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5】そういうとこだぞ
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5】そういうとこだぞ
俺はさておき、やはりモテ続ける春樹が未だに彼女が居ないことが不思議らしい。俺も何でだろうとは思うが、本人が恋愛に興味が無いのかもしれない。俺は人並みにあるけれど、拗らせたままだし。それに、もし聞いたとしてだ。「実は好きな人がいる」なんて春樹に言われたら。多分暫くどころじゃないくらい立ち直れないし、聞くのが怖い。
「……」
さて、どうしてこんな話をしているかというと、理由は一つだ。
「だぁ~~! なぁ、何で春樹ってモテるのに彼女作らんの?」
「本当、本当。この前葵にも話したけど、暫く春樹は彼女が出来ないだろうなぁで終わって」
これだ。山口と田中が、昼休みに聞いているからだ。この前終わったと思ったが、気になっているらしい。(まぁ、分からなくもない)だが! だ!
「この前、その話終わったんじゃなかったのか?」
意訳すれば、正直この手の話は春樹本人にしないでくれ。だけれど、春樹は二人の問いに、いつもの様子で笑いながら言った。
「ちょっ。俺が居ない間に、葵と恋愛話してるんだよ~!」
「いいじゃん。俺だったら、即OKするのに、謎だなって。それに、春樹だけじゃなくて、葵だって実はモテてるって言ったら、葵は嬉しそうだったし。なぁ?」
「まぁ、モテてるって聞いて嫌な気はしないよな」
(や、やめろー! 俺にも、そんな話を振るなー!)
「ふーん」
山口と田中の普段の様子から、この回答がきっと普通なはず……! と答えてみた。春樹が俺の方を見つめる視線が痛い。
「まぁ、俺もさ。好意を向けられるのは嬉しいよ? 嬉しいけど、相手の本当の好きに気持ちがないのに向き合うのって俺は出来ないだよ」
いつもの答えに、二人が黙る。ちゃんと相手のことを、真剣に考えてるところも好きだ。
「付き合ってみたら、好きになるって可能性は?」
「うーん。そういうのも、あるかもしれないけど。俺はないかなぁ……。それに」
「「「それに?」」」
「俺は恋愛より、葵と一緒にいる方が楽しいし」
「なっ……!」
ドキドキドキ。
「「はぁ~~」」
まさかの答えに焦る俺。二人は、誰だこりゃと、溜息をついた。
「幼馴染の絆強いなぁ~~」
「俺のことは良いから、二人とも彼女作れよ」
「出来たら苦労しないっての!」
「そうだそうだ~!」
「こーら。二人とも、春樹と葵に迷惑かけないの」
助け船が入った中、あははと昼休みが過ぎた。
「葵」
「うん?」
「葵は? 葵は恋愛より俺と一緒にいる方が楽しい?」
「そうだな」
そういうとこだぞ、春樹。くそぅ、無駄に顔も良くて好きだってなるじゃないか。ていうか、俺が好きなのはお前だから、答えは一つしかないんだっつーの。
*******
俺はさておき、やはりモテ続ける春樹が未だに彼女が居ないことが不思議らしい。俺も何でだろうとは思うが、本人が恋愛に興味が無いのかもしれない。俺は人並みにあるけれど、拗らせたままだし。それに、もし聞いたとしてだ。「実は好きな人がいる」なんて春樹に言われたら。多分暫くどころじゃないくらい立ち直れないし、聞くのが怖い。
「……」
さて、どうしてこんな話をしているかというと、理由は一つだ。
「だぁ~~! なぁ、何で春樹ってモテるのに彼女作らんの?」
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「いいじゃん。俺だったら、即OKするのに、謎だなって。それに、春樹だけじゃなくて、葵だって実はモテてるって言ったら、葵は嬉しそうだったし。なぁ?」
「まぁ、モテてるって聞いて嫌な気はしないよな」
(や、やめろー! 俺にも、そんな話を振るなー!)
「ふーん」
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「まぁ、俺もさ。好意を向けられるのは嬉しいよ? 嬉しいけど、相手の本当の好きに気持ちがないのに向き合うのって俺は出来ないだよ」
いつもの答えに、二人が黙る。ちゃんと相手のことを、真剣に考えてるところも好きだ。
「付き合ってみたら、好きになるって可能性は?」
「うーん。そういうのも、あるかもしれないけど。俺はないかなぁ……。それに」
「「「それに?」」」
「俺は恋愛より、葵と一緒にいる方が楽しいし」
「なっ……!」
ドキドキドキ。
「「はぁ~~」」
まさかの答えに焦る俺。二人は、誰だこりゃと、溜息をついた。
「幼馴染の絆強いなぁ~~」
「俺のことは良いから、二人とも彼女作れよ」
「出来たら苦労しないっての!」
「そうだそうだ~!」
「こーら。二人とも、春樹と葵に迷惑かけないの」
助け船が入った中、あははと昼休みが過ぎた。
「葵」
「うん?」
「葵は? 葵は恋愛より俺と一緒にいる方が楽しい?」
「そうだな」
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