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一目惚れの出会い編
10 嫌悪は募り疲弊していく。
しおりを挟むと、まぁ。
数斗さんを取られまいと対抗心を、一度は燃やしたけれど。
だからって、数斗さんの恋人になると決めたわけでもないし。
それに、数斗さんを独占して、わざわざ彼女を怒らせるなんて、数斗さんに悪い。
その後、それとなく数斗さんと親しい仲を見せ付けたがるマナさんをかわす。
時折、数斗さんがどんなにいい人かと語るけれど、要約すれば、私にはもったいなさすぎる、っていう注意勧告。
へぇ。そうですねぇ。確かにぃ。
と生返事の同意するだけで、かわす。
数斗さんの方にも、傷心ネタを持ち込んでいくけど、数斗さんもさほど興味ないようで、あっさりと聞き流される。
みんなの前でしても、まともに慰めるのは真樹さんだけ。
そんな真樹さんにも『お前じゃねーよ』と毒を吐き捨てるものだから、イラッとする。
沸々とイライラが溜まってきた。
心身ともに疲弊してきたわ……。
「疲れた?」
「はい……へとへとですよぉ」
数斗さんに気遣われて、へにゃりと笑って見せる。
本当に心身ともに、へとへとです。
「じゃあ、お昼にしようか?」
「さっき通ったレストランなんてどうかな?」
マナさんがそう提案するけど。
「あのチキン、美味そうじゃない?」
「うん……いい匂い」
香りが漂うのは、照り焼きチキンだろうか。
オープンテラスで、何人かの客がテーブルベンチに座って堪能している姿が、遠目でも見えた。
広げた掌くらいのチキンレッグだ。
『は? チキンにかぶりつくとか、可愛くないし、手がベタベタになるじゃん。超無理~』
「うん、確かに、そうだね。でも、あっちのレストランのデザートが食べたいなぁ」
見た目重視の外面のいい腹黒女子マナさんは、やんわりと拒否して、甘えた声でレストランを推す。
「多数決にしません? 私、あのチキンが食べたいです」
パン、と軽く手を鳴らしながら合わせて、私は一票、入れた。
同じ女子がデザートに釣られなければ、不利だと一瞬で気付いたマナさんの顔が歪んだ。
「おれも! おれも、チキン食べたい!」
「おれも、あのチキンに一票」
「じゃあ、俺も。いい? 沢田ちゃん」
ぱあっと明るくなる真樹さんは喜んで、新一さんも一足先に歩き出す。
柔和に笑う数斗さんに、マナさんは表情を取り繕って「うん!」と頷いた。
でも『最悪!』と、マナさんは心の中で叫んだ。
してやったり。
と、嫌な女やってるなぁーっと、チキンにかぶりつきながら、自己嫌悪に陥る。
今日は髪型が乱れてもいいように、バレッタを持ってきたので、予め後ろにまとめて、照り焼きのタレがたっぷり塗られたチキンレッグを味わう。
マナさんはストレートの長い髪も気にして、口周りにタレがつかないようにと食べ方も気にして、イライラした様子だ。
彼らを悪く言った報いだもの。当然だ。
なんて思う一方で、それは私だけが知っているわけで、結局のところ、自己満足なんだよなぁーっと。
反省してしまう。
この能力を受け入れたのなら、もっと要領よく使いこなしていけないといけないのかもしれない。
嫌な声は振り切るみたいに無視を決めてきたけれど……。
人間みんなが、数斗さん達みたいにいい人ばかりじゃないってことは、ずっと前から知っていたじゃないか。
「七羽ちゃん、ほっぺ。ついてるよ」
「あ、どうも。数斗さんも、口の端」
「え? どこ? 拭いて?」
隣の数斗さんの手が伸びたかと思えば、ウェットティッシュで頬を拭われた。
自分で拭わずに、私に求めて顔を寄せてくる数斗さんも、相変わらず、グイグイくる……。
しょうがないから、ウェットティッシュで数斗さんの口元のタレを、ちょいっと拭う。
『あ”~イラつく!!』
「もうっ! 数斗くんと七羽ちゃんって、仲いい兄妹みたい!」
苛立ちを押し込んで、笑顔でマナさんが言い出した。
『えっ。なんでそういうこと言うの? 数斗が口説いてるって話したのに……』と真樹さんが、戸惑った声を心の中で零したけど。
「俺は七羽ちゃんのお兄ちゃんにはならないよ?」
『はっ……?』
ケロッと、数斗さんは言った。
私がさっき言ったのに…………信じてなかったのか、あるいは兄妹にしか見えないと、再度事実を突き付けたかったのか。
とりあえず、マナさんは自爆した。
「……やだ、ふふっ! だってさ、七羽ちゃん!」
ひやかすみたいに軽く笑うことで、マナさんは誤魔化す。
彼女の外面の厚さ、酷く凄すぎて、感服したくなる。
ここまで来ても、三人とも、すっかりマナさんを明るくて気の利くいい女友だちという認識だからか、腹黒さに全然気付いてない。
