。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
【完結】偽物と呼ばれた公爵令嬢は正真正銘の本物でした~私は不要とのことなのでこの国から出ていきます~
Na20
恋愛
私は孤児院からノスタルク公爵家に引き取られ養子となったが家族と認められることはなかった。
婚約者である王太子殿下からも蔑ろにされておりただただ良いように使われるだけの毎日。
そんな日々でも唯一の希望があった。
「必ず迎えに行く!」
大好きだった友達との約束だけが私の心の支えだった。だけどそれも八年も前の約束。
私はこれからも変わらない日々を送っていくのだろうと諦め始めていた。
そんな時にやってきた留学生が大好きだった友達に似ていて…
※設定はゆるいです
※小説家になろう様にも掲載しています
修道女エンドの悪役令嬢が実は聖女だったわけですが今更助けてなんて言わないですよね
星井ゆの花(星里有乃)
恋愛
『お久しぶりですわ、バッカス王太子。ルイーゼの名は捨てて今は洗礼名のセシリアで暮らしております。そちらには聖女ミカエラさんがいるのだから、私がいなくても安心ね。ご機嫌よう……』
悪役令嬢ルイーゼは聖女ミカエラへの嫌がらせという濡れ衣を着せられて、辺境の修道院へ追放されてしまう。2年後、魔族の襲撃により王都はピンチに陥り、真の聖女はミカエラではなくルイーゼだったことが判明する。
地母神との誓いにより祖国の土地だけは踏めないルイーゼに、今更助けを求めることは不可能。さらに、ルイーゼには別の国の王子から求婚話が来ていて……?
* この作品は、アルファポリスさんと小説家になろうさんに投稿しています。
* 2025年12月06日、番外編の投稿開始しました。
【完結】慰謝料は国家予算の半分!?真実の愛に目覚めたという殿下と婚約破棄しました〜国が危ないので返して欲しい?全額使ったので、今更遅いです
冬月光輝
恋愛
生まれつき高い魔力を持って生まれたアルゼオン侯爵家の令嬢アレインは、厳しい教育を受けてエデルタ皇国の聖女になり皇太子の婚約者となる。
しかし、皇太子は絶世の美女と名高い後輩聖女のエミールに夢中になりアレインに婚約破棄を求めた。
アレインは断固拒否するも、皇太子は「真実の愛に目覚めた。エミールが居れば何もいらない」と口にして、その証拠に国家予算の半分を慰謝料として渡すと宣言する。
後輩聖女のエミールは「気まずくなるからアレインと同じ仕事はしたくない」と皇太子に懇願したらしく、聖女を辞める退職金も含めているのだそうだ。
婚約破棄を承諾したアレインは大量の金塊や現金を規格外の収納魔法で一度に受け取った。
そして、実家に帰ってきた彼女は王族との縁談を金と引き換えに破棄したことを父親に責められて勘当されてしまう。
仕事を失って、実家を追放された彼女は国外に出ることを余儀なくされた彼女は法外な財力で借金に苦しむ獣人族の土地を買い上げて、スローライフをスタートさせた。
エデルタ皇国はいきなり国庫の蓄えが激減し、近年魔物が増えているにも関わらず強力な聖女も居なくなり、急速に衰退していく。
絶望?いえいえ、余裕です! 10年にも及ぶ婚約を解消されても化物令嬢はモフモフに夢中ですので
ハートリオ
恋愛
伯爵令嬢ステラは6才の時に隣国の公爵令息ディングに見初められて婚約し、10才から婚約者ディングの公爵邸の別邸で暮らしていた。
しかし、ステラを呼び寄せてすぐにディングは婚約を後悔し、ステラを放置する事となる。
異様な姿で異臭を放つ『化物令嬢』となったステラを嫌った為だ。
異国の公爵邸の別邸で一人放置される事となった10才の少女ステラだが。
公爵邸別邸は森の中にあり、その森には白いモフモフがいたので。
『ツン』だけど優しい白クマさんがいたので耐えられた。
更にある事件をきっかけに自分を取り戻した後は、ディングの執事カロンと共に公爵家の仕事をこなすなどして暮らして来た。
だがステラが16才、王立高等学校卒業一ヶ月前にとうとう婚約解消され、ステラは公爵邸を出て行く。
ステラを厄介払い出来たはずの公爵令息ディングはなぜかモヤモヤする。
モヤモヤの理由が分からないまま、ステラが出て行った後の公爵邸では次々と不具合が起こり始めて――
奇跡的に出会い、優しい時を過ごして愛を育んだ一人と一頭(?)の愛の物語です。
異世界、魔法のある世界です。
色々ゆるゆるです。
報われなくても平気ですので、私のことは秘密にしていただけますか?
