クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗

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神造島を購入した!

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 リコと相談をして数時間後――。

 メッセージアプリに連絡が入った。これは千年世からだ。


 千年世:島の購入手続き完了です!
 早坂:マジか! 早いな!
 千年世:買い手がまったくつかなくて、むしろ困っていたそうです。だから、契約も想像以上に早く進みましたよ~
 早坂:なるほどね。ちゃんとダミー会社を通してくれたか?
 千年世:もちろんです!
 早坂:ナイス。これで神造島は俺たちのものだ!
 千年世:手続きが終わったので、私も合流しますね
 早坂:分かった。位置情報を送る
 千年世:お願いします!


 俺は千年世に位置情報を送った。
 これでヨシ。
 あとは全員の集合と、必要なものをそろえるだけだ。

 可能な限り生活必需品を準備していく。


 さらに数時間後……。


 日が沈み、夜を迎えた頃に北上さんが戻ってきた。


「ただいまです」
「北上さん! 戻ったか!」
「仲間を連れてきました。全員ではないですが」

 北上さんの後ろには、桃枝、艾、月、星、大塚がいた。待機組以外はそろったな。あとは千年世だな。


「久しぶりだな、みんな!」


 挨拶をすると月が「兄様、会いたかったです」と飛び込んできて、星も同じように抱きついてきた。


「あ~、ずるーい。私も~!」
「も、桃枝も!?」


 更に続くように艾と大塚も。
 天音とリコも飛び込んできた――って、さすがにキツイ! こんな多人数を受け止められないって!

 けど、幸せだっ……!


「みんな、千年世もあとで合流する。八重樫や大伊さんなど待機組以外は、これで全員そろう」

「ようやくだね、早坂くん」

 天音が俺の耳元でささやく。
 天然ASMRで耳が幸せすぎる――! って、そりゃいいや。


「神造島は手に入れた。残るは必要なものを買うだけ」
「ちょっと待って」
「どうした、艾」
「武器はあんの~?」
「大丈夫だ。武器はこの櫛家で大量にゲットした」
「あ~、そういうこと。凄い家だなって思ったけど、察した」
「察しが良くて助かる」


 談合はここまでにして、いったん晩飯にしよう。この人数だ、どこかで外食するのも楽しいかもな。


「飯にしよう」
「それなら大丈夫! こっちで買っておいたから」


 大塚さんがテーブルの上にビニールを置く。中になにか入っているらしい。
 置かれていく人数分の容器。
 これは……マックドナルドか!


「ハンバーガーとポテト、シェイクのセットとはな!」
「ジャンクフードも、たまにはいいでしょ?」
「そうだな、たまに食べるから美味いんだよな」


 人数分を配り終え、ポテトをいただく。
 俺は最初にポテトから食べる派だ。

 みんなと共にハンバーガーを食べ、これからのことを話し合った。
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