あなたの月 8月

渋谷かな

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第43話を第1話にしたら完璧

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「できた! これなら第2話から日常の繰り返しで、いける!」
 できてしまった。プロ仕様の同じことの繰り返しの土台の第1話が。
「後は飽きても続けるだけ。」
 それが長寿アニメだ。あにめ制作者のプロも飽きているだろうが、お金のために同じ様な内容で何十年と続けている。
「できれば第1話に日常の1ページを持ってきたかった。」
 しかし、それでは1話の尺が長すぎる。2000字を超えてしまう。
「いや。それでも第一話に、これから繰り返しの日常の片鱗はあった方がいいのか?」
 確かに、それがベストだが、それは葉月とチキンの出会いの場面を描かなかった場合だ。
「葉月とチキンの出会いのシーンがあるから1話に、日常は書けない。」
 書くと3000字に到達してしまう。
「いや。プチにしよう。テーマは葉月の音痴だ。」
 思い立ったが吉日。早速短い文字数で足してこよう。

「できた!」
 300字の追加で完成。
「伏線も前もって書いているなんて、私って偉い。」
 300字を追加したので、その伏線を前に書き足そうとしたら、普通に書いていた。私って偉い。
「完成ね。」
 これで後は葉月の日常を描けばいいだけだから、何の問題もない。安全運転だわ。ドラえもんやアンパンマンのように。

「私って偉い。」
 とりあえず第2話を書いて、ここに戻ってきた。
「短編の連発か。」
 1000字以下の1話15分アニメのような単純な内容。
「お金のためにプロはこれを繰り返す。」
 後は続けるだけ。・・・・・・続くんだろうか?
「1000字以下でもOKにしよう。」
 それしかない。

「それよか問題発生だわ。」
 まだ5万字ちょっとの干支ちゃん。
「次のファンタジーの原案が生まれてきた。」
 これだけ緩くて可愛くて子供向けを書いてると、その衝動で残酷な物語が浮かんでくる。
「人間って、残酷な生き物ね。」
 まあ、この10万字は完全に創作の場になっているので、そんなに気にしなくていいや。たいして読んでくれる人もいないし。ネット小説投稿サイトは無料の漫画やゲームには勝てない。
「話題になって、初めて一般大衆の感心を引けるというだけ。」
 それ現実。
「その作品が面白いか面白くないかは関係ない。ただ「他の人が見るなら見よう」といういじめられたくない思考でしかない。」
 自分でその作品が面白いか面白くないかを判断できないのだ。
「それが現代人。」
 ただの自律神経失調症しかいない。
「責任を取りたくない。それだけだ。」
 2020年の生きている人間は哀れだね。
 つづく。
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