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第十四章 招かれざる客人
第十四話 竜に乗れる定員の問題
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翌日、朝靄も漂う早朝に、ルーシェはアルバート王子を背に乗せて王宮から飛び立った。
見送りに立ってくれた母マルグリッド妃が手を振っている姿が見えた。
あの後、リチャード王子が客室から退出した後、ルーシェはマルグリッド妃がくれたお菓子の袋を開けた。そこには四つ折りに畳んだ手紙が入っていた。中を開けて読んだところ、それはマルグリッド妃が書いた手紙で、妹のマリアンヌのことについて綴られていた。
王宮の妃の宮の建物の中とはいえ、口に出してマリアンヌの置かれている状況を詳細に話すことはリスクがある。そう感じたマルグリッドが、手紙をしたためたのだ。手紙を読み終わった後は、燃やして捨てて欲しいとまで書いてあった。
見つかって王宮へ連れ戻されることを、マルグリッドもマリアンヌも非常に恐れているのだ。
手紙には、マリアンヌが順調に妊娠を推移させていること。予定通り出産できるだろうことが綴られている。出産した後も、マリアンヌはヴィシュー侯爵家に留まることになるとあった。当初、マリアンヌはヴィシュー侯爵家に行くことを嫌がっていた様子だったが、元婚約者のレイモンドが時間をかけて根気よく説得して、今はその気持ちも随分と無くなっているという。
(結局、あの二人も巡り巡って結ばれることが運命だったのだろうか)
白い雲の上を、紫色の竜が風を切って飛んで行く。
空には眩しいほどの太陽が上がり、アルバート王子はゴーグルの下の目を細めた。
十四の年に、ザナルカンド王国の世継ぎの王子の元へ嫁がされ、それまでの婚約は破棄された。
そしてザナルカンド王国は滅び、身籠ったマリアンヌは帰国する。
今度は身を隠すため、元婚約者レイモンドの元へ行くことになったマリアンヌ。
たった十六歳の少女であるのに、その人生は随分と過酷だ。
今度こそ、彼女には平穏な生活を得て欲しかった。
高度も高く空を高速で移動する旅が済み、ルーシェは翼をはためかせながら、ハルヴェラ王国の城の広い中庭へ降り立った。今回の旅では、ハルヴェラ王国軍がルーシェを撃ち落とすことはないと事前に言われていたため、そのまま竜の姿のまま降下して着地した。馬に乗って移動するよりも断然スピードは速いし、気も楽である(馬は、竜であるルーシェを背に乗せることを嫌い、いつも落ち着かない様子なのである)。
紫色の竜が中庭に降りたことを見つけて、王宮の建物の窓から王子や王女が次々に顔を覗かせ、子供らしい甲高い歓声を上げていた。
「竜が来たよ!!」
「また来たよ」
近寄って来た兵士が、ルーシェの背から贈り物が入った木箱を慎重に下ろしてくれる。ハルヴェラ王国の国王に対しての、謝礼品である。やたらフットワークの良いハルヴェラ王国の王太子妃リンが、遠い北方のラウデシア王国まで足を運び、竜騎兵団の“消失”解消のために力を尽くしてくれたのだ。王族に対する謝礼の品である。その後、王の御前で木箱が開けられたが、美しい白豹の毛皮や革細工の製品、そして見事な銀細工の飾りなど、ため息が出るほど素晴らしい品々であった。
小さな紫色の竜を肩に止めているアルバート王子に対して、ハルヴェラ王国の国王は直々に礼を伝え、いつまでも滞在しても良いという言葉まで授けた。
それを聞いたリン王太子妃はニコニコ笑顔である。
後に、リン王太子妃はルーシェとアルバート王子の前で拳を握り締めて力強く言っていた。
「これで陛下の長期滞在の御墨付をもらったのだから、貴方達はずっとずーと、ハルヴェラ王国にいられるわよ!!」
ルーシェとアルバート王子は顔を見合わせる。
いや、ハルヴェラ王国国王は社交辞令としてそう言ったのではないか。調子に乗ってハルヴェラ王国にずっといることはマズイだろうとも思う。
しかし、リン王太子妃は指を振り「言質は取ったのよ。大丈夫、大丈夫」と調子良く言っていて、そば付きの女官メリッサと護衛の女騎士ガヴリエラの顔を引きつらせていた。
今回のハルヴェラ王国への出発の際、アルバート王子の護衛騎士バンナムは、彼もついて行くと強く主張した。ここ最近まったく王子と同行することのないバンナムは、自分が職責を果たしていないと責任を感じているようであった。だが、今回もまたアルバート王子はそれを断っている。