「どうしよう、お腹いっぱいになっちゃったなぁ。真樹くん、食べてくれる?」
『これ以上食べたら、口元がベッタベタで最悪。お腹空いたぁ』
「え? いいの? 間接キスだぞ~」
「もぉ~! 飲み物だってシェアしたことあるじゃん! 今更!」
『間接キスとか、どーでもいいじゃん。中学生かよ。うっざ』
綺麗に食べられないからって、真樹さんに押し付けるのに、変わらず笑顔で毒づくマナさん。
そんなランチを終えれば、全員が手洗いに行って、ベタベタしてしまった手を洗う。
マナさんも、化粧をばっちりとやり直す。
「数斗くん。ホント、七羽ちゃんにゾッコンだね? やっぱり付き合うの?」
マスカラを塗りながら、マナさんが直球で尋ねてきた。
口元の油を拭いながら、私は曖昧に笑う。
ここできっぱり否定すれば、その気になって、数斗さんにすり寄るんだろうと思うと、否定も出来なかった。
かといって、肯定する勇気はない。
「わかるよ……。数斗くんほどのかっこいい人だと、ちょっと怖じ気づいちゃうよね?」
『自分が釣り合わないチビブスって、自覚はあるんだ?』
「数斗くん、大学でほんっとにモテてたからねぇ……。でも、あんなに凄い人だと、釣り合わなくて、困っちゃうよね? 頑張ろうってしていくと、疲れちゃったりして……そういう経験あるから、心配だなぁ」
『どうせ、付き合えても、ボロボロになるだけだよ。アンタの努力なんて、無駄無駄。なんの足しにもならない』
心配の声と、貶す声。
交互に聞いていくと、頭がパンクしそうだ。
「相談には乗るからね! 頼って!」
「……はい。マナさんはとっても――――」
――――いい人。
だなんて、嘘をつきかけて、止める。
「気が利くいい女友だちだって、数斗さん達が言ってましたよ」
『当たり前じゃーん。それが、わたしの努力なんだからさ!』
いや、そんな努力、おかしいでしょ。
愛想笑いをした私は、サッとリップを塗り終えてから、先に手洗いから出させてもらった。
ジェットコースターで叫び、スッキリとして楽しむのに。
その分、毒づく心の声を聞いて、ストレス。
プラマイゼロ。
むしろ、ゴリゴリと体力も減っていくし、マイナスでは……?
グリグリと、足首を回して、歩き疲れた足をほぐす。
はぁー、と重たいため息をついた。
このままでは、彼女は、あの三人組のいつものメンバーに加わってしまうのだろうか。
あんな腹黒女子が、すんなりと入り込むなんて……最悪だ。
でも、止めるすべがない。
……本性を現せ! なんて問い詰めても、あんなに外面が完璧な人が、そう簡単に白状するわけがない。
私に巧みな話術が使えればっ! くっ……!
「どうしたの?」
「ひゃん!」
「あ、ごめん。驚かせちゃって」
『ひゃん……? 可愛い悲鳴……』
後ろから声がかけられて、飛び上がるように驚く。
振り返れば、数斗さんだ。
「ため息、深い感じだったけど、疲れちゃった?」
「えへへ……ちょっと」
心身ともに疲れてます。
「真樹があと二つ乗りたいのあるって言うけど、休み休みで行こうか?」
「あっ。でも、次のは早く乗りたいです!」
「わかった。行こう。無理はしないでね」
私が力を込めて言えば、眩しそうに微笑んで、数斗さんはそっと背中に手を添えて促してくれた。
でも、そのアトラクションに着く前に、マナさんが音を上げる。
「ごめーん、靴ずれ! ちょっと休ませて!」
「大丈夫? 見せて」
「大丈夫大丈夫」
『お前じゃないって真樹! ほんっと邪魔!』
近くのベンチにフラッと行ってしまうマナさんは、真っ先に心配してくれた真樹さんに毒づく。
……ホント、最低な人だ。
「絆創膏、ありますけど」
「あ、わたしもあるから、いいよー」
『ちゃちな女子力、見せ付けなくていいし』
遠慮して手を振るマナさんは、私の好意も拒否。
癇に障る人だ。
疲れもあって、過剰に苛立ちを感じてきた。
『傷心だって言っても、数斗は全然慰めてくれないし、牽制もイマイチで、不発ばっか。靴ずれもしちゃって、ほんっと最悪。この子、疫病神なの? もっと早く、数斗に泣きついておけばよかったぁ……坂田が早く破局を教えてくれれば…………ずっと数斗の隣を奪ってて、目障りだったのに、最後まで邪魔して』
ベンチで休憩することになっても、マナさんの黒い心の声は吐き捨てられ続けられる。
数斗さんったら…………モテる男は、こんな嫌な女性にまで付きまとわれて、可哀想。
「おれ、ちょっと飲み物買ってくる。誰か、いる?」
新一さんがそう言い出したけれど、全員が首を横に振ったので、通りの向こうにある自動販売機へ、一人で歩いていく。
その後ろ姿を見て、私はハッと思い出す。
新一さん!
マナさんのこと、いい子だと思っても、苦手だと言ってたよね!? 心の声だけど! 前に!
ちょっと聞いてみよう!
相談に乗ってくれるかな!?
「やっぱり、私も飲み物買ってきます!」
「あっ」
数斗さんがついてくると言うより先に、私は駆け足で新一さんの元まで行く。
「どうした、古川」と、振り返った新一さんが首を傾げる。
「あ、あのっ。いきなりでごめんなさいっ」
「え。何?」
「マナさんのこと、なんで苦手なんですか!?」
「!」
ギョッとした新一さん。
『おれ、そんなこと、古川に言ったっけ?』と、内心で首を捻る。
「すみませんっ。新一さん達が、私を妹分みたいに可愛がってくれるとはわかってはいるのです。新一さんも、私のことは、苦手意識……ないですよね?」
「うん、まぁ……そうだけど」
『妹扱い、バレてたのか……嫌がってないみたいだから、いっか』
「でも、新一さんは、マナさんのことは距離を置いてますよね……理由とか、あります?」
『……何が言いたいんだ?』
「別に……おれは、なんとなく苦手ってだけだよ」
そうやり取りをしながら、新一さんは飲み物を買う。
私も口実にして来たので、一つ買った。
「単刀直入に言ってくれない? 長話は出来ないだろ」
「は、はい……私も、その…………マナさんが苦手なんです」
急かす新一さんに率直に答えれば、意外そうに目を見開かれる。
「沢田に、何か言われたのか?」
私は、首を左右に振った。
チラリと、横目で私も新一さんも、彼女を見る。
でも、彼女だけを見ているとは、ここからではわからないだろう。
心の声も、意識を傾けさえしなければ、聞こえてこない距離。
「ずっと……悪意を感じるんです」
「悪意? あの沢田から?」
「ええ、はい……直接、はっきり、何か言われたわけではないですが…………数斗さんとは、釣り合わない、て……そんな話が目立つというか」
「……悪意を持って、数斗に近付けさせないようにしてる、とか?」
「はい……すみません。せっかくみんなが紹介してくれた人なのに……どうしても、だめで……空気を悪くしたくないんですけど……もう、疲れてきてしまって……すみません」
新一さんは、女子のよくある悪口の言い合いは嫌悪している。
だから、こうして相談するのは、賭けだった。
逆に、私が仲を引き裂く、腹黒女子だと思われかねない。
『……まさか。朝から数斗が心配してたのって、マジで沢田を苦手に思ってた古川の様子に気付いてたから? あの沢田が……数斗を狙ってるのか? ……でも……手、震えてるんだよな……演技じゃなくて、勇気出して相談しに来てくれたんだろうな……』
飲み物を包んで、お腹の前で組んでいた手。
また露骨に震えてしまったようで、ギュッと力を込めて堪える。
「古川は、悪意とかに敏感なの?」
「……そう、だと、自負してます。家庭が、ちょっと……複雑で、昔から顔色ばっかり」
「あーちょい待ち。その家庭の話、数斗には話した?」
いえ……、と首を横に振った。
「なら、数斗に話してくれ。こうやって話してても、数斗は不安がってるだろうからさ。……敏感なら、わかるだろ?」
「……はい」
数斗の気持ちを配慮すべきだ。
理解していると、小さく頷く。
「あと、空気とか、そんな気にしなくていいから。我慢することないって」
『朝から、ずっと我慢してたとか……。こういう子、ほんっと損するんだよな』
「でもっ……楽しみにしてましたし……今日は、楽しみたくて……」
「いいんだって。また改めて、来ればいいじゃん」
『コイツは、ちょっとワガママになった方がちょうどいいな』
仕方なさそうに笑った新一さんは、手を伸ばしたかと思えば、私の頭をひと撫でする。
すぐに、バッと手を引っ込めた。
「わ、悪いっ」
『つい! やらかした!』
「やば……数斗、見てる? 怖くて見れねぇ」
「わ、私だって怖いですっ」
「ぷっ! ちょっ! 数斗が怖いってこと!? そう思うのか!? おいおいっ!」
顔色を悪くしたのに、私の返答に噴き出して笑い出す新一さん。
『あの数斗を怖いって思うって、どういうことだよ!? ウケる! 何があったし!』と、おかしそうにお腹を押さえた。
い、いやだって…………怒ると怖いですもん。
殺すって、激おこしてた声、かなり怖かったですよ?
「と、とりあえず。数斗が元凶なら、数斗に相談した方がいい。連れて来るから、ここで待って。そしたら、なるべく沢田から引き離してやるよ」
「……至り尽くせりです」
「いいよ。ぷくくっ」
「笑いすぎです!」
ひらりと手を振った新一さんは、そのまま振り返ることなく戻って、数斗さんに声をかけて私を指差す。
数斗さんは慌てたように、こちらに早々と駆け付けてきてくれた。
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