小桜
恋愛
レフィナード城の片隅で治癒師として働く男爵令嬢のペルラ・アマーブレは、騎士隊長のルイス・クラベルへ密かに思いを寄せていた。
しかし、ルイスは命の恩人である美しい女性に心惹かれ、恋人同士となってしまう。
突然の失恋に、落ち込むペルラ。
そんなある日、謎の騎士アルビレオ・ロメロがペルラの前に現れた。
「俺は、放っておけないから来たのです」
初対面であるはずのアルビレオだが、なぜか彼はペルラこそがルイスの恩人だと確信していて――
ペルラには報われてほしいと願う一途なアルビレオと、絶対に真実は隠し通したいペルラの物語です。
幸せじゃないのは聖女が祈りを怠けたせい? でしたら、本当に怠けてみますね
柚木ゆず
恋愛
『最近俺達に不幸が多いのは、お前が祈りを怠けているからだ』
王太子レオンとその家族によって理不尽に疑われ、沢山の暴言を吐かれた上で監視をつけられてしまった聖女エリーナ。そんなエリーナとレオン達の人生は、この出来事を切っ掛けに一変することになるのでした――
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
マルルは、どうなったんですか?
オーウェン王子と相方のコラボ。
オーウェン出てくるたびにチラチラメガネがよぎります。よき
重要な場面でのセリフがぴぇじゃなかったら良かったのになぁ。
結局、努力ができるっていうのは才能なんだよね。
これからはエキドナは罪人としてこき使ってやれば良い。やつが優秀な魔法使いなのは間違いないのだから。できれば罪人でも良いから妾にしたいという魔法使いが居れば良いのだけれど。優秀な魔法使いが生まれてくるかもしれないからね。
オーウェン殿下第二王子なんですよね。国王と第一王子は何してんだ?しっかり国守れよ、こら。ルシリアの選択は大正解だったね。エキドナは投獄されたまま、一生牢の中かしら。家宝(と言うか、これ国宝ものだよね?)壊して国に大打撃与えたのに。まあ、英雄だったことは確かだし、放逐も死刑もできないよね…。
ハッピーエンドでよかったです。一気に読ませていただきました。
脱字?
2107310638
>だから、悲しけど情とかそういう感情は
悲し"い"が正?
ありがとうございます。
修正しました……!
【最終話】驚異 → 脅威
完結、お疲れさまでした💐
ハッピーエンド🎉
瘴気の件を含め、結果オーライになりましたね😆
聖女という国の財産を勝手に国外追放したクズ父が無罪放免なのは、あの国の上層部のほとんどがクズなせいなんでしょう😓 クズでなければ無能😤
誤字報告、感想、ありがとうございます!
修正しました……!
完結お疲れさまでした。とてもいい話でした。これからも頑張ってください
国外追放っていち貴族が決められることじゃないよね。
《父》に罪は下らなかったの?
「王族など生まれがいいだけの無能集団」…至言ですね!いつもそう思っていることなので全くもって同意します。(容姿がいいだけが取り柄の)を追加すれば100%ですね。
瘴気の穴が平均の10兆4000億倍!?