竜のルーシェの背に乗る定員は、大人二人までであった。贈り物の木箱の他、バンナムを乗せることは難しいし、スピードが落ちてしまう。そして今回、どれくらいの期間、ハルヴェラ王国に滞在することになるのか不明だ。伴侶のレネ魔術師を置いて遠く離れた国までバンナムを連れてくることには抵抗があった。そのことを口にすれば、バンナムは「私は王子の護衛の騎士です。伴侶と離れる覚悟は常にあります」と言って引き下がらないだろう。だから専ら、ルーシェの背に乗せることの出来る定員を理由にするしかなかった。
結局、バンナムはそれで竜騎兵団の拠点に置いていかれた。
表情には出さないが、どこか寂しそうなバンナムの様子に少しだけルーシェもアルバート王子も胸が痛かった。
今、ルーシェは小さな子供の姿を取って、アルバート王子の膝の上に座っていた。
そのことを思い出して、王子にぽつりと言う。
「俺がもっと大きくて立派な竜なら、アルバート王子、バンナム卿、レネ先生の三人を背中に乗せて移動できたのに」
そう言って、可愛らしく唇を尖らせている。
自分が小柄な竜であることが悔しかった。ウラノス騎兵団長の騎竜ウンベルトのようにまで大きくなれたらとは思わないが(騎兵団長の騎竜は巨竜で大量の人員を一気に運ぶことが可能だった)。四人くらいその背に乗せられたら随分と便利だと思う。
その時、アルバート王子の与えられている居室に一緒にいた、リン王太子妃がお茶を飲みながら言った。
「確かに貴方、小さな竜だものね」
リン王太子妃が竜騎兵団へ足を運んだ時、他の竜の姿も目にしていた。ルーシェは子竜を除けば一番小さな竜だったといえる。
それを指摘され、子供姿のルーシェは、頬を膨らませていた。
「……俺は小柄な竜だから、背中に乗せられるのは、大人二人が定員なんだ。今回、贈り物の荷物もあったせいで、アルバート王子の護衛騎士も運べなかった」
「別の竜にも一緒に来てもらって、運んでもらえば良かったじゃない」
「俺のスピードは、竜騎兵団一なんだ!! どの竜もついてこれないんだ!!」
そこだけはどこか誇らしげに、鼻の穴をフンと膨らませるように言うルーシェに、リン王太子妃は吹き出していた。小さい竜なだけあって、スピードは桁違いなのである。結局大きさをとるか速さをとるかといったところなのだろう。だが、竜騎兵団で遊軍の位置づけにあるアルバート王子としては、騎竜ルーシェのそのスピードと小回りの良さは貴重であった。
それから少し、リン王太子妃は考え込むような様子で言った。
「友親が、貴方達がハルヴェラ王国へ来るなら、遊びに来たいと言っていたのよね」
「そうなの。じゃあ、またあいつに会えるんだね!!」
「そうね。だから」
リン王太子妃はお茶の入ったカップを受け皿に戻し、笑顔で言った。
「友親が来た時に、“転移”魔法を使ってくれるように頼めばいいじゃない」
見送りに立ってくれた母マルグリッド妃が手を振っている姿が見えた。
あの後、リチャード王子が客室から退出した後、ルーシェはマルグリッド妃がくれたお菓子の袋を開けた。そこには四つ折りに畳んだ手紙が入っていた。中を開けて読んだところ、それはマルグリッド妃が書いた手紙で、妹のマリアンヌのことについて綴られていた。
王宮の妃の宮の建物の中とはいえ、口に出してマリアンヌの置かれている状況を詳細に話すことはリスクがある。そう感じたマルグリッドが、手紙をしたためたのだ。手紙を読み終わった後は、燃やして捨てて欲しいとまで書いてあった。
見つかって王宮へ連れ戻されることを、マルグリッドもマリアンヌも非常に恐れているのだ。
手紙には、マリアンヌが順調に妊娠を推移させていること。予定通り出産できるだろうことが綴られている。出産した後も、マリアンヌはヴィシュー侯爵家に留まることになるとあった。当初、マリアンヌはヴィシュー侯爵家に行くことを嫌がっていた様子だったが、元婚約者のレイモンドが時間をかけて根気よく説得して、今はその気持ちも随分と無くなっているという。
(結局、あの二人も巡り巡って結ばれることが運命だったのだろうか)
白い雲の上を、紫色の竜が風を切って飛んで行く。
空には眩しいほどの太陽が上がり、アルバート王子はゴーグルの下の目を細めた。
十四の年に、ザナルカンド王国の世継ぎの王子の元へ嫁がされ、それまでの婚約は破棄された。
そしてザナルカンド王国は滅び、身籠ったマリアンヌは帰国する。
今度は身を隠すため、元婚約者レイモンドの元へ行くことになったマリアンヌ。
たった十六歳の少女であるのに、その人生は随分と過酷だ。
今度こそ、彼女には平穏な生活を得て欲しかった。
高度も高く空を高速で移動する旅が済み、ルーシェは翼をはためかせながら、ハルヴェラ王国の城の広い中庭へ降り立った。今回の旅では、ハルヴェラ王国軍がルーシェを撃ち落とすことはないと事前に言われていたため、そのまま竜の姿のまま降下して着地した。馬に乗って移動するよりも断然スピードは速いし、気も楽である(馬は、竜であるルーシェを背に乗せることを嫌い、いつも落ち着かない様子なのである)。
