姫様は平民騎士のお嫁さんになりたい

柴田

文字の大きさ
21 / 29

ep.21

しおりを挟む


「アーサー」

 呼ばれて瞼を開くと、グレイスの顔がすぐ目の前にあった。熱い吐息がアーサーの唇を掠める。

「アーサーが、ここに欲しいの」

 ここ――そう言われて視線を下げると、グレイスの指が秘所に触れていた。割れ目を彼女の細い指が上下になぞる。
 新雪のようなそこを己の陰茎が踏み荒らす光景を想像するだけで、アーサーは興奮と共に背徳感のようなものを抱いた。自分のような男が穢していい場所ではないと思ったのだ。

 しかしそこを最初に暴いたのは、ほかでもないグレイスの指だった。
 愛液をまとわせた細い指が、ゆっくりと蜜壺に飲み込まれていく。抵抗もなく指を飲み込んだそこは、慣れたようにグレイスの指を受け入れていた。

「…………?」

 混乱するアーサーの膝の上で、グレイスの指が秘所をゆっくりと出入りする。にゅる、にゅぷ、と媚肉を撫でる自身の指の感触にグレイスは甘い声さえ上げていた。

「あっ、んん、……ふ、う……っ、あ、あッ」

 やがて指を2本に増やしても膣口は容易に飲み込み、ときには赤い媚肉をアーサーの目に晒す。中から溢れた愛液がアーサーの陰茎の上に滴り落ち、竿をつーっと伝っていった。

「は、ぁ……っ、あ! ん、ん、……ッ、アーサー、……アーサーっ、はあ……あっ」
「…………」

 グレイスは手慣れた様子で自らのそこを指で犯している。もう片方の手は、陰核を撫でていた。アーサーを見つめながら自慰に耽るグレイスは、びくびくっと全身を震わせて達したようだった。きつく収縮するそこへ、もう1本指が増える。グレイスの細い指とはいえ、新雪のようだと思っていた彼女の女陰はみだりがわしく3本の指を咥えこんでいた。

「アーサー」
「……っ」
「もう何年も、自分でしてたわ」
「ふ、……ふ、……」
「あなたのをわたくしのここに挿入れる想像をして、何度も、何度も……」

 鈴口に先走りがぷくりと浮かび、脈打つ幹を伝い流れていく。アーサーの息は胸板が上下するほど荒く弾んでいて、引き攣れた下腹部にも血管が浮いていた。
 グレイスの指がゆっくりと中から引き抜かれる。愛液がどっと溢れ、むわ、といやらしい熱気が陰茎を撫でた。女の性のにおいがアーサーの理性を引き剥がそうとする。

 グレイスは愛液に濡れた手でアーサーの陰茎を握ると、蜜壺へと導いた。男を受け入れる準備ができている膣口が、亀頭にむちゅりと触れる。手の中の陰茎は大きく跳ね、まるで心臓のようにどくどくと脈打っていた。

「ふー……っ! ふー……っ!」
「挿入れたい?」
「んん……!」
「我慢強いのね」

 アーサーは頑なに首を横に振る。しかしグレイスはそれを気にした様子もなく、陰茎にぐっと腰を押しつけた。亀頭がくぷりと蜜壺に飲み込まれ、グレイスは入り口を押し広げる熱と質量に思わず熱い息を吐き、アーサーは奥歯を食い縛る。

 グレイスの中はとろとろと柔らかく解れ、アーサーの亀頭を抱擁するように包み込んだ。奥へと誘うように蠢く襞に、腰を突き上げてしまいたい衝動に駆られる。しかしアーサーがそんな凶行に及ぶよりも先に、グレイスがゆっくりゆっくりと腰を下ろしていく。
 アーサーの太い陰茎は、グレイスが何年も自ら慰めて柔らかくしたはずのそこをみちみちに押し広げた。痛みと圧迫感も確かにあるのに、それ以上に満たされる。長い陰茎が胎内を貫いていくたびに、グレイスは軽く達していた。

「あ、あ、あぁっ……!」
「…………ッ!」

 アーサーの手首と足首を縛ったロープがギシギシと悲鳴を上げている。とろけきった蜜壺に締めつけられる凄まじい快感に、アーサーは必死に射精を堪えた。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

【完結】好きでもない私とは婚約解消してください

里音
恋愛
騎士団にいる彼はとても一途で誠実な人物だ。初恋で恋人だった幼なじみが家のために他家へ嫁いで行ってもまだ彼女を思い新たな恋人を作ることをしないと有名だ。私も憧れていた1人だった。 そんな彼との婚約が成立した。それは彼の行動で私が傷を負ったからだ。傷は残らないのに責任感からの婚約ではあるが、彼はプロポーズをしてくれた。その瞬間憧れが好きになっていた。 婚約して6ヶ月、接点のほとんどない2人だが少しずつ距離も縮まり幸せな日々を送っていた。と思っていたのに、彼の元恋人が離婚をして帰ってくる話を聞いて彼が私との婚約を「最悪だ」と後悔しているのを聞いてしまった。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る

家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。 しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。 仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。 そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...