姫様は平民騎士のお嫁さんになりたい

柴田

文字の大きさ
20 / 29

ep.20

しおりを挟む


 ぬかるんだ陰唇に撫でられて、アーサーはたまらず目を見開いた。まずグレイスの白く瑞々しい裸体が目に飛び込んできて、眩しそうに目を細める。次にその視線は下に向かい、柔らかな媚肉の下敷きにされた己の赤黒い陰茎を映した。
 アーサーの視線がそこに集中していることを意識して、グレイスは腰を蠢かせる。グレイスの蜜壺から滴った愛液を塗りつけられ、アーサーの陰茎はてらてらとなまめかしく光っていた。卑猥な光景にアーサーが息を呑むと同時に陰茎が跳ねる。

 にゅり、ぬちゅ、とグレイスが腰を揺するたびに淫らな音がそこから生まれ、彼女のぬるついた陰唇が己のものを上下に舐め回す。アーサーはたまらず布を噛み締めた。

「あ、あっ……きもち、い……っ、はぁ、アーサー……」

 夢中になって秘所を擦りつけるグレイスは、アーサーの張り出したカリ首が陰核を掠めるとびくびくと身体を震わせていた。グレイスの膣奥からはどんどん愛液が溢れ、腰を揺らすうちにぬるぬると滑ってしまいうまく肉竿に寄り添えなくなってくる。
 そしてついに、にゅぽっと先端が膣口にはまってしまった。

「あっ……」
「……ッ」

 甘えた声を漏らしたグレイスのそこは、亀頭を啄むようにひくひくと開閉を繰り返した。グレイスが腰を下ろしてしまえばそのまま中に入ってしまうだろう。
 アーサーの腰も震えていて、身体が勝手に動きそうになるのを耐えているのか、彼の首筋には血管のスジがくっきりと浮かんでいた。

 グレイスはそんなアーサーの様子を見て笑みを浮かべると、そっと腰を浮かせた。膣口と亀頭とを愛液の糸が繋いだまま温もりが離れていく。アーサーが無意識に切なげな息を吐くと、グレイスはまた腰を下ろし膣口と亀頭とを密着させた。まるでキスをするかのように、ちゅ、と音が鳴る。グレイスは何度もそれを繰り返した。

 アーサーの額にはじっとりと汗が滲んでいて、重なった肌も熱い。ぬかるみに亀頭が触れるたびに低く呻いて、じっと耐えているようだった。
 もしアーサーの手足が自由だったなら、媚薬に支配された彼に腰を力強くわし掴まれて乱暴に肉棒を突き入れられていただろうか。そんな想像をするとぞくぞくと背筋を興奮が走り抜ける。媚薬のせいでもいい。アーサーに必死に求められてみたかった。

「アーサー、挿入れたい?」
「……っ、ん、んん」

 アーサーは少し迷うような間を置いたあと、首を横に振る。こんなに陰茎は硬く大きくなっているというのに、アーサーの理性は随分と強靭なようだった。
 一時の欲に身を任せ、皇女の身体を暴いた責任を取らされたくないからだろうか。グレイスは拒否するアーサーの姿に少し傷ついたのを隠すために笑みを浮かべ、自らの下半身へ手を伸ばした。

「わたくしは、挿入れたいわ」
「う……っ」

 アーサーの亀頭を手のひらで押さえ、自らの陰核にすりつける。もう片方の手で陰核の包皮を剥くと、赤く尖った小さなそこをアーサーのカリの段差に引っ掛けるようにした。いつまでも幼気な少女だと思い込んでいたグレイスの秘所は男を誘うように色づき、頭がクラクラしそうなほどの芳香がアーサーを襲う。

 見ていられなくて顔を上げれば、豊かな胸がグレイスの動きに合わせて揺れていた。可愛らしい薄紅色の乳首が触れてほしそうに主張している。
 もっと視線を上げれば、婀娜っぽく唇を半開きにして、火照った顔でアーサーを見つめる濡れたまなざしに絡め取られてしまう。
 そして瞼を閉じれば、卑猥な水音と荒く上擦った呼吸音、それから甘ったるい喘ぎ声が鼓膜を犯した。コリコリと亀頭に触れる感触の生々しさに、アーサーの吐く息が震える。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

コワモテ軍人な旦那様は彼女にゾッコンなのです~新婚若奥様はいきなり大ピンチ~

二階堂まや♡電書「騎士団長との~」発売中
恋愛
政治家の令嬢イリーナは社交界の《白薔薇》と称される程の美貌を持ち、不自由無く華やかな生活を送っていた。 彼女は王立陸軍大尉ディートハルトに一目惚れするものの、国内で政治家と軍人は長年対立していた。加えて軍人は質実剛健を良しとしており、彼女の趣味嗜好とはまるで正反対であった。 そのためイリーナは華やかな生活を手放すことを決め、ディートハルトと無事に夫婦として結ばれる。 幸せな結婚生活を謳歌していたものの、ある日彼女は兄と弟から夜会に参加して欲しいと頼まれる。 そして夜会終了後、ディートハルトに華美な装いをしているところを見られてしまって……?

次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました

Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。 そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。 お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。 挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに… 意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。 よろしくお願いしますm(__)m

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

婚約破棄ブームに乗ってみた結果、婚約者様が本性を現しました

ラム猫
恋愛
『最新のトレンドは、婚約破棄!  フィアンセに婚約破棄を提示して、相手の反応で本心を知ってみましょう。これにより、仲が深まったと答えたカップルは大勢います!  ※結果がどうなろうと、我々は責任を負いません』  ……という特設ページを親友から見せられたエレアノールは、なかなか距離の縮まらない婚約者が自分のことをどう思っているのかを知るためにも、この流行に乗ってみることにした。  彼が他の女性と仲良くしているところを目撃した今、彼と婚約破棄して身を引くのが正しいのかもしれないと、そう思いながら。  しかし実際に婚約破棄を提示してみると、彼は豹変して……!? ※『小説家になろう』様、『カクヨム』様にも投稿しています

処理中です...