紫色の竜が中庭に降りたことを見つけて、王宮の建物の窓から王子や王女が次々に顔を覗かせ、子供らしい甲高い歓声を上げていた。
「竜が来たよ!!」
「また来たよ」
近寄って来た兵士が、ルーシェの背から贈り物が入った木箱を慎重に下ろしてくれる。ハルヴェラ王国の国王に対しての、謝礼品である。やたらフットワークの良いハルヴェラ王国の王太子妃リンが、遠い北方のラウデシア王国まで足を運び、竜騎兵団の“消失”解消のために力を尽くしてくれたのだ。王族に対する謝礼の品である。その後、王の御前で木箱が開けられたが、美しい白豹の毛皮や革細工の製品、そして見事な銀細工の飾りなど、ため息が出るほど素晴らしい品々であった。
小さな紫色の竜を肩に止めているアルバート王子に対して、ハルヴェラ王国の国王は直々に礼を伝え、いつまでも滞在しても良いという言葉まで授けた。
それを聞いたリン王太子妃はニコニコ笑顔である。
後に、リン王太子妃はルーシェとアルバート王子の前で拳を握り締めて力強く言っていた。
「これで陛下の長期滞在の御墨付をもらったのだから、貴方達はずっとずーと、ハルヴェラ王国にいられるわよ!!」
ルーシェとアルバート王子は顔を見合わせる。
いや、ハルヴェラ王国国王は社交辞令としてそう言ったのではないか。調子に乗ってハルヴェラ王国にずっといることはマズイだろうとも思う。
しかし、リン王太子妃は指を振り「言質は取ったのよ。大丈夫、大丈夫」と調子良く言っていて、そば付きの女官メリッサと護衛の女騎士ガヴリエラの顔を引きつらせていた。
今回のハルヴェラ王国への出発の際、アルバート王子の護衛騎士バンナムは、彼もついて行くと強く主張した。ここ最近まったく王子と同行することのないバンナムは、自分が職責を果たしていないと責任を感じているようであった。だが、今回もまたアルバート王子はそれを断っている。
竜のルーシェの背に乗る定員は、大人二人までであった。贈り物の木箱の他、バンナムを乗せることは難しいし、スピードが落ちてしまう。そして今回、どれくらいの期間、ハルヴェラ王国に滞在することになるのか不明だ。伴侶のレネ魔術師を置いて遠く離れた国までバンナムを連れてくることには抵抗があった。そのことを口にすれば、バンナムは「私は王子の護衛の騎士です。伴侶と離れる覚悟は常にあります」と言って引き下がらないだろう。だから専ら、ルーシェの背に乗せることの出来る定員を理由にするしかなかった。
結局、バンナムはそれで竜騎兵団の拠点に置いていかれた。
表情には出さないが、どこか寂しそうなバンナムの様子に少しだけルーシェもアルバート王子も胸が痛かった。
今、ルーシェは小さな子供の姿を取って、アルバート王子の膝の上に座っていた。
そのことを思い出して、王子にぽつりと言う。
「俺がもっと大きくて立派な竜なら、アルバート王子、バンナム卿、レネ先生の三人を背中に乗せて移動できたのに」
そう言って、可愛らしく唇を尖らせている。
自分が小柄な竜であることが悔しかった。ウラノス騎兵団長の騎竜ウンベルトのようにまで大きくなれたらとは思わないが(騎兵団長の騎竜は巨竜で大量の人員を一気に運ぶことが可能だった)。四人くらいその背に乗せられたら随分と便利だと思う。
その時、アルバート王子の与えられている居室に一緒にいた、リン王太子妃がお茶を飲みながら言った。
「確かに貴方、小さな竜だものね」
リン王太子妃が竜騎兵団へ足を運んだ時、他の竜の姿も目にしていた。ルーシェは子竜を除けば一番小さな竜だったといえる。
それを指摘され、子供姿のルーシェは、頬を膨らませていた。
「……俺は小柄な竜だから、背中に乗せられるのは、大人二人が定員なんだ。今回、贈り物の荷物もあったせいで、アルバート王子の護衛騎士も運べなかった」
「別の竜にも一緒に来てもらって、運んでもらえば良かったじゃない」
「俺のスピードは、竜騎兵団一なんだ!! どの竜もついてこれないんだ!!」
そこだけはどこか誇らしげに、鼻の穴をフンと膨らませるように言うルーシェに、リン王太子妃は吹き出していた。小さい竜なだけあって、スピードは桁違いなのである。結局大きさをとるか速さをとるかといったところなのだろう。だが、竜騎兵団で遊軍の位置づけにあるアルバート王子としては、騎竜ルーシェのそのスピードと小回りの良さは貴重であった。
それから少し、リン王太子妃は考え込むような様子で言った。
「友親が、貴方達がハルヴェラ王国へ来るなら、遊びに来たいと言っていたのよね」
「そうなの。じゃあ、またあいつに会えるんだね!!」
「そうね。だから」
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