平均サイズが0.1mmだとすると、104万km!?
エキドナの能力(&魔力?)だけ活用する方法は無いものか……もったいないでしょ😅
楽しく読ませて頂いてます。
私は、こちらのサイトのみを利用していますので、これからもこちらで読ませて頂きますね。
途中で読めなくなった作品は残念でしたが、これからも楽しみに読ませて頂きます。
作品作りは大変でしょうが、頑張って下さい応援してます。
まさか、船まで吹き飛ばしちゃって どこかに漂着とか❓😅 あるいは、倒して浮かんでるリヴァイアサンの上とか❓😆
ウルトラマンだね、あのゴーレム。
レプリカと言いつつ実は本物だったりして。
どうやって借り出したかは知らないけど。
でも、レプリカで倍なのに、本物がそれ以上だとしたら壊した際の弱体化は相当きつそうだけど、やらかした当人に実感なし?
倍の杖で凄いって言うてる人も居るのにね。
意識しないと効果がないって事も有りえるのかしら。
この“神託の杖”、レプリカじゃなくて、本物だったりしてね。
瘴気漏れを火山に例えての説明、わからなくはないけど横に置いときましょ😅
そもそも、なんで孔が広がったんでしょうね❓ ラノベでは よく有るように、どこかのバカが目立つ手柄立てるためとか、研究バカの実験のせいとか、そういうのかな❓
魔道具の効果、どうやって確認したのかなぁ🤔 実証実験無しの理論だけとかコワいこと言わないといいなぁ😥 研究バカなら言いかねない。。。😓
火山の噴火と瘴気の漏れが同様な物とは限らないような。
地震が漏れの起因だとしても。
何処かで火山地帯に魔物が多いとかありましたっけ?
考えなしに瘴気溜まりの地下空洞の地上への経路が地震で拡がったくらいと思うてました。
何より火山関連だとして大地がこっちの地球と同様だとすると、マントル=瘴気になって、そんな物の上で生活してる事になるのは嫌だなぁ、と。
火山活動の活発化の度に魔物が大量発生するって事にもなりますよね?
地震が起き安いのは火山の近くかも知れませんが。
宮廷ギルドってボイルシャルルの法則知らないの?
巨大な噴火口をいきなり閉じると他のところに圧力が移るか巨大な熱量に変換されるよ…ちゃんと考えているというなら「他国だったら大穴が開いてもいい」と考えていことになり身勝手じゃない?
どっか別のところでいきなり噴火しても知らんってこと?
すいません。
ボイルシャルルの法則を知らんのは作者です……。
魔法とかも存在する世界なので物理法則的な話は目をつむっていただけると幸いです。
杖を手放して脳まで劣化してませんか?w
神託の杖…あら、まぁ。
それはさておき、他の行動は全てムダって…。
自己研鑽もそうだけど、魔物、トラブルに対する情報収集もムダ扱い?
性格的に聖女不適格なのでは?
能力が選定基準の第一条件だったのかも知れませんが、人格や能力の使い方も観とくべきでしたよね。
能力の有る性格破綻者に地位や権限を与えても危険なだけですものね。
もしかしたら、能力も杖有りでの合格で現在は不足とか?
採用時には年齢に今後の伸びも期待されてた、ってのもあったのかしら。
とにかく、採用を急ぎすぎたのが失敗の元?
嗜めてくれる人も周りに居なかったのかな?
修行を自分も見てたとエキドナは(心の中で)言ってますけど、そうすると当日にはエキドナも裏庭では杖を壊すことができないということになりますよね。山まで持っていって壊した❓ 遠隔魔法で壊した❓
あるいは、山で見ていたわけではない❓ 魔法で遠隔から見てたとか❓ 当日は見てないけど毎日やってるからという意味❓
ここまで性格が捻れたのは周囲の対応にも問題が有ったのでは❓元からの性格なら人格破綻者❗(>_<)
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。