クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗

文字の大きさ
174 / 288

財宝を全て売る覚悟

しおりを挟む
 一時間後――ついに千年世も合流を果たした。

「ただいまです!」
「おかえり、千年世。これで全員集合か」

 待機組の合流は難しいので、今のメンバーで活動をする。

「言われた通り、島の購入を完了しました」
「助かった。みんな、千年世の言う通りだ。神造島を購入した!」


「「「「「おおおおお~~~~~!!!!!」」」」」


 歓声が上がり、騒然となる。


「その神造島はどこにあるの~?」
「良い質問だ、艾。鹿児島にある。ほら、少し前に鹿児島港へ行ったろ?」
「うん」
「桜島の周辺だよ。鹿児島県霧島市らしい」
「あ~、あの辺りか」

 みんなも納得したようだ。

「神造島に移住して、当面は島に住む。で、財宝を“全て”売るぞ」
「それからは海外移住ですね?」
「そうだ、北上さん。俺たちが日本にいれば敵から狙われるだけの人生だ。そんなのは面倒すぎる! さっさと現金を作り、俺たちは自由を手に入れる」

 それが当面の目標だ。
 数日は櫛家のお世話になり、準備を整えていく。

 今日のところは散会とし、各々の部屋へ。

 俺は、北上さんと天音と同じ部屋。あとは月、星、桃枝のグループ、千年世、リコ、艾、大塚さんのグループに別れることになった。

 プランを練っていると、時間もあっと言う間に過ぎ――深夜を迎えていた。

「そろそろ寝よう、早坂くん」
「天音……そうだな、北上さんなんか珍しく先に寝ちゃってるし」
「うん、珍しいよね。いつも遅いのに」
「今までメンバーを集める為に動いてくれていたからな、その疲労もあるんだろう」
「ああ、そっか。じゃあ、少しだけ二人で……」

 天音は照れながらも、俺の手をにぎってきた。
 隙あらばこうして俺とイチャイチャしたいらしい。俺も天音とこういう時間を過ごせるのは嬉しい。

「分かった。少し、ゲームでもするか」
「パズルゲームのブヨブヨやろう」
「いいね」
「早坂くんが勝ったら、なんでも言うこと聞いてあげる」
「マジか」
「わたしが勝っても、なんでも言うこと聞いてあげる」
「なんて好条件なんだ……って、マテ。それでは、どっちにしても俺の勝ちじゃないか!?」

 よくよく考えたら、それって天音を自由にできるってことじゃないかっ。意味ねええええ!! いや……ありなのか。


「だめ?」
「だめじゃないけどさ。そこはせめて、俺になんでも命令できるでいいぞ」
「いいの~? 後悔するよ~?」

 ま、まさか……天音はこのゲームが得意なのだろうか。いやだけど、俺もブヨブヨは得意だ。
 ブヨブヨは、ぶよぶよしたスライムを色ごとに並べ、魔法コンボを決めて、相手におじゃまスライムを降らせまくり、天井まで積み上がると勝ちというパズルゲーム。

 色を上手く使い分け、魔法コンボをしまくれば瞬殺も可能だ。結構頭の使うゲームなのである。


「舐めんなよ、天音。俺は小さい頃から、このゲームをプレイしていた」
「お、偶然だね。わたしもよくパパとプレイしていたんだよね~」


 これは白熱したバトルになりそうな予感……!
 勝って天音を好き放題したい……!
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

先輩から恋人のふりをして欲しいと頼まれた件 ~明らかにふりではないけど毎日が最高に楽しい~

桜井正宗
青春
“恋人のふり”をして欲しい。 高校二年の愁(しゅう)は、先輩の『柚』からそう頼まれた。 見知らずの後輩である自分になぜと思った。 でも、ふりならいいかと快諾する。 すると、明らかに恋人のような毎日が始まっていった。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...