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ep.20
ぬかるんだ陰唇に撫でられて、アーサーはたまらず目を見開いた。まずグレイスの白く瑞々しい裸体が目に飛び込んできて、眩しそうに目を細める。次にその視線は下に向かい、柔らかな媚肉の下敷きにされた己の赤黒い陰茎を映した。
アーサーの視線がそこに集中していることを意識して、グレイスは腰を蠢かせる。グレイスの蜜壺から滴った愛液を塗りつけられ、アーサーの陰茎はてらてらとなまめかしく光っていた。卑猥な光景にアーサーが息を呑むと同時に陰茎が跳ねる。
にゅり、ぬちゅ、とグレイスが腰を揺するたびに淫らな音がそこから生まれ、彼女のぬるついた陰唇が己のものを上下に舐め回す。アーサーはたまらず布を噛み締めた。
「あ、あっ……きもち、い……っ、はぁ、アーサー……」
夢中になって秘所を擦りつけるグレイスは、アーサーの張り出したカリ首が陰核を掠めるとびくびくと身体を震わせていた。グレイスの膣奥からはどんどん愛液が溢れ、腰を揺らすうちにぬるぬると滑ってしまいうまく肉竿に寄り添えなくなってくる。
そしてついに、にゅぽっと先端が膣口にはまってしまった。
「あっ……」
「……ッ」
甘えた声を漏らしたグレイスのそこは、亀頭を啄むようにひくひくと開閉を繰り返した。グレイスが腰を下ろしてしまえばそのまま中に入ってしまうだろう。
アーサーの腰も震えていて、身体が勝手に動きそうになるのを耐えているのか、彼の首筋には血管のスジがくっきりと浮かんでいた。
グレイスはそんなアーサーの様子を見て笑みを浮かべると、そっと腰を浮かせた。膣口と亀頭とを愛液の糸が繋いだまま温もりが離れていく。アーサーが無意識に切なげな息を吐くと、グレイスはまた腰を下ろし膣口と亀頭とを密着させた。まるでキスをするかのように、ちゅ、と音が鳴る。グレイスは何度もそれを繰り返した。
アーサーの額にはじっとりと汗が滲んでいて、重なった肌も熱い。ぬかるみに亀頭が触れるたびに低く呻いて、じっと耐えているようだった。
もしアーサーの手足が自由だったなら、媚薬に支配された彼に腰を力強くわし掴まれて乱暴に肉棒を突き入れられていただろうか。そんな想像をするとぞくぞくと背筋を興奮が走り抜ける。媚薬のせいでもいい。アーサーに必死に求められてみたかった。
「アーサー、挿入れたい?」
「……っ、ん、んん」
アーサーは少し迷うような間を置いたあと、首を横に振る。こんなに陰茎は硬く大きくなっているというのに、アーサーの理性は随分と強靭なようだった。
一時の欲に身を任せ、皇女の身体を暴いた責任を取らされたくないからだろうか。グレイスは拒否するアーサーの姿に少し傷ついたのを隠すために笑みを浮かべ、自らの下半身へ手を伸ばした。
「わたくしは、挿入れたいわ」
「う……っ」
アーサーの亀頭を手のひらで押さえ、自らの陰核にすりつける。もう片方の手で陰核の包皮を剥くと、赤く尖った小さなそこをアーサーのカリの段差に引っ掛けるようにした。いつまでも幼気な少女だと思い込んでいたグレイスの秘所は男を誘うように色づき、頭がクラクラしそうなほどの芳香がアーサーを襲う。
見ていられなくて顔を上げれば、豊かな胸がグレイスの動きに合わせて揺れていた。可愛らしい薄紅色の乳首が触れてほしそうに主張している。
もっと視線を上げれば、婀娜っぽく唇を半開きにして、火照った顔でアーサーを見つめる濡れたまなざしに絡め取られてしまう。
そして瞼を閉じれば、卑猥な水音と荒く上擦った呼吸音、それから甘ったるい喘ぎ声が鼓膜を犯した。コリコリと亀頭に触れる感触の生々しさに、アーサーの吐く息が震える